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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:終わりのない
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2019年11月6日14:00-16:00
料金:S席7500円
座席:1階K列17番(ほぼセンター)
劇団:イキウメ
【脚本・演出】前川知大
【原典】ホメロス「オデュッセイア」
【監修】野村萬斎
【出演】
山田裕貴 安井順平 浜田信也 盛隆二 森下創 大窪人衛
奈緒 清水葉月 村岡希美 仲村トオル
あらすじ:
18歳の悠理は旅の途中で目的地を見失い、立ち止まっていた。自分はなぜここにいるのだろう。悠理は自分の人生を振り返ってみる。短いけれど、沢山の楽しいことや辛いことがあった。恋愛もした。死にかけたこともあった。尊敬できる両親に、いつも気にかけてくれる友達もいる。かつて僕は世界と一体で、完全だった。でも今は違う。ある日、悠里は両親と友達に、湖畔のキャンプに連れ出される。立ち止まったままの悠理には、時間だけが通り過ぎていくように思える。過去に思いを馳せていると、いつの間にか悠理の意識はキャンプ場を離れ、見知らぬところで目を覚ます。そこははるか未来の宇宙船の中。その船は人類の新たな故郷を目指して旅を続ける、巨大な入植船だった。32世紀のユーリとして目覚めた悠理は、自分が誰で、どこにいるのかも分からない。宇宙船から逃げ出した悠理の意識は、宇宙空間を漂い、地球によく似た見知らぬ惑星で目を覚ます。自分そっくりの肉体の中で。奇妙な旅を経て、悠理の意識は再びキャンプ場に戻ってくるが、その世界は自分の知っている世界とは少し違っていた。自分はなぜここにいるのだろう。帰りたい。悠理は自分の世界で、目的地を探そうとする。



ミステリーでSFで多重世界解釈で自分探しで家族愛でタイムトラベルで環境問題で量子力学で
アイデンティティーの問題でクローンでタイムトラベルで泣けました。
オープニングは湖畔のキャンプ、そこで両親は主人公へ離婚の報告、キャンプで時間が淡々と過ぎて行って一体何の話なのだろう?と思っていたところ、悠理が湖で溺死してから大きく動き始めました。
目が覚めた場所は宇宙船、地球が環境破壊で滅亡しており、居住する場所を探しての旅、そこで管理しているアンドロイドのダンがかっこいい。クローン再生の失敗によって変な意識がインストールされてしまったと判断されて宇宙船の外へ廃棄。
次に気がつくと別の惑星の上。。意識だけが並行世界を含む「悠理の体」にはいっているのでした。時間をさかのぼってはちょっとずつ異なる時間と物語を経験、状況は良かったり悪かったり
様々です。家族とのかかわりあいも並行宇宙で試行錯誤している気分になれます。
時間と場所がぐるぐる回ってすこしずつ立ち位置がずれ、そして少しずついろんなことがわかってきて、、、
ものすごくでかい話をしているのに、きっちり舞台の上に収まっているところもすごい。
日常世界から量子力学と多元宇宙まですいっとつながる見事な作品です。

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