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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:佐藤滋とうさぎストライプ 熱海殺人事件
劇場:こまばアゴラ劇場
日時:2021年3月21日14:00-15:50
料金:こまばアゴラ劇場支援会員(一般3500円)
座席:右寄り後方
劇団:佐藤滋とうさぎストライプ
作:つかこうへい 
演出:大池容子
出演:佐藤滋(青年団) 実近順次 高畑こと美 木村巴秋(青年団)
舞台監督:杉山小夜
舞台美術:新海雄大
照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:泉田雄太
音響操作:秋田雄治
小道具:陳彦君
制作:金澤昭(うさぎストライプ)
宣伝美術:西泰宏(うさぎストライプ)

いままで見た熱海の舞台の圧はそれほど感じられない。
地味にも見えるけれど、丁寧に作りこんである感あり。
これはこれで昭和ですよね。

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題名:僕の名前はズッキーニ
劇場:よみうり大手町ホール
日時:2021年3月3日13:00-15:00
料金:10000円
座席:8列11番(横通路後ろ2列目)
出演:
  ズッキーニ:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)
  カミーユ:川島海荷 
  シモン:稲葉友
  レイモン:平田満
   上村海成 三村朱里 本多力 伊勢佳世 宍戸美和公
   ノゾエ征爾 
原作:ジル・パリ
脚本・演出:ノゾエ征爾
音楽:田中馨
振付:熊谷拓明
美術:深沢襟
照明:吉本有輝子
音響:井上正弘
衣裳:太田雅公
ヘアメイク:西川直子
演出助手:??中詩織
舞台監督:幸光順平 清水浩志
宣伝美術:菅原麻衣子
宣伝写真:設楽光徳
宣伝衣裳:ゴウダアツコ
宣伝ヘアメイク:小林雄美
宣伝:キョードーメディアス 
制作:坂井加代子
アシスタントプロデューサー:北原ヨリ子(ycoment)
ストーリー:
ママと二人で暮らしている少年・イカール。
ママは、イカールの事を“ズッキーニ”と呼び、いつしかテレビの前でビールを飲んでばかりになり、そしてズッキーニを怒鳴って叩くようになった。
ある日、ママは突然の事故で帰らぬ人になってしまう。
警察官のレイモンは、ズッキーニを養護施設「みんなのいえ」に連れて行った。クラスメイトは、リーダー格のシモンをはじめ、アメッド、ジュジュブ、ベアトリスとちょっと変わった子供たち。戸惑うズッキーニだったが、厳しくもあたたかい養護施設のロージー、パピノー園長に見守られながら、だんだんとクラスメイトたちと打ち解けていく。
そんな時、「みんなのいえ」にカミーユがやってきた。
ズッキーニはカミーユから目が離せなくなってしまう。カミーユも、クラスメイトのみんなも、ズッキーニと同じように幼いながらにそれぞれ心の痛みを抱えていた。
「みんなのいえ」では毎日のように何かが起きた。そう簡単にはいかない人生を、ズッキーニと子どもたちは一日一日重ねていくのだが???
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客席後方はすかっと、前方はぽつぽつ空いてるという具合。
全体で50%以下ということなのでしょうか。
ちょうど私の前方席が空席だったのでとても見やすかった。
開演前舞台の上をみてびっくりしました。
壁が全部黒く、大道具がほとんどない!梯子と椅子替わりの箱があるくらい。
壁が黒い理由は開演後すぐにわかりました。キャスト皆がチョークを持っていて
小道具が必要な場合は壁に絵を書く!雨も擬音も感情も全部書く!
書いたものは消したり消さなかったり、消さなかった部分はエンディングで
先生の部屋に飾られている絵としてうまく活用されていました。←ここでも泣ける。
音楽劇ということで、かなり歌あります。でもミュージカルというより、
時々皆で合唱しています、といった雰囲気。
突然孤児になったズッキーニは児童養護施設であるみんなのいえに連れていかれます。
先住民の子たちは皆ひねくれていたりおかしかったり一癖ある子ばかり。
親の問題が冷酷に子供にふりかかっていて、そして施設に閉じ込められている。
その中で精いっぱい愛を与える先生たち、受け入れたり抵抗したり色々な子たち
大人が子供を演じているのですが、大人と子供の中間のようなうまい雰囲気でした。
不幸に落ち込んで立ち直り、痛い話が多い中でほわっと緩和する所もあり、泣ける
ポイントはいくつもあります。ズッキーニがしっかりストーリーを支えていますが、
それに加えてカミーユもキャラが立っている上とてもかわいい。顔が大きくて子供体形?
最後はズッキーニとカミュがレイモンの養子となって施設を出ていきますが、そこでも
切ない別れ。泣けます。そしてエピローグは大きくなったシモンが養子をもらいに!
良くできた舞台で随所で泣けましたが、もうちょい小さな劇場でみるともっと
感極まったかも。

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題名:ナイスコンプレックス N31「キスより素敵な手を繋ごう」
劇場:あうるすぽっと
日時:2021年2月22日14:00-16:30 (途中休憩なし、なしです)
料金:6500円
座席:E列14番
劇団:ナイスコンプレックス N31 キスより素敵な手を繋ごう
作・演出:キムラ真
出演:中村誠治郎、早野実紗、杉本有美、斉藤秀翼、秋沢健太朗、
   竹内心、竹内夢、林千浪、山崎静代、加藤良輔、
   片山浩憲、谷口賢志
脚本補佐:大久保悠依
歌曲原案・歌唱:紅林里美
音楽作曲:橋本啓一
振付:美木マサオ
朗読劇担当:マサオプション
舞台監督:今泉馨(P.P.P.)
舞台部:赤眞秀輝/濱仲太
舞台美術:齊藤樹一郎
照明:仲光和樹(E-FLAT)
音響:須坂あゆみ
演出助手:日高信乃
衣装:ナイスコンプレックス
ヘア&メイク:平林純子(P3Garage)
宣伝グッズ写真:宮坂浩見
宣伝美術:emmy
制作:佐藤希(アンデム)
あらすじ:
「私の最愛の人は毎朝私に一目惚してくれる」
極度のストレスにより1日しか記憶を保てなくなった刑事
と、その夫を支え愛し続ける妻の物語。
記憶障害になった夫は、
毎朝起きると妻と出会ったその日に戻る。
妻は1日で夫に愛される為、その日を過ごす。
「忘れられる事が辛いんじゃない。
あなたの中の私じゃなくなるのが辛いの。」
「愛」という力を「時間」が崩す
【愛】がテーマの感動作。
あなたなら、どうしますか?


-----------------
開場時(開演30分前)にきたらまだほとんど客がおらず、
本当に上演されているのか?とドキドキ。

舞台は真ん中に木製のテーブルと椅子。上手がキッチン
下手が入り口と2階への階段、それに食器棚、花瓶とカレンダー。
奥に旧式のビデオデッキとモニタ。そしてガラス戸。

舞台は下宿屋の居間、若い子たちがいっぱい住んでいます。
大家さんがヒロインの玲子。
オープニング、夫が階段を下りてきて深呼吸をして扉を開けると、
娘にむかって、「お付き合いしてください」。過去の妻に対して
アプローチしているつもりで、当時と姿かたちが似ている娘に対して
言い、本当の妻は「おばちゃん」。そして毎日同じことをするべく、
下宿に住んでいる人たちは因果を含められているのでした。
毎日を前日とできる限り違わないように繰り返そうと、妻は下宿人、
夫の元部下、兄などを総動員して台本通り?にしようとします。
そのおかげで娘をはじめとする他の人達の自由が大幅に制約される
のですが、それより旦那への愛が勝っている(と当人は思っている)
ので毎日変わらない日々を過ごしていますが、、歳はどうしようもなく
たつわけで。。。
実はもうひとり1日経つと記憶がなくなって前日に戻ってしまうという
人が下宿におり、その人は毎日日記をつけており、それを読んで1日を
スタートさせています。旦那にもそれではいかんのか?という問いに、
それでは頭で理解するだけで1日芝居をすることになってしまう、もっと
自然に、、、という回答がされているのですが、だまして1日同じことを
繰り返させるのとどっちが酷いのか理解できませんでしたね。
毎日が同じような日々なのでうっかりしていたのですが、舞台上では
途中まで時間が遡っていたのでした。日付をアナウンスされるだけなの
でなんとなくスルーしていて何が起きていたのかわからなかった。
リピートすればよりよく理解できるのでしょう。
もうひとり短期記憶障害の人を出す理由もよくみえない。これがなくても
成立するし、どういう違いがあるかもわからない。
でも最後は手を握った感覚で、本物のヒロイン(年寄である妻)を見出す、
ここは泣けました。パコと魔法の絵本の大人版だと思っていったら、
もっと煮詰まってしまっているものがでてきたという感じでしょうか。
大人が記憶なくすと認知症に見えてしまうというのも効いてる気がします。
南海キャンディーズのしずちゃんが客演。しずちゃんでかい、顔大きく
て舞台映えする迫力でした。

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題名:イキウメの金輪町コレクション乙
劇場:東京芸術劇場シアターウエスト
日時:2021年2月17日13:00-15:00
料金:6000円
座席:G列16番
劇団:イキウメ
作・演出:前川知大
出演:浜田信也 安井順平 盛隆二 森下創 大窪人衛
   松岡依都美 瀧内公美
ドラマターグ・舞台監督:谷澤拓巳/美術:土岐研一/照明:佐藤 啓/
音楽:かみむら周平/音響:青木タクヘイ
衣裳:今村あずさ/ヘアメイク:西川直子/宣伝美術:鈴木成一デザイン室/
プロデューサー:中島隆裕
演出部:久保勲生、渡邉亜沙子/照明操作:溝口由利子/音響操作:鈴木三枝子/
舞台写真:田中亜紀
イラスト:ウラモトユウコ、吉實 恵、かざまりさ/票券:宍戸 円/制作部:坂田厚子、
谷澤 舞
解説:
イキウメ作品の舞台となる“金輪町(こんりんちょう)”。ゆかりのある短編・落語とプログラムを分けて上演!
奇妙な事件や都市伝説が多く、オカルト系の好事家の間では有名な町、金輪町。
作品の記憶をたどり、ゆかりの短編・落語・そのほかを、3つのプログラムで上演します。
乙=
『輪廻TM』
『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』
『許さない十字路(「片鱗」より)』
『賽の河原で踊りまくる「亡霊」乙バージョン』

------------------
輪廻TM
 自分の輪廻の先(過去でも未来でも)に視点だけをもっていけるというタイムマシーンのお話。TMが車椅子。
最後は56億7千万年後にいって弥勒に会おうとして、、これ未完?

ゴッドセーブザクイーン
ビルから飛び降り自殺しようとした女を黒服の男たちが説得。
でも自殺を思いとどまらせるのではなく、失踪したことにして
魂と体をばらして持ち帰るという。このやる気がない説得が面白い。
輪廻先をチェックすると、なんと長生きしたほうが良い!
でも女は殺人も犯していて人生詰んでいる、ということで黒服の
男たちは魂の玉突きによる死体蘇生を発案、魂入れ替わった後の
入れ替わり演技も見事!

許さない十字路
許さないとだけ言い続けている隣人の恐怖。
言われている家族には全く思い当たる節がなく、あれこれ言って
みても、すべて否定され、、結局なんだかわからないというホラー。
そしてこれにのってうっかり不倫ネタを漏らした旦那が
奥さんから、許さない、というサゲ。サゲのほうが怖い。

『賽の河原で踊りまくる「亡霊」乙バージョン』
賽の河原で亡者が積むのは石ではなくて段ボール箱。
そして庶務OLさんのような奪衣婆と現場監督の鬼。
段ボールを指示どおりに積むが、鬼が崩す。
そして奪衣婆の判断で次のステージへ行くことが
できるのだけど、それが何をしたらよいのかわからない。
残された者は、意味がわからないしやりがいもない、と
サボタージュして、鬼にボコボコにされてしまうのです。
どんなルール?と聞かれると Don't think, feel!
最後は亡者を痛めつけていた鬼が空しい作業に切れて
サボタージュに至ると、鬼が成仏!
最後に残った亡者が次の鬼w
確かに賽の河原はこんなものかもしれないなあと思わせる作品。
もうひとつのバージョンも見ればよかった。

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題名:マシーン日記
劇場:シアターコクーン
日時:2021年2月12日13:30-16:25(途中休憩あり)
料金:11000円
座席:1階C列2番(通常舞台上、実質8列目左端から2番目)
作:松尾スズキ
演出:大根 仁
出演:横山 裕、大倉孝二、森川 葵、秋山菜津子
あらすじ:
小さな町工場・ツジヨシ兄弟電業を経営するアキトシ(大倉孝二)は、妻サチコ(森川葵)とともに自らの工場で働いていた。工場に隣接するプレハブ小屋に住む弟のミチオ(横山裕)は、壊れた機械を見ると直さずにはいられない電機修理工。ミチオは訳あってアキトシに監禁されており、小屋と右足を鎖でつながれていた。一方のサチコには、かつてミチオに強姦された過去があり、未だ不倫関係にあった。
そんな中、工場に新しいパート従業員としてサチコの中学時代の担任で体育教師であったケイコ(秋山菜津子)がやって来る。数学的思考でものごとを考え、極度の機械フェチでもあるケイコは、壊れた携帯電話を直してもらったことをきっかけにミチオと結ばれ、「あんたのマシーンになる」と服従を誓う。小さな町工場を舞台に、男女4人の情念渦巻く愛憎劇が始まる…。

---------------

今回初見、芝居の名前だけはずっと聞いていたのですが
見る機会がありませんでした。
噂に違わずとんでもない作品。誰にも感情移入できないのに、
約3時間見ていて飽きない、完全なバッドエンドなのに
すがすがしささえ感じました。
面白い、とは違う軸、私の貧弱な語彙では凄まじいとしか
いいようがありません。

さて、舞台は劇場の中央、いつもは舞台のところも客席。
私が座ったC列はそのいつもは舞台の方の客席でした。
実質8列目?
舞台の形は多角形、それがぐるぐる回るのです。ミュージカル等
で使う盆みたいなものですが、どちらかというと四方から
同じようにみせるための装置。そして舞台の周りには動かない通路、
舞台の上方には ツジヨシ兄弟電業 という看板のようなもの。
そしてぼっとんトイレらしきふた、劇中でこの中に隠れたりも
します。そしてごたごたしたごみのような家具のような何か。
そこはプレハブハウスの中なのです。
床と壁にプロジェクションマッピングで歯車とかベルトコンベア
らしき映像。四方への投影とサラウンドで不思議な迫力。
冒頭は、女工を強姦した、からはじまりました。
強姦やらかしたミチオをプレハブに監禁し、被害者サチコと
結婚してしまった兄アキトシ、もうこの段階で何かが(何もかも)
おかしい。そこにサチコの先生ケイコがパートで働きにくるのです。
アキトシは気分が上がったり下がったりでDV,サチコはDVで逃げられず、
弟は鎖に繋がっており、唯一の楽しみが電化製品修理の際に
こっそりつけちゃう盗聴器。サチコはずっとおどおど。
そして暑い夏、不快指数100%。
ケイコがミチオを気に入り、プレハブに引っ越し、弟のマシーン
としてなんでも言うことを聞くと言い始めます。
もうわけがわからない、舞台自体も不快指数100%のような気も
しますが、それでいて目が離せないから不思議。
役者や演出がうまいせいでしょうが、随所でくすりと笑えます。
いったいなんだろう、これ?神経衰弱ぎりぎりのところで出てくる
ギャグといった風情。ベルトコンベアの作業マイムもおもしろい。
後半はバイオレンスがギアアップ。サチコがアキトシを金づちで
殴り殺しトイレに死体を隠していた、と思いきやアキトシ復活!
ケイコは旦那の死体を処分するために長柄の斧を作って、鎧を
着てきて、そしてサチコから誘ってミチオとやりまくり。MJの
スムースクリミナルのダンスが途中ではいるのですが、これが
けっこうキレていてかわいい。鎖を使って斜め立ちも実現!
旦那復活した後はプレハブの周りにガソリンまいて
もうもうとした煙のなかでサチコがミチオを逃がそうとして、
ミチオの足を切断!なんとこれでブリキ男、かかし、ライオン
(アキトシがライオンの被り物)、嫁がドロシーというオチ。
ここでオチつくりますか!
嫁も殺されてバッドエンド?というより意味不明エンド。
もうわけがわからない舞台なのだけど、なんだか目が離せない。
皆ダメで、誰にも感情移入できないw それでいて見続けたい。
すごいものをみたという感覚だけが残りました。
終演後プログラムを買いました。ケイコ役がもともと片桐はいり
さんの宛書だったと聞いてなるほどと納得。

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