今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:天満天神繁昌亭昼席 日時:2007年4月21日13:00-16:00 劇場:天満天神繁昌亭 料金:前売2000円 座席:1階か15番(6列目センターブロック右端、全席自由) 番組: 笑福亭呂竹 犬の目 笑福亭扇平 子ほめ 林家そめすけ ちりとてちん 紺原さん コミックマジックショー 桂福車 代書屋 桂春之輔 お玉牛 //仲入// 林家染二 手水回し 桂三歩 算数の宿題?(新作) 内海英華 女道楽(三味線漫談) 桂都丸 首提灯 久々に復活した大阪の定席を味わうためにきました。 地下鉄南森駅で降りて徒歩3分、近くの天神橋筋商店街には繁昌亭の のぼりがたくさん掲げられていました。繁昌亭は商店街からちょっと ひっこんだところにあります。12時に到着、この時点で当日券は補助 席になってました。補助席は開演10分前にきて整理番号順に入場する そうです。12時時点ですでに入場を待つために並んでいる人がいました。 スタッフのおにいさん曰く 「、客席は10列ちょいしかないのでどこでも見ても見やすいですよ、 何も並ばなくてもいいです。開場の12時半前後にきてもらえれば十分」 そういうわけで12時20分にきて並んでみました。 JASSという受付が出てました。並んでいるときに横にならんだおばあさんが 教えてくれたのですが、Japan Association of Second-life Service といい、 で定年退職したひとたちだけが入れる会だとか。色んなところに現地集合現地 解散で訪れる企画があって今回はこの繁昌亭鑑賞というわけです。どうりで 観客に老人が多い?私もJASS会員ですかと聞かれてしまいましたよ。 この客席、1階と2階があります。客席の天井には名前入りのちょうちんがびっしり。 繁昌亭建築時の寄付をした方々の名前が書かれているわけですが、どこにあるか わかっていないと名前があるかどうか確認するのは一苦労でしょう。 1階は1列目から4列目までが同じ高さ、5列目から段々に高くなっています。 1列目に座ると頭の上に高座がある高さです。段差がある5列目以降のセンターが 一番見やすいでしょう。高座の後ろには「楽」という色紙が飾ってあります。 これは米朝師匠が書かれたものだそうです。 最前列は客がだいぶはいった状態でもまだ空いていました。 最終的にはほぼ満席でした。 さて番組ですが、上方にきた甲斐があったといいましょうか、聞いたことがなかった 噺をいくつも聞けて満足。お玉牛は、無理やり夜這いをかけられそうに なったお玉ちゃんの代わりに寝床に牛を寝かしておくという噺。手水回しは 「手水」という言葉を知らないばかりに、手水に歯磨き粉などをいれて飲むという とんでもないことをしてしまうという噺。首提灯も上燗屋と道具屋を梯子した 酔っ払いが仕込み杖を買って泥棒の首を落とすというもので、これって関東と 違う筋書きですよね?大昔に一度聞いたきりなのでちょっと定かでありません。 色物としてはマジック、早口言葉。早口言葉は三歩さん、自分で言えなく なって場内と合唱になってました。マジックは、マジックとは言えないくらい シンプルなもので客に指摘させて、最後にまともなマジックをするというパ ターン。カードや袋を使ってました。最後は細長い風船を飲み込む芸。 こちらの噺家さんの方が人間描写が生き生きとしているといいますか、動きに メリハリが利いている気がしました。関東に比べると全般的にオーバーアクション ですね。そしてそのアクションが大きなところで受ける。チリトテチンでも臭い のを無理やり食ってるところが受けてました。お玉牛でも夜這いかけた男と牛と の対戦?が爆笑。春之輔師匠、都丸師匠は淡々と噺をしているところと、ダイナミック な動きをするところの切り替えが鮮やか。また見てみたい。 いかにも大阪だなあとおもったのが、阪神がサヨナラ勝ちをした枕で受ける場内。 延長戦で3点取られてそこでTV消してしまったら、後でニュースを見たら逆転勝ち、 これまでのように弱いならずっと弱ければ安心できるのになまじ強いものだから、 また見たくなる(^^;;)とのこと。 PR 題名:快楽亭ブラック毒演会~私、出馬しますの巻 日時:2007年3月21日13:00-15:40(中入あり) 劇場:浅草大勝館ショウホール 料金:3000円(CD「ふたたび借金男#02」付) 座席:劇場中央通路後方ざぶとん 番組: 権助魚 山崎屋 桃太郎~鉄人28号 渋谷区長80%出馬宣言 オマン公社 師匠の人気を侮っていました。 開演20分前についたらすでに満員。高座の左右にまで 客が座っていました。私は通路に補助席が置かれた 少ない隙間に座り込み、2-3人後ろはもう立ち見。 劇場内人が座れそうなところにはすべて人が座って いるという感じでしょうか。 最初のふたつはしごくまっとーな古典。ブラック師匠の 山崎屋はじめて聞いたような気がします。 中入では舞台の上でブラック師匠の物販、選挙資金に なるとか。 桃太郎、、は最初が桃太郎で続いて鉄人28号物語に うつっていきました。 この落語会で区長出馬宣言を出すという話だったのですが、 相談役の方と連絡がつかず結論が出せない状態だとか。 まあ80%出馬する方向にいるとのこと。 選挙で問題となるのはまずは供託金、供託金を出せないと 言っていたら、さる方がオマン公社をかたに出してもよい とのこと。噺を質草にするなんぞ落語の中の話だけかと 思ってましたよ。 そういうわけでトリはひょっとすると質流れしてしまうかも しれないオマン公社。時事ネタ多少盛り込んで受けてました。 しかしほんとうに落語そのものの人生を歩んでいるのですねえ>ブラック師匠。 題名:大銀座落語祭2006Eブロック 日時:2006年7月17日12:00−15:40(途中休憩2回あり) 劇場:中央会館 料金:A席4500円(3000円で譲ってもらいました) 座席:2階28列3番(2階後ろから2列目左端近く) 番組: 三遊亭 遊三 ・三遊亭小遊三 親子会 三遊亭遊馬 幇間腹 三遊亭小遊三 鮑のし 三遊亭遊三 水屋の富 桂 歌丸の会 桂歌丸 質屋庫 笑福亭鶴瓶の会 笑福亭鶴瓶 鴻池の犬 笑福亭鶴瓶 オールウェイズお母ちゃんの笑顔 大銀座落語祭にくるのは初めて。チケット争奪戦に毎回負けてます。この公演も売り切れ。 これは2階席の後ろの方のチケットなので、とあるチケット救済版にずっと載っていて 引き取り手がなかったものです。持つべきはこういう情報を教えてくれる友人です。 2階にあがって座席図を見ると27列目までしか記述がありません。さては補助席か? と思ったら3階まであがると29列目までちゃんと書いてありました。最前列が2階で 最後列が3階の高さという急な配置でした。2階の最前列が22列というのもちょっとした フェイントですな。 2階席の奥の方なので落語を聴くにはどうかなと思っていたのですが、予想したよりも 見やすい位置でした。まあそれにしても双眼鏡を使わないと細かな表情は見えてきませんが。 鮑のしは与太郎のボケがなかなかおもしろい、実はこれはあまり好きな噺ではありません。 おかみさんが切れ者という設定なのに、与太郎をひとりでお使いさせることがどうしても 解せません。私がおかみさんなら保護者として後ろからついていくぞ(^^;) 遊三師匠を聴くのは初めて、貫禄ありますねえ。水屋の富というのは持ちなれない金を 持ってしまった男の狼狽を表す悲劇なわけで、笑いを求める私としてはこれまた好きな 噺ではありません(^^;;) しかし今回は半ば狂っていく男の苦しみがじわじわ利いてきま した。落語というより一人芝居を見てる気分です。 歌丸師匠は枕で自らの生い立ちを語りました。なかなか波乱万丈だなあと思ってきたら これから先は最近書きました本を読んでください、いやーうまい商売だなあ。 図書館でリクエストだそっと(^^;) 歌丸さんを聴くのは10年ぶりくらいでしょうか。 ちょっとのどの調子が思わしくなくて頻繁に茶をすすっていたのが気になります。 質屋庫を聴くのもはじめてのような気がします。熊さんの謝りっぷりが楽しい。 この噺は音曲がはいったのですね。音楽が鳴るだけで世界が広がる感じがします。 鶴瓶師匠は1時間半の熱演。鴻池の犬だけで1時間、もっとも枕が30分(^^;) 鶴瓶師匠は本当に話術の魔術師、たわいもないことでもあっというまに噺にひきこまれ てしまいます。枕はざこば師匠と笑福亭松鶴師匠のすごいはなし。松鶴師匠はほんとに たいへんな師匠だったんですねえ。でもって鶴瓶師匠もたいへんな弟子(^^;) 鴻池の犬が終わって終演かなと思いきや続けざまに、オールウェイズお母ちゃんの笑顔 にはいっていきました。おかあちゃんと鶴瓶師匠の間で互いを驚かせようとする 半生記、小学生の時に競馬で万馬券あてたってほんとですかあ? ホームにはいったお母ちゃんを訪問しての会話でも鶴瓶につっこむお母ちゃんのところは なかせます。そしてクライマックスにはいって手作りクリスマスツリーのシーンの ちょっと前に、、無情に鳴る携帯の呼び出し音、めちゃくちゃいいところで入れ込んで いたのに、、一瞬殺意さえ覚えるほどの落胆でしたよ。携帯ならしたやつはレッドカード で次回は入場できないようにしてほしい。噺の筋がちょっとおえなくなってすごくもっ たいない思いをしました。ほんとよくできた人情噺でしたよ。
題名:三遊亭金也発会特別好演 金也おもて町寄席
日時:2006年5月13日18:25-20:20(途中休憩あり) 劇場:文京シビックセンター内4Fシルバーホール 料金:1000円 座席:最前列右端 番組: 初音家佐吉 金明竹 三遊亭金也 宿屋の富 鏡味仙一 太神楽 三遊亭金也 百川 町内会の掲示板に書かれていたのを見て知った落語会です。 町内の後援会による第1回の金也師匠の落語会でした。 シビックセンターの部屋を借りるのは初めてだとかで ちょっと段取りが悪く、予定時刻から25分遅れて始まりました。 客は70人以上いて盛況、でもお年寄りばかり、これが町内の人口分布? 思わず私より若く見える人の人数数えちゃった、4人でした(^^;) まあ伝通院寄席も似たようなものかなあ。 佐吉さんは活舌なかなかいいですねえ。よどみなく口上言ってました。 金也さんの最初の噺は宿屋の富、見栄はってなけなしの金で宿屋の主人から 富くじを買わされてしまった噺なんですが、この富くじの抽選会場って 湯島天神なんですね。はじめて意識して聞きました。この会場から湯島天神 まで徒歩20分くらいでついちゃいます。ひょっとして主人公はこのあたりに 泊まっていたのかもね。それにしても金也師匠、ほんとにうまくなりましたねえ。 私が最初に金也師匠を聞いたのは、師匠が二つ目になったばかりで、伝通院寄席 に初めて参加したときでした。それから幾年月、貫禄も十分につきました。 籤があたった驚きを表現しようとして、机の高座から落ちそうになったのは ご愛嬌でしたね。 仙一さんの太神楽はまず傘のたてものから、傘を開かずに顎試し、、なんですが だれも拍手をしない。私もちょっと出そびれて顎からはずしてから拍手。 仙一さんも、演技をしている最中に拍手を願います、と言っておりました。 その後はもちろん皆さん早い拍手。早すぎる場合もあったりして(^^;) 傘を開いて1本の骨で顎に載せる顎試し、裏返して柄を前にもってきておでこで 阿弥陀は後光試し。それから鞠の回しわけ、こべり、片手といき、乱回し。 乱回しで傘の周辺を回すことを「大回し」、鞠を止めて傘が周辺を回るパターン を「乱回し」と言い分けていました。 次は金輪、ジャンプ、連続ジャンプを「義経の八艘飛び」と呼んでいました。 これは傘に負担がかかる技でしょうねえ。のの字を書いて、高速乱回しで金輪を 水平にしていって最後は傘の先にはめておわり。 最後は枡、全速力で回してまーるくみせました。 次は五階茶碗、これを後見なしでやっているのを見るのは初めてでした。 顎の上にバランスしておいて次のアイテムを手探りでとってくるのって相当 難しそうです。一度半歩たたらを踏んで、客席から声があがりました。スリル 満点。茶碗を載せた後に、親指の上に立てて「鉄砲試し」なんで鉄砲なんでしょう?篠を1本つけて伸ばしてひじの上に載せました。肩の上に載せて「土手八町 吉原戻り籠」この出典もなんでしょう?そもそも字があってます? 仙一さんの太神楽曲芸はすっきりとした美しい姿勢がなかなかいいですね。 最後は金也さんの百川。東京ドームでKUT-TUNのコンサートが行われている とかでコンサート終了前で終わらそうとあっさりでした。 この噺は日本橋界隈だから宿屋の富よりもうちょい遠いですね。 百兵衛さんの訛りかたがなかなかいかしてました。 近場で1000円でこれだけ聞けたらありがたいものですね。 第二回にも期待! |
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