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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 劇場:東京芸術劇場プレイハウス 日時:2026年1月31日12:30-15:15(途中休憩あり) 料金:S席12500円 分類:演劇 座席:1階B列19番(2列目センターブロック右寄り) 原作:村上春樹 演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ 脚本 高橋亜子 音楽 阿部海太郎 美術 石原敬 照明 吉本有輝子 音響 井上正弘 映像 上田大樹 衣裳 前田文子 ヘアメイク 鎌田直樹 演出補 田中麻衣子 振付補 鈴木竜 通訳 上野茜 演出助手 河合範子 ステージマネージャー 徳永泰子/森 和貴 プロダクション・マネージャー 平井康将 プロダクション・スーパーバイザー 金井勇一郎 出演: 藤原竜也・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の私 森田望智・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書、“世界の終り”の彼女 宮尾俊太郎・・・“世界の終り”の影 富田望生・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女 島村龍乃介(Wキャスト)・・・“世界の終り”の僕 藤田ハル・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男、“世界の終り”の管理人 松田慎也・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男、“世界の終り”の門番 池田成志・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士、“世界の終り”の大佐 上松萌子、岡本優香、冨岡瑞希、浜田純平、原衣梨佳、 古澤美樹、堀川七菜、山田怜央、吉﨑裕哉、Rikubouz ミュージシャン:権頭真由 Story: “世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という二つの世界が同時進行で描かれる。 二つの物語が織りなす、思いもよらない結末とは――。 ・ハードボイルド・ワンダーランド “組織”に雇われる計算士である“私”(藤原竜也)は、依頼された情報を暗号化する「シャフリング」という技術を使いこなす。ある日私は謎の博士(池田成志)に呼び出され、博士の孫娘(富田望生)の案内で地下にある彼の秘密の研究所に向かい、「シャフリング」を依頼される。博士に渡された贈り物を開けると、そこには一角獣の頭骨が入っていた。私は頭骨のことを調べに行った図書館で、心魅かれる女性司書(森田望智)と出会う。だが博士は研究のために、私の意識の核に思考回路を埋め込んでいた。世界が終るまでの残された時間が迫るなか、私は地下世界から脱出し、どこへ向かうのか。 ・世界の終り 周囲が高い壁に囲まれた街に“僕”(駒木根葵汰/島村龍乃介)はやって来た。街の人々は一見平穏な日々を過ごしている。僕は街に入る際に門番(松田慎也)によって影を切り離され、いずれ“影”(宮尾俊太郎)が死ぬと同時に心を失うと知らされる。僕は古い図書館で美しい少女(森田望智)に助けられながら一角獣の頭骨に収められた夢を読む仕事を与えられていたが、“影”から街の地図を作成するよう頼まれる。影は街から脱出する方法を模索していたのだ。僕は地図を完成させるために、図書館の彼女や大佐、発電所の青年(藤田ハル)から話を聞き、街の正体を探るのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 原作未読でドゥクフレ振付目当てでチケット購入。満員立ち見。 影絵のような背景。実際に影をおとしているときもあった? トゥーシューズはいてポアントで立ち、手には棒足を持った一角獣多数出現。ダンサーは 女性も男性もあり、この一角獣の群舞が美しい。1幕は銀色、2幕は金色。 一番後ろは下手に向かって上がっている坂道、その手前には奥に向かって上がっている床。 右端にはピアノ、他に弓で弾くよくわからない楽器等。 男は街にはいろうとして門番に影と分断されてしまう。影にも中の人がいて真っ黒な顔。 この街は影があってははいれない、斬られた影は街の外で労働し、衰弱して行って最後に は死んでしまうらしい。男は図書館に行って骨の中に封じ込められた夢を見始める。ここ が世界の終りの街。この世界の”僕”がなかなか良い。世界の終りは完全な街、そのため 影(≒自分の心)を切り離して、影は死ぬに任せてしまう。影が死ぬと心がなくなるが、 まだ残滓が時々湧くので獣にそれを食わせては街の外へだしている。2幕では心を失った 彼女の心を取り戻すために、一角獣の夢読みを行い、彼女の散らばった心の断片を集めて 行く。ここは「果てしない物語」終盤で記憶を掘り起こしたシーンを思い出した。ここで のダンスシーンでは影も重要、時々実体がない影が発生し(二人でダンスしている時に、 三人目の影等)一緒にダンスしていた。最初に気が付いた時はびっくり! もう一つの世界、ハードボイルド・ワンダーランドでは、特殊な暗号化シャッフリングを やった私が何かやばいことに巻き込まれている。地下の迷宮にはいったり、やくざっぽい ふたりに部屋をめちゃくちゃにされたり。ヤクザ弟分は歌舞伎マニアっぽい語りを延々と していて笑わせてくれた。博士はいかにもマッドサイエンティストという雰囲気を醸し出 していた。この世界はハードボイルドなのだけどそれにしては主役が少々ミスマッチのよ うな気が。そして皆なんだか思わせぶりな台詞ばかり。 実は世界の終りは”私”の無意識、この無意識を活用してシャッフリングを行っていて、 シャッフリングが終わると無意識は私から切り離されている。ところが博士はこの切り離 しをしないような設定を”私”に組み込んでしまい、その設定が実行されると”私”は 植物人間になってしまう。それまでに残された時間は36時間! エピソードの転換には後ろが暗転、前方のみ照明でソロダンスがはいり、そちらに目を向 けていると気がついたら場面転換されていた。これらが皆派手で楽しい。 そして両方の世界に図書館があり、司書の中の人は共通なのだけれどうまく描き分けされ ていてよかった。後半の方がテンポよく、そして全般的に世界の終りの方が面白かった。 ダンスはとても満足、物語もわかりやすかったのだけど、長い小説をどのようにつめたの か気になったのでこれから小説読んでみる! PR
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