今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:こぶ平改メ九代林家正蔵真打披露興行
日時:2005年4月10日17:30-21:00(途中休憩あり) 劇場:新宿末広亭 料金:一般2700円 座席:1階E列4番 番組: 5:30 金原亭駒春:子ほめ 林家きくお:後生鰻 ぺぺ桜井:ギター漫談 6:00 林家たい平:漫談(食の安全、納豆、防犯) 林家いっ平 :荒茶の湯 翁家勝丸:太神楽(納めの鞘、どんつく、お手玉、傘回し) 橘家圓蔵 :漫談(談志家元の思い出) 7:00 三遊亭圓歌 :中沢家の人々 −仲入り− 襲名披露口上(小朝、圓蔵、金馬、正蔵、三枝、圓歌) 春風亭小朝 :夫が温泉に行かない理由 三遊亭金馬:四人癖 桂三枝:お忘れ物承り所 林家二楽 :紙切り(桃太郎、厳島神社、タイガー&ドラゴン) 8:30 こぶ平改メ林家正蔵 :一文笛 場内満員立ち見、2階までぎっしり、当日券を求める長い行列が出来ていました。 改装してからの末広亭に初めて入りましたが、なかなかきれいになってますね。 きくおさんを聞くのは初めて、お父さんの木久蔵師匠とはだいぶ違うキャラのようですね。 ペペ桜井さんは禁じられた遊びを引きながら演歌を歌う芸、ハーモニカを吹きながら 唄う芸を見せてくれました。吹きながら唄うのは循環呼吸でも使うのかと思っていたら、 もっと直接的なとにかく唄いながら息を吹き込んでしまうというものでした(^^;;) 「荒茶の湯」は初めて聞きました。なんか汚さが伝わってくる芸でよいのですが、 聞いてるほうが引いてしまうような内容ですな。 太神楽の翁家勝丸さんを見るのは初めてです。大きなドラえもんの人形を隣に置いて開始! ずっと座ったままでの芸でありました。まずは日本刀のさやを抜いて刃の先にちょっと ひっかけておき、顎の上に柄をおいてバランスしておき、気合を入れて刃をさやに戻す もの。けっこうきれい。どんつくは籠に二個載せた状態で同時二個を上げて入れ替え したり段を上らせたりするのが難しそう。高座下まで鞠を落としていたのはご愛嬌で しょう。ボールはカスケードやシャワーをしたあと、「では9個投げて見せます!」 どきどきしてみてたら、3つづつ繋がっておりました(^^;;;)つまり3つ組ボールの3 カスケードだったのです。傘回しは鞠で乱回しをした後、横においたドラえもんに 目をやり、「最後に変わったものを回したいと思います」でかい人形をまわす芸が 見れるのか!!と思いきや、袂から?小さなドラえもんを出してそれをぐるぐる。 なにも太神楽で看板のピンをやらんでもいいのに。だけどこのパターンは使えそう。 あの大きさのドラえもんなら私にも回せそうな気がしました。 圓蔵師匠は花粉症がひどいので座って動かないでいると苦しいということで立ったまま の漫談でした。確かに末広亭で満員だと苦しい、一応禁煙になってるんですが喫煙所は 全然分離されてないし、休憩時には客席のすぐ後まで灰皿出してすわせているので タバコの煙も充満、花粉症の演者と観客に来るなといっているような環境でした。 披露口上で印象に残った話は、正蔵師匠には敵がいない、襲名すると間違いことが一つ おきる、それは仕事が減る!。偉くなると気軽に仕事が頼めなくなるそうです。 口上の直後に手ぬぐいまきがありました。 私はなかなか良い席に座っていたので 取れるか?!と思っていたら 前の二人が立ち上がって壁を作りました;_; あきらめて座っていたら終わり近くになって、私の肩にトンと あたって落ちた物が、、 向こうから手ぬぐいが私の手に飛び込んできてくれたわけです(^^) 小朝師匠の噺は中年夫婦の夫が妻と一緒に温泉旅行に行こうかと妄想を始めて、 やっぱりやめとこで終わるというもの、初めて聞きました。うまいんだけどなんだか いまひとつ。三枝師匠を聞くのも初めて、なんかのほほんとした笑いでいいですね。 膝代わりはニ楽さんの紙きり、桃太郎切り終わったとたんに、客席からリクエストの声 が飛びまくり、うーん、切ってほしいのはわかるけど他の客をのけものにしているようで、、 ニ楽さんが問い掛けてからにしてほしいもの。タイガー&ドラゴンは虎と龍が並んでTV を見ているというもの、「&」もリクエストに応えて別に切ってました。 トリはもちろん正蔵師匠、米朝人間国宝に教えをつけていただいた話から一文笛に。 私に取ってこのネタは米朝師匠の噺の中で唯一苦手なものなので、どれくらい良い 高座であったのかうまく評価できません。でも噺と真剣に対峙している正蔵師匠の姿勢は 素晴らしいものでした。今後が楽しみです。 それにしても後の幕がよくかけかわったこと。 PR
題名:両国寄席「近日真打三人会」
日時:2005年2月9日18:00-20:45(途中休憩あり)(18:30ごろから聞きました) 劇場:お江戸両国亭 料金:当日1500円 座席:最前列左端 番組: 三遊亭楽之助 一つ目国(この途中から聞きました) 三遊亭円之助 雑俳 五街道喜助 錦の袈裟 三遊亭遊史郎 看板のピン 三遊亭円之助 転宅 五街道喜助 壷算 鏡味菊仙・花仙 江戸大神楽 三遊亭遊史郎 七段目 看板に鳳楽さん休みで楽之助さん代演と出ていました。 両国寄席にくるのは初めて。駅から多少歩きますが、大通りの わかりやすい通りにあります。 ここはかわら版を持ってくれば割引になるのですねー。知らなかった。 当日券料金を払う人には逆にかわら版がもらえるそうです。 三か月定期5000円というのもあるとか。5回通えば元がとれます。 自宅が近くだったら思わず買ってしまう価格設定です。 料金を払ってふりむくとそこにはパイプ椅子と高座、ビルのフロアを そのまま使っているような感じでした。観客は20ー30人といったところでしょうか。 両国亭では円楽党の定席をやっています。円楽党はほとんど聞いたことが ありません。 喜助さんを見るのは本当に久々。記録をひっくりかえしたら以前に見たのは 1999年。。うーん、見ないうちにすごく貫禄がついて。。。 喜助さん以外の出演者は全員高座で見るのは初めてです。 よたろうがなかなか良い味だしてます。私も吉原にあがって殿様と間違われて みたいものだわ。 転宅はお妾さんのコケティッシュな感じと泥棒の最後の情けない顔がいい。 壷算は、店のおやじのやたらハイテンションな感じがおもしろい。 今まで聞いた壷算の中で一番面白かったかもしれません。 さて膝代わりは江戸大神楽。高座を半分後ろに片付けて立ち技のスペースを 作りました。けっこう狭い空間。 菊仙・花仙コンビは両国亭初出演なのだそうです。 花仙さんは高座初出演。ふたりとも緊張しているのが客席にまで伝わってきて、 それを受けて客席もなんだか異常なテンション。 最初は菊仙さんによる五階茶碗、茶碗と板と房を顎にたてた棒の上に積み重ねて いきます。積み終ると棒の下に鞠を入れてその鞠をまた別の棒で支えます。 茶碗群ー棒ー鞠ー棒ー口と縦に並びました。鞠をはずして棒に糸を巻き付けて 糸これを最前列で見るのはけっこう スリリング(^^;;) 最後に茶碗が1つ落ちた!と思いきや一段下に積んであった 茶碗の中にすっぽり!!見事なリカバリでした。 バランス芸の後は傘回し。鞠、金輪、茶碗、桝、客による投げ込み、 乱回しやジャンプなどを見せてくれました。 終ると拍手、握りしめた拳を開くと手に汗が、まさしく手に汗握らせる熱演でした。 私の後ろに座っていたおじさんが一人言で「今まで曲芸を見た中で一番緊張した」 まさしくその通り。初高座の成功おめでとうございます。 トリは歌舞伎もの。遊史郎さんのやさ男ぶりが道楽若旦那の雰囲気にぴったり ですね。 最近別の趣味に時間がとられてなかなか寄席通いできないのですが、 また暇を作って行きたいものです。 |
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