今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:民族芸能公演 ~祈り~東アジア民族芸能の現在 日時:2011年12月13日18:30-20:00 劇場:イイノホール 料金:無料(事前申込制) 座席:前方ブロックなかほど右端 解説:(公式Webより) --------解説--------- 未曾有の災害となった東日本大震災。「東アジア共生会議」 の開催にあたり、東アジアの人々が、豊かな恵みをもたら してくれる一方で、時には猛威を振るう自然をどのように 心にとらえ、あらわしてきたかを民俗芸能を通じて探りま す。 黒森神楽 岩手県宮古市 黒森神楽は、宮古市山口に鎮座する黒森神社を本拠地とし ています。正月になると、黒森神社の神霊を移した「権現 様」(獅子頭)を携えて、陸中沿岸の集落を廻り、家々の 庭先で権現舞を舞って悪魔祓いや火伏せの祈祷を行います。 夜は宿となった民家の座敷に神楽幕を張り夜神楽を演じて、 五穀豊穣・大漁成就や天下泰平などの祈祷の舞によって人 々を楽しませ祝福をもたらしています。 この巡行は旧盛岡藩の沿岸部を、山口から久慈市まで北上 する「北廻り」と釜石市まで南下する「南廻り」に隔年で 廻村し、近世初期(およそ400年程前)からその範囲は変 わっていません。こうした広範囲で長期にわたる巡行を行 う神楽は、全国的にも類例がなく、貴重な習俗が現在も継 続されていることから、平成18年3月に国の重要無形民俗 文化財に指定されました。 四川省アバ州チベット族・チャン族 民族伝統舞踊 中国四川省 四川省の北西部、アバ・チベット族チャン族自治州(以下 アバ州)を居住区とするチベット族とチャン族。今回は、 農業や、冠婚葬祭の際に行われる歌や舞踊をご覧頂きます。 アバ州にはチベット族の中でも主にアムト(安多)チベッ ト族、ギャロン(嘉絨)チベット族、白馬チベット族が居 住しています。 同じチベット族でも、遊牧地域の歌は音 域が広く、豪放である一方、農業地域の歌は節回しが流麗 で、のどかな響きが伝わるなど、地理的・言語的な違いに より、唄う歌、唄い方、リズム、音程など全く異なります。 チャン族は、中国で唯一古代の民族名称を持ち続け、その 歴史は三千年前の殷商時代の甲骨文字に残ることから、人 類学において「中華民族の生きた化石」とも言われていま す。 また、羌笛は二千年余りの歴史を持つ独奏楽器で、 独特な双管の共振によるハーモニーと頬を膨らませる息継 ぎの演奏法でゆったりとした雰囲気が醸し出され、中国の 管楽器の父と目されています。これらの民族が継承する無 形文化遺産は、悠久の歳月の試練を受け、2008年の‘5・12’ 四川大地震を経た今もなお、美しく輝いています。 鳳山仮面劇 韓国ソウル市 鳳山仮面劇は、現在は北朝鮮領となった黄海道に起源を持 つ伝統芸能で、南北朝鮮の文化を伝える芸能として広く世 界に知られています。鳳山仮面劇は、本来宗教儀礼として 行われていたもので、もとは陰暦4月8日に釈迦の誕生を祝っ て演じられていましたが、後には道教の祭りの中に取り入 れられ、端午の節句に演じられるようになっていきました。 これを演じることで邪気を祓い、秋の豊作を招くことがで きると考えられてきました。劇は全七場から成り、登場人 物それぞれの特徴を表す仮面を被った俳優による様式的な 歌、舞踊、身振りによって進められていきます。劇の初め に世の中のさまざまな悪鬼、悪霊が祓われた後、仏僧たち による破戒、破戒僧らの悔い改めと許し、貴族階級に対す る風刺、庶民生活の中にある哀歓が順次演じられていきま す。 バリ島の仮面劇 インドネシア バリ島 神々の島とも呼ばれているインドネシア・バリ島では、宗 教行事の奉納芸として、日々様々な芸能が頻繁に上演され ています。「バリ島仮面劇」もそのひとつです。今回の「バ リ島仮面劇」は、インドの古代叙事詩Mahabharata (マハー バーラタ)を題材にしたもので、その中のAdi Parva(アディ パルワ)の一部を演じています。全世界を征服しようと、 好き勝手振舞う国王の兄弟スンダとウパスンダの前に、美 しい天女ティロッタマーが現れます。王たる者、まずは国 の自然や環境を整えなければならないのだと、ブラフマー (ヒンドゥー教の神、創造主)が天女ティロッタマーを創り 出したのです。兄弟は美しい天女をせしめようと互いに争 いますが、最後には二人とも死に至るというあらすじです。 バリ島では、<人間・自然・神>の調和を大切にしていま す。人間と人間、人間と自然、人間と神様、それぞれの関 係がバランスをとっていられるようにすること。それを忘 れてしまった人間たちの傲慢さを思い知らせてくれる一話 といえるでしょう。イ・ワヤン・ディビア氏率いる楽団 GAMELAN WINDU SUARA (ガムラン・ウィンドゥ・スアラ) は、今回の「バリ島仮面劇」のためにつくられたスペシャル メンバーで結成されています。バリ島の芸能を通じて、古 代の智恵、伝統文化を皆さまと共有したいという願いが込 められています。 --------解説終わり--------- このような舞台を無料で鑑賞させてくださる主催者に感謝! 「黒森神楽」 全員が黒紋付で登場、左手に持つは黒い獅子頭、だが口の 中は赤いのです。タテガミはとてもカラフル。お囃子は太 鼓と鉦。 チベット族・チャン族 民族伝統舞踊 原色使いの衣装、黒いブーツに螺旋模様、とても派手でカラ フルなのです。角、獣の皮かぶるスタイルもあり。山歌と名 づけられた歌がいくつか、フリースタイル歌詞のようで、即 興で作成?ソプラノ歌手は素晴らしい。こぶしがまわってソ プラノ民謡とでもいうような雰囲気。 鳳山仮面劇 最初に登場が赤い仮面、酔っぱらいを表しているのでしょう。 8人の破戒僧の踊りはみんな酔っぱらいw 僧たちの手の先が 白い布になっていて、先におもりがついたらポイになりそう。 老僧の舞は欲望に負けて堕落する物語。これもコミカルです。 バリ島の仮面劇 女を間にはさんだ壮大な兄弟喧嘩、最後はふたりとも死んで しまいます。ガムランの音色も美しく、まるでウブドにいる 気分でした。 PR |
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