今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ナゲツナゲ ~太神楽若手の会~ 日時:2008年10月16日19:00-20:50(中入りあり) 劇場:なかの芸能小劇場 料金:前売り1800円 座席:劇場中央 番組:(記憶で書いているので順番はあやふやです) 獅子舞 仙志郎 太神楽解説 小花 五階茶碗 仙花 松田聖子 正二郎 祇園鞠、曲独楽 王楽 落語「読書の時間」 和助、仙志郎 茶番「曽我兄弟より大磯郭通い」 和助 咥え撥土瓶の曲 勝丸 花籠鞠 仙志郎、小花 ジャグリング 小花 皿回し 全員 傘回し 6割程度の入り、広報をもっとすれば客はいると思うんですけどねえ。 おめでたい獅子舞はたっぷり13分、こういうバージョン見るの初めてです。 五階茶碗は非常にテンポよくすすみました。 そのあとはびっくり!きらきら水色ドレスを着た仙花さんが、青い珊瑚礁! を歌うかと思いきや、PAでイントロだけがくりかえされて歌いだせません。 ギャグやらなくてもその衣装だけでインパクトありすぎw 正二郎さんの祇園鞠を見るのはたしか二度目、続飯付けが止まって見えて きれいです。扇を指先で持って、掌、手の甲、扇を少し開いてその中、 扇を全部開いて何箇所か、とまるで吸い付いて離れません。扇を閉じて 1up2up(日本語でなんていうだっけ?)、あい払い(ウィーブ)、 操りの鞠(コラムの上で扇を振る)といきました。 「読書の時間」ははじめて聞いた新作です。桂三枝師匠作なのですね。 おとうさんの本棚からエロ本に歴史小説のカバーがかかっているものを 持ち出していった息子が、学校の授業で読みあげてしまうというもの。 落ちもきれいについてます。なかなかおもしろい。 茶番は実はかなり楽しみにしてました。なかなか息の合ったコンビなので もっといろんなものを魅せてください。 土瓶は、2回転と取ってをひっかける技あり。微妙なバランスにはらはら どきどき。花籠鞠はかなりあっさり。 ジャグリングは、いすを使った上下のパッシングとテイクアウト、それ に水平のリングパッシングでした。ここだけ和服じゃありません。 皿回しは水戸太神楽と似たようなパターン。最後は全員で華やかに 傘回しをしてフィナーレ。こういう会を若手だけでやるのは初めてなの でしょうか。全体を通して、ちょっと緊張が見えてしまっている場面も。 もっと古い茶番とか古い芸を発掘して、新しい芸にして魅せてください。 名前の通り、どんどん続けて行ってほしいものです。 PR 題名:人形の家 日時:2008年9月28日13:35-16:25(途中休憩2回あり) 劇場:シアターコクーン 料金:S席9000円 座席:I列6番 演 出 デヴィッド・ルヴォー 出演: 宮沢 りえ ・・・・・・ ノラ・ヘルメル 堤 真一 ・・・・・・ トルヴァル・ヘルメル 山崎 一 ・・・・・・ ニルス・クロクスタ 千葉 哲也 ・・・・・・ ドクター・ランク 神野 三鈴 ・・・・・・ クリスティーネ・リンデ夫人 松浦 佐知子 ・・・・・・ アンネ・マリーエ(乳母) 明星 真由美 ・・・・・・ へレーネ(メイド) 子役:門脇大真・桐山和己・田村海都・土屋匠・会田未来・児玉萌々 客席改造して、劇場の真ん中に四角い舞台、私が座ったのは通常の客席方向、S席の最前列左 より、これより舞台に近いところがSS席でした。通常は舞台である位置にも客席がしつらえ てありました。 舞台のまわりに半透明の白い垂れ幕、その中で開演前から子供3人がボール遊びをしています。 舞台の上には、ソファ、イス、蓄音器、ヌイグルミ、いかにもちょっと甘い家庭といった雰囲 気。この舞台、実は全体が回り舞台で時々回って、客席からみる角度がかわっていました。そ して暗転したかと思うと舞台中央にノラが登場して物語が始まりました。 始まると息をする暇がないような濃密なサスペンスが繰り広げられたのです。全くダレ場があ りません。登場人物は全員がメリハリあるキャラのたちかたですばらしい。ノラは最初はすご く世間知らずでかわいい。内助の功を尽くすつもりで借金をしてしまい、借金取りに責め立て られます。旦那には自分のお小遣いということで無心をしたり、生活を切り詰めてお金を返し ているところがけなげでいじましい。ライティングもかなりよい。 旦那はうすっぺらな男、自己保身優先でわがままで、知り合いにいたらかなりめんどくさそう。 ノラは親と夫を助けたいのに、その行為に対して切れるな旦那。子育てにも疲れて行くノラ。 役者、照明、セット、すべてで盛り上げて極上のサスペンスにしたてていました。 問題はすべて解決されサスペンスとしては大団円に向かいます。 クライマックスになるのはその後、それを言っちゃあお終いだろうというセリフを旦那が喋っ て、、場の空気が一変しました。ノラが心変わりするのが見えるようです。実際見えていた のかも。そしてノラの長口上、自立する女の宣言、まさしく啖呵で遠山の金さんか水戸黄門並 のカタルシス。ノラがすごーーーーくかっこいい、惚れてしまいそう。 この戯曲が100年以上前に書かれたからびっくり、今でも十分に起こりえる話でしょう。、 演出家と役者それにスタッフが、がっぷりお四つに組んだ作品でした。 私がみた2008年ストレートプレイのベスト1です。 題名:大型舞剧《牡丹亭》(Large-scale Dance Drama The Peony Pavilion) 劇場:国家大剧院·歌剧院(NCPA-Opera House)(北京) 日時:2008年9月18日19:30-21:15 料金:380元(2番目に高いカテゴリ、その他480,280, 180, 120, 80) 座席:2階1列27番(2階最前列左側ブロックなかほど) 演出:南京军区政治部前线歌舞团、北京大都阳光艺术团 ストーリー:(公式Webより) 《牡丹亭》是我国明代戏曲大师汤显祖的经典戏曲作品。这个在四百年前讲述的爱情故事, 在今天从人性和审美两个高度去看,仍然有着不同凡响的意义。可以这么说,那是一次爱情 的梦幻之旅、一支心灵追索的自由之歌、一则关于生命的壮美宣言和一首浪漫动人的情感诗篇。 该剧的阵容强大,创作班底由曾获2007年CCTV春节联欢晚会歌舞类节目一等奖的舞蹈《 小城雨巷》的主创、获“荷花奖”金奖舞剧《妈祖》的部分主创等组成,聚集了国内著名舞 蹈、音乐、舞美、服装、灯光方面的专家。编剧郑欣,编导应志琪、吕玲、吴凝,作曲方鸣、 王崴、惠培峰,文学统筹、作词吴国平,舞美设计周丹林、苑野,服装设计莫小敏,灯光设 计王瑞国等。女主角杜丽娘由《小城雨巷》、《一条大河》的主演、文华表演奖获得者胡琴 心领衔,男主角柳梦梅由《说唱俑》、《前哨》的主演、文华表演奖获得者许鹏担纲。 该剧编导之一、前线文工团团长应志琪介绍,《牡》剧的创作十分艰辛,原著长达五十 五出,要在短短的几十分钟里,做出相应的表达,难度极大。主创人员通过反复的研讨之后, 决定选取原剧中男女主人公极其浪漫的爱情主线,集中讲述一个至情至爱的故事:剧中杜丽 娘为争取精神的自由、婚姻的自主,不怕穿越生死,执着追求真情真爱,从而彰显人性的美 丽和精神的光芒,这就是舞剧着力要体现的核心思想。同时主创人员感到,汤显祖的作品有 着很大的艺术张力,尤其是他营造的梦的氛围和爱的情境,为舞剧的创作和表演提供了巨大 的空间,完全可以在保留其精神内质的情况下,用这一形式来做全新的演绎。在作品的创作 中,编导力图以自由的精神来构建自由的梦境,用自由的叙述方式打通人神之间的通道。通 过大开大合、大起大落、大俗大雅、大悲大喜等强烈的对比手法,追求一种浪漫的气质和气 韵上的跌宕变化,以获得飞扬的视觉体验和审美效果。概括起来,就是“至情故事,浪漫演 绎;古典意蕴,现代手法;奇幻色彩,多维呈现;如诗如画,美轮美奂。” 剧情梗概: 南宋初年,唐代诗人杜甫后裔、江西南安府杜太守“二八”之女杜丽娘情窦初开。游春 时,偶遇风流倜傥青年男子、唐代文人柳宗元后裔柳梦梅,一见倾心。后在自家后花园牡丹 亭里打眠时,再次与其相见,两情相悦,身心相许。可梦醒之后落寞不已,陷入相思,一病 不起,致使家人一筹莫展。弥留之际,将自己美貌画下,以留人世,并期望有缘人能够得到。 然其魂魄被索命无常带走途经街市时,却发现了柳梦梅。赶考中的柳梦梅在画摊前无意看到 丽娘的画像后,怦然心动,遂将其买下。丽娘见此,急寻而去,她的魂魄与柳郎幽会,彼此 互诉衷肠,山盟海誓。可这毕竟是人鬼相恋,当丽娘的魂魄被小鬼无常无情带走时,柳郎难 舍别离,急追而去。在冥府,丽娘饱受磨难,却不改初衷,她面对判官,深情诉说与柳郎的 恩爱之情,为自己争取爱和生存的权利。她的遭遇和执著令神鬼动容,判官最终裁决,打开 地狱之门,送其走上了回阳之路。人间,柳郎历经艰辛,终于在杜府找到了丽娘,用爱将其 唤醒。杜丽娘和柳梦梅这一对有情人,穿越生死之后,终成眷属。 Peony Pavilion is one of the greatest dramas of the Tang Dynasty by Tang Hsien-tsu. It depicts the saga of a love story. The basic template for most Chinese plays involves a handsome, bright scholar who falls in love with a beautiful maiden. Trouble usually comes in the form of parental disapproval, thus creating the conflict between the young lovers' Confucian obedience to their parents and their own irrepressible love for each other. Peony Pavilion adheres to this pattern but throws in a very unusual twist. The young maiden in the story, Bridal Du, falls in love with a scholar whom she's only met once in a dream and dies longing for him. But this is just the beginning. The scholar, Liu Mengmei, happens to be a real person and through sheer accident ends up staying in her town. Eventually, Liu meets Bridal's ghost, disinters her body, and she comes back to live. Synopsis The Dream of Love Du Liniang, a sheltered, lonely girl of sixteen, dreams of a handsome young scholar. Saddened that he was only a dream, she pines away. Before she dies, she paints a self-portrait and hides it in the garden. Her mother buries her under a plum tree, and a shrine is erected to her memory. Most of the singing and action in Part I is done by the female lead, in melismatic, haunting melodies. Romance and Resurrection Liu Mengmei, an impoverished scholar, dreams of a beautiful young woman under a plum tree who prophesies that only she will bring him happiness. While traveling, he finds Du Liniang's portrait, and falls in love with the image. Liniang's ghost appears. Convinced of Mengmei's love, she reveals that she is a ghost, but that she can be revived. Braving his own fears, Mengmei opens the grave. Liniang returns to life. Reunion and Triumph The lively resolution to the story. Mengmei succeeds as a scholar, but not before being punished on suspicion of grave robbing. Liniang is reunited with her parents, but not before her stern father admits that love can conquer death. どうも数か月前からの再演らしいのです。 この劇場ははじめて。現時点で世界中で最もバブリーな劇場ではないでしょうか? 巨大な卵みたいなのが池の中に浮かんでおり、その卵には池の手前の入り口からはいる形 になっています。はいるための地下道の天井は当然池。ガラス越しに池の底が見えます。写真は地下道、この上が池なんです。 地下道はもちろん無駄に?めちゃくちゃ広く高くつくられています。卵に入った後でも 非常に天井が高く、その中にこじんまりと劇場が3つはいっています。 そしてそこにいたるまでにあるのが演劇歴史史料室。いろいろ展示してありました。 劇場にはいるときには人間が金属探知機を通り、持ち物はX線検査という物々しい警戒。 ペットボトルもだめみたいなんですが、なにせどこにも何も書いてない。私のリュックを 見たとたんにクロークを指差したのですが、どのカバンがOKでどれがNGなのかも よくわかりません。持ち物はきっちりX線通しているのに人が通る金属探知機はぴーぴー 言っていても知らんふり。うーむ、何をチェックしてるんでしょうねえ。 座席は奇数が左側、偶数が右側というブロードウェイの劇場みたいなナンバリング。 センターブロックが100番台かどうかはチェックしそびれました。この歌剧院は よくある5階層になっている普通のオペラハウスの形態。1階席がさほど広くなく、どこ からでもさほど遠くなく舞台をみれます。1階席最前列は頭の上に舞台の床がある感じ。 1階席ならば真中より後ろがお勧め。 舞台の左右に縦書きで中国語字幕、上に横書きで英語字幕。 この作品では料金は2階席センターのみが480元でその他1階席から2階席なかほどまで ひろく380元、それから、80まで色々ありました。場内はほぼ満員、そこここに白人 らしき人たちは見られますが、ほとんどの客は中国人のような気がします。もっとも 中に日本人が混ざっていても私には判別できませんが(^^;) プロローグは男女に分かれた群舞で京劇風の動き、つかみはおっけーといった感じ。40人 近く登場していたでしょうか。へんなふうに足をあげておいてピルエットしてましたよ、 ACT1からはばっちりバレエ、遠目からはおねえさんたちかなりきれい、というかきれいな 動きなんです。この中でもバレエにはあまりみられない足の動きとか溜めが中国舞踊を感じ させます。 物語は、夢でいい男を見つけたおねえさんが、そのまま焦がれ死んでしまうのに、現実 に存在したその男が市場でおねえさんの絵を見たのをきっかけに死の場にかけつけるが、 閻魔大王は地獄で見せたおねえさんの無私の心意気に免じてよみがえらせてやってめでたし めでたし、という具合の筋書き。夢の中でくんずほぐれつやるんですよー。しかもちゃんと ベッドの上で。でもいまいちエロじゃないし、Hand To Hand にもなってないし、と思う のはいろいろ見すぎたせいでしょうね。 コスチュームは市場とか家の中は普通の歴史もの、その他妖精や鬼など。閻魔大王?が従え る鬼は巨大な頭のかぶりものをしていて、片手でおさえてないと落ちちゃうのを無理やり 踊っておりました。御苦労さま。通常ならオケピと思われるところがせりあがってきて突然 蓮の池になったり、魂が分離して、肉体がベッドに、心は空中に(吊られていく)という 趣向もあり。鏡に映っている?ミラーダンスも一興。主役のおねえさんは軟体もやれそうな くらいやわらかな体、くねくね踊ります。お兄さんのほうは一見優男なのですが、リフトは 軽々、走ってきて飛びつかれても微動だにせず、というなかなかの力持ち。 市場シーンは、物売りと値切るおばさん、獅子と槍の芸能(といっても獅子が踊って槍が少 しからむていど)、壺運びとか、ちょっとずつ趣向があってしかも群舞でおもしろかった。 主役のふたりはたしかにかっこいいのですが、それより脇とかアンサンブルのほうが見てて 楽しい。この値段で日本にきてくれたらもう一度みてもいい。でも2倍以上になるんだろう なあ。 全体としてバレエをベースに京劇の型を多少取り入れたといった雰囲気で、ツーリスト& 国外向けという感じを受けました。しかし、、この価格帯で売り切れますか。中国の貧富 の格差は一段ときびしくなっているようです。 最後の写真は劇場出入り口。とにかくでかい、ひろい、豪華。 これを下ると池の下の通路になります。 題名:青猫物語 劇場:シアタークリエ 日時:2008年9月15日13:00-15:30(途中休憩あり) 料金:S席8800円 座席:6列21番(6列目センターブロック右端) 作: マキノノゾミ 演出: 山田和也 音楽: 川崎晴美 美術: 中根聡子 照明: 宮野和夫 衣裳: 木村猛志 ヘアメイク: 宮内宏明 音響: 本間俊哉 演出助手: 福原麻衣 プロデューサー: 横田優希 製作: 東宝 出演:きたろう、北村有起哉、黒谷友香、 近江谷太朗、岸博之、小須田康人、橋本淳、北村岳子、富田麻帆、山下裕子、他 ストーリー:(公式Webより) 新劇の聖地・築地小劇場の裏手にひっそりとたたずむ カフェー「青猫」は盲目のマスターブルさん(きたろう) が飄々と切り盛りする風変りな店。 生真面目な新劇青年・八起静男(北村有起哉)は そこで働く天真爛漫な踊り子宮下そら嬢(黒谷友香)に 首ったけ。今日こそは勇気を振り絞ってプロポーズせん とやってくるのだが、そんな日に限ってトラブル続出。 すれ違いと誤解の果て、相思相愛だった二人に電撃的な 破局が訪れてしまう。それでもあきらめきれない静男は 一計を案じて再びそらの前に現れるが、そのせいで事態は さらにややこしい方向へ転がり始める・・・ 昭和初期のカフェーを舞台に繰り広げられる、レトロで ロマンチックな恋愛喜劇ーーラブの話。 約7割の入り。14年前の再演だそうです。 NHKちりとてちんの弟役だったXXさんの舞台デビューなのだとか。 若い詐欺師を熱演しています。富田はいもくてかわいい。 山田ウメ役の北村岳子さんはひとりですごくはじけてます。 この方が今回一番の当たり役かな。 うーむ、しかし宮下そら嬢の魅力がいまひとつなんですよねえ。 男ならば絶対惹かれるという雰囲気がないとつらいでしょう、。 小さな舞台上で演じるものをそのまま大きな舞台に移植して しまったのでしょうか?、なんだか舞台から空気が抜けていくように 感じます。初演見なかったのが悔やまれます。 題名:三井住友VISAミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 劇場:東京宝塚劇場 日時:2008年9月13日15:30-18:35(途中休憩あり) 料金:S席8000円 座席:1階11列11番(1階中央左端) 劇団:宝塚歌劇星組 原作:Baroness Orczy 脚本:Nan Knighton 作曲:Frank Wildhorn 潤色・演出:小池 修一郎 音楽監督・編曲:太田 健 編曲:鞍富 真一 音楽指揮:佐々田 愛一郎 振付:御織 ゆみ乃 振付:若央 りさ 振付:桜木 涼介 殺陣:栗原 直樹 装置:大橋 泰弘 衣装:有村 淳 照明:笠原 俊幸 音響:大坪正仁 スペシャルマスクデザイン:馮 啓孝 歌唱指導:楊 淑美 出演: パーシー・ブレイクニー:安蘭 けい マルグリット・サン・ジュスト:遠野 あすか ショーヴラン:柚希 礼音 サンシール侯爵プリンス・オブ・ウェールズ:英真 なおき ドゥ・トゥルネー伯爵夫人:万里 柚美 ロベスピエール:にしき 愛 碧海 りま ジャンヌ:朝峰 ひかり ドゥ・トゥルネー伯爵:紫蘭 ますみ ピポー軍曹:美稀 千種 デュハースト:立樹 遥 フォークス:涼 紫央 シュザンヌ:琴 まりえ メルシェ:祐穂 さとる シモン:美城 れん アルマン・サン・ジュスト:和 涼華 オジー:彩海 早矢 イザベル:花愛 瑞穂 アン:華美 ゆうか ジェサップ:天緒 圭花 ジュリー:音花 ゆり クーポー:鶴美 舞夕 エルトン:夢乃 聖夏 ペギー:純花 まりい ファーレイ:麻尋 しゅん ポリー:妃咲 せあら ベン:紅 ゆずる マリー・グロショルツ:夢咲 ねね ハル:壱城 あずさ ケイト:蒼乃 夕妃 サリー:稀鳥 まりや ルイ・シャルル:水瀬 千秋 ストーリー:(公式Webより) フランス革命の最中。パリではジャコバン党による粛清の嵐が吹き荒れ、今日もまた貴族たち が断頭台の露と消えていく。革命は血なまぐさいクライマックスを迎えていた。そんな中、イ ギリス貴族のパーシー・ブレイクニー(安蘭けい)は、仲間とともに秘密結社を組織し、革命 政府に捕えられた貴族たちを救うため、人知れず鮮やかな救出劇を展開する。無実の命を救う ため暗躍するこの一団は、残された紋章から「スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)」と 呼ばれるが、その正体は、誰も知らない。 舞台はフランスのコメディ・フランセーズ劇場。この日を限りに結婚するという女優のマルグ リット・サン・ジュスト(遠野あすか)が最後の舞台に立っていた。イギリス貴族パーシーと の結婚だ。ところが、舞台上での革命を否定する発言から、革命政府公安委員のショーヴラン (柚希礼音)が現われ、公演を中止し、劇場は閉鎖される。マルグリットとショーヴランはか つてのフランス革命の同志であり、ショーヴランはその弱みにつけ込んでマルグリットを脅し、 「スカーレット・ピンパーネル」の情報を得ようとする。「スカーレット・ピンパーネル」の 正体を知らないマルグリットは、ショーヴランに脅されるまま、「スカーレット・ピンパーネ ル」が救出しようとするサン・シール侯爵(英真なおき)の居場所について、彼に危害を加え ないという条件で教えてしまう。ショーヴランがそんな条件を飲むわけもなく、サン・シール 侯爵は捕えられ、断頭台へと送られる。 数日後、パーシーとマルグリットの婚礼の儀式が、イギリスで執り行われていた。その最中、 パーシーは友人サン・シール侯爵の死を知らされる。その上、その死には、マルグリットの密 告が関わっていたことを知り、パーシーの幸せはいきなり打ち砕かれる。妻への懐疑が晴れぬ まま、パーシーは「スカーレット・ピンパーネル」としてフランス政府の非道なやり方に対し て立ち向かうべく、友人たちを集める。彼らの最大の狙いは、亡きフランス国王の遺児ルイ・ シャルルの救出であった。一団は、正義のために団結し、ドーヴァー海峡を渡っていく。鮮や かな救出劇を展開する「スカーレット・ピンパーネル」に怒り心頭となった革命政府の指導者 ロベスピエール(にしき愛)は、ショーヴランに「スカーレット・ピンパーネル」の徹底的な 撲滅を命じる。「スカーレット・ピンパーネル」がイギリス貴族らしいとの情報を掴んだショー ヴランは、フランス政府の全権大使として、燃えるような決意とともにイギリスへ渡る。 一方イギリスでは、パーシーと仲間たちが軽薄な洒落者を演じ、フランスでの活動をひた隠し にしていた。マルグリットは夫が何故よそよそしく冷淡になったのか理解できず、弟アルマン (和涼華)に悩みを打ち明ける。イギリスに到着したショーヴランはマルグリットのもとを訪 ね、「スカーレット・ピンパーネル」を探し出すための協力を頼む。マルグリットは断るが、 彼女の弟アルマンを「スカーレット・ピンパーネル」の一味に加担した疑いにより拘束し、彼 の命と引き換えに情報を提供するよう脅しをかける。弟を救いたい一心で「スカーレット・ピ ンパーネル」を探すマルグリット、彼女の行動に疑惑ばかりがつのるパーシー、彼らを利用し て目的を達成したいショーヴランの間に、謎解きのゲームが始まる。 --- もちろん満員。 スカーレットピンパーネルはブロードウェイで見ています。 BWで見たときは痛快娯楽時代劇といった感じで後に何も残らない面白さ、 かなり気にいりましたが、TONYにはひっかからないだろうと思いました。 でも情けないことにおもしろかった、という印象だけ覚えていて筋書きは さっぱり脳内かれ消えてます。まあだからまっさらな状態で楽しめたというか。 最初は広場でのギロチンシーンでの群舞から、つかみはおっけー。能天気な連中が おままごとというか、狐狩に行くノリでレジスタンスをやっちゃいます。 そんな連中が革命政府に対抗できるかとか、海を頻繁に渡るので正体がばれないか とか野暮をいっちゃいけません。無敵ヒーロー物語ですので。場面はいつも人数が 多く、物語のテンポはよく、主役の伯爵は昼行灯の伯爵とかっこいいスカーレット ピンパーネルの二役を見事に落差をつけて演じてました。 パリでロープで役人を縛るところとか、とつぜん縄跳びになったり、全権大使として 出たショーブランが仮面舞踏会にいくのに、国旗色の全身タイツを薦めたら、 もう持ってます、という回答に場内笑い。あの人のすきなところは、と聞かれて予想 がつかないところ(だっけ?)に再度笑い。 仮面舞踏会には大きな羽のついた帽子に縞々のコート、9人ともめちゃくちゃ派手派手。 いやあおもしろいじゃないですかあ、派手な場面の連続にメリハリの利いた歌。 娯楽の王道を行くような作品です。宝塚にぴったり。 1幕最後の仮面舞踏会もきらびやかで楽しい。ウェールズ王も間が抜けてて良い感じ。 ロベスピエール間抜けすぎ、ここまで口車にのりますかw。 革命軍の兵隊はすべておお間抜け、場面がかわるたびに、おいおいそれはないだろう ということばっかり起こりますが、正義は勝つ!とだけ唱えていればOK クライマックスも見事に脱力感あふれる結末。これで終わりますかあと呆れるくらい の情けなさ、しかしこれが良いのです。 笑いがあるし、わかりやすいし、主人公は目立つし、群舞が楽しいし、 これは再演されるでしょう。よくできたおバカ芝居です。 ただこれは主演の安蘭けいの実力あっての舞台かもしれません。見るなら今かも。 |
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