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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:神奈川県民ホール 年末年越しスペシャル「ファンタスティック・ガラコンサート2020」癒しのオペラ&バレエ
劇場:神奈川県民ホール
日時:2020年12月29日15:00-17:40(途中休憩あり)
料金:招待券
座席:1階28列13番(後方通路側)
出演:
 指揮:太田弦
 司会・バリトン:宮本益光
 ソプラノ:森野美咲
 カウンターテナー:村松稔之
 テノール:城宏憲
 バレエ:上野水香(東京バレエ団)/中家正博(新国立劇場バレエ団)
 コンサートマスター・ヴァイオリン:石田泰尚
 ピアノ:中島剛
 オルガン:荻野由美子(神奈川県民ホール オルガン・アドバイザー)
 管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
番組:
 ジョン・ウィリアムズ:オリンピックファンファーレとテーマ
 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」終楽章より
 マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』より グラン・パ・ド・ドゥ
 サン=サーンス:バレエ「瀕死の白鳥」
 石田泰尚スペシャルセッション:ピアソラより
 ほか

2席又は1席という変則的な市松模様の客席。私の隣は空いていました。
最初オリンピックファンファーレとテーマ、これを聞いたときは
スター・ウォーズのサイドストーリーが始まったのかと思いましたよ。
それからメリー・ウィドウよりダニロの登場歌を日本語で歌唱、
これが会議が嫌い遊ぼうぜ!という歌だったとは!
アベマリアは透き通る良い声!
1幕の終わりがくるみ割り人形よりグラン・パ・ド・ドゥ。
本当に王子様とお姫様のよう、お姫様ほんとに美しいピルエット。
王子様余裕をもったジャンプ。目いっぱいのところをみてみたい。
2幕でよかったのがコンサートマスターとピアノのデュオでピアソラメドレー、
フラカナーパ、現代のコンサート、鮫、聞きほれました!
そしてその二人の演奏で、サンサーンスの瀕死の白鳥。
舞台の上に死にかけた白鳥が見えました!
アンコールは、乾杯の歌、ラデツキー行進曲で手拍子で終了!

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題名:末摘花
劇場:俳優座劇場
日時:2020年9月9日14:00-16:15(途中休憩あり)
料金:6000円
座席:12列22番(後方右端)
劇団:こんにゃく座
原作 榊原政常「しんしゃく源氏物語」
作曲 寺嶋陸也
演出 大石哲史
美術 杉山至
衣裳 宮本宣子
照明 成瀬一裕
振付 向雲太郎
舞台監督 八木清市
音楽監督 萩京子
宣伝美術 小田善久(デザイン)
出演:(光組)
高岡由季 姫(末摘花)
小林ゆず子 侍従(少将の娘・姫の幼なじみ)
岡原真弓 少将(乳母)
花島春枝 宰相(世話役・お目付け役)
山本伸子 叔母
石窪朋 右近
荒井美樹 左近
 寺嶋陸也 ピアノ

舞台の上に一段高い床を作ってありました。最前列からは見上げる形。
右の出入り口は太鼓橋。真ん中には御簾?左側にはピアノ、そして生演奏。
出演者は皆女性、語るように歌う、源氏物語のオペラなのでした。
ヒロインはぶさいく、そして源氏がこなくなって2年間。
貧乏になり家屋敷は傾き、女官は逃げ出し、、それでも家は売らず、
しきたりは変えず、父親の思い出を大切にし、、という物語が美声で
軽くコミカルに綴られていきました。
1幕の終わりには源氏が都に帰ってきたという報、未来は明るい!
ところが2幕にはいると屋敷はより朽ち果てているのです。
源氏が都に戻ってからすでに半年、でも屋敷には一度も来てくれず。。
貧乏と人々の離散でブチ切れる少将(乳母)、神経衰弱ぎりぎりの
女たちですわ。そしてそこに源氏来訪!緊張が一気に緩和されて
手のひらかえりました。そこそこいい感じのカタルシスが得られました。
気軽にオペラを楽しむには良いですね。

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題名:神奈川県民ホール・オペラ・シリーズ2019グランドオペラ共同制作
ビゼー作曲 オペラ『カルメン』全4幕
劇場:神奈川県民ホール大ホール
日時:2019年10月20日14:00-17:15(途中休憩2回あり、前にプレトーク、後ろにポストトークあり)
料金:S席招待
座席:1階10列14番
上演形態:フランス語上演・日本語及び英語字幕付き/新制作
指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
演出:田尾下 哲
装置・衣裳:マドリン・ボイド
照明:喜多村貴
合唱指揮:大島義彰
配役:10月19日(土)/10月20日(日)
カルメン:加藤のぞみ/アグンダ・クラエワ
ドン・ホセ:福井敬/城宏憲
エスカミーリョ:今井俊輔/与那城敬
ミカエラ:髙橋絵理/嘉目真木子
フラスキータ:清野友香莉/青木エマ
メルセデス:小泉詠子/富岡明子
モラレス:近藤圭/桝貴志
スニガ:斉木健詞/大塚博章
ダンカイロ:大沼徹/加藤宏隆
レメンダード:大川信之/村上公太
ダンス:キミホ・ハルバート、名木田弓音、小野麻里子、伊藤 舞、敷波美保、守屋隆生、吉﨑裕哉
合唱:二期会合唱団
児童合唱:赤い靴ジュニアコーラス
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ストーリー:
今回の『カルメン』はショービジネスの世界が舞台。オーディションから舞台は始まり、カルメンはバーレスクのクラブに雇われる。警察はクラブを運営するマフィアと通じていて、スニガは劇場運営も牛耳っている。ドン・ホセは都会に出てきた生真面目な警官で、ミカエラはミュージカルスターの卵。クラブ内の喧嘩でカルメンを捕らえたホセは、逆にカルメンの魅力に囚われてしまう。スニガに抜擢され2幕ではブロードウェイで主演するカルメンは、映像/舞台の大スター、エスカミーリョと出会う。ホセの存在がスニガの逆鱗に触れたカルメンはショービジネスの世界から追放され、3幕では地方のみすぼらしいサーカスに流れ着くが、エスカミーリョが改めてカルメンをスカウトに来てカルメンは映像の世界へ、ホセは危篤の母のもとへ。そして月日が流れ、第4幕は……ショービジネスの頂点で物語はクライマックスを迎えることになる。

☆オペラカルメンプレトーク

◎県民ホール館長 折原さん
・今まで教育行政の世界ばかり渡り歩いていたので、オペラは敬遠していた
・舞台が現代のブロードウェイに変えられている
・1幕目はバーレスク
  オーディションの場面から始まる
  採用されてホセと出会う
・2幕目はブロードウェイの舞台
  マフィアがブロードウェイにも力を持っている
  カルメンたちを追放する
  地方のサーカスでドサ回り

◎演出家 田尾下 哲さん
・21世紀のショービジネスにおきかえている
・カルメン初演は失敗した。当初は明かりもなく機構もない
・変化にはテレビモニタ、照明、字幕が関係している
・もともと字幕がなかった時代はオペラでもイヤホンガイドがあった時代がある
・昔はオケに合わせて美声を競っていた
・字幕が出るようになったことで、内容がダイレクトにわかるようになった
・古語で書かれていたり歌をのばしているのでわからない、ベルカント唱法でうたわれるとききとりにくい
・字幕がでることで、物語がわかるようになった。
・誰が誰にたいしてどのような感情で歌っているのかわかるようになってしまった、それで演劇的にもしっかりする
・愛している者同士が前に向かって歌うのではなく、お互い見つめ合う、演劇性が求められる
・コンタクトレンズの出現も大きい、舞台上では眼鏡は反射するので使えない
・コンタクトレンズのおかげで指揮者が見えるようになった。マリアカラスは弱視で指揮者が見えてなかった
・昔は照明はろうそくだったが、照明がうごくので影をつくれるようになった。
・前は舞台前にたつしかなかったが演劇的な表現が技術によって求められるようになった
・最初は美声を聞かせるだけだった、次が作曲家の時代、新作が生まれなくなって指揮者の時代になった
・1980年代 後半になると演出家の時代、オペラの設定を変えて上演する時代が続く
・どうして21のショービスにうつしたか?
・カルメンはあまりにも有名、しかし実際にはロマのひとたちにとっては侮辱的
・ロマは一人の夫に添い遂げるのが普、ロマの女性像がふしだらである、というので 抗議している
・そのままで上演して良いのか???
・1980年代の米国でも黒人用、白人用にプールがわかれていた、アジア人は仕方ないから白人用でいいかな
・いまだに 黒人の水泳選手がいない
・黒人は参加できない、一部のひとたちを排他した段階でよいのか?
・カルメンに関してもいわゆるジプシーの女を描くのには 慎重にならねばならない、普遍的にならねばならない
・闘牛士も絶滅危惧団体、19世期にでたからといってスターとして描いていいのか
・ショービズの世界を舞台にして宿命的な女、野心をもった女性の物語を描きたい→わかりやすいのは21世期
・序曲がオーディションになっている
・最終的にはオスカー、レッドカーペット映像の世界を目指した
・物語を伝える際に差別を特定の人種にしたくない

ーーーーここでプレトーク終わり



提携公演は本来オーソドックスな演出なのだが、熱意で説得されたそうです。
鉄骨による2階建ての背景、シンプルな大道具。
キャストもほとんど黒服で地味です。オープニングはオーディション。
バーレスクがとても地味、ショーが全然バーレスクっぽくない、もっと
エロくないと、通常のジャズクラブやキャバレーと区別がつきませんね。
それにバーレスクはもっとカラフルでないと。。。
そして次の場面ではもうブロードウェイ。客席係は本物のPlaybillを持って
いた!小ネタ凝ってます。ブロードウェイショーも、人数が少なく華がいまいち。
オフブロードウェイといった雰囲気。ダンサーも派手な動きをしていてほしかった。
プロデューサが劇場みんなに歓迎されるシーンはトレアドールがかかりました。
この状況と歌詞がなんとなくマッチしていて、うまいぐあいに読み替えられてます。
ここは面白い。しかしブロードウェイのスターになったのに、それでも泥棒しに行く?
3幕目は場末のサーカス、といっても曲芸はリボンとフープしかないのです。
そしてあっというまにオスカー会場。なぜトニーではなくオスカー?
最後のシーン、カルメンが撃たれた後に、次の彼女を連れてくるプロデューサ、
ということで資本主義の無情さをばっちり表現してエンド。


◎終演後の交流会(ポストトーク)
 演出家 田尾下 哲さんとの意見交換・質疑応答

・今までのイメージをゼロにして かんがえなおした
・ロマの友達から聞いた話
 カルメンは有名なオペラ作品、ロマは苦々しく思っている。
 ジプシーは彼らが蔑称として呼ばれていること。
 ロマはカルメンの作品に 抗議している
・政治的宗教的信条はないが、差別だけはよくない
 だからそのまやるのはどうしてもいやだった。

・結末は、何かがダメになるとすぐにかえがでてくる、ということにした
・アメリカは最初から狙っていた
・インターネットがあると手紙がナンセンス
 1970?1980を狙っていた
・歌詞、音楽は一切変えてない     
・ドイツ語で訳詞上演するときはほとんどかえてる
Q:コミカルな仕草がやりすぎ?
A:音楽が そうかかれている。シリアスにとられるとは思わない、解釈は全て音楽からきている
・ラインダンスは素晴らしくうまくできたらよかった
・うまいを求めるならダンサーだけでやるがそれは考えなかった
・即興でやっている、それをみんなが楽しんでやっている
・楽しんでいる姿を前提にする
Q:黒一色で銀金いろんないろで最後に赤、色の順番の意図は?
A:白黒映画のようなイメージ
 レッドカーペットの赤がピークになるように

Q:今回の演出はサーカスをショービジネスの底辺においているように読み取れたが?
A:シルクドソレイユの初期のころを想定した
Q:サーカスシーンのパフォーマンスが残念だったのだが、プロパフォーマを入れて祝祭感を
 出すつもりは?
A:それは考えたが、実行する余裕がなかった
Q:歌手が地方へ逃げるならキャバレーなどであって、場末のサーカスには逃げないのでは?
A:通常の地方劇場には通達で追手がかかっているので劇場以外のサーカスに行った
Q:なぜTONYではなくOSCAR?
A:彼女はよりマーケットが大きい、映画への野心を抱いていた


----------------
公演の前後の演出家先生のトークと併せて素晴らしいイベントだったと思います。
新演出の時は特に、なぜそうしたのか?をアフタートークで聞けると新しい観点から
舞台を反芻することができてより一層楽しめると思いました。


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題名:セヴィリアの理髪師
劇場:神奈川県民ホール
日時:2019年6月22日15:00-17:50(途中休憩あり)
料金:招待券
座席:1階10列46番(センターブロック右寄り)
劇団:ボローニャ歌劇場


オケピが作られているので実質5列目でした。初見です。
ロジーナが閉じ込められている家の外から伯爵が
求愛するシーンからはじまります。場面は家の外、家の中のふたつ。
この伯爵がめっちゃ良い声、惚れ惚れします、私がロジーナならすぐ惚れますw。
ロジーナ、フィガロ、バルトロももちろん素晴らしい。
伯爵が身分を隠してヒロインに求婚することによるシチュエーションコメディ
なのですが、ノリとしてはほとんど吉本新喜劇、それに素晴らしい音楽と
超絶技巧の歌があわさるのですからおもしろくないわけがありません。
1幕の最後には巨大ボールが襲ってきました。これはプリズナーNo.6?
2幕の最後には今度は天井からたくさんの風船が降ってきました。
また見たい作品です。

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題名:ヴェルディ 「オテロ」 全4幕 〈新制作/イタリア語上演・日本語字幕付〉
劇場:神奈川県民ホール 大ホール
日時:2015年3月22日14:00-(途中休憩2回あり)
料金:招待券でみました
座席:2階後方
劇団:
作・演出:
オテロ:アントネッロ・パロンビ
デズデモナ:安藤赴美子
イアーゴ:堀内康雄
エミーリア:池田香織
カッシオ:大槻孝志
ロデリーゴ:与儀 巧
ロドヴィーコ:デニス・ビシュニャ
モンターノ:青山 貴
独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
合唱:二期会合唱団
児童合唱:赤い靴スタジオ
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
出演:
主な登場人物
オテロ (テノール) ヴェネツィア共和国の将軍
デズデモナ (ソプラノ) オテロの妻
イアーゴ (バリトン) オテロの旗手
エミーリア (メゾソプラノ) デズデモナの侍女、イアーゴの妻
カッシオ (テノール) オテロの副官
ロデリーゴ (テノール) ヴェネツィアの貴族
ロドヴィーコ (バス) ヴェネツィアからの特使
モンターノ (バス) キプロス島の前総督
あらすじ
ヴェネツィア共和国の将軍の一人であるムーア人オテロは、嵐の中、地中海キプロス島に軍を率いて凱旋。
栄達を極めるオテロを厭う部下の士官イアーゴは、オテロが副官に引き上げたライバルのカッシオを陥れ罷免させる。更にイアーゴは、オテロの妻デズデモナとカッシオが不貞の関係にあるとオテロに信じ込ませる。
嫉妬に荒れ狂ったオテロはデズデモナを殺すが、イアーゴの策略にはまったことを知り、絶望して妻の亡骸を前に自害する。

---
イタリア語上演、字幕付。
オテロが凄い。場を支配してしまいます。イアーゴ、渋いんだけどそんなに悪いひとじゃないみたい。
デズデモナもすばらしい。
かなりの長丁場を飽きることなく見聞きすることができました。

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