今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:桂吉弥独演会 日時:2011年3月27日17:30-20:00(中入りあり) 劇場:国立演芸場 料金:前売3000円 座席:3列5番 番組: 桂雀五郎 みかん屋 桂まん我 花見の仇討 桂吉弥 愛宕山 中入り 桂吉弥 地獄八景亡者戯 ちらしと共に米朝事務所、桂吉弥師匠からのメッセージがありました。 米朝事務所のメッセージには「私たちに今できることを精一杯行うことで、 少しでも皆様に元気を得て頂くことができればと考え、開催にいたりました」 国立演芸場の定席が中止になっているなかでの開催は悩んだことでしょう。 私は開催してくれてよかったと思います。 みかん屋は、抜けたみかん屋がいいかんじ。 花見の仇討は今の季節にぴったり、私も早くわーっと花見をしたいものです。 愛宕山は音曲がはいって京都の春の風景が見えるようです。 一八さんのぼやきがすてき。これだけみっちり愛宕山を聞いたのは初めての ような気がします。 中入り後は地獄八景、なんと途中で、マイクがあがってきて、漫才! いとしこいしでございました。 米朝・吉朝と継承された大王の顔には笑いましたよ。 この一席で70分でした。ちょっとあっさり風味。米朝師匠は90分あったそうですね。 そういえば、地獄を歩き回るメンツの中に「まついせんすい」という人が いました。この人、職業が歯抜きで独楽まわし、、、これって松井源水そのもの ですよねえ。こんなところで曲芸していたとは知りませんでしたよ。 PR 題名:早朝寄席 日時:2010年9月5日10:00-11:30 劇場:鈴本演芸場 料金:500円 座席:最後列中央 番組: 柳家 さん若 野ざらし 鈴々舎 風車 船徳 林家 たこ平 蛇含草 月の家 鏡太 代脈 すごく久々に早朝寄席にきました。こんな炎天下なのに5割近くはうまっているなんて 落語ブームはまだまだ健在なのですね。私は開演直前に入ったので、ゆったり座れる 最後列へ。どの列もそこそこ人でうまっていました。 のざらしは能天気な骨釣り姿がおもしろい。今回の落ちは野幇間バージョン、実はこの バージョンを聞くのは初めてです。なんか取ってつけたような感がありますよねえ。それ に考え落ちなのでなかなか通じにくい。やっぱり私は別の。。。 次は「気温で、30、、とならぶと西鉄稲尾投手の勝ち星みたい」と枕で暑く野球を語り、 船徳へ(^^;) 船の揺れがいい感じ出てます。 蛇含草は暑い中で熱い餅を食う噺、見てるほうが暑くなる(^^;;;;) うまそうに餅食ってました。 代脈を聞いたのは初めて、与太郎が医者をやるって噺なんですねえ。 来週は二つ目卒業記念公演だそうで、満員になるかも。。。 題名:真打披露襲名披露公演5月定席公演(中席) 日時:2010年5月15日13:00-16:20(12時45分から前座、中入りあり) 劇場:国立演芸場 料金:2000円 座席:8列6番(左ブロック通路から2番目) 番組: 春風亭一力 たらちね 才紫 子ほめ ロケット団 漫才 福治 たいこ腹 〆治 そば清 馬風 ご挨拶 仲入り 福治、〆治、小三治、馬風、三之助 口上 ダーク広和 マジック 小三治 二人旅 紫文 俗曲 三之助 景清 今日が三之助師匠の昇進披露興行千秋楽となります。場内満員。 チケットは売り出し開始直後に瞬間蒸発したそうです。 ロケット団をみるのは2回目、タイムラグがある腹話術がおもしろかった。 馬風師匠は漫談、いつも同じようでいて微妙に違う、この方の味なんです ねえ。 口上は兄弟子、師匠、会長と並びました。馬風会長は野球の話で終わり、、 つっこみがはいって三之助師匠の口上(^^;;) ダーク広和さんはテーブル浮遊、カード投げ、カード消失マジック。カード 投げいいなあ。 小三治師匠は飄々とした二人旅。 紫文さんは俗曲小咄といった風情、俗曲最後は大作?勧進帳でした。 終わりに片足かっぽれ。 さてトリはお待ちかねの三之助師匠の高座、実は私が「景清」を聞くのは 初めてだったのです。まるで一人芝居をみているような、個々のシーンが 目の前に浮かぶ高座でしたよ。上野に来て雨に打たれてしまうあたりなぞ まるで私がその場にいるかのような感じがしました。 さて寄席がはねたあとで、三之助師匠を囲んでのオフ! 三之助師匠のお話で印象に残ったものをいくつか。 --- 真打昇進準備では金銭感覚がなくなる。 その上、結婚前の女性と同じようなマリッジブルーみたいになる。 何やっても満足できない、自分の高座が腹立たしい、自分が許せない。 それを解消してくれるのがお客さん、自分の力じゃなんにもできない。 真打興行初日なんて別の着物に着替えたら手がふるえて止まらない。 客の前に出たらスイッチがきりかわって止まった。 吐きそうになっても出ていかねばならない、客がいるから出ていける。 そういうことを通過儀礼にさせてくれる落語がありがたい。 三本締めするのはうれしくてしかたない。 「景清」を選んだのは劇場らしい演芸場で一番芝居らしい噺をしてみたかった。 今までは二つ目の中でやっていればよかった。これからは皆がライバルになる。 しかもいちばんけつっぺた。これが出発点。 --- いい噺家になりましたよねえ。これからも期待してます。 次は花形演芸大賞受賞オフ? 題名:第21回 恒例大演芸まつり<太神楽曲芸協会> 太神楽曲芸その妙技の数々 日時:2010年5月4日13:00-15:30(途中休憩あり) 劇場:国立演芸場 料金:事前予約特別2000円 座席:前方中央付近(全席自由) 主催:日本演芸家連合 劇団:太神楽曲芸協会 ゲスト:ロケット団(漫才) 番組: 寿獅子舞 鏡味仙三郎、叶家勝二(獅子頭)、翁家和楽、鏡味健二郎、 鏡味仙志郎、翁家勝丸、翁家和助、翁家小花 曲独楽 やなぎ南玉 茶番 翁家和楽、鏡味仙志郎 翁家和助 女性コーナー 鏡味仙花、翁家小花、鏡味初音、鏡味味千代 口上 三遊亭金馬、翁家和楽、鏡味仙三郎、叶家勝二、やなぎ南玉 ゲスト漫才 ロケット団 曲芸オールスターズ 鏡味正二郎 鏡味仙三郎社中 ボンボンブラザーズ 翁家和楽社中 祭囃子 松本源之助社中 演芸家連合による大演芸まつり、その中の太神楽曲芸協会の番組です。 獅子舞にはひょっとこ登場。丸一仙翁社中の獅子舞とあらすじはだいたい同じ なのですが、細かな装飾が色々異なります。いつごろ分岐したのでしょう? やなぎ南玉師匠は冒頭で曲独楽の口上を語ったのですが、どこかに文字でない でしょうか。記憶にあるかぎりでは「そもそも神代の、、唐の国では輪鼓と呼ばれ、、、 くるくる回るは風車、、、」 地紙止め、刃わたり、風車、糸わたりをさらっと。 茶番は二人羽織、三線を弾く、饅頭を食う、たばこを吸う、いじられやくの和助さんに 後からつっこむ仙志郎さんがいい。 女性コーナー冒頭では、一つ鞠の衣紋流しを行い手先から鞠を飛ばして傘へと つなげる合わせ技。ネタとしておもしろいと思ったのですが、客席の反応はいまひとつ。 今年国立劇場太神楽教室5期を卒業した鏡味味千代さんが初舞台! 五階茶碗に挑戦しました。なんと道具の中に咥え撥がない!楽屋に取りに行って いる間に、小花さんがおでこに鞠を置いてその上に籠を載せる芸でつないでました。 咥え撥を持ってきた後は動じることなく見事な五階茶碗。初舞台でパニックになっても おかしくないポカしたのに、その後は非常に落ち着いたきれいな所作でびっくりでしたよ。 とても今年卒業とは思えない落ち着きが不思議に思えて調べてみたら、味千代さんは 国立劇場太神楽教室の入学年齢の原則をのりこえてはいられていたのですね。 こういう方は応援したくなっちゃいます。これから先が楽しみです。 花籠鞠は、カラスの即跳びで上→下と下→上の両方、夫婦鞠でふたつが並んで上下。 籠の逆方向からいれるパターンでは、籠の上をとおして投げていました。たしかにこの 方がきれいだけれど難しそう。交換の鞠は勝丸さんがやられているパターンと違い、 真ん中の皿と一番下の皿で交換。 そして、太神楽カフェへようこそ、とエプロンつけて茶碗もって登場。そこで傘で 茶碗を回すのですw 口上では国立演芸場の由来、芸人たちが演芸家連合をつくり、国に国立演芸場 建設を働きかけたのだそうです。 ロケット団は初めてみました。4文字熟語、おかしな日本語、山形にはいろいろある、 CM、ヒーローインタビューなどのネタが次々と繰り出されました。おもしろいねえ。 曲芸オールスターズでは、咥え撥土瓶、撥3本、花笠交換取り。祇園鞠でくっつき の鞠は指先で扇を持ち掌、手の甲にくっつきました。くっついている時間が長く感じ られるきれいなフェイクです。 ボンボンブラザーズはいつものパターン、客いじりとしてはキリを咥えておいて客に リンゴを投げてもらってキャッチ!帽子を投げてもらって頭でキャッチ!いつもながら 紙テープの芸は冴えていました。いいよねえ。 和楽社中はナイフの組み取り、3人上中下に並んでのパターン。 太神楽を見たことが無い友人を連れて行ったのですが、楽しんでもらえたようで一安心 でしたよ。 曲芸をやっている場面は全般的にせわしないのですね。もう少し時間をとって口上 もあわせてゆっくり魅せてくれると嬉しいんだけどなあ。 題名:志の輔らくご あっぱれPLUS 日時:2010年4月26日19:30-21:50(途中休憩あり) 会場:成城ホール 料金:4000円 座席:C-11(7列目中央) 出演: 寒空はだか(スタンダップコミック) キン・シオタニ(ドローイングシアター) 山本光洋(パントマイム「記念写真、QP」) 中村まり子(ひとり芝居「もしもし母さん」昨永六輔) 中入り 立川志の輔 ねずみ 成城ホールにきたのははじめてです。駅から近くかなりきれいな設備です。 前方4列が平面の床に可動式のいすでした。舞台によっては前方を客席 以外の使い方ができるのでしょう。 今回は木村万里さんのプロデュース公演だそうです。 バラエティに富んだ芸人さんたちが前半、志の輔さんのたっぷりの落語が 後半という構成。浅草だったり下北沢だったり、銀座だったり、成城だった りというかんじらしいです。 前半ははだかさん以外は初見。はだかさんは上海万博の歌を大阪万博の メロディで、鳩屋のメロディで鳩山、東京タワーの歌と、建設途上のスカイ ツリーの歌などを散りばめてかなり笑わせてくれました。 キン・シオタニさんはカメラ+プロジェクタを持ち込んで紙に筆ペンでお絵 かき。舞台のタイトルをローマ字で書いたものが書き加えると大勢の人の絵 に。しゃべりも紙の上でおこなっておりました。 山本光洋さんは白い枠の中で記念撮影をするということで、子供から老人 まで変化を見せてくれました。ちょっとした動きで年齢がかわるのは見事。 後半はQPに引かれて動く人?かなりシュールです。 もしもし母さん、は黒電話を前にしたシリアスな一人芝居。人生の節目節 目に母親に電話する女、新婚さんからばあさんまで見事に変化するので すが、ちょっと長い。山本さんと渡辺さんでネタがかぶっている感あり。節目 節目に昭和の歌謡曲が流れるのですが、時間順が正しいのかどうかわか りません。これってもともとラジオドラマだったりしませんか? 後半は、左手指靱帯損傷報告からホーチミン・シンガポールの旅行話へ。 ホーチミンで噺をしてお辞儀をしたときに靱帯をきってしまったのだそうです。 旅の話をたっぷりしたあと甚五郎の旅噺へはいりました。腰のぬけた父ちゃん の情けなさ倍増、ネズミをみたい人たちの騒動3倍増といった感じで増量さ れていたような。最後のねずみもかわいい。 いろんな芸能をみれて最後に志の輔さんの噺でシメるという会でしたね。 |
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