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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:GIRLS 江戸太神楽 Vol.1日時:2006年3月27日19:10-20:10
劇場:新橋Red Pepper
料金:チャージ1000円、ビール800円(ワンドリンク必須)
座席:最前列右側
番組:
菊仙・朱仙・花仙 お囃子
菊仙 五階茶碗
花仙 曲撥
菊仙・花仙 リングパッシング
朱仙 曲独楽
菊仙・花仙 傘回し
菊仙 水雲井の曲

二日続けての太神楽鑑賞です。
この新橋RedPepperにきたのははじめて。火曜日に二つ目の勉強会をやっている
のを知っていたのですが、なかなかここまでくるチャンスがありませんでした。
JR新橋駅から東側に徒歩3分、大通りからすぐの階段を下りた雑居ビルの地下1階でした。
ステージを取り払ってぎっしり詰めても50人ははいらないでしょう。こじんまりとした
ライブハウス?ジャズバー?です。天井は黒塗りで配管がむき出しになっています。
そして上からスポットライト。傘回しでジャンプさせると簡単にぶつかってしまう
ような低い天井でした。曲芸をやるにはけっこう辛い環境ですね。
オープニングは笛と三味線でお囃子。
曲芸の最初は五階茶碗。目の前で見てると手に汗握ります。曲独楽以外はずっと朱仙さん
が三味線でBGMを奏でていました(これも下座音楽というのでしょうか?)
満月の型(咥え撥と支柱の間に鞠をひとつ挟む)、団子屋の看板(咥え撥と支柱の間に
鞠をふたつ挟む)、一本杉(頭頂に立てて揺らす)、などで片付けるまでを行いました。
次は曲撥、花仙さんは東京一週間で「撥使い」として紹介されたそうです(^^)/。
中抜き、外抜き、肩たたき、散らし取り等。その後リングを用いて3,5,6枚の
パッシング。お次が秘密兵器の曲独楽。昨年11月の初ステージ以来ステージは演じて
いなかったそうです。糸わたり、刃渡り、風車(長い棒の上で独楽が首振り)など。
今回初のお目見えが輪抜け、幅がある木の輪を通したり、輪の中、輪の上で回しました。
間近で見るとなかなかの迫力ですねえ。私もやってみたい。
お次は傘回し、菊仙さんは通常の鞠、金輪でしたが、花仙さんは「もやっとボール」
「ガムテープ」という変わったもの。でも見事に回ってました。口上で「これが
回りますと皆さんの家庭がもやっとなります」には笑ってしまいました。
枡は一升枡と一合枡の大小コンビ、なんでも一合枡のほうが飛び跳ねるので難しい
のだそうです。最後は茶碗を回して立てました。
エンディングはバランスした高い支柱の上に茶碗をおいてそこから水をはじき出す
水雲井の曲。私の目前まで水が飛んできました。屋内でこれを見れるとはびっくり。
二日連続して江戸太神楽を見て曲芸に関してはだいたい同じような内容だったわけ
ですが、演じ方というかキャラクターは相当違いました。こちらの花仙さんのキャラ
が突出して立っていてもうなんというか、花仙さんが喋ると場が別世界に飛んで
いってしまう感じ。生まれもってのフラがあるというか、太神楽だけやっているのが
もったいないと感じられる程でした。ある意味生まれながらの芸人なのかもしれません。

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題名:かがみもち第1回〜仙三・仙花の会〜
日時:2006年3月26日14:37-16:05
劇場:芸能花伝舎1-4(旧淀橋第三小学校、西新宿)
料金:500円
座席:最前列左方
番組:
  鏡味仙三・鏡味仙花 曲芸(曲撥、傘回し)
  鏡味仙三・鏡味仙花 茶番(オカメ登場)
  三遊亭時松 反対車
  鏡味仙三・鏡味仙花 お囃子(さくらさくら、荒城の月、獅子舞お囃子)
  鏡味仙三 曲芸(ひょっとこ踊り&竹による曲撥)
  鏡味仙花 曲芸(五階茶碗)
  鏡味仙三・鏡味仙花 曲芸(曲笠)

この芸能花伝舎は、芸団協が廃校を利用して芸能文化の活動拠点としているもの
だそうです。現地につくとまさに小学校の建物がそのままで看板だけ「芸能花伝
舎」。もっとも芸能花伝舎とする際に内装工事はしたそうですが。
教室のひとつが多目的ホール?となっていました。パイプ椅子を並べて客席を
つくり、机を並べて毛氈をひいて高座としていました。曲芸は高座の上でなく、
床の上で行っていました。
場内満員、主催者も目算がまるで狂ったらしく、後から後からパイプ椅子を
運び込んでいました。最終的には客は60人近くいたと思われます。当初の読み
では20人程度だったんだそうです。

最初はふたりで曲撥です。撥を1本だけ持って、腰車(ビハインドザバックで
背中の横から通す)、指車(指による回転、フラリッシュ)。2本になって
送り取り(シャワー)、肩うちの撥(肩たたき)、タケコプター(ヘリコプター
スピン)、2本撥がクロスしてくっついたままくるくる回る。タケコプターって
昔からある芸なんですか?(^^;)
3本で、綾取り(カスケード)、山越し(ハーフシャワー、無回転)、
山越しの巴(ハーフシャワー、1回転)、あいばらい(ウィーブ?)、ごぼう抜き
(無回転で垂直に投げる)、中抜き(内側から4233)、外抜き(外側から4233)、
散らし取り(1up2up)。二人でやって、抜け取り(上下のスティール)、横取り
(左右のスティール)、片手の取りわけ(二人カスケード)。二人が向き合って、
3本、5本、6本によるパッシング(基本は2カウント)。
次は傘回し、まずは立てわけ(バランス技)。顎、親指、脳天、鼻に載せました。
次に骨だめし(傘の柄を後方に倒して傘の骨を口に咥える)、後光だめし(
傘をひっくり返して柄を前方に持ってきて傘の骨を脳天でバランス)。
鞠を回して、こべり渡り(傘の淵で回す)、八艘飛び(ジャンプ)。向かい
あって、鞠が1・2個のパッシング。そして乱回し。客にストップと声をかけ
させてそこで傘を止めて鞠が回転し続けるのを見せました。
金輪では、鼠の桁渡り(傘の淵で回す)、鞠のジャンプ、のの字の書き分け
(大きな円と小さな円、小さな円を続けて回す)。最後は枡で高速回転。
最初は緊張から1本の撥を取り落としてひやっとしましたが、その後は大きな失敗
もなく、見事なものでした。

次は茶番、仙花さんがおかめの仮面をかぶって漫才風のボケとつっこみを聞か
せてくれます。ボケはおかめ。体の動きがほとんどないのと脚本が中途半端な
気がしていまいち、これはいつごろから演じられていたものなのでしょうか?

時松さんは、汗を迸らしての熱演。車がジャンプするたびに、高座になっている
机が壊れるのではないかとちょっとヒヤリ。芸者をあげるところでいったん下げ
そうになり、私も拍手をしかけたのですが、、「こんな空気じゃ終われない!」
と再度走り出しました(^^;) 無事に上野駅までついて下げ。いやあお疲れ様。

お囃子は、笛と太鼓による合奏。仙花さんの笛は、、これからまだまだ進歩の
余地があって楽しみというところ。がんばりましょう。

ピンの曲芸、仙三さんはひょっとこの面をかぶって火を起こすマイム。火吹き
竹を1本〜3本使って火をおこしながらその竹で曲撥。最初の曲撥とだいたい同じ
パターン。竹は撥と違って穴が開いているのだから、指にはめるとか、紐を
通すとか、違うトリックを見てみたかった。最後に、火がつきやすいのはなぜだ?
ということで竹の中からかぐや姫の絵が出現、竹取物語だけに竹で月やすい?
仙花さんは、五階茶碗。テンポ良く載せていって、鞠ふたつはさんでのバランス、
扇子を途中に挟んで抜く、頭上ではずませる、紐でバランス等。最後は茶碗を
ばらさずにそのまま取り除いて棒の先を紙吹雪入りの皿にして、タコ糸で
スピン、皿の上からは紙吹雪が舞いました。この五階茶碗、安定感があって
なかなかよかった。

最後はざるの周りにテープを巻いたもので花笠とみたてての投げ物。
ゆびくるま、そくい(続飯?)づけ(ざるの底を手のひらで持って振り回しても
手から落ちない、皿でよくやられる曲芸、ところでどういう字?)、
あいばらい等。最後に二人での取り合いを撥とほぼ同一パターンで行いました。
ざるは合羽橋で2000円で買ってきたものだとか。ひらたいものでした。
花笠だと無理でしょうが、ざるだと途中で空気抜けるからパンケーキスロー
みたいなのとか撥とは違った動きができないものでしょうかねえ。

最後の最後に手ぬぐいや扇子があたる抽選会、チケットの半券を抽選箱に入れて
おいて5名が当選。私も手ぬぐいほしかったなあ。

初めて人前でやる芸も多数あるという勉強会の割には大きな失敗もなく、
見事に演じてくれました。500円という価格を考えると大満足です。
これから1年に1回やっていく予定だそうです。



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題名:鈴本早朝寄席
日時:2006年3月19日10:00-11:30
劇場:鈴本演芸場
料金:500円
座席:後方右端
番組:
柳家三三    三方一両損
柳家さん光 厩火事
林家久蔵 浮世床
柳家小太郎 崇徳院

3月下旬に真打披露を行う5人のうち4人が出演するという二つ目
卒業公演でした。
場内満員で立ち見も出る盛況。こんなに客がはいった早朝寄席は
初めての体験です。1/3を超えたのも見たことないような気がします(^^;)
場内も聞いてやるぞという熱気むんむん?三三さんが喋る啖呵に
客席がどかんどかん受けてました。威勢がいい江戸っ子をうまく
演じてますねえ。さん光さんの厩火事はうってかわってじわじわと
笑いが出る感じ。
久蔵さんはレポーター話などちょっと長い枕からさらっと浮世床を
やって次につなぎ、小太郎さんが崇徳院でしめくくり。髪結い床で
最初に句を叫ぶところの逡巡がかわいい。
いつものだらだら聞く早朝寄席の雰囲気とは違い(いやいつもの雰囲気
も結構好きなんですが)本格的な落語会を聞いている気分でした。
真打になるに伴い改名される方がおられるそうです。
柳家風太郎 改メ 柳家獅堂(やなぎやしどう)
柳家小太郎 改メ 柳亭左龍(りゅうていさりゅう)
柳家さん光 改メ 柳家甚語楼(やなぎやじんごろう)

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題名:第57回伝通院寄席
日時:2006年1月19日18:30-20:30
劇場:伝通院書院
料金:当日1500円
座席:最後列椅子
番組:
   歌助   やかん
   金也   長命
   柳好   厩火事
   遊之助  雛鍔
   歌助   山崎屋

今日は寒い。自宅から歩いて3分ほどの会場、それなのに
会場にたどり着くまでに歯が合わないほどがちがち震えてしまった。
客席は50人を越えて満員なのに書院は寒風が。。
出演者全員がすべて真打になっての初めての正月だそうです。
考えてみれば金也(当時の金太)さんが二つ目に上がって登場
した回から見てるんですねえ。
やかんの中の歌助さんの講釈がなかなか迫力がありましたね。
山崎屋は有名な噺なのに今まで聞いたことがありませんでした。
まるでスパイ大作戦のような噺なのね。しかしとってつけた
ような落ちでありますこと。
晩御飯前にちょっと聞きにいける落語会っていいものですねえ。

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題名:仙翁と若者たち第11回日時:2005年11月23日19:00-21:10(途中休憩あり)
場所:文京シビックホール 小ホール
料金:招待券で見ました(前売2300円)
座席:最前列センターブロック右端
社中:丸一仙翁社中
出演:丸一仙翁、仙太、仙次、仙丸、仙若、
    宝仙、朱仙、菊仙、花仙、仙吉、他
番組:
仙翁襲名口上(丸一仙翁、仙太、仙次、仙丸、仙若)
ジャグリング(さいとう)
  マジック、リング、クラブ、ディアボロ
    ジャグリング
  暗闇の中でライトボール
マジック(仙太、仙次、仙丸、宝仙)
    ダンボール箱の中に仙丸さんがはいって回りから傘で突き刺す、
      傘を抜くと、パンツ1枚になった仙丸さんが出現)
    曲独楽(朱仙)
  手の平、羽子板の上、扇子の上、糸渡り、刃渡り、風車
茶番(花仙、仙丸、仙若)
  クラウンと象の着ぐるみのかけあい
傘回しの曲(全員)
  鞠、金輪、桝
    曲撥(仙太、宝仙、花仙)
    五階茶碗の曲(仙丸、菊仙)
    花籠鞠の曲(仙翁、仙丸)
    輪の組み取り(菊仙、花仙)
    寿獅子舞(仙若、仙丸、菊仙)
      オカメとの絡みあり

約6割の入り。お年よりの姿が目につきます。地元の方々なのでしょうか。
舞台を見る客層とは違うみたい。なんとなくアットホームな雰囲気です。
最初は仙翁の襲名披露口上。小仙から仙翁に変わったのがこの夏でした。
番組の前半は太神楽でない芸の数々。最初二人は仙翁社中で曲芸や音曲
を学んでいる素人の方々のジャグリング。さいとうさんのディアボロは
すごい。
朱仙さんは曲独楽のお披露目、1年間の修行の成果だそうです。最初は
傍目にも緊張しているのがわかり、こちらが手に汗握ってしまいました。
糸渡り、刃渡りはもちろんどきどき。でもミスはほとんどなく、風車は
棒の先できれいにまわっておりました。
茶番は昭和初期に行われていたものを、倉庫から着ぐるみ発掘してきて
再現したとのこと。すごいレトロの香りがする芸でした。もうちょい間
を保てばけっこう面白くなると思う。
後半は江戸太神楽。五階茶碗の曲は何度見てもはらはらします。
花籠鞠の曲は口上を受け持つ後見とのかけあいがおもしろい。自分で
やっても楽しくなりそうな花籠鞠、残念ながら籠を作る職人がいない
ので籠の入手はほとんど不可能なのだとか。惜しい。
獅子舞はダイナミック、オカメとの絡みははじめてみました。獅子が
客席に下りていって客の頭を噛んで悪鬼を払って終了。
この公演、自主公演として毎年一回シビックホールで行われているの
ですが、ごく近くに勤めている私でも存在を知りませんでした。自主
公演はシビックセンターではほとんど宣伝されないのです。表には
ポスターは掲げられません。もっと早く知っていればなあ。

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