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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ママがわたしに言ったこと
日時:2004年9月26日19:00-20:45
劇場:青山円形劇場
料金:6500円
座席:A21(前方ブロック3列目)
原題:My mother said, I never should
作:Charlotte Keatley
翻訳:常田景子
演出:鈴木勝秀
出演: 
ドリス:木内みどり
マーガレット:渡辺えり子
ジャッキー:大竹しのぶ
ロージー:富田靖子

舞台の床と天井は丸い刺繍になってました。刺繍の糸が天井から床まで
1本伸びています。舞台の後方には段があってピアノがひとつ。
全員が白い幼稚園児風の服を着て頭に大きな白いリボンをつけて
「母親を殺したい」というところから物語が始まりました。
4人はドリスー>マーガレットー>ジャッキーー>ロージーの順に母娘
という関係にあります。時は前後しつつ母娘の関係を少しずつ見せながら
じわじわと進んでいきます。母がよかれと思っておしつけるのに娘は
反発、娘が暴走して失敗、なんとなく似ていてそれでいてなんとなく
違うエピソードが積み重なって行きました。ドリスは結婚の時に
やりがいがあった教員をやめさせられて専業主婦に。マーガレットは
母がきらいな米国人と結婚し、流産し、晩年には別居。ジャッキーは在学中に
子どもを作ってしまい、マーガレットに預けて一人暮らし、仕事は順調。
ロージーはマーガレットの子、すなわちジャッキーの妹として育てられて
いきます。
全員が幼児から娘そして現在の歳までいろいろ演じわけます。
もちろん一番幅広かったのは曾祖母までやった木内さん。
一番見事な変身は大竹さんでしたね。幼児、娘、中年を見事に演じ
わけてました。個々の演技はすんなりはいってくるのですが、前後の
関連性をどうとらえていいものか全般的にうーんて感じです。
途中でアドリブ満載らしきシーンもあったようですが、
微妙におもしろそうでそれですんなり笑えないという妙な雰囲気でした。
泣けるわけではない、おかしいわけではない、すかっとするわけではない、
といってつまらないわけでもない。いわく言い難い舞台でした。
もうすこしわかりやすい脚本か演出にできないものでしょうかねえ。
隣に座っていたひとの報告によると、私は結構受けた反応を示していて
ふつー泣くだろうというシーンでもくすりと笑っていたとか。うーむ、
いったいどこで笑ったのかなあ。たしかにどこかで笑った気はするが(^^;;)
これの男版というものが成立するか?ということも考えてしまいました。
家庭というものが母親のもので父親はその家庭の附属品にすぎないという
状況が多過ぎるので成立しないだろうなあ。

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