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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:第671回紀伊國屋寄席
劇場:紀伊国屋ホール
日時:2021年2月1日18:30(前座は18:20頃)-21:00(仲入りあり)
料金:3500円
座席:K-11
出演:
柳家圭花   『狸の釜』
 隅田川馬石  『明烏』
 柳家喬太郎  『うどん屋』
 柳家小菊   『新内』
 柳家花緑   『中村仲蔵』


狸の釜、たぬきがかわいい。
明烏は若旦那がとても可愛い、札付きのお供との対比が見事。
喬太郎師匠は、枕の白鳥師匠の話が破壊力ありすぎ、
蕎麦屋の仕草でバカ受け。
トリの花緑師匠は安定した面白さの中村仲蔵でした。


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題名:笑福亭鶴光一門会
劇場:横浜にぎわい座芸能ホール
日時:2021年1月10日14:00-16:20(仲入りあり)
料金:3200円
座席:う列12番
番組:
笑福亭茶光  寿限無
笑福亭希光  レジ・スタンス
笑福亭竹三  動物園
笑福亭和光  他行
笑福亭里光   いらち俥
笑福亭学光  天災
《お仲入り》
笑福亭羽光  ペラペラ王国
茶光・ゆみみ(夫婦漫才)
笑福亭鶴光  左甚五郎江戸の巻(甚五郎の首)

4割くらいははいっている?前方にも空席あり
持ち時間10分なのでおしまくり、和光さんは小噺で終わり。
里光さんは小噺多数、そしていらち俥ちょっと。
羽光さんは「ぺらぺら王国」、NHK新人落語大賞を受賞したそうです。
爺さんが子供に寝物語を語りますが、それが雪山で遭難した部長と部
下の話。この話の中でカップルのデートの物語を語り、このデートの
中で母校でのスピーチの話をし、その内容がペラペラ王国探検でペラ
ペラザウルスと遭遇したというもの。
階層構造がとても深く、「ファンファンファンファン」という掛け声
とともに階層チェンジ!色んな階層にポップアップダウンするのです
が、それがまぎれることもなくちゃんと理解できます。一昔前の小劇
場にでもありそうな階層ネタですが、階層が崩れることもありません。
各々がつまらない噺なのに、階層が行き来したり途中でぶつぎれるこ
とで面白くなっていく!羽織を脱いで小道具として使うところも面白
い。「ファンファンファンファン」が耳について残ってしまいました。
夫婦漫才は茶光さんと奥さんのゆみみさん。ゆみみさんは別の相方と
漫才コンビを組んでいるのだとのこと。なぜ本職コンビで呼ばないか
というと、ギャラの問題、、、ゆみみさんががしがしつっこんで結構
おもしろい。茶光さんも噺家になる前は漫才をやっていたそうで、な
るほどの出来でした。
トリの鶴光師匠は、甚五郎の噺、風来坊の甚五郎が名前を隠して大工
の棟梁のところに厄介になり、怖いものを彫れ!ということであっさ
り物凄い生首を彫ってしまうというもの。珍品ですね。初めて聞きま
した。久々の上方落語を堪能でした。
羽光さんは今年真打昇進!
ロビーで真打披露興行の前売券を買いました!!また聞きに行きます。

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題名:春談春-お友達と共に-
劇場:紀伊国屋ホール
日時:2021年1月6日14:00-16:35(仲入りあり)
料金:福男割引4000円
座席:F13
出演:
  立川談春   ご挨拶
  桂宮治 初天神
  春風亭正太郎 引っ越しの夢
  立川談春   棒鱈
    仲入り
  立川こはる  金の大黒
  立川談春   小猿七之助


満員。共演が二つ目のみの今回は割引ということで4000円。
これ以外の公演はみな5000円でした。
まずは談春師匠のご挨拶、紀伊国屋ホールでは14年ぶりの公演だそうです。
そして今の状況と紀伊国屋ホールでの談志師匠の思い出。このまま漫談
続けてくれてもいいくらい面白い。
宮治さんは来月、正太郎さんは3月に真打昇進するとのこと。正太郎さんは
大名跡を継ぐのだそうです。このタイミングで真打昇進はたいへんらしい、
興行とかパーティとか。。
宮治さんは出てくると観客の拍手をつかんできれいなリズムで締めました。
その後の演者はみな挑戦するのですが、全然うまくいきませんw
マクラは真打昇進の物入りなこと、金は出ていくのにまったく収入がない
のだそうです。噺はかなりおもしろい、息子が道行く人々にアジテーション
してしまうのです。キーワードは「日本の底辺」。これもっと聞いていた
かったのですが、飴玉のところでさげ。
正太郎さんは古典をきっちり、番頭と二番番頭がいい味だしてます。
「棒鱈」は初めて聞きました。酔っ払いと田舎侍がいい。久々に談春師匠の
噺を聞きましたが、その座敷にいるような気にさせられます。
こはるさんは談春師匠の弟子、1年間休養していたとのことで今日から再稼働?
登場してきたとき、男性か女性かわかりませんでした。不思議な魅力です。
金の大黒は普通に面白い。会の最後に談春師匠がおっしゃっていましたが、
落語は良いのであと踊り・唄・講釈をすれば、、、当人のやる気?
「小猿七之助」は初めて、長い講釈の抜き読みのようです。
大川に浮かぶ船頭と芸者だけの船が目の前に見えてくるようです。
物語そのものはどんよりしている上に結末がない(突然切れる)のですが、
登場人物に妙に色気があって、妖しい空気を楽しみました。
最後は出演者全員が舞台上にあがってアフタートーク。
談春師匠から宮地さん正太郎さんへ
「君達が今昇進するのは落語界にとって意味がある」餞の言葉良いですねえ。
実はこはるさんこのころまで男性だと思ってました。
緊急事態宣言真っ最中での真打昇進がんばってください!
最後は3本締めでお開き。
明日も無事高座ができますように。

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題名:大晦日特別興行~新型コロナをぶっとばせ!~ クライマックス寄席 昼の部
劇場:にぎわい座芸能ホール
日時:2020年12月31日13:00-16時ごろ(休憩2回あり)
料金:4000円
座席:い列11番(2列目センターブロック)
出演:
ご挨拶(生志)
立川志の太郎   六尺棒
立川志のぽん   やかん
立川生志 堀の内
《休憩・換気》
寒空はだか   漫談
松永鉄九郎    長唄三味線
三遊亭全楽 ちりとてちん
《休憩・換気》
真打口上
遠峰あこ    漫謡
立川志の春 井戸の茶碗

志の輔師匠が濃厚接触者になってしまったので、構成変更。
チケット払い戻しもできたのですが、応援の意味もこめて大みそかの落語鑑賞にきました。
入りは5割でしょうか。
冒頭は生志師匠による、志の輔師匠からのお手紙読み。
スタッフが陽性、保健所から濃厚接触者認定され31日まで謹慎生活。
PCR検査陰性、症状もなくいたって健康、パルコ寄席はがんばる!という
ことでほっと一息。パルコではちゃんと聞かせてもらいましょう。
六尺棒は小気味よい、やかんはのびのーびといった風情。志の輔師匠
が聞かれていないのはのびのびできるんだそう。
堀之内は、ドジっ子父ちゃんまんきつ。
寒空はだかさんはコロナにひっかけた歌謡漫談。
神田川にコロナが歌いこまれている、には笑いました。
「若かったあのコロ、ナにも怖くなかった」
最後はマリンタワーの歌で締め。けっこう受けてましたよ。
松永鉄九郎さんはひく、すくう、はじくと三味線の奏法を説明した後で、
隅田川を表す節の 解説、そして最後は大薩摩。
休憩後は志の春師匠真打昇進の口上。4月に昇進した直後に緊急事態
宣言になってしまい、真打披露パーティも真打披露興行もなくなって
しまったのだそうです。志の春師匠はなんとイエール大学卒業、
三井商事入社、からの噺家への転身。凄いというかもったいないというか。。
古典の井戸の茶碗をきっちり演じてくれました。クズ屋清兵衛が
千代田卜斎の前で啖呵?をきったのには涙しました。
噺の描写が的確で、脳内に場面がうかんできました。
志の春師匠、これからも楽しみです。

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題名:12月特別企画公演『円丈百席』を聴く会 ~傑作円丈作品~
劇場:国立演芸場
日時:2020年12月23日13:00-15:45(途中仲入りあり)
料金:3200円
座席:8列16番
番組:
 オープニング
 落語 三遊亭究斗 ああ無情
 落語 三遊亭白鳥 老人前座じじ太郎
 落語 林家彦いち という
 落語 柳家小ゑん アクアの男
  仲入り
 落語 柳家喬太郎 聖夜の鐘
 落語 三遊亭円丈 悲しみは埼玉に向けて

オープニングは白鳥、彦一、小ゑん、喬太郎各師匠による昔話トーク。
渋谷ジャンジャンの実験落語会はおもしろかったようですねえ。
私も聞きたかった。デジタル南十字星?口座に釘うっちゃうなんて
とても。。
客席後ろから噺すとか、座布団座らないしばりとか、滝にうたれながら落語、
川に流されながら落語、とか今ではできないでしょうね。
ああそのころ私は何をしていたんだろう?
「傑作円丈作品」と銘うった会ですが、円丈作品はいったいいくつ?
ああ無情初めて聞きました。バルジャンとジャベールの出会いから、
司教様に銀の燭台もらうまで。さすがは元テナルディエ、一人レミゼ
見事です。老人前座じじ太郎はほんとに白鳥ワールド。シルバーセンター
から前座の仕事をもらった爺が寄席に来ちゃう噺。
彦一師匠のは「というのはどうですか?」という決まり文句で法螺吹き合う
家族の噺、、と思ったら最後はきれいにしんみりと終わりました。
アクアの男はホラーになって最後はきれいに品川心中。
喬太郎師匠のはさげは「甚五郎旅日記より ジングルベル由来の一席」
甚五郎ベル→ジングルベルだそうで。最近のGOTO騒ぎもちょっと織り込み。
トリはもちろん円丈師匠!師匠を拝見するのは10年以上ぶり?
台本を目の前において読みながら熱演、途中ループするところがあったり、
飛ばすところがあったり、最後は無理やり切っちゃったりしたのですが、
それすら不条理劇の一部のような味わい。円丈師匠はご自身がすでに作品
なんだと思いましたよ。毎年12月23日にこの会が行われているそうで、
来年も聞くぞー。

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