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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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Red


題名:RED
日時:2010年6月12日14:06-15:38
劇場:THE JOHN GOLDEN THEATRE
料金:Broadwaybox 割引79USD
座席:ORCH F122
出演:
Alfred Molina (Mark Rothko)(TONY賞Best Performance by a Leading Actor in a Playノミネート)
Eddie Redmayne (Ken)(TONY賞Best Performance by a Featured Actor in a Play 受賞)
Stephen Rowe (Mark Rothko Understudy)
Gabriel Ebert (Ken Understudy)

CREATIVE
John Logan (Playwright)
Michael Grandage (Director) (TONY賞Best Direction of a Play 受賞)
Neil Austin (Lighting Design) (TONY賞Best Lighting Design of a Play 受賞)
Adam Cork (Sound Design) (TONY賞Best Sound Design of a Play受賞)
Christopher Oram (Set & Costume Design) (TONY賞Best Scenic Design of a Play受賞)
The Donmar Warehouse

Master Abstract expressionist Mark Rothko has just landed the biggest commission in
the history of modern art, a series of murals for New York’s famed Four Seasons Restaurant.
In the two fascinating years that follow, Rothko works feverishly with his young assistant,
Ken, in his studio on the Bowery.
But when Ken gains the confidence to challenge him, Rothko faces the agonizing possibility
that his crowning achievement could also become his undoing.
Raw and provocative, with groundbreaking performances, Red is a searing portrait of an
artist's ambition and vulnerability as he tries to create a definitive work for an extraordinary

setting.
Direct from a sold-out run at the Donmar Warehouse in London comes the thrilling new
American play, Red. This award-winning, 90-minute drama stars two-time Tony AwardR
nominee Alfred Molina and breakthrough British star Eddie Redmayne.
Written by Academy AwardR nominee John Logan (The Aviator, Gladiator) and directed by
Olivier Award winner and Tony Award nominee Michael Grandage (Frost/Nixon, Hamlet),
Red is the Donmar’s latest critically-acclaimed production to arrive on Broadway, following
the success of Frost/Nixon, Mary Stuart, and this season’s Hamlet with Jude Law.



TONY賞Best Play 受賞。ストレートプレイ部門ではぶっちぎりの受賞数でした。
入場時には舞台の幕があがっており、すでにキャストが後をむいて椅子に座っていました。
場所は画家のスタジオです。
この作品はAbstract Expressionist Painter として知られるMark Rothko をモデルに描いた
物語です。今年は実在の人物を描いた舞台が多いですね。
スタジオの奥には赤くまだらに塗られた巨大なカンバス。カンバスの上には
口の字のようなものが見えます。そして場面転換にはこの巨大カンバスをすげかえるの
です。口が日の字になったり。。
オープニングはBGMもかかることなく静かにはじまりました。
音楽は舞台上で仕事のBGMにレコードをかけたときにはいりました、けっこういいアク
セントになってますね。全体に抑え目な照明も画家と助手の悩みをあらわしているかの
よう。TONY賞でScenec やLighting design の裏方さん賞をゴッソリとっただけのことは
あります。物語はRothkoのスタジオの中だけで進みます。登場人物は画家と助手のふ
たりだけ。最初はいやな芸術家が弟子に対して難癖つける物語かと思いましたよw 
作業中の抽象画をみせてどう見えると?助手に答えさせては、、、
Rothkoは芸術と商売で悩み、Ken は自分自身の立場と方向性で悩み。。
アーティストの煮詰まり感、助手の焦燥感が伝わってくるのです。Rothkoの内面描写
自分自身の寺院をつくるがごとく入魂の作品は、フォーシーズンズレストランの壁画として
高価な価格で売られていきます。Rothokoがレストランに見に行くと、、食事をしている人
は誰も壁画を見ていない!代金を返すので絵を返せといい始めたり。。Rothkoは真っ赤
になったバケツに手をつっこんで明かりがないところで座り込んでいいたり一瞬自殺かとも。
居場所の無さに、Ken はRothkoに、私の何も見ていない!と叫ぶのですが、Rothkoは
そりゃ雇い人だもの、、Kenは師匠・弟子の関係だと思っていたのですが、Rothkoは
アーティストと使用人の関係だと思っていたのです。Kenがぶち切れて首!となった段階
でようやくRothkoの視野にKenがはいったようです。
重厚な会話、各場面がかっこいいのですね。でも怒鳴り始めるとわからなくなる英語Orz 
会話を聞かせて、かなり間が良く感じるのは脚本とキャストが良いのでしょう。
そして開演時と同じように静かに終演しました。
カーテンコールでは客席全員が総立ちでした。




そういえば、隣の劇場のGod of Carnage が先週で打ち切り!チケット持ったカップルが
劇場前に来て張り紙を読んで呆然としてましたよ。


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