今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:人形の家 日時:2008年9月28日13:35-16:25(途中休憩2回あり) 劇場:シアターコクーン 料金:S席9000円 座席:I列6番 演 出 デヴィッド・ルヴォー 出演: 宮沢 りえ ・・・・・・ ノラ・ヘルメル 堤 真一 ・・・・・・ トルヴァル・ヘルメル 山崎 一 ・・・・・・ ニルス・クロクスタ 千葉 哲也 ・・・・・・ ドクター・ランク 神野 三鈴 ・・・・・・ クリスティーネ・リンデ夫人 松浦 佐知子 ・・・・・・ アンネ・マリーエ(乳母) 明星 真由美 ・・・・・・ へレーネ(メイド) 子役:門脇大真・桐山和己・田村海都・土屋匠・会田未来・児玉萌々 客席改造して、劇場の真ん中に四角い舞台、私が座ったのは通常の客席方向、S席の最前列左 より、これより舞台に近いところがSS席でした。通常は舞台である位置にも客席がしつらえ てありました。 舞台のまわりに半透明の白い垂れ幕、その中で開演前から子供3人がボール遊びをしています。 舞台の上には、ソファ、イス、蓄音器、ヌイグルミ、いかにもちょっと甘い家庭といった雰囲 気。この舞台、実は全体が回り舞台で時々回って、客席からみる角度がかわっていました。そ して暗転したかと思うと舞台中央にノラが登場して物語が始まりました。 始まると息をする暇がないような濃密なサスペンスが繰り広げられたのです。全くダレ場があ りません。登場人物は全員がメリハリあるキャラのたちかたですばらしい。ノラは最初はすご く世間知らずでかわいい。内助の功を尽くすつもりで借金をしてしまい、借金取りに責め立て られます。旦那には自分のお小遣いということで無心をしたり、生活を切り詰めてお金を返し ているところがけなげでいじましい。ライティングもかなりよい。 旦那はうすっぺらな男、自己保身優先でわがままで、知り合いにいたらかなりめんどくさそう。 ノラは親と夫を助けたいのに、その行為に対して切れるな旦那。子育てにも疲れて行くノラ。 役者、照明、セット、すべてで盛り上げて極上のサスペンスにしたてていました。 問題はすべて解決されサスペンスとしては大団円に向かいます。 クライマックスになるのはその後、それを言っちゃあお終いだろうというセリフを旦那が喋っ て、、場の空気が一変しました。ノラが心変わりするのが見えるようです。実際見えていた のかも。そしてノラの長口上、自立する女の宣言、まさしく啖呵で遠山の金さんか水戸黄門並 のカタルシス。ノラがすごーーーーくかっこいい、惚れてしまいそう。 この戯曲が100年以上前に書かれたからびっくり、今でも十分に起こりえる話でしょう。、 演出家と役者それにスタッフが、がっぷりお四つに組んだ作品でした。 私がみた2008年ストレートプレイのベスト1です。 PR |
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