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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:ヨーロッパ企画第44回公演「インターネ島エクスプローラー」 劇場:本多劇場 日時:2026年1月24日13:00-15:10 料金:週末8500円 分類:演劇 座席:N列20番(後方右ブロック) 劇団:ヨーロッパ企画 作・演出:上田誠 音楽:王舟 舞台監督=大鹿展明 演出助手=山田翠 美術=長田佳代子 照明=葛西健一 音響=宮田充規 映像=大見康裕 衣装=大野知英 ヘアメイク=須山智未 演出部=杉浦訓大 文芸助手=中田歩 大道具=俳優座劇場舞台美術部(大橋哲雄) 小道具=山田翠 杉浦訓大 高橋かほり 磯村令子 中西美穂 鹿田大樹 中川義之 扇陸 後藤円香 酒井善史 宣伝美術:山下浩介 宣伝写真:神ノ川智早 宣伝スタイリスト:手塚陽介 宣伝へアメイク:大宝みゆき 出演: ハタノ:金丸慎太郎 キクチ:金子大地 ラウ:土佐和成 教授:永野宗典 ヒラタケ:石田剛太 ナオミ:藤谷理子 エマ:呉城久美 サイモン:酒井善史 カリブの男:諏訪雅 北欧の男:角田貴志 ヒマラヤの男:中川晴樹 解説: 冒険というものが世界から失われて久しくなりました。ここでいう冒険は言葉通りの冒険です。未踏のジャングル、天をつく絶峰、到達不能な極地。かつては冒険家たちをたぎらせたこれらの舞台も、今はすっかりシステムの中です。地表はGPSに覆われ、ネットワークがゆきわたり、地理的空白は埋められ、指先ふたつで世界のどこへでも分け入れるようになりました。南海に浮かぶ地図にない孤島。ある気象条件でないと開かないポータル。ありえない植生。破格の古代遺跡。隠された秘宝。とりあい。世界が滅ぶいいつたえ。そんなものは地上のどこにもないのです。だから絶対に×印のところへ行くなよ。屋根裏から出てきた祖父の日記にはそう書かれていた。隣のページには手描きの海図が。冒険のはじまりだ。 (上田誠) -------------------------------------------------------------------------------- 最初はハタノの一人語り。冒険に憧れて大学時代から冒険部に所属。若く結婚すれども、 インターネ島にはまりすぎて三行半、そして単独で南米からボートに乗って探索に出て 遭難、奇跡的にインターネ島に打ち上げられ、、、 奥に山(火山?)左側に巨大なモアイ、そして手前がビーチ、奥がジャングルのような 雰囲気。 インターネ島を探してたどり着いたハタノはモアイに感動、そして舞台上手に歩いていく と暗転、ハタノは今度は舞台下手から歩いて出てきます。どうやら別の場所らしいが、ほ ぼ同じ構図。ただここのモアイの上には花が咲いているので違う場所と認識できます。こ れからまた上手に出て行くと暗転そして下手から出てくると、また少しだけ何かが違う場 所。どうやらこの島には海岸に沿ってずっとモアイが並んでいるらしい。この左右に無限 ループっぽい(でもちょっとずつ違う)場所で、先住民やら、先に来ていた山師やら学者 やら、元同級生やらとあってわちゃわちゃする話。ごみ捨てて右に行くと次の場面ではな くなっているが、左へ行く(戻る?)と再度出現とか、南米エルドラドの元ネタがここ? とか、先住民に呪文を学ぶとモアイの目が光るとか、細かなネタや与太話多数。暗転する たびに暗闇の中で小道具スタッフさん大活躍!(多分)。キャストも袖に入ったかと思う と反対側までダッシュ!お疲れさまでした。 ある場所に行くとモアイの隣に拳が出ていて、実はそこには剣があった。先住民から呪文 を学ぶためには試練に通過しなくてはならなくて、回転椅子でグルグル回るのから始まり、 まるで宇宙飛行士の訓練!実はモアイ搭乗の準備であった! 物語がもっさりした感じのところはあったのと、キクチとエマが嫌な奴すすぎてちょっと ひいたのですが、終盤のモアイ搭乗から始まるぶっとび感でどうでもよくなりました。 なんとモアイの顔がバーンと前面にはずれると中がコックピットになっているのでした。 そして後ろの山が割れて宇宙船が!!最後は別の星!途中から出てきたカリブの男、北欧 の男、ヒマラヤの男も味わい深かった。 凄い運動量のハタノー金丸座長お疲れさまでした! PR 題名:劇団ジャブジャブサーキットVOL.64 創立40周年&ファイナルツアー「夜の横顔」 劇場:サンモールスタジオ 日時:2026年1月17日14:00-15:40 料金:4000円 分類:演劇 座席:2列目右側ブロック 劇団:劇団ジャブジャブサーキット 作・演出: 照明:福田 恒子 音響:椎名 KANS、長谷 太一 宣伝美術:石川 ゆき 出演: 弓原 君江:荘加真美(J)(宿の女将) 弓原 晃司:ナカガワアツキ (J&w)(女将の息子) 真栄平 珠姫:咲田 とばこ (J)(占い、イタコ) 二川 葉造:高橋ケンヂ(J)(警官&板前の二足のわらじ、村長) 神尾 唯史:コヤマ アキヒロ (F)(教授) 立花 衣都羽:林 優花(J)(虚言癖学生) 西ノ宮 茶良:森 千鶴(は)(学生、詐欺師の恋人) 赤瀬 辰彦:三角 ダイゴ(W&ひ)(学生、詐欺師) 菅田 柊平:栗木己義(J) (作家) 綿貫 翠子:伊藤すみか(W)(編集者) 端ヶ谷 直次郎:所晴巳(J)(亡霊、日本兵) 冷泉 蜜姫:所真知(J) (亡霊、イタコ) -------------------------------------------------------------------------------- 真ん中に長テーブルと椅子が6個、右奥に暖炉、左奥に棚、右端に狸の置物。 今回がファイナルツアーということで見に来ました。当日券出ていますが、ほぼ満員。 離島の宿の居間?で展開されるワンシチュエーションストーリー。時間は数日たちました。 オープニングは、男がPCに向かってタイピングしている横で、変な風に着物を着た婆さん がおやつをつまみ、「私ご飯食べましたっけ?」と聞いて去るところから。手が陰の手に なっており、亡霊?後ほど亡霊のひとりは成仏できないでいたイタコだとわかります。 そして、到着するのが大学ゼミのメンバー、この離島で遺構を巡検の予定。どうやら戦時 遺構らしい。そして最初から先生が行方不明。でも後で島のどこかで飲んだり、修理をし たり、飲んだりを続けていただけだったというオチ。学生同士お付き合いしている者あり、 最初の男は実は作家で毎年ここに来ているが、いまはスランプ。 島ではもうすぐ祭りがあり、それが他の場所と違って神様を捕らえて飼うというもの。 水鉄砲と捕虫網が必須道具。この島いろいろへんなことがあり、下手にお賽銭をあげると 亡霊をリリースするようなことになるとか。。 そこから幽霊で味付けされたミステリー風味の群像会話劇。学生の一人は半グレに操られ て、村長相手に詐欺を働こうとしたが説得されて夜逃げ、、彼女はおいてけぼり、作家は 妻がこの島で死んだ後妻が自分に祟っていると思っていたがイタコに救われる。編集者は 癌で余命わずか、この島に在住なら特効薬がある?警官兼板前、虚言壁学生、そして亡霊 コンビが良い味だしてました。 小さな舞台に大人数キャストの濃い舞台でしたね。 題名:賢治島探検記 2026 劇場:新国立劇場小劇場 日時:2026年1月14日14:00-15:50 料金:8000円 分類:演劇 座席:C1列2番(通路後ろ左端近く) 劇団:文学座、キャラメルボックス 原作 : 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「どんぐりと山猫」「セロ弾きのゴーシュ」 構成 : 成井 豊(演劇集団キャラメルボックス) 演出 : 西本由香(文学座) 美術 : 杉浦 充 照明 : 勝本英志 音響 : 早川 毅 衣裳 : 萩野 緑 演出助手 : 大月リコ 舞台監督 : 下柳田龍太郎 演奏指導 : ヤマハ音楽振興会 サヌカイト演奏指導 : 小松玲子 パーカッション演奏指導 : 斎藤祥子 イラスト&チラシ : チャーハン・ラモーン 宣伝映像 : 早瀬 努 SNS動画制作 : 永田敦也 宣伝 : キョードーメディアス ホームページ制作 : メテオデザイン プロデューサー : 清宮之禎 木村友香 協力 : 文学座 (株)ナッポス・ユナイテッド 出演: 第1話 どんぐりと山猫と馬車別当 (宮沢賢治『どんぐりと山猫』より) 一郎 : 石森美咲 山猫 : 栗田桃子 馬車別当 : 多田直人 どんぐり : 木村玲衣、宝意紗友莉、山下瑛司 第2話 注文の厳しい料理店 (宮沢賢治『注文の多い料理店』より) 紳士① : 筒井俊作 紳士② : 萩原亮介 山猫① : 原田樹里 山猫② : 渡邊真砂珠 猟師 : 石橋徹郎 犬 : 畑中智行、山下瑛司 第3話 ゴーシュ弾かれのセロ (宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』より) ゴーシュ : 栗田桃子 セロ : 石橋徹郎 楽長 : 宝意紗友莉 猫 : 畑中智行 カッコウ : 木村玲衣 子ダヌキ : 筒井俊作 母ネズミ : 原田樹里 子ネズミ : 山下瑛司 第4話 光速銀河鉄道の夜 (宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より) ジョバンニ : 多田直人 カムパネルラ : 渡邊真砂珠 先生・大学士 : 畑中智行 ザネリ・活版所所員 : 筒井俊作 マルソ・青年・活版所所員 : 山下瑛司 同級生・姉 : 石森美咲 活版所所長・弟 : 萩原亮介 灯台看守・カムパネルラの父 : 栗田桃子 車掌・母 : 宝意紗友莉 牛乳屋・鳥を取る人 : 原田樹里 同級生 : 木村玲衣 活版所所員・セロの声 : 石橋徹郎 ストーリー: 街の片隅の小さな空き地にやってきた、ある大学のゼミの一行。 「賢治島はここにあります」と教授が口を開く。 それを証明するため、教授と学生たちは宮沢賢治の童話の数々を芝居として上演することに―― 解説: 「賢治島はここにあります」 街の片隅の、小さな空き地で始まるストーリー。 「劇場がなくとも、美術や照明がなくとも、いつでもどこでも上演可能な芝居を」このコンセプトの下、演劇集団キャラメルボックスの成井豊が世に送り出した『賢治島探検記』。宮沢賢治の珠玉の名作群を原案とした本作は2002年の初演以来、多くの観客を魅了し続け、再演、再再演と、その度に進化を遂げながら繰り返し上演されてきました。 そして、宮沢賢治生誕130年という記念すべき年を迎える2026年、この不朽の名作に新たな息吹が吹き込まれます。日本の演劇シーンを牽引する文学座より、新進気鋭の演出家である西本由香を迎え、『賢治島探検記 2026』として、新たな一歩を踏み出すこととなりました。 -------------------------------------------------------------------------------- 左側にこじんまりとススキが生えています。その上に街灯。右側には大きなMの文字が傾き、 埋もれかけています。マクドナルドが滅んだ未来? そこにくる大学ゼミ一行。「賢治島はここにあります」と宣言するところから始まりました。 次は「で、何を探す?」各自がてんでに見つけてくるのが、どんぐり、塩壺、手ぬぐい、 そしておやつにもってきたりんご、それらは賢治の物語に出てくるアイテム!だからここは 賢治島!それを確認するために皆で賢治の作品を上演してみるのです。劇中劇ですね。 利用する小道具はミニマム、最初の山猫では枝だけ、セロ弾きではフライパンなどその辺の ゴミを組みたてた感じのセロ、銀河鉄道では椅子、豪華なごっこ遊びといった雰囲気。 多田さんだけ、批判的なまなざし、たぶんこれが初見客の見方でしょう。 劇中劇の合間には、フライパン、ごみ箱、鍋等を使ってまるでSTOMPのような演奏。 次にはみんなでリコーダーによるベートーベン田園。そして色んな音色が出る石?を叩いて の演奏。なんかみんなキラキラしてます。 短い時間ながら物語はきっちり描かれており、セロ弾きのクライマックスでは泣けました。 注文の多い料理店では腹筋50回、腕立て50回が注文され、腕立て伏せは舞台上で50回 やりきったのが凄い。 そして最後は「賢治島は心の中にあります!」私たちの想像力の中に賢治島があるのですね。 なんかしゅっとした舞台で良い感じでしたが、初演のキャラメルボックスも見てみたかった。 きっと暑苦しかったでしょうねえ。 題名:フラガール- dance for smile - 劇場:シアターコクーン 日時:2021年4月10日13:00-15:10 料金:S席10500円 座席:1階E列12番 作:羽原大介、李相日 総合演出:河毛俊作 構成演出:岡村俊一 出演: 谷川紀美子:樋口日奈(乃木坂46) 平山まどか:矢島舞美 木村早苗:山内瑞葵(AKB48) 安田愛里(ラストアイドル) 高橋龍輝、吉田智則、武田義晴、工藤潤矢 隅田杏花(劇団4ドル50セント)、朝倉ふゆな、吉田美佳子 近藤雄介、黒川恭佑、松本有樹純、濱田和馬、岩上隼也、草野剛 秋谷百音、大串有希、尾崎明日香、三橋観月、古田小夏、相吉澤栞音、Mirii 有森也実 ほぼ満席、でも当日券は販売していました。 男性比率が高い!、私が座った横1列は男性ばかり。 前列は女性が1人、その前は2人と演劇の舞台としては 異様なまでの男性比率。キャストの効果なのでしょうか。 舞台は常磐の炭鉱、炭鉱事業縮小に伴う首切りと新たな 事業として起こされたハワイアンセンターのダンサーの物語。 炭鉱リストラ+炭鉱夫の家族が他の方向で成功+親のスト破り とビリーエリオットと重なるところも多い物語ですが、 何かが違う。一山一家もきっとイギリスでも同じでしょうし、、 キャストの人数はさほど少ないわけではないのですが、 ダンサー役が多いので、物語進行役の人数がちょっとささやか というところが違いに効いてきているのでしょうか。 台詞を叫んでいるようなシーンはなんだかつか作品みたい。 そしてかなりくさいシーンが時々はいりますが、見事に 泣かされました。まわりも鼻水をすする音多数。 先生が最初にフラを踊って見せたときに、舞台の雰囲気が かわりましたよ。かなり美しい。そして早苗かわいい、早苗 センター希望w もちろん紀美子はクライマックスシーンでは 光り輝いていました。他のダンサーが赤系なのに紀美子だけ 真っ白、まさにセンター! これは再演されるでしょうね。アイドルをメインに据えて 健気に可愛く魅せるにはとてもよい枠組みだと思いましたよ 題名:ほんとうのハウンド警部 劇場:シアターコクーン 日時:2021年3月24日14:00-15:15 料金:S席12000円 座席:1階E列18番 作:トム・ストッパード 翻訳:徐 賀世子 演出:小川絵梨子 企画・製作:シス・カンパニー 出演:生田斗真、吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一 市松模様の客席利用、背景は鏡張り、なので向こう側にも客席が見えている (映っているわけですが)がちょっと不思議。頭上にシャンデリア、左右に テーブルと椅子、真ん中に絨毯。背景と思っていた鏡のカーテンがあがると 向こうも客席、批評家が座っているのでした。 批評家は二人、批評家同士の会話がなされていたかと思うと舞台上にいつの まにか?死体が!この死体、ついに一度もしゃべらず動かず(当たり前ですが) 中の人たいへんだろうなあ。 舞台上ではとてもクサイ芝居、いかにも受けなさそう。それを批評するのが 美辞麗句を重ねる批評家たち、芝居を持ち上げるための手練手管を使っており、 批評と批評家のパロディとでもいう感じ。あーあるよねー、この美文っぽい文章 と思っちゃいましたよ。舞台はミステリー、でもなんだかわけがわかりません。 そして批評家たちも商売敵とか浮気相手とか問題を抱えており。。 2度目のインターミッションに入った段階で、批評家のひとりがうっかり舞台上 の鳴っている電話を取り上げてしまいました。 そこからその批評家があるキャストの代わりに舞台の一員となってしまいます。 芝居はまた最初から、入れ替わった批評家以外はみな先ほどと同じ台詞、演技。 批評家だけは異なる言葉をしゃべっているのですが、うまく辻褄があっています。 実は死体は批評家のライバルだったことがわかり、、批評家は二人とも舞台に巻 き込まれ、それまで演じていた役者が今度は批評家の役回り、そして先ほどとは 正反対にクソみそに舞台をけなします。小気味よいくらい。これも全部どこかで 聞いたことあるような言い回しばっかりw 舞台上の現実と虚構がまじりあってしまい、最後はすごい力技でいろんなものを 結び付けて幕。 批評の慣行というもの自体を主題にして、メタシアターが味付けという作りで しょうか。オフブロードウェイでの舞台のセルフパロディを見ている気分になれ ましたね。批評読むのが好きなひとだとかなり楽しめると思います。 |
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