忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今回見たものはだいたい上の写真に写ってます。
ストレートプレイはCurious Incident がさらっていきましたね。
ミュージカルは Fun Homeと King&Iの勝ち。
Hand to God と Something Rotten!にもっと取ってほしかったのだけれど
相手が悪かったというところでしょうか。
さて来年はどうなるかな?どうもお疲れ様でした。

Here is the tally of the winners:
Fun Home: 5
The Curious Incident of the Dog in the Night-Time: 5
An American in Paris: 4
The King and I: 4
The Audience: 2
Something Rotten!: 1
You Can't Take It With You: 1
Wolf Hall Parts 1 & 2: 1
Skylight: 1.

Complete nominations follow. Winners are marked with an asterisk (*):

Best Lighting Design of a Play

* Paule Constable, The Curious Incident of the Dog in the Night-Time
Paule Constable and David Plater, Wolf Hall Parts One & Two
Natasha Katz, Skylight
Japhy Weideman, Airline Highway

Best Lighting Design of a Musical

Donald Holder, The King and I
* Natasha Katz, An American in Paris
Ben Stanton, Fun Home
Japhy Weideman, The Visit


Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Play

Geneva Carr, Hand to God
* Helen Mirren, The Audience
Elisabeth Moss, The Heidi Chronicles
Carey Mulligan, Skylight
Ruth Wilson, Constellations

Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Play

Matthew Beard, Skylight
K. Todd Freeman, Airline Highway
* Richard McCabe, The Audience
Alessandro Nivola, The Elephant Man
Nathaniel Parker, Wolf Hall Parts One & Two
Micah Stock, It’s Only a Play


Best Book of a Musical

An American in Paris
Craig Lucas

* Fun Home
Lisa Kron

Something Rotten!
Karey Kirkpatrick and John O’Farrell

The Visit
Terrence McNally


Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatre

* Fun Home
Music: Jeanine Tesori
Lyrics: Lisa Kron

The Last Ship
Music & Lyrics: Sting

Something Rotten!
Music & Lyrics: Wayne Kirkpatrick and Karey Kirkpatrick

The Visit
Music: John Kander
Lyrics: Fred Ebb

Best Play

* The Curious Incident of the Dog in the Night-Time
Disgraced
Hand to God
Wolf Hall Parts One & Two

Best Musical

An American in Paris
* Fun Home
Something Rotten!
The Visit

Best Revival of a Play

The Elephant Man
* Skylight
This Is Our Youth
You Can’t Take It with You

Best Revival of a Musical

* The King and I
On the Town
On the Twentieth Century

Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Play

Steven Boyer, Hand to God
Bradley Cooper, The Elephant Man
Ben Miles, Wolf Hall Parts One & Two
Bill Nighy, Skylight
* Alex Sharp, The Curious Incident of the Dog in the Night-Time

Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Musical

Kristin Chenoweth, On the Twentieth Century
Leanne Cope, An American in Paris
Beth Malone, Fun Home
* Kelli O’Hara, The King and I
Chita Rivera, The Visit

Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Musical

* Michael Cerveris, Fun Home
Robert Fairchild, An American in Paris
Brian d’Arcy James, Something Rotten!
Ken Watanabe, The King and I
Tony Yazbeck, On the Town


Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Play

* Annaleigh Ashford, You Can’t Take It with You
Patricia Clarkson, The Elephant Man
Lydia Leonard, Wolf Hall Parts One & Two
Sarah Stiles, Hand to God
Julie White, Airline Highway


Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Musical

* Christian Borle, Something Rotten!
Andy Karl, On the Twentieth Century
Brad Oscar, Something Rotten!
Brandon Uranowitz, An American in Paris
Max von Essen, An American in Paris

Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Musical

Victoria Clark, Gigi
Judy Kuhn, Fun Home
Sydney Lucas, Fun Home
* Ruthie Ann Miles, The King and I
Emily Skeggs, Fun Home

Best Scenic Design of a Play

* Bunny Christie and Finn Ross, The Curious Incident of the Dog in the Night-Time
Bob Crowley, Skylight
Christopher Oram, Wolf Hall Parts One & Two
David Rockwell, You Can’t Take It with You

Best Scenic Design of a Musical

* Bob Crowley and 59 Productions, An American in Paris
David Rockwell, On the Twentieth Century
Michael Yeargan, The King and I
David Zinn, Fun Home

Best Costume Design of a Play

Bob Crowley, The Audience
Jane Greenwood, You Can’t Take It with You
* Christopher Oram, Wolf Hall Parts One & Two
David Zinn, Airline Highway

Best Costume Design of a Musical

Gregg Barnes, Something Rotten!
Bob Crowley, An American in Paris
William Ivey Long, On the Twentieth Century
* Catherine Zuber, The King and I

Best Direction of a Play

Stephen Daldry, Skylight
* Marianne Elliott, The Curious Incident of the Dog in the Night-Time
Scott Ellis, You Can’t Take It with You
Jeremy Herrin, Wolf Hall Parts One & Two
Moritz von Stuelpnagel, Hand to God


Best Direction of a Musical

* Sam Gold, Fun Home
Casey Nicholaw, Something Rotten!
John Rando, On the Town
Bartlett Sher, The King and I
Christopher Wheeldon, An American in Paris


Best Choreography

Joshua Bergasse, On the Town
Christopher Gattelli, The King and I
Scott Graham & Steven Hoggett for Frantic Assembly, The Curious Incident of the Dog in the Night-Time
Casey Nicholaw, Something Rotten!
* Christopher Wheeldon, An American in Paris


Best Orchestrations

* Christopher Austin, Don Sebesky, Bill Elliott, An American in Paris
John Clancy, Fun Home
Larry Hochman, Something Rotten!
Rob Mathes, The Last Ship

Recipients of Awards and Honors in Non-competitive Categories

Special Tony Award for Lifetime Achievement in the Theatre
Tommy Tune

Special Tony Award
John Cameron Mitchell

Regional Theatre Tony Award
Cleveland Play House, Cleveland, Ohio

Isabelle Stevenson Tony Award
Stephen Schwartz

Tony Honors for Excellence in the Theatre
Arnold Abramson
Adrian Bryan-Brown
Gene O’Donovan

Excellence in Theatre Education Award
Corey Mitchell


Tony Nominations by Production

An American in Paris - 12
Fun Home - 12
Something Rotten! - 10
The King and I - 9
Wolf Hall Parts One & Two - 8
Skylight - 7
The Curious Incident of the Dog in the Night-Time - 6
Hand to God - 5
On the Twentieth Century - 5
The Visit - 5
You Can’t Take It with You - 5
Airline Highway - 4
The Elephant Man - 4
On the Town - 4
The Audience - 3
The Last Ship - 2
Constellations - 1
Disgraced - 1
Gigi - 1
The Heidi Chronicles - 1
It’s Only a Play - 1
This Is Our Youth - 1

(http://www.playbill.com/news/article/fun-home-curious-incident-kelli-ohara-helen-mirren-michael-cerveris-alex-sharp-top-69th-annual-tony-awards-350681 からの引用)

拍手[0回]

PR


題名:アジア演劇講座第三回タイ演劇まるごとツアー
日時:2009年11月18日19時-20時半
会場:東京芸術劇場中会議室
料金:500円
主催:東京芸術劇場(財団法人東京都歴史文化財団)
講座内容:バンコク・シアター・ネットワーク(BTN)のプロデューサーが最新の
タイ現代演劇事情をご案内します。演劇に関する一般的な情報から、公演
チケットの買い方、劇場への行き方、タイならではの観劇マナーなど、ここ
でしか聞けない情報満載の講座です。(日本語通訳付)

バンコクシアターネットワークプロデューサのインティープさん?による講義
でした。通訳付き。バックグラウンドビデオとしてバンコクシアターフェスティ
バル2006の様子が映し出されていました。ビデオにはダンス、マイム、ジャ
グリング(5バウンズのカップル)などなんでもありの風景が映っていました。

現代演劇はタイでは30年前に誕生した。私は伝統舞踊がすぐ近くにある環
境で育った。自宅の裏に有名な伝統舞踊の団体があり、メンバーたちは夕
方になるときれいないかっこうをして、当時もっとも高い建物だったところで
ダンスをしていた。その頃タイの伝統舞踊団体以外にも歌いながらお芝居を
する団体もあった。それらの舞台が演じられるのは夜の9時以降、働いてい
る大人が見に行っていた。子供や若者たちの娯楽は映画館。
1970年代にはいると海外でロシア人スタニスラフスキー、ドイツ人ベトロプリシ
といった先生たちに海外で習って、タイの大学や教育機関で現代演劇を
教える先生がたくさんでた。ただし、自分で脚本を書いて演劇を上演するこ
とはしなかった。上演するのはマイフェアレディ、ハムレットとか全て翻訳もの。
タイの東北地方の方言を使ったマイフェアレディがあった。
当時劇場がほとんどなく、上演できる場所は語学研修機関など一部に限られ
ていた。1973年頃にはタイでは学生運動が盛んな時期。タイの学生による日
本製品不買運動があった。米国に対する反対もあり、反政府の演劇もあった。

「ラコンジョーラユ」という演劇用語がある。即興のことで、何をするのか、誰が
どの役を演じるのかその場で決め、観客も巻き込むかたちで物語が進む。政
治に対する不満、政治情勢などが演じられた。タイの大衆演劇であるリケイも
ラコンジョーラユのひとつ。
他にもタイ南部地方にある代表的な伝統劇 マノーラ 旅芝居、北部地方 
ジョイントソー たき火を囲んでその場で話をする、等がある。噂話を交えて、
演劇風にいろいろやり、その場はコミュニティとして盛り上げる。
そうすることにより芝居をやる本人と社会との関わりをもつことができるようになる。

タイで行われる演劇の形はいろいろ。現代演劇をとりあげると、伝統舞踊を取り
いれているものや、リケイを盛り込まれているものもあり、自由自在にアレンジし
ている。演劇を通して、観客とのコミュニケーションをはかることができるかどうか
が一番大切、そしてどんなメッセージをこめるかどうか。
演劇することは人とのコミュニケーションをはかることである。

タイの演劇の歴史の中で重要なできごとがあった。
バンコクにあるモンティエンホテルに1980年当時は劇場があった。
この部屋の半分くらいの面積でとても小さい劇場だった。モンティエントン劇場で
お芝居をできる人は才能に優れていた。学生も参加していた。
朝かえりで劇場から出る、夕方になったら劇場、朝には学校へいく、夕方には
劇場で働く、ホテルで寝泊まり。何年間も泊まり込みで仕事していた。
タイの風習ではホテルに女性一人で止まることがないのでとても異例。
モンティエントン劇場は同一作品を最低3ヶ月上演しつづけていた。人気ある
作品だと1年間。チケットの販売もいまとちがう。チケット売るのではなく、ホテルで
ドリンクを買うと券が1枚ついてきた。1987年にこの劇場がなくなった。それはタイ
のTVドラマが普及したため。それまでのTVドラマはつまらないものだった。
大衆の興味は、TVドラマ、歌に移って行った。演劇の場の提供もすくなくなって
いった。場を提供していた、ドイツの語学研修機関も古くなって移転。
英語の研修機関においてももサポートなくなる。

1995年、当時はバブル崩壊のころ、タイ人はTVドラマにあきるようになった。
そして演劇がまた復活。1995-6 に演劇団体誕生、各劇団の交流ができる。
BBB、バンコク・バリ・ベルリン、三カ国の間で代表的な役者を呼んで舞台を
作るという活動があった。

1998年にはバンコクにある国際交流基金主催のプロジェクトで野田秀樹さん
がタイにきた。グループで赤鬼を手がける予定で、タイ人を2ー3人選ぶために
きた。結局、野田さんは14人選んで日本につれてきた。
オーディションをやるのが通常なのだけれど、各演劇団体に平等にチャンスを
与えるということで、ワークショップをやって各劇団から代表者がきて、野田さん
が選んだ。赤鬼という作品についてはバンコクで何度も上演されている。
1998年には野田さんら日本側との交流がふかまり、関係者が集まって、皆で
ネットワークを作りコミュニケーションをもっとはかりましょうよということで、バンコク
シアターネットワークが確立した。タイ演劇に関する関心を寄せてもらう、映画
スポーツコンサートに負けないくらい寄せてもらう、というのが設立の目的。

現在はタイでは主な演劇は3つのカテゴリに分けられる。
主流の演劇は1000ー1200収容の劇場で、人気の高い俳優や歌手を使う、
スポンサーもつく、チケットが高い。1枚2500バーツ。
主流の演劇は芸術性にすぐれたものではない。一般の人にうけるため、俳優に
金をかけている。
次がバンコクシアターを代表とするような500-700名の劇場における演劇。
芸術性にすぐれたものが多い。芸術性を売りにする俳優がよく出演している。
1枚1500バーツ程度。
最後がBTN(バンコクシアターネットワーク)に属する劇団、規模的に一番小さい。
ひとりで運営する劇団もいる。基準としては各劇団には少なくとも10-20名の
メンバー、毎年少なくとも一つの作品を上演。上演しない場合でも、1年演劇を
教えている、とか条件がある。本業を別に持っていて興味を持っているから通
常の仕事以外にもお芝居をやりたい、というときにお芝居をやるということも可能。
50くらいの劇団がある。赤鬼、農業少女は1枚500バーツ。それでも今までで
一番高かった。市場の中で劇場を作ってしまった例がある。芝居はやるたび赤字。
2階建てで、2階は劇場、1階はワッフルや、時々タイマッサージ。
小さな劇場なのだけれど、自分たちで自立できるように運営していこうという劇団
がいまのところ、4ー5つある。コミュニティにすんでいる近隣住民と交流できるの
がよいこと。それぞれの劇団が持っている劇場をレンタルする事もやっている。

バンコクシアターフェスティバルは毎年行われており、通常は11月。今年は早めで
10月にあった。一挙に60作品程度が上演。料金は見た後の寄付。フェスティバル
は発表の場、情報交換、相手の作品をみてがんばらなければならない、自分に
対する向上心を高める、など色々な効果がある。


☆質疑応答

2007年にBTFへ行って、30-40名で一杯になるような小さな劇場で演劇をみた
とき、必ず英語の字幕がついていた。中には日本語字幕までついていたものも
あった。BTFは常に字幕つきなのか?


タイで上演されるものはタイ語のみ。
外国人に見にきてほしいというものは英語字幕つけることがある。あるいは日本
語字幕。タイ人の観客の中には字幕に集中してしまうという声もある。
赤鬼は字幕がでる。農業少女はイヤホンガイド。
イヤホンガイドなしでも何か感じられるのか、試みてほしい。


500バーツは日本円でいくら?タイの方々の生活レベルからすると適正?
補填をしながらの500Bなのか?


1200円くらい。映画料金は120ー150バーツ。それに比べると500バーツは高い
印象があった。ただしなぜ500にしたかというと、話の内容は原作は日本人が書
いたものだからバンコクにすんでいる日本人に見に来てほしかった。いなくはな
かったが、かなり少なかった。一般のタイ人から受け入れられないだろうなあとい
うことがあった。
演劇に関する関心が薄いのか、タイ人の芸術鑑賞文化。映画館に行ったら何か
食べながら見る。夜上演するお芝居は、劇場内飲食禁止なのでおもしろくない。
リケイ、通常は切符うらない。おもしろいなあと感じられるとおひねりを出す。
10万バーツまでお捻りを出す。ベンツを買ってくれた人もいた。
前売り買ってもらうより、最後に帽子を回す方が効果的だった。
場合によってはお芝居の中に2万バーツくれた観客もいた。


前売り買ってきてみてくれる客層は?売り切れは?


前売り券ははっきりとはいえないが、まず売り切れの心配はない。
ちけっとぴあとか切符を買うよりも直接販売する人と電話をして電話予約。
毎回BTFを行うために、バンコク以外の劇団も参加、チェンマイとか、BTN
の運営に携わっているのがバンコクにいる人間に限られる。
タイ全国から参加してほしいと願っている。時々チェンマイでもフェスティバル
がある。


拍手[0回]



題名:浅草見世物 奥山の風景
日時:2009年10月4日14:00-17:05(途中休憩あり)
会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール
料金:無料(事前予約)
座席:最前列センター右より
主催:国際浅草学プロジェクト実行委員会(台東区・明治大学)
協賛:財団法人台東区芸術文化財団/下町風俗資料館
企画・構成 : 上島敏昭(浅草雑芸団)
舞台監督・照明 : 斉藤正雄
企画協力 : (社)全日本郷土芸能協会
映像協力 : ヴィジュアルフォークロア、 北村皆雄
司会 : 原健太郎(国際浅草学プロジェクトメンバー)
説明:(公式Webより)
<浅草見世物>
 江戸時代の浅草奥山は,見世物や大道芸が集まり,一般大衆の娯楽の場として栄えました。
その後見世物は区画整理により日本の芸能の中心となった「浅草六区」に移転し,所々に見
世物小屋が立ち並び,歓楽街の景観を形成しました。
 今回の国際浅草学プロジェクトでは,かっての奥山の風景を再現させるべく,当時と関係の
深い講演・実演を豪華に織り込み,皆様に披露いたします。
番組:
~第1部 「講演」~
【記念講演】 
「浅草と見世物、大道芸」
   川添 裕 皇學館大学 文学部 教授
【講   演】 
「紙芝居と街路の文化様式-その広がりと日韓比較-」
   姜 竣 城西国際大学 国際人文学部 准教授
~第2部 「実演」
1 最後の見世物・人間ポンプ(映像と安田春子氏へのインタビュー)
最後の見世物芸人と呼ばれた故・安田里美氏の「人間ポンプ」を映像でお楽しみ
 いただきます。また安田春子夫人に当時の見世物小屋についてお話をいただきます。
2 「ろくろ首」(浅草雑芸団)
全国で公園を繰り広げている浅草雑芸団(坂野比呂志大道芸塾)により江戸時代の見
  世物小屋の定番であった「ろくろ首」を披露いたします。
3 日本手品「蝶のたはむれ」「金輪の曲」(東京イリュージョン・藤山新太郎)
国際的に活躍している藤山新太郎師により日本古来の手品の最高傑作「蝶のたはむれ」
 長らく途絶えていた日本独自の手品を復活させてた「金輪の曲」を披露します。
~展示・実演~
ミレニアムホールホワイエにて開演前および休憩時間に行います。 絵看板
安田里美興行社所蔵の見世物小屋の絵看板を展示し,昔の奥山の風景を再現します。
竹田からくり人形(桐生からくり人形芝居)
江戸の風情を受け継ぐ桐生からくり人形芝居により「義士討入」を実演いたします。
21世紀のからくり人形「踊る!和ボット」(舞台芸術21ネットワーク・和のメソッド)
古来の日本伝統文化と現在のハイテクノロジーが融合したロボットが日本伝統を舞います。

----------------------------------
【記念講演】 
「浅草と見世物、大道芸-浅草奥山を中心に。」
   川添 裕 皇學館大学 文学部 教授
見世物研究の第一人者、見世物文化研究所の所長

江戸時代の盛り場はふたつ、浅草と両国。浅草の方が格が上。
浅草は徳川幕府が開封して50年くらいで盛り場になっている。
両国は振り袖火事の後にできた盛り場。明治以降の近代化で展開の仕方が違う。
浅草は盛り場として栄えているが、両国は相撲ががんばっているだけ。
浅草は江戸時代から通して考えると一番の盛り場。
江戸時代の盛り場中心は浅草奥山。これは浅草寺の本道の大まかに後ろ側。
金竜山の奥なので奥山。現在奥山というと本道の奥から西の位置をいうが、
元来は本堂の後ろの広い場所をさしていた。
本堂の西北のエリアがだいたい盛り場として盛んだった。見世物小屋、矢場、
大道芸、土産物屋、茶屋、など。近世後期の流行する見世物小屋は非常に
大きなもの、文政二年、浅草籠細工で18間。
竹の籠の目を大きくしていって、高さ7mの像が作られたこともある。
江戸版のテーマパークみたいなもので三国志の世界をテーマパークとして
籠でつくりあげた。口上話芸のキャストがついて演じていた。
50日、興行延長で計100日、入場料が32文、800ー1000円程度。
100日で2200両ー2500両、40ー50万人はいったことになる。
このころの都市の人口の3人に1人がみた勘定になる。
奥山にかならずあったのが大道芸でふたつかみっつ。
水からくりは夏の時期にやっていた。見せ物小屋は一個だけもあるし、
いくつもでている場合もあった。暖房がないので、見せ物小屋は2月ー10月
がシーズン。子供芝居、講釈の小屋、などもあった。
矢場、弓矢を射ることがかならずしも目的ではなくて、きれいなおねえさんが
いるということが目的だったりして。
浅草奥山の奥深さはこのエリアがここだけで完結しているわけではなく、
この奥が吉原、天保年間から猿若町、浅草の東北にあった。
奥山がなんとなくあって、本来は仏様の尊い施設なのだけれど、別の意味
での弁天様が向こうにいたりして、奥深い構造をしていた。
明治以降の近代は西側、花やしき、六区がひらけてきた。
浅草という場所が二重三重に奥深い展開であった

【講   演】 
「紙芝居と街路の文化様式-その広がりと日韓比較-」
   姜 竣 城西国際大学 国際人文学部 准教授

修士論文ではじめて日本の紙芝居に出会って以来調査研究をしている。
紙芝居は路地裏、原っぱで水飴やソース煎餅などを売り、いくつか物語を
語って聞かせる商売。主に戦前の紙芝居、昭和5年くらいに東京かその周辺、
世界的に不況で無宿がいたので、無宿者の商売としてまたたくまにひろがった
都新聞に紙芝居の話が昭和6年11月ー12月にかけて18回連載された。
紙芝居を貸し出す団体が22箇所、商売人が800人。
昭和7年東京市が郡部をいれて20区になる。浅草区の中に紙芝居はひとつもない。
その周りに紙芝居を作り貸し出す団体があった。下谷区、日暮里・三河島・南千住に密集。


紙芝居のはじまり
  紙芝居はもともと紙人形芝居のことを言っていた。
  紙の裏表に人物背景をかく。それを串に刺して舞台にいれて見せる
  紙人形の芝居だった。明治20年ごろに絵双紙、駄菓子屋で売られていた。
  ろくろ首の見世物市が目をつけて縁日で小屋掛けで興行。この当時は写し絵。
  明治30年ごろまで徒弟制度でやっていた。絵を寝かして鏡に映してみせる。
  もともとの紙芝居は芸能として熟練しないとできなかった。
  熟練を必要としなくなると大正の終わりに貸し料をとって貸し出しをするようになった。
  小屋をはってやる見世物芸だったものが、どんどん日常にはいってきた
  団体が分裂していくなかで、昭和5年映画のカットに似た絵を引き抜く形として
  高瀬画劇協会を脱退した田中次郎たちが蟻友会として黄金バットを作った。
  紙芝居が盛んだった下谷竜泉寺町はたけくらべによれば、吉原に通う一能一芸
  の民が住んでいた。下谷万年町(もと下谷山崎町)は黒桑者の拝領地、強胸の住所。
  江戸後期から明治には願人坊主が集住。飢饉がおきて農村部が人が集まってくると
  人があぶれるので台帳作って移住させられていた。このあたりは、生活費がやすい。
  万年町は近世後期ー近代初期の江戸東京4大スラムのひとつ、屑もの拾いなどを
  職業とする。明治後期ー大正初期に営業取り締まられて日暮里三河島へ移住。
  万年町を中心に芸能の中心とともにスラムだった地域が、近代化される過程で郊外
  へ追い立てられていくのだが、これが日暮里・三河島だった。
  昭和6年に京成青砥-日暮里開通、戦後の紙芝居は鉄道ルートに沿って北部へ。


韓国の民族芸能
朝鮮時代のサブカルチャーは日本より圧倒的に少ない。
  絵的なものが非常に少なく、韓国の伝統芸能には声の文化が多い
  「風の丘を越えて」(1993)が韓国の民族芸能を描いた映画として有名。
  おちぶれたパンソリの旅芸人の市場で大道芸をやるが、ちんどんやの音
  にパンソリの音がかきけされる。世界で韓国をうるためには韓国にしかないもの
  それはパンソリ、しかし声を映像でみせるのは非常に難しい、あえてそこを
  映像化しようとした。
  韓国の大道芸では声が多い。日本のサブカルチャーは非常に絵的なものがおおい。


~第2部 「実演」
1 最後の見世物・人間ポンプ(映像と安田春子氏へのインタビュー)

映像は1994年見世物小屋での興行の最後。
吉本、松竹でもポンプだけはどうしてもできない
因果ものは今は上演することが困難、身障者の方々が出演できない。
蛸娘、かに男、など身体障害で他に仕事がない方々がこれでかつては稼いでいた。
現在は作りもので対処している。福祉でよくなったものもあるが。。。


人間ポンプがここで上映、いやー凄いです。ライブで見てみたかった。
なんであんなことができるんだろう?碁石呑んでおいて、好きな色を口から出すって何?
泣き啖呵を安田氏が実演、これまたすごいです。縁日のわくわく気分が湧き上がりました。
これもめったに聞けないかと思うとさびしい。

2 「ろくろ首」(浅草雑芸団)

太鼓、三味線の生演奏付で登場、ろくろ首はむしろの後に隠されていました。
絵看板付がいい。そこで、表に出ている語り部?がトーク。

ろくろっくびとはなんですか?と新聞社から質問がきた。新聞記者までわからなく
なっている。新明解で「ろくろ首」は「首が長くのいたりちぢんだりする化け物
またその見世物」。見世物研究にも載っていない。調べてみると、
武江年表に幕末に桜田久保町でろくろ首見世物の記載があった。
偽りと知りながら見る人多し。のぞきカラクリのごとくに箱をつくり、覗かせていた。
変態見世物市みたいなものですね。
こころをこめてお送りします。一瞬で終わります!

むしろがあがって、絵看板そっくりのろくろ首出現!

一瞬で終わりました。いやーいいです。これ、飲みながら見てみたい。


3 日本手品「蝶のたはむれ」「金輪の曲」(東京イリュージョン・藤山新太郎)

まずは紙片の曲から。紙テープをちぎってひとつにし、ちぎった紙を扇の上で
はずませていると繭にばけて最後は卵になりました。
次は手妻の説明、そして座敷手妻ークローズアップマジックということで
藤山晃太郎氏と掛け合いでお椀と玉。 手さばきがとても美しい。リンゴを
おいてバナナはどこ?というべたなギャグにも笑わされました。最後にはあんぱん
が出現していっそうびっくり!ちゃんと割ってあんぱんだと確認。物欲しそうに
していたのがわかったのか、舞台から呼ばれてそのあんパンをもらってしまいました。
本当に甘かったのです。ああ手妻を見て甘いものをいただけるなんてなんて幸せ。。

次は金輪の曲、チャイニーズリングと呼ばれていますが、日本では見立て芸だとのこと。
口上がつく芸なのですね。机、轡、星兜、ツタの紋所、茶釜、蓮華のつぼみ、蓮華の花、
牡丹灯籠等々、言われると確かにそれらしく見えてきます。見立ての一覧希望!
こういう見せ方だとマジックの要素より見立ての要素の方が強くアピールしますね。

次は蝶のたはむれ。手妻は、不思議をストーリーで包み込む不思議を強調しないのが特徴、
この蝶のたわむれは手妻を哲学とし、1枚の紙で一生を見せる哲学を語る、日本の芸能は
芸をしながら背後を語ろうとする、のだそうです。
形だけ真似てやることはできてもそれではまだ完成にはほど遠いとか。
蝶のたはむれは初めてライブでみたのですが、いやーほんとに蝶が生きているみたい。
これはまた見てみたい。


~展示・実演~



竹田からくり人形(桐生からくり人形芝居)
 倉から人形が発見されたのを契機に、もてる技術と知恵をを出し合って、つかいかたを探り、
 新しい人形を作っていったのだそうです。40体がオリジナル、35体がレプリカ。
 見てるとなんだか昔懐かしい気分になれます。



21世紀のからくり人形「踊る!和ボット」(舞台芸術21ネットワーク・和のメソッド)

  伝統芸能の普及にロボットを活用。
  関節をふやすことで、踊りや見得ができないか、文楽人形国宝にまでお願いに
  いったそうです。
  歌舞伎の前宣伝をロボットを使ってやっているとのこと。
  健康体操や踊りを披露しましたが、確かにうまく動きます。


 
これが無料のイベントなのですから、太っ腹ですよねー。
来年もセミナーに参加したいと思いましたよ。

拍手[0回]



題名:アジア演劇講座「知られざる中国現代演劇」
日時:2009年9月16日19:00-21:07
会場:東京芸術劇場5階中会議室(池袋)
講師:菊池領子
URL:http://www.rproduction.com

☆中国の文化政策と演劇の状況

・中国現代劇は、1907年在日中国人留学生が東京で組織した春柳社の公演が起点とされる。
 日本の新劇の影響を受けて始まった。中国語では現代劇を「話劇」と言う。
 参考図書「文明戯研究の現在」「中国話劇成立史研究」東方書店

・1949年新中国の登場。毛沢東曰く「文芸は社会主義及び人民に奉仕するもの」
 劇団は選ばれた人により構成する団体であり、職業演劇人として芝居をやっていた。
 各地域ごとに公営劇場があり、劇場付きの劇団があるという、地元密着型であった。
 北京人民芸術劇院という劇団の「茶館」という作品が有名。1958年初演83年日本公演。
 中国の近代の歴史をすべておさめたような三部構成の芝居。
 なにを見る?というとまずは「茶館」というくらいスタンダードナンバーになっている。
 ただし言葉は庶民の言葉を書き移しているので外国人には聞き取りが難しい。
 天津でも「蟋蟀賭博の若旦那」という天津を描いた作品がある。賭博で遊んでばかりいる
 息子を母親がいさめる話で、天津の言葉で演じられている。

・1978年の改革解放が契機で公営劇場に小劇場が誕生。
 もっとも広さに対する感覚が日本と異なるので、小劇場といいながらも300名くらい
 はいれるようなところが多い。
 「非常信号」(原題:絶対信号)の成功がエポックメイキングであった。
 それまでは時代ごと時間順に動いていた芝居ばかりだったが、この作品は回想がはいる
 などして、時間と空間がうごいた。
 小劇場といっても演劇の精神や形式の自由を追求する方向であった。場所が公営劇場
 なのでアングラ・反体制はない。

・2000年前後は作品に同じような繰り返しがみられ硬直化していた。
 それに改革の動き、また自分で採算を考えねばならない状況になりつつあった。
 それまでは劇場名で見るものをを選んでいたが、これから演出家の名前で見に行くことが
 起こり始めた。公営劇団でしか舞台が作られていなかったのが、自分で金を集めてつくり
 はじめた。民営劇場がこのころ誕生、フリーランスプロデューサも数年で誕生。
 2001年に北京で大学演劇祭を開催。
 2000年前後に制作会社ができた、香港から文化吸収。台湾の影響も大きかった。
 海外文化の影響があった一方、中国伝統劇の手法を積極的に取り入れる作品が増えた。
 「夏の記憶」天真人民芸術劇院(ロープに絡まって引っぱりあう、水浴びをする、見得を切る画面、、)
 舞台は農村、夫との関係がさめてしまい、夫は都会に働きにいったまま帰らない、
 そこで農村に働きにきた学生と恋。
 「非常麻雀」中国実験話劇院、時代も場所も設定がなく、ただ文革を生きてきたというのが
 わかる。学はない、明日はなにをしようといいながら麻雀にあけくれる。3人で4人目が
 くるのを待ちながら話にあけくれる。4人目はこなかったのか誰がこなかったのかを
 観客にゆだねる作品。ゴドー待ちなのか?こないことがわかっている、そこがゴドー
 とは違うのだ、ということらしい。
 京劇でも伝統的な枠におさまらない作品を作るようになった。
 ムー・グィイン、北京李六乙戯劇工作室、李六乙作・演出。女傑三部作の第一作。
 京劇なのか現代劇なのかいったいなんなのだ?と北京で話題になった作品。
 (ビデオを見た限り、私の目には京劇としか見えないのだけれど、かなり面白そう)
 「生死の場」中国実験話劇院、ティエン・チンシン脚本・演出、ビジュアルな演出、
  色彩豊か、シンプルなセットで効果的な舞台を作る。日本語化されている。
 ここまでは、すべて北京における制作。

 上海では2000年前後でホワイトカラー層がでてきた。日本と同じでストレスたまって
 いてすかっとする作品がみたいというニーズが強かった。ホワイトカラー層を描いた
 作品がいろいろできてきた。
 ヒットメーカー ユィ・ロンジュン(英語名をニック・ユー)は マーケティング
 の部署にいたが、プライベートでほんを書いてみたらうれてしまった。71年生まれ。
 「www.com」上海話劇芸術センター、 夫婦なのにネット経由でしかコミュニケー
  ションできないという物語。日本では東演が日中上演でプロジェクトを組み、
  日本版、中国版が上演されている。晩成書房「中国現代戯曲集」4に収録。

 2000年ごろから作品再演を繰り返すことが多くなり、ミュージカルを
 取り入れたものなど、全体的には商業的なものがふえている。
 公営も独立採算を求められてきて、昔のようにチケット売れなくてもよい、ということは
 言っていられない。昔は周りを見ると99%がチケット貰ってきた人だったという
 ことがあった最近はそういう体制をあらためようとしている。
 俳優のつてをたよってチケットをもらおうとしてもだめになりつつある。
 採算重視、商業化、大型化、売れ線つくりの方向に向かっている。

・最近の傾向
 採算重視、大きくないとチケットは売れない、大型化商業化、名作の全国巡演が進んでいる
 アマチュア(専門の養成機関を経ていない者)演劇人の台頭、視点の斬新さで勝負。
 都会の中であえぎながら生きていく自分たちの今の感覚を描く。
 彼らは自分たちでなんとか場を見つけねばならない。
 作り手・観客ともに改革開放後の豊かな時代に育った新世代、エリートサラリーマンや
 自営業のニューリッチ層が台頭。年齢が上になると、芸術とはかくあるべしという観念がある。
 時間が前後する作品は、年寄りが受け入れがたい。小劇場は何をやっているのか、あまり
 にも幼稚だと見るひともいるのではないか。若者は怖いもの知らず、自分たちが得た金を
 使って制作している。
 「10人の夜」菊池領子・グーレイ、日本では二面に客席、中国は公共劇場なのでどうして
 も額縁式舞台となり演出やりなおした。日本語上演で中国語字幕、北京では字幕をみただ
 けで笑いが出たが、シンセンでは東京と同じような反応でクール。
 上演場所も多様化、孟京輝(モン・ジンホイ)による蜂巣(フンチャオ)劇場など演出家が
 自分で劇場を持つうになった。また北京9個劇場(ナインシアター)のように公民館を
 劇場として整備してアマチュア劇団に提供するという例もあり。かなりの数の上演がなさ
 れている。本業の稼ぎを投資して運営する新たな民間劇場もある。プートンの中にある
 カフェのような劇場、パンハオ劇場。上海では郊外の倉庫を改装した稽古場兼上演スペースの
 下河迷倉(ダウンストリームガレージ)など。
 ファッションに関しても外部協力を得ているので、ファッショナブルな都会の衣装を
 使った作品が多い
 「恋するサイ」中国実験話劇院、リャオ・イーメイ作、モン・ジンホイ演出。
  動物園のサイの飼育係の男性と女性との恋愛。都会で生きる寂しさ、男性が女性を一生
  懸命愛するが女性は自分勝手、現代人の孤独感、信頼関係の危うさを描いた作品。
  全国縦断公演中、若者の共感をえる。


☆日中演劇交流の可能性

交流目的をよく考えること、自分でよく整理したのちにチャンネルも選択すべき。
職業演劇人の意識が国によって異なる。お互いのずれをわかっていればよいのだが、現場に
なるとどうも意志疎通がうまくいかない場合がある。社会の状況が中国と日本で違う。
中国は大きなことを決めるだけ、細かくことを最初から決める日本との違いはある。
また劇場の予約時期、日本はかなり早いが中国はぎりぎりでもなんとかなる場合がある。
中国は民間に対する助成金がない。中止のリスクの考え方も違う。
旅行ビザでいけばいいですから!と現地側は言うことがあるが、それはビザ取得という
仕事を減らすためのことがある。また中国人が来日するにはビザが必要。
インディペンデント系と許可の取り方がよくわからないということで日本側主導でいかない
とビザが間にあわないということが起きる。
かつては物価の差が大きかったので日本側が丸抱えでやっていた。
中国側と負担を案分してくれないと今後は続かないだろう。
かつて中国には著作権の意識はなかったが、最近は権利意識を持ち始めている。
しかしそれと日本側の著作権を尊重するということとは話が別。
日本が資金を出す、中国人が演出、俳優など人的リソースを出すという形で舞台を作り
あげたときなど、中国人が勝手に再演してしまうことがある。著作権はどうなっているのか?
いろいろトラブルの元になることがあるので注意が必要。

☆質疑応答

Q:日本の場合だと、ヨーロッパの演劇と刺激をうけたとかすごくあると思うけれど、中国の場合、
ブレヒトやベケットは上演されたのか?
A:そういった作品は上演されている。80年代あたりでも、但し小劇場でもアンチ政府ではない。
そのころ個はまだ希薄、社会主義に関する反発とかとらえてやっていた。一人っ子政策79年から
はじまったので80年代以降は物が豊かで一人っ子で思いのままに生きている。西洋人の感覚に
近い物がある。昔はそういうものを上演しても観客に受け入れられなかった。

Q:演劇と雑技の交流はないのか
A:曲芸が一場面に出るような舞台であれば少々はいることもあるがその程度。雑技の方が
ストーリー性を取り入れてきているのでそちらからみるとまた違ったことがあるかもしれない。

Q:チケット代は?
A:昔は劇場も企業もは国の傘下にあった。職場が中心の生活だった。
企業にチケットを渡せば皆にわたった、チケットを買わなくても上司の伝手を待てばよい。
現在大きな劇場の場合は、1万円。外国作品だともうちょっとあがる。一番下が1000円くらいの
席まである。小劇場の芝居、よい席で3000円ー3500円、安いのは1000円。
大卒の給料で3000元くらい。5万円くらいの人が1万円のチケットを買うとなると、2割?

Q:最初に日本の新劇を見て始まったのであれば、日本の新劇はどういうふうに思われているのか?
A:日本でも伝統劇に対して新劇と言われた。今の時代から見ると新劇て古いんじゃない?
さらに先にいっているから新劇が新しく見えるということもある。
大型の額縁の舞台でなんとなく大型なものがうけるのではないか。

Q:日本から行くときどういうものがよいのか?
ちょっとしっかりしたものがよいかもしれない。まれびとの会が新作を持っていっている。
ビジュアルで身体表現的要素や台詞もとおらない作品、
非常にいいと反応する人とまたくわからないというひとと評価がわかれる
人によって様々。

Q:民族はどういうものがはいっているのか?

A:地方で状況が違うだろう。現代劇は劇団があるとはいえ、少数民族のエリアのものが北京に
くるのか?民族差別などの素材を扱っているか?というとなかなか勇気を持って扱っているのは
聞いたことはない。ダンスになるとそれぞれのエリアで異なる。

Q:役者がどうやって生活できているのか?
A:所属先の給料は多くない、ホワイトカラー層なみ。
召集がかかったときは拘束されるが、それ以外は映画やTVにでることができる。だいぶギャラが良い。
今は全部の役者がよいギャラをもらうわけではない。稽古中、交通費がでて食事がでる。向こうの
役者をやっていたほうが日本より金がたまる。役者の等級がある。
公営劇団は、国のおすみつきがある。

Q:台本に検閲は?
A:ある。台本を出さないとチケットを売る公演はできない。でもだいぶ緩やかにはなっている。
字幕にチェックがはいったこともある。
アマチュアの劇団であっても、チケットを売らない内部上演ならば検閲はないが、チケットを売る
ことになると検閲がかかる。


☆参考URL
資料より チケット購入サイト
 http://www.piao.com.cn/shouye.asp
http://www.288.com.cn

拍手[0回]

☆今年のイチオシ

あまり難しいこと考えずに1本選びたいというかたへ。
いまなら次の2本がお勧めです。

・Billy Elliot
 http://www.playbill.com/events/event_detail/10974-Billy_Elliot_at_Imperial_Theatre
 http://www.billyelliotbroadway.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/403/
 映画の「リトルダンサー」が原作
 2009年度TONY賞作品賞含め10部門受賞

・Hair
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16635-Hair_at_Al_Hirschfeld_Theatre
 http://www.hairbroadway.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/386/
 この舞台を元に映画の「Hair」がつくられました
 2009年度TONY賞リバイバル作品賞受賞

これらは「賞とりなど話題性がある」「日本で予習できる」「誰がみてもだいたい楽しめる(たぶん)」
と三拍子そろっています。私が再度見るとしたらBilly,実はこのBilly 主役が4人おりまして日替
わりになっています。私は二日続けてみたのですが、同じキャストでしたOrz
Hairはキャストが客席まで頻繁におりてきて客いじりをします。まさに体験型ミュージカルです。
カーテンコールは舞台に客を呼んでみんなで踊ります。Hairを見る際には通路際の席がオススメ!
両方とも筋書きがありますので、できれば日本で映画を見てストーリーを予習して行ってください。
Web上であらすじを探して読んでいってもなんとかなるかもしれません。

英語が堪能でストレートプレイ(普通のお芝居)が見たいという方にはこれ。

・God of Carnage
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16876-God_of_Carnage_at_Bernard_B._Jacobs_Theatre
 http://www.godofcarnage.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/404/
 2009年度TONY賞プレイ作品賞、演出賞、主演女優賞受賞
 非常に質の高いコメディアンたちの丁々発止のバトルが見られます。
 英語がよくわかる方ならば大笑いでしょう。すばらしい間の連続です。
 でも英語の壁が。。

あと今年の新作で個人的に好きなのは、、

・Next To Normal
 http://www.playbill.com/events/event_detail/17067-Next_to_Normal_at_Booth_Theatre
 http://www.nexttonormal.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/398/
 2009年度TONY賞オリジナルスコア賞、ミュージカル主演女優賞受賞
 すばらしい楽曲とキャストで心を病んだ悩みをうたいあげる。
 これはオフからあがってきた少人数ミュージカルで、しかも内容が内容なだけに
 好みが分かれます。しかも言語の壁が。。

☆作品情報やチケット購入方法を知るには?

英語が堪能な方ならばPlaybill Online できまりです。各作品のオフィシャルサイトへのリンクもあります。
http://www.playbill.com

日本語の方が望ましい方は次のふたつがお勧めです。

・月刊シアターガイド(http://www.theaterguide.co.jp/)
 主たる内容は東京中心の舞台情報ですが、
 最新のブロードウェイ情報やウエストエンド情報も載ってます。
 作品スケジュールや劇場の位置などもあります。

・おけぴブロードウェイ観劇ガイド(http://okepi.net/help/broadway.html)
 PDFによる販売です。内容は次の通り。
  1上演されている作品についての情報をどう探すか
  2チケットの買い方
  3劇場街の歩き方


☆ブロードウェイミュージカル一覧
自分で選びたいという方のためにシルバーウィークに上演中の各作品のコメントを載せます

Billy Elliot
 2009年度TONY賞10部門受賞、ほとんど一人勝ちです。
 Billy が4人日替わりで出ます。旬の作品。
 映画の「リトルダンサー」が原作
 イチオシ。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/10974-Billy_Elliot_at_Imperial_Theatre
 http://www.billyelliotbroadway.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/403/

Bye Bye Birdie
 2009/9/10 プレビュー開始、10月にオープンです。
 さてどんな作品なのでしょう?どなたか見て感想教えてください。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/17517-Bye_Bye_Birdie_at_Henry_Miller%27s_Theatre

Chicago
 ボブフォッシーの振付で有名な作品。ダンスが好きな方にはお勧めです。
http://www.playbill.com/events/event_detail/623-Chicago_at_Ambassador_Theatre
 http://homepage3.nifty.com/k/Broadway.html#110

Hair
 2009年度TONY賞リバイバル作品賞受賞。60年代の雰囲気を熱く語ります。
 キャストが客席まで頻繁におりてくるので観客参加型公演といってもいいかもしれません。
 これまた旬の一品。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16635-Hair_at_Al_Hirschfeld_Theatre
 http://www.hairbroadway.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/386/

In the Heights
 2008年TONY賞作品賞、オリジナルスコア賞、振付賞、オーケストレーション賞。
 ヒスパニック系の住民を描いた作品です。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/12845-In_the_Heights_at_Richard_Rodgers_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/281/

Jersey Boys
 2006年TONY賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、照明賞、受賞。
 フォーシーズンズという実在のコーラスグループの物語をその音楽にのせて
 送るものです。まあ言ってしまえば懐メロミュージカルなんですが、これが
 米国年寄りの琴線に触れたらしく、ずっとチケット入手困難が続いています。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/7557-Jersey_Boys_at_August_Wilson_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/156/

Lion King, The
 1998年TONY賞作品賞、振付賞、衣装賞、演出賞、照明賞、装置賞。
 この年ぶっちぎりの作品でした。ディズニーで何かみたいというのであれば
 絶対にこれ。オープニングでは度肝を抜かれます。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/607-Lion_King_The_at_Minskoff_Theatre
 http://homepage3.nifty.com/k/Broadway.html#102
 
Mamma Mia!
 ジュークボックスミュージカルというカテゴリを作った記念碑的作品。
 これまではミュージカルといえば新たに曲を書き下ろしていたのですが、
 この作品ではABBAの曲を見事に使って一つの物語を作り上げています。
 ABBAが好きならみるべし!
 http://www.playbill.com/events/event_detail/595-Mamma_Mia!_at_Winter_Garden_Theatre
 http://homepage3.nifty.com/k/02review.html#27
 
Mary Poppins
 2007年TONY賞装置賞受賞。同名のディズニー映画が原作。
 メリーポピンズが好きなら見るべし、、なのですがロンドン発のせいか
 ちょっとテイストが暗めになっています。
 Step in Time とかおなじみのミュージカルナンバーをリアルで見ると
 泣ける私はメリーポピンズ世代。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/8135-Mary_Poppins_at_New_Amsterdam_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/308/

Memphis
 2009/9/23 プレビュー開始、どなたかよろしく!

Next to Normal
 2009年度TONY賞で、主演女優賞、オリジナルスコア賞、ベストオーケストレーション賞受賞。
 すばらしい楽曲と歌唱力で精神病という重い課題を歌い上げます。
 私はこの作品を見て泣きっぱなしでした。舞台として出来は良く、これまた旬の作品なのですが
 英語力が伴わないと理解が難しいかもしれません。
 しかも内容が内容だけに見た人の評価がわかれます。
http://www.playbill.com/events/event_detail/17067-Next_to_Normal_at_Booth_Theatre
 http://www.nexttonormal.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/398/

Phantom of the Opera, The
 1988年TONY賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞、演出賞、衣装賞、照明賞、装置賞。
 四季でも何度も上演されているのでご覧になったことがあるかもしれません。
 甘い調べが特徴的ですね。リピータも多いです。私は初めて見たとき泣きました。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/609-Phantom_of_the_Opera_The_at_Majestic_Theatre
 http://homepage3.nifty.com/k/02review.html#31

Rock of Ages
 2009年の新作でオフブロードウェイからあがってきました。90年代ロックのジュークボックス
 ミュージカルとなっています。オフの時は色々毒があったようなのですが、見事な方向転換を
 遂げて?かなりの人気。劇場内で観劇中に酒をオーダーして飲めます。あまり酔い過ぎないように。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16856-Rock_of_Ages_at_Brooks_Atkinson_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/401/

Shrek The Musical
 2009年TONY賞ベストコスチュームデザイン賞受賞。被り物ミュージカルとでもいいましょうか。
 アニメ映画「シュレック」が原作。サットンフォスター出演。ちびの王様とかDonkeyなどもすばらしく、
 かなりわかりやすく良い舞台だと思うのですが、あまり人気ありません。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/14137-Shrek_The_Musical_at_Broadway_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/396/

South Pacific
  1950年TONY賞作品賞受賞。
 2008年TONY賞リバイバル作品賞、主演男優賞、装置賞、衣装賞、照明賞、
  サウンドデザイン賞、演出賞。
 現在もっともチケットがとりにくい作品でしょう。8月半ばまで売り切れです。
 ダンスと歌、舞台構成が素晴らしいです。まあ筋書きはあれなんですが。。
 映画の南太平洋はこの初演ミュージカルを元にしています。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/12633-South_Pacific_at_Vivian_Beaumont_Theater
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/284/

West Side Story
 2009年リバイバル、2009年TONY賞助演女優賞受賞。評価がわかれる作品です。
 助演女優はとてもよいのですが、主演のふたりにいまひとつ華がないような気が。。。。
 ダンスはとても楽しめます。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/14713-West_Side_Story_at_Palace_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/389/

Wicked
 2004年TONY賞主演女優賞、衣装賞、装置賞。
 AvenueQと作品賞を争って下馬評ではこちらがとるのではないかと言われていました。
 いまだに根強い人気でチケットがとりにくいです。日本とくらべて大人数のプロダクションで
 とても豪華です。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/2236-Wicked_at_Gershwin_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/24/

ここからさきはストレートプレイです。

The 39 Steps
 2008年度TONY賞照明賞、サウンドデザイン賞。ストレートプレイのロングランは珍しいです。
ヒッチコックの同名の映画をもとにしており、それをたった4人のキャストで演じています。
 英語がわからなくてもすごさが伝わってきます。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16597-39_Steps_The_at_Helen_Hayes_Theatre
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/280/

God of Carnage
 2009年度TONY賞プレイ作品賞、主演女優賞、演出賞受賞。
 非常に質の高いコメディアンたちの丁々発止のバトルが見られます。
 英語がよくわかる方ならば大笑いでしょう。すばらしい間の連続です。
 でも英語の壁が。。
 http://www.playbill.com/events/event_detail/16876-God_of_Carnage_at_Bernard_B._Jacobs_Theatre
 http://www.godofcarnage.com/
 http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/404/

☆オフブロードウェイ!
オフのお勧めも書いてみましょう。先ほど書いたように私はオフはあまり見れていません。時間が許せばオフもオフオフも全

てみたいと願っているのですが、あまりに短い滞在しかできていないため、見果てぬ夢となっています。
オフとオンブロードウェイの違いは劇場の大きさ(収容人数)にあります。また運営の違いによりロングラン公演がオンほどあ

りません。それゆえお勧め、というのがかなり難しくなります。比較的ロングランに絞って紹介してみましょう。

Altar Boyz
   私は見ていないのですが、かなり評判もよく、ソウルでの公演もありました。
   ご覧になったかたの感想求む。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/6062-Altar_Boyz_at_New_World_Stages_Stage_4

Blue Man Group
   日本でも劇場がありますね。青塗り三人組が活躍します
   言葉ありません。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/636-Blue_Man_Group_at_Astor_Place_Theatre

Fantasticks, The
   ミュージカルロングラン公演記録をもっているはず。一旦クローズして場所を代えて再演しています。
   ボーイミーツガールの物語です。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/9746-Fantasticks_The_at_Snapple_Theater_Center_The_Jerry_Orbach_Theater
   http://homepage3.nifty.com/k/Broadway.html#111

Fuerza Bruta: Look Up
   体験型パフォーマンスです。前作のVilla Villa は日本上演もありました。
   言葉わからなくても大丈夫。デートに最適かも。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/13308-Fuerza_Bruta_Look_Up_at_Daryl_Roth_Theatre
   http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/275/

Gazillion Bubble Show
   お子様向けシャボン玉パフォーマンス。ちょっと風変わりな公演です。
   幻想的なステージで子供だけでなく大人も楽しめます。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/11492-Gazillion_Bubble_Show_The_at_New_World_Stages_Stage_3
   http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/345/

Naked Boys Singing!
   裸のおにいさんたちが歌うそうなのですが、私は未見。
   ご覧になられた方感想求む!
   http://www.playbill.com/events/event_detail/4022-Naked_Boys_Singing!_at_New_World_Stages_Stage_4

Stomp
   日常品を使ってビートを刻みます。日本でも何度も公演していますね
   言葉ありません。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/712-Stomp_at_Orpheum_Theatre
   http://homepage3.nifty.com/k/Broadway.html#116

Tony n' Tina's Wedding
   結婚式に参加するかたちの公演。これも未見。
   ご覧になられた方感想求む!
   http://www.playbill.com/events/event_detail/758-Tony_n%27_Tina%27s_Wedding_at_Vinny_Black%27s_Coliseum_at_the_Edison_Hotel

Toxic Avenger
   今年開演、映画「悪魔の毒毒モンスター」のミュージカル化です。
   緑の怪物と盲目の司書のボーイミーツガールなのですが、
   ゴミ問題のパロディと俳優の非常に高い演技力とすばらしい楽曲が楽しめます。
   英語がわかればこれまた色々笑えます。かなりオススメなのですが、英語の壁が。。
   http://www.playbill.com/events/event_detail/17249-Toxic_Avenger_The_at_New_World_Stages_Stage_1
   http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/409/

私が見た中でのお勧めは次の通りです。

1.Fuerza Bruta: Look Up
2.Stomp
3. Blue Man Group

いずれも英語力をまったく必要としません。物語性はないも同然なので頭も使いません。
肩の力を抜いて楽しめます。

珍しいものを見たいのであれば今月は26日午後10時のみ開演の Boy's Night At Fuerza Bruta: Look Up 
日ごろは男女混合のキャストがその日だけ全員男性。観客も大部分が男性。
それでも女性も1割程度はいたでしょうか。
http://www.fuerzabrutanyc.com/events.html
http://stage.blog.shinobi.jp/Entry/271/

☆その他の舞台

New York の舞台はブロードウェイだけではありません。
有名どころとしてリンカーンセンターのメトロポリタンオペラハウスがあります。
シルバーウィークはちょうどオペラシーズンが始まったばかりで日替わりで色々な作品が上演されます。

http://www.metoperafamily.org/metopera/season/index.aspx?nav=top

上演されるのは有名なものばかり。ああ、私も見たい!
もっと濃いひとたち、ブロードウェイやオフブロードウェイであきたらない、もっとディープなものを見たい!
という方々には、まあ勝手に探してくださいwなんですが、いちおう糸口だけでも。
なにか見たいと思ったときには私はTIMEOUTをさがします。

http://newyork.timeout.com/

紙媒体はニューヨークでは毎週木曜販売、ニューヨークに住んでいれば定期購読しているところです。
これをみれば一通りの舞台芸能はおさえられるでしょう。
ダンス、コメディ、ジャズ、クラシック、サーカス、マジックなどまだまだいろんな舞台があります。
なにか、これは素晴らしい!というものにあたりましたら、ぜひとも私まで御連絡ください。
私も次回見に行きます。

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析