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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:大型舞剧《牡丹亭》(Large-scale Dance Drama The Peony Pavilion)
劇場:国家大剧院·歌剧院(NCPA-Opera House)(北京)
日時:2008年9月18日19:30-21:15
料金:380元(2番目に高いカテゴリ、その他480,280, 180, 120, 80)
座席:2階1列27番(2階最前列左側ブロックなかほど)
演出:南京军区政治部前线歌舞团、北京大都阳光艺术团
ストーリー:(公式Webより)
 《牡丹亭》是我国明代戏曲大师汤显祖的经典戏曲作品。这个在四百年前讲述的爱情故事,
在今天从人性和审美两个高度去看,仍然有着不同凡响的意义。可以这么说,那是一次爱情
的梦幻之旅、一支心灵追索的自由之歌、一则关于生命的壮美宣言和一首浪漫动人的情感诗篇。

  该剧的阵容强大,创作班底由曾获2007年CCTV春节联欢晚会歌舞类节目一等奖的舞蹈《
小城雨巷》的主创、获“荷花奖”金奖舞剧《妈祖》的部分主创等组成,聚集了国内著名舞
蹈、音乐、舞美、服装、灯光方面的专家。编剧郑欣,编导应志琪、吕玲、吴凝,作曲方鸣、
王崴、惠培峰,文学统筹、作词吴国平,舞美设计周丹林、苑野,服装设计莫小敏,灯光设
计王瑞国等。女主角杜丽娘由《小城雨巷》、《一条大河》的主演、文华表演奖获得者胡琴
心领衔,男主角柳梦梅由《说唱俑》、《前哨》的主演、文华表演奖获得者许鹏担纲。

  该剧编导之一、前线文工团团长应志琪介绍,《牡》剧的创作十分艰辛,原著长达五十
五出,要在短短的几十分钟里,做出相应的表达,难度极大。主创人员通过反复的研讨之后,
决定选取原剧中男女主人公极其浪漫的爱情主线,集中讲述一个至情至爱的故事:剧中杜丽
娘为争取精神的自由、婚姻的自主,不怕穿越生死,执着追求真情真爱,从而彰显人性的美
丽和精神的光芒,这就是舞剧着力要体现的核心思想。同时主创人员感到,汤显祖的作品有
着很大的艺术张力,尤其是他营造的梦的氛围和爱的情境,为舞剧的创作和表演提供了巨大
的空间,完全可以在保留其精神内质的情况下,用这一形式来做全新的演绎。在作品的创作
中,编导力图以自由的精神来构建自由的梦境,用自由的叙述方式打通人神之间的通道。通
过大开大合、大起大落、大俗大雅、大悲大喜等强烈的对比手法,追求一种浪漫的气质和气
韵上的跌宕变化,以获得飞扬的视觉体验和审美效果。概括起来,就是“至情故事,浪漫演
绎;古典意蕴,现代手法;奇幻色彩,多维呈现;如诗如画,美轮美奂。”

剧情梗概:
  南宋初年,唐代诗人杜甫后裔、江西南安府杜太守“二八”之女杜丽娘情窦初开。游春
时,偶遇风流倜傥青年男子、唐代文人柳宗元后裔柳梦梅,一见倾心。后在自家后花园牡丹
亭里打眠时,再次与其相见,两情相悦,身心相许。可梦醒之后落寞不已,陷入相思,一病
不起,致使家人一筹莫展。弥留之际,将自己美貌画下,以留人世,并期望有缘人能够得到。
然其魂魄被索命无常带走途经街市时,却发现了柳梦梅。赶考中的柳梦梅在画摊前无意看到
丽娘的画像后,怦然心动,遂将其买下。丽娘见此,急寻而去,她的魂魄与柳郎幽会,彼此
互诉衷肠,山盟海誓。可这毕竟是人鬼相恋,当丽娘的魂魄被小鬼无常无情带走时,柳郎难
舍别离,急追而去。在冥府,丽娘饱受磨难,却不改初衷,她面对判官,深情诉说与柳郎的
恩爱之情,为自己争取爱和生存的权利。她的遭遇和执著令神鬼动容,判官最终裁决,打开
地狱之门,送其走上了回阳之路。人间,柳郎历经艰辛,终于在杜府找到了丽娘,用爱将其
唤醒。杜丽娘和柳梦梅这一对有情人,穿越生死之后,终成眷属。

Peony Pavilion is one of the greatest dramas of the Tang Dynasty by Tang Hsien-tsu.
It depicts the saga of a love story. The basic template for most Chinese plays
involves a handsome, bright scholar who falls in love with a beautiful maiden.
Trouble usually comes in the form of parental disapproval, thus creating the
conflict between the young lovers' Confucian obedience to their parents and their
own irrepressible love for each other. Peony Pavilion adheres to this pattern
but throws in a very unusual twist. The young maiden in the story, Bridal Du,
falls in love with a scholar whom she's only met once in a dream and dies longing
for him. But this is just the beginning. The scholar, Liu Mengmei, happens to be
a real person and through sheer accident ends up staying in her town. Eventually,
Liu meets Bridal's ghost, disinters her body, and she comes back to live.

Synopsis

The Dream of Love
Du Liniang, a sheltered, lonely girl of sixteen, dreams of a handsome young scholar. Saddened that he was only a dream, she pines away. Before she dies, she paints a
self-portrait and hides it in the garden. Her mother buries her under a plum tree,
and a shrine is erected to her memory. Most of the singing and action in Part I is
done by the female lead, in melismatic, haunting melodies.

Romance and Resurrection
Liu Mengmei, an impoverished scholar, dreams of a beautiful young woman under a
plum tree who prophesies that only she will bring him happiness. While traveling,
he finds
Du Liniang's portrait, and falls in love with the image. Liniang's ghost appears. Convinced of Mengmei's love, she reveals that she is a ghost, but that she can be
revived. Braving his own fears, Mengmei opens the grave. Liniang returns to life.

Reunion and Triumph
The lively resolution to the story. Mengmei succeeds as a scholar, but not before
being punished on suspicion of grave robbing. Liniang is reunited with her parents,
but not before her stern father admits that love can conquer death.



どうも数か月前からの再演らしいのです。
この劇場ははじめて。現時点で世界中で最もバブリーな劇場ではないでしょうか?




巨大な卵みたいなのが池の中に浮かんでおり、その卵には池の手前の入り口からはいる形
になっています。はいるための地下道の天井は当然池。ガラス越しに池の底が見えます。写真は地下道、この上が池なんです。



地下道はもちろん無駄に?めちゃくちゃ広く高くつくられています。卵に入った後でも
非常に天井が高く、その中にこじんまりと劇場が3つはいっています。
そしてそこにいたるまでにあるのが演劇歴史史料室。いろいろ展示してありました。



劇場にはいるときには人間が金属探知機を通り、持ち物はX線検査という物々しい警戒。
ペットボトルもだめみたいなんですが、なにせどこにも何も書いてない。私のリュックを
見たとたんにクロークを指差したのですが、どのカバンがOKでどれがNGなのかも
よくわかりません。持ち物はきっちりX線通しているのに人が通る金属探知機はぴーぴー
言っていても知らんふり。うーむ、何をチェックしてるんでしょうねえ。
座席は奇数が左側、偶数が右側というブロードウェイの劇場みたいなナンバリング。
センターブロックが100番台かどうかはチェックしそびれました。この歌剧院は
よくある5階層になっている普通のオペラハウスの形態。1階席がさほど広くなく、どこ
からでもさほど遠くなく舞台をみれます。1階席最前列は頭の上に舞台の床がある感じ。
1階席ならば真中より後ろがお勧め。
舞台の左右に縦書きで中国語字幕、上に横書きで英語字幕。



この作品では料金は2階席センターのみが480元でその他1階席から2階席なかほどまで
ひろく380元、それから、80まで色々ありました。場内はほぼ満員、そこここに白人
らしき人たちは見られますが、ほとんどの客は中国人のような気がします。もっとも
中に日本人が混ざっていても私には判別できませんが(^^;)

プロローグは男女に分かれた群舞で京劇風の動き、つかみはおっけーといった感じ。40人
近く登場していたでしょうか。へんなふうに足をあげておいてピルエットしてましたよ、
ACT1からはばっちりバレエ、遠目からはおねえさんたちかなりきれい、というかきれいな
動きなんです。この中でもバレエにはあまりみられない足の動きとか溜めが中国舞踊を感じ
させます。
物語は、夢でいい男を見つけたおねえさんが、そのまま焦がれ死んでしまうのに、現実
に存在したその男が市場でおねえさんの絵を見たのをきっかけに死の場にかけつけるが、
閻魔大王は地獄で見せたおねえさんの無私の心意気に免じてよみがえらせてやってめでたし
めでたし、という具合の筋書き。夢の中でくんずほぐれつやるんですよー。しかもちゃんと
ベッドの上で。でもいまいちエロじゃないし、Hand To Hand にもなってないし、と思う
のはいろいろ見すぎたせいでしょうね。
コスチュームは市場とか家の中は普通の歴史もの、その他妖精や鬼など。閻魔大王?が従え
る鬼は巨大な頭のかぶりものをしていて、片手でおさえてないと落ちちゃうのを無理やり
踊っておりました。御苦労さま。通常ならオケピと思われるところがせりあがってきて突然
蓮の池になったり、魂が分離して、肉体がベッドに、心は空中に(吊られていく)という
趣向もあり。鏡に映っている?ミラーダンスも一興。主役のおねえさんは軟体もやれそうな
くらいやわらかな体、くねくね踊ります。お兄さんのほうは一見優男なのですが、リフトは
軽々、走ってきて飛びつかれても微動だにせず、というなかなかの力持ち。
市場シーンは、物売りと値切るおばさん、獅子と槍の芸能(といっても獅子が踊って槍が少
しからむていど)、壺運びとか、ちょっとずつ趣向があってしかも群舞でおもしろかった。
主役のふたりはたしかにかっこいいのですが、それより脇とかアンサンブルのほうが見てて
楽しい。この値段で日本にきてくれたらもう一度みてもいい。でも2倍以上になるんだろう
なあ。
全体としてバレエをベースに京劇の型を多少取り入れたといった雰囲気で、ツーリスト&
国外向けという感じを受けました。しかし、、この価格帯で売り切れますか。中国の貧富
の格差は一段ときびしくなっているようです。
最後の写真は劇場出入り口。とにかくでかい、ひろい、豪華。
これを下ると池の下の通路になります。

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