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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:第56回扇辰・喬太郎の会
日時:2010年4月17日18:30-21:20(中入りあり)
劇場:国立劇場演芸場
料金:3500円
座席:11列5番(後方右ブロック)
番組:
 入船亭辰じん 道灌
 柳家喬太郎  そば清
 入船亭扇辰  宿屋の仇討
 入船亭扇辰  阿武松
 柳家喬太郎  へっつい幽霊


この会を聞くには21世紀になって初めてです。皆さんチケットとりにくいから。。
辰じんさん声が大きくて勢いがあります。辰じんさんは喬太郎師匠のところで
道灌を教わったのだとか。この日の昼の落語会では喬太郎師匠も道灌をかけて、
いっぱい間違えてしまったそう。
怪奇大作戦の出囃子で喬太郎師匠登場、三味線で弾くのは一苦労?喬太郎
師匠貫禄つきましたねえ。あと4kg増えたらデブサミット出演!なのだそうです。
自分が太って食いたがるはなしからそば清へ。ちょっとしたくすぐりで客席はど
かんどかんと受けてます。師匠は腰を痛めているそうなのですが、蕎麦食いを
熱演、私も蕎麦を食べたくなりました。
宿屋の仇討ちは、町民のどんちゃん騒ぎと武士の落差がおもしろい。旅のたの
しみといえば風呂場ののぞきwだそうです。ちょっとあこがれるかも。
扇辰師匠もぎっくり腰になってしまったことがあるそうです。在宅介護のお父さん
が、そういう師匠をみて「辰、相撲取るか」で場内爆笑。一気に相撲噺へと。阿
武松はまるで講釈を聞いているようなきっちりした感じでした。
へっつい幽霊はばくち好きの兄さんと幽霊の対決がおもしろい。こんなへっつい
私もほしい。


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題名:新宿末広亭3月下席夜の部三遊亭楽太郎改メ円楽襲名披露興行
日時;2010年3月29日17:00-21:00(18:40ごろから見ました、仲入りあり)
劇場:新宿末広亭
料金:当日3000円
座席:正面後方立ち見
番組
交替出演 柳亭小痴楽 滝川鯉斗
漫談 ぴろき
落語交替出演 桂枝太郎 三遊亭円丸
漫才 Wモアモア
交替出演 春風亭昇太 桂歌春
落語 三笑亭夢之助
奇術 北見伸・スティファニー(ここからみました)
落語  三遊亭好楽  紙屑屋
落語 桂歌丸    つる
-お仲入り-
襲名披露口上
バイオリン漫談 マグナム小林
落語 三遊亭小遊三  ん回し
落語 桂米助     猫と金魚
曲芸 ボンボンブラザース
主任 三遊亭円楽   お血脈




特別興行はかわら版割引がないのですねOrz 立ち見と言われて場内にはいる
とすでに両サイドの通路には2列にわたってひとがびっちり立っていました。
正面立ち見はまだ2列だったのですが、口上の時には4列にまで膨れ上がって
いました。月曜なら大丈夫だろうと円楽師匠の人気をあなどっておりました。

スティファニーさんはチャイニーズリングで見立て芸、造形と口上の美です
ね。伸さんは、テーブル浮遊に、帽子からの取り出し芸。
好楽師匠の噺ははじめてききました。若旦那のアルバイトに、紙屑の分別作
業をするというもの。がらくたや古書でいろんなものがはめ込めるので噺が
長くも短くも自在にできそうです。都々逸と歌舞伎台詞がおもしろかった。
歌丸師匠は開口一番「まだ生きてます」これで場内爆笑。それから軽くつる。
今回は笑点の出演者のみなさんばかりですが、とにかくつかみが早い、枕で
あっというまに場内を笑わせてしまうのがすごい。
口上は歌丸、好楽、円楽、小遊三、歌春、米助師匠の方々、笑点のメンツ
揃い。米助師匠がXXXXこと誰それ、と二つ名をつけて全員を紹介w、でたら
めなネーミングにあわせて話し始めるのがおもしろい。最近笑点見てないの
ですが、TVでも同じ名前なのでしょうか?
皆さんの口上もしゃれが利いている上に暖かくてとても楽しいものでした。
次は東京ボーイズの代演でマグナム小林さん、コンビニのドアの音は何度聞
いても逸品だと思います。今回はタップシューズと床を持ってきて、タップ
を踏みながらのバイオリン演奏。暴れん坊将軍の馬の足音をタップで!確か
に雰囲気がでてます。そして天国と地獄はお見事。
小遊三師匠は先代円馬師匠の亡くなるときのドタバタはなしから軽くん回し。
米助師匠は、月曜はプロ野球がないので安心して高座に上がれるという枕か
ら長島氏の思い出。
ボンボンブラザースは、リングパッシング、卵入れ、紙テープバランス、ク
ラブパッシング、バランス。あの高い高座から紙テープたてたままで降りる
のだからすごい。この紙テープ芸なんど見てもおもしろいんです。まだ見た
ことがないかたは是非ご覧になってください

トリはもちろん円楽師匠、枕でいろいろ寄り道しながら軽くお血脈を演じま
した。新宿二丁目とスパイ大作戦ネタがはいってましたね。明日は人情噺を
たっぷりやるので明日もきてねー、とおっしゃってましたが、さて千秋楽で
はなにを演じたのでしょうか?
小さかったころによく見ていた笑点、最近はご無沙汰なのですが、また見な
くちゃなあと思わせる雰囲気でした。
大勢の立ち見客の皆さんお疲れさまでした。

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題名:鈴本演芸場3月下席夜の部寿真打昇進襲名披露興行
日時:2010年3月21日17:20-21:10(仲入りあり)
劇場:鈴本演芸場
料金:前売2200円
座席:に13(4列目センターブロック)

----<夜 の 部>----
5:20
落語  三遊亭金兵衛:寿限無
落語  柳家はん治:新作?
太神楽曲芸  鏡味仙三郎社中
:6:00
落語  桃月庵白酒:ざるや
落語  古今亭菊之丞:町内の若い衆
漫才 ┌昭和のいる、昭和こいる
落語  柳家さん喬:初天神(団子やまで)
7:00
落語  柳家小三治:(二人旅焼き豆腐まで)
落語  鈴々舎馬風;漫談
7:30 お仲入り
- 真 打 昇 進 襲 名 口 上 -
奇術  ダーク広和
落語  三遊亭圓歌:天覧落語の話
落語  柳亭市馬:山号寺号
紙切り  林家正楽
8:30
落語  柳家三之助:代わり目





開演1時間前に到着、すでに行列ができていました。三之助師匠は背広姿で
行列に並んでいる方々に挨拶。背広姿も貫禄出てきましたねえ。開場予定を
前倒しして入場。
幕が開くとご贔屓からのプレゼントが並んでいます。後ろ幕が駒沢ひろの亭、
ラッパ屋竹内義明氏からウクレレ!その他酒樽が並んでいました。
さて開口一番、ここからうきうきした感じです。
はん治さんの噺ははじめて聞きました。新作なのでしょうか?居酒屋にきて
ぼやく客、実はその客も居酒屋商売だったという。。
仙三郎社中は仙三郎親方と仙三さん。最初は仙三さんから傘回し、傘を閉じ
たまま鼻の下にたててそれから親指試し、とんとんときて骨試しから後光試
しへとつながりました。傘回しで使う鞠は多少大きめで、鞠の回しわけして
いる状態から後へ飛ばしヘッディングで戻す!面白いパターンですね。枡を
回すまでにちょっとした所作がはいりました。次は仙三郎親方による咥え撥
土瓶の曲。また仙三さんによる曲バチ、肩打ちの連続がきれい。最後には笊
の交換とり、5枚から6枚まで行いました。
ここから仲入りまでは軽い噺をとんとんと。小三治師匠は久々に聞きました。
ばあさんがいいですねえ。

さて仲入り後はお待ちかねの真打披露口上。さん喬、円歌、三之助、小三治、
馬風と並んでさん喬司会での口上です。
馬風師匠曰く「彼にはパソコンを直す特技があります。うちのパソコンが壊
れたとき、三之助を呼んで直させたのだが、そのPCにうちのかかあの●の写
真が入っていた。それを三之助にみられたのでとても他人とは思えない」
三之助師匠の師匠である小三治師匠「二つ目の時に名前を換えた。自分から
三之助という名前でどうでしょうと持ってきて、いいだろうと認めた。実は
異例の入門の仕方をしている。この男は手紙をだしてきた。弟子入りしよう
という者で手紙を書いてくるようなやつは相手にしないことにしているのだ
が、虫の居所がよくてあってみようかな、、で会ってみた。親を連れてらっ
しゃいといったら、おかあさんをつれてきた。この男が入門できたのはおか
あさんのおかげ。この男よりおかあさんを噺家にしたかった。弁舌がよく、
女っぷりがいい。これがちょっと良い女なんですな。入門した後もこの男と
お母さんを交換したかった。こいつには、人が生きるってのはコンピュータ
じゃないんだぞ、人間なんだぞ、という小言が多かった。3年くらい前から、
ひょっとすると使えるぞと思った。これからが噺家としてのスタートだ」
皆さん笑わせてくれてそれでいて三之助師匠への暖かい思いやりが伝わる楽
しい口上でした。三本締めで幕。

マジックはロケット団の代演なのだそうです。新聞紙を使った、グラスとビー
ル瓶のいれかえ、それからファンカード。肘までカードを並べて、一旦倒し
たら、そのまま肘を降ってカードを上方に飛ばし、もう片方の手でまとめて
キャッチ!これって種も仕掛けもないですよね。練習してみたいかも。。
円歌師匠は天皇陛下の前で落語を行ったときの話。この噺のタイトルはなん
とついているのでしょうか?昭和天皇が崩御された際に、喪に服して寄席に
あがるのを自粛する必要があったとは初めて聞きました。
山号寺号は、一瞬ですが 市馬山おんすてー寺w さんのすけ山いいかん寺、
えんか山けがだい寺、ばふう山えろおや寺、で締めました。
紙切りは、相合い傘 真打ち口上、花見。花見は桜と宴会で踊る姿を切り抜
いて見事。



さてとうとうトリの三之助師匠です。
かなり堂々としていて何年も前からトリをとっているような風格が感じられ
ましたよ。酒好きだという枕から替わり目へ。くすぐりでは一瞬某航空会社
の名前もwそういえば紋付きの紋をよく確認できなかったなあ(たしか飛行
機のはず)おかみさんがしゃきっとしていて、酔っぱらいの旦那がかわいい。
なべやきうどんのかけ声も当時の路地が目に浮かぶようでしたよ。目の前に
光景が広がるとてもきっちりとした、それでいて情感あふれる噺でした。
良い噺家になったものです。
ここがスタートライン、これからももっと面白い噺を聞かせてくださいね。


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題名:舞台劇と古典芸能のコラボレーション 思い出すことなど ~漱石の愛した俳句と古典芸能~
日時:2010年2月9日19:00-20:45
劇場:四谷区民ホール
料金:入場無料(要事前申し込み)
座席:1階3列目左端
出演:
    夏目漱石:葛西和雄
    夏目鏡子:大嶋恵子
    高浜虚子:高山康宏
    正岡子規:矢野貴大
寄席番組:
    能楽・舞囃子:金井雄資(シテ方宝生流)、徳田宗久(太鼓方観世流)、
    和妻:北見マキ
    曲独楽:やなぎ南玉
    落語:三遊亭遊雀
    太神楽:鏡味正二郎
    寄席踊り:雷門助六
      地謡:金井賢朗、太鼓:桂宮治、三味線:斎須祥子
構成、演出:福山啓子
主催:新宿区
制作:(社)日本芸能実演家団体協議会
協力:秋田雨雀・土方与志記念青年劇場、(社)落語芸術協会
物語:
 明治44年3月
 早稲田南町の漱石山房の一室・・・
 正岡子規の思い出を高浜虚子と語り合う漱石、
 虚子が去った後、まどろむ漱石の夢の中には子規が出てきて・・
 漱石と虚子、子規とのエピソードを回想劇の形で上演しながら、
 漱石の愛した俳句と古典芸能の世界へ皆様をご案内いたします。
  
1階席はほぼ満員。観客の平均年齢60歳?Papermil へ来たみたい。。
まずは新宿区文化部の部長さんがでてきてご挨拶、区長のメッセージを読み上げました。
さすが、公営公演。
左右に黒幕を垂らし、舞台を狭くした上に真ん中に台を置き、その上にセットを組んでの
お芝居。セットとしては座り机に本棚、座卓がありました。漱石の書斎に高浜虚子が訪ね
てきて、漱石が危篤になったときの話や子規の思い出話、というか悪口が会話劇として
続きます。これが冒頭30分。そして虚子が帰った後、漱石がうたた寝すると若い子規が
夢にでてきちゃいます。子規が「寄席に行こう!」、ということで突然黒子が何人も登場し、
書斎を台ごと移動、空いた舞台中央に高座を創ってしまいました。黒子が出ると殿も出て
ほしいと思ったのは内緒です。

寄席の最初は謡曲、漱石から「なぜ寄席で謡曲?」という突っ込みがありました(^^;)
こういう舞が美しく感じられるようになったというのは、自分にも年輪を重ねたせいでしょう
か。腰の高さが全く変わらない、振り向く軸が全くぶれない舞はみていて気持ちがよいの
です。締太鼓の音も小気味良い。
次は和妻、三味線・太鼓がBGM。袋から無限たまご、空中から花、二段引き出し、壷から
布、布の後ろから傘7本+ボンボリ、最後に見得。
曲独楽、扇子の上の地紙止め、独楽の2階建てー開運招福回り灯籠、大きな独楽の下に
小さな独楽、その下に大きな飾り、それを扇の上に立てると下の飾りも回り始めました。
邪気を祓う刃渡り、最後は風車。全部座って演じていました。
落語は漱石が演芸を好きだったのにかけて、素人義太夫、いい感じで受けてました。
太神楽は、祇園鞠、大小の鞠を2個、あやとり、片手で2個、扇をいれてあやとり、閉じた
扇を手にもって手の甲・平へ続飯付け、扇を開いて続飯付け、カラムの間に扇をいれるわ
けどり、あい払い。私は正二郎さんのこの祇園鞠かなり好きです。傘回しは、まず鞠、縁、
片手、乱回し。茶碗はまっすぐ投げ上げて一旦傘の上で止めました。そしてぐらぐらゆら
してのの字のような小さな円を何度か描いた後で乱回しに。太神楽の最後は升、桁渡り。
最後は寄席踊り、かっぽれの伴奏で糸あやつり。美しいマイムです。ほんとに糸がみえる
かのよう。もう一曲踊って寄席はお開き、再度黒子がでてきて漱石の書斎へ逆戻り。
漱石の世界と寄席を堪能した1時間45分、これで無料なのですから新宿区は太っ腹!

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題名:櫻田落語会
日時:2010年1月16日 18:40-20:20
劇場:炭焼き櫻田
料金:4000円(炭焼き飲み放題つき)
座席:高座のすぐまえ2列目
番組:
 歌奴 明烏
 三之助 芝浜

いつもは40人程度の櫻田落語会が今回は50人。卒業公演
なので大人気なのでしょう。

明烏はネタおろしをしたばかりで2回目の上演だそうです。
熱演、キャラクタの描きわけがめりはりきいていて、明るくわ
かりやすい。

三の助さんは人情話をたっぷりと。櫻田の薄暗い雰囲気に
ぴったりとはまっていました。「ひ」と「し」が一緒になる江戸
なまりって前からはいってました?
緩急があり、しっとりと物語をえがいていって、ときどきすかっ
とかわいくなります。地味なところで感心したのが、芝浜で
主人公がぼーっと海を眺める描写、遠くの海に船が見える
ようでしたよ。本当に、骨太のしっかりした良い噺家になりま
したよねえ。
公演終了後、真打ち昇進のお祝いに櫻田落語会から幟が
三之助さんに送られました。私も些かながら寄付。
真打ち披露興業が楽しみです。

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