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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名;銀ちゃんの恋
日時:2008年10月23日18:00-20:50(途中休憩あり)
劇場:日本青年館
劇団:宝塚歌劇花組
料金:B席5000円
座席;2階G列1番(後ろから2列目の左端)

初演を見てます。もう12年前かあ。
http://homepage3.nifty.com/k/96review.html#36B

今日はどなたかのファンクラブの総見ですか?
銀ちゃんの声の調子がいまひとつだった(負担かけすぎ?)全般的に
おとなしく、つか芝居の血管ぶちきれる感が少ないことを除けば
かなりよいできの舞台に仕上がっています。
デブノートにはじまるメタボ三部作ネタではじまったときは、演出
かえてくるのか?と思いましたが、細かなくすぐりはいじれども骨格は
初演と同じ感じでしたね。(でも記憶が。。。)
こなつは貫禄あり、いじましいやすがまたいい。銀ちゃんは華がある。
田舎へいっておかあさんと対峙したとき、一幕終わりで銀ちゃんの
プロポーズを断るとき、夫婦喧嘩をしてやすが熊を抱いていじけるとき、
に泣けました。
映画のカメラがビデオカメラになっていて、後ろのスクリーンに
銀ちゃんアップの映像がうつるのは新しい演出、目立ちたい銀ちゃん
が如実にでていておもしろい。
「スターへのプレゼントは現金で!」というシーンで客電がついたのは
リアルにかぶせた感じでうけちゃいました。初演はすき焼き、今回は
焼肉でしたねー>食事。
一瞬映画「卒業」のシーンのオマージュもありましたが、初演でありました?
階段落ちはストロボライトで小道具をうまくカモフラージュしていてグッド。
初演のときは、宝塚でこれをやるか!?という衝撃がとにかく強い舞台でし
たが、10年の歳月を経て作り手も受け手もいろいろ消化できた感が
ありますね。その分破天荒さが減って、こじんまりとしてしまった気もします。
まあ初演はすごかったのよ。
歌削って完全なストレートプレイでやってもよかったような。。
銀ちゃんがクライマックスで棺おけから電飾で出てきたときはカタルシス
を感じましたよ。銀ちゃん最高!

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題名:三井住友VISAミュージカル『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』
劇場:東京宝塚劇場
日時:2008年9月13日15:30-18:35(途中休憩あり)
料金:S席8000円
座席:1階11列11番(1階中央左端)
劇団:宝塚歌劇星組
原作:Baroness Orczy
脚本:Nan Knighton
作曲:Frank Wildhorn
潤色・演出:小池 修一郎
音楽監督・編曲:太田 健
編曲:鞍富 真一
音楽指揮:佐々田 愛一郎
振付:御織 ゆみ乃
振付:若央 りさ
振付:桜木 涼介
殺陣:栗原 直樹
装置:大橋 泰弘
衣装:有村 淳
照明:笠原 俊幸
音響:大坪正仁
スペシャルマスクデザイン:馮 啓孝
歌唱指導:楊 淑美
出演:
パーシー・ブレイクニー:安蘭 けい
マルグリット・サン・ジュスト:遠野 あすか
ショーヴラン:柚希 礼音
サンシール侯爵プリンス・オブ・ウェールズ:英真 なおき
ドゥ・トゥルネー伯爵夫人:万里 柚美
ロベスピエール:にしき 愛 碧海 りま
ジャンヌ:朝峰 ひかり
ドゥ・トゥルネー伯爵:紫蘭 ますみ
ピポー軍曹:美稀 千種
デュハースト:立樹 遥
フォークス:涼 紫央
シュザンヌ:琴 まりえ
メルシェ:祐穂 さとる
シモン:美城 れん
アルマン・サン・ジュスト:和 涼華
オジー:彩海 早矢
イザベル:花愛 瑞穂
アン:華美 ゆうか
ジェサップ:天緒 圭花
ジュリー:音花 ゆり
クーポー:鶴美 舞夕
エルトン:夢乃 聖夏
ペギー:純花 まりい
ファーレイ:麻尋 しゅん
ポリー:妃咲 せあら
ベン:紅 ゆずる
マリー・グロショルツ:夢咲 ねね
ハル:壱城 あずさ
ケイト:蒼乃 夕妃
サリー:稀鳥 まりや
ルイ・シャルル:水瀬 千秋
ストーリー:(公式Webより)
フランス革命の最中。パリではジャコバン党による粛清の嵐が吹き荒れ、今日もまた貴族たち
が断頭台の露と消えていく。革命は血なまぐさいクライマックスを迎えていた。そんな中、イ
ギリス貴族のパーシー・ブレイクニー(安蘭けい)は、仲間とともに秘密結社を組織し、革命
政府に捕えられた貴族たちを救うため、人知れず鮮やかな救出劇を展開する。無実の命を救う
ため暗躍するこの一団は、残された紋章から「スカーレット・ピンパーネル(紅はこべ)」と
呼ばれるが、その正体は、誰も知らない。

舞台はフランスのコメディ・フランセーズ劇場。この日を限りに結婚するという女優のマルグ
リット・サン・ジュスト(遠野あすか)が最後の舞台に立っていた。イギリス貴族パーシーと
の結婚だ。ところが、舞台上での革命を否定する発言から、革命政府公安委員のショーヴラン
(柚希礼音)が現われ、公演を中止し、劇場は閉鎖される。マルグリットとショーヴランはか
つてのフランス革命の同志であり、ショーヴランはその弱みにつけ込んでマルグリットを脅し、
「スカーレット・ピンパーネル」の情報を得ようとする。「スカーレット・ピンパーネル」の
正体を知らないマルグリットは、ショーヴランに脅されるまま、「スカーレット・ピンパーネ
ル」が救出しようとするサン・シール侯爵(英真なおき)の居場所について、彼に危害を加え
ないという条件で教えてしまう。ショーヴランがそんな条件を飲むわけもなく、サン・シール
侯爵は捕えられ、断頭台へと送られる。

数日後、パーシーとマルグリットの婚礼の儀式が、イギリスで執り行われていた。その最中、
パーシーは友人サン・シール侯爵の死を知らされる。その上、その死には、マルグリットの密
告が関わっていたことを知り、パーシーの幸せはいきなり打ち砕かれる。妻への懐疑が晴れぬ
まま、パーシーは「スカーレット・ピンパーネル」としてフランス政府の非道なやり方に対し
て立ち向かうべく、友人たちを集める。彼らの最大の狙いは、亡きフランス国王の遺児ルイ・
シャルルの救出であった。一団は、正義のために団結し、ドーヴァー海峡を渡っていく。鮮や
かな救出劇を展開する「スカーレット・ピンパーネル」に怒り心頭となった革命政府の指導者
ロベスピエール(にしき愛)は、ショーヴランに「スカーレット・ピンパーネル」の徹底的な
撲滅を命じる。「スカーレット・ピンパーネル」がイギリス貴族らしいとの情報を掴んだショー
ヴランは、フランス政府の全権大使として、燃えるような決意とともにイギリスへ渡る。

一方イギリスでは、パーシーと仲間たちが軽薄な洒落者を演じ、フランスでの活動をひた隠し
にしていた。マルグリットは夫が何故よそよそしく冷淡になったのか理解できず、弟アルマン
(和涼華)に悩みを打ち明ける。イギリスに到着したショーヴランはマルグリットのもとを訪
ね、「スカーレット・ピンパーネル」を探し出すための協力を頼む。マルグリットは断るが、
彼女の弟アルマンを「スカーレット・ピンパーネル」の一味に加担した疑いにより拘束し、彼
の命と引き換えに情報を提供するよう脅しをかける。弟を救いたい一心で「スカーレット・ピ
ンパーネル」を探すマルグリット、彼女の行動に疑惑ばかりがつのるパーシー、彼らを利用し
て目的を達成したいショーヴランの間に、謎解きのゲームが始まる。

---

もちろん満員。
スカーレットピンパーネルはブロードウェイで見ています。
BWで見たときは痛快娯楽時代劇といった感じで後に何も残らない面白さ、
かなり気にいりましたが、TONYにはひっかからないだろうと思いました。
でも情けないことにおもしろかった、という印象だけ覚えていて筋書きは
さっぱり脳内かれ消えてます。まあだからまっさらな状態で楽しめたというか。

最初は広場でのギロチンシーンでの群舞から、つかみはおっけー。能天気な連中が
おままごとというか、狐狩に行くノリでレジスタンスをやっちゃいます。
そんな連中が革命政府に対抗できるかとか、海を頻繁に渡るので正体がばれないか
とか野暮をいっちゃいけません。無敵ヒーロー物語ですので。場面はいつも人数が
多く、物語のテンポはよく、主役の伯爵は昼行灯の伯爵とかっこいいスカーレット
ピンパーネルの二役を見事に落差をつけて演じてました。
パリでロープで役人を縛るところとか、とつぜん縄跳びになったり、全権大使として
出たショーブランが仮面舞踏会にいくのに、国旗色の全身タイツを薦めたら、
もう持ってます、という回答に場内笑い。あの人のすきなところは、と聞かれて予想
がつかないところ(だっけ?)に再度笑い。
仮面舞踏会には大きな羽のついた帽子に縞々のコート、9人ともめちゃくちゃ派手派手。
いやあおもしろいじゃないですかあ、派手な場面の連続にメリハリの利いた歌。
娯楽の王道を行くような作品です。宝塚にぴったり。
1幕最後の仮面舞踏会もきらびやかで楽しい。ウェールズ王も間が抜けてて良い感じ。
ロベスピエール間抜けすぎ、ここまで口車にのりますかw。
革命軍の兵隊はすべておお間抜け、場面がかわるたびに、おいおいそれはないだろう
ということばっかり起こりますが、正義は勝つ!とだけ唱えていればOK
クライマックスも見事に脱力感あふれる結末。これで終わりますかあと呆れるくらい
の情けなさ、しかしこれが良いのです。
笑いがあるし、わかりやすいし、主人公は目立つし、群舞が楽しいし、
これは再演されるでしょう。よくできたおバカ芝居です。
ただこれは主演の安蘭けいの実力あっての舞台かもしれません。見るなら今かも。

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題名:ぶるー・ブルー・バースディ
日時:2007年6月22日19:00-20:50
劇場:東京芸術劇場小ホール2
料金:前売6000円(招待券でみました)
座席:M列10番(後ろから2列目、ほぼセンター)
ストーリー:
  ダイナマイトを腹に巻いた男(住田隆)が、ある家に押し入り、身代金を要求する事件が発生。その家には信用金庫に勤める主人(いしだ壱成)の誕生日を祝おうと妻(中澤裕子)や高校生の娘(須藤温子)、たまたま居合わせた男2人がいた。極限状態の中で5人の本音が噴出し、妻の過去の浮気もばれてしまう。。


初日なので全般的に間が悪い点もありましたが、中澤さんは
大活躍。中澤さんの大ファンなら見にいって問題なし。
私としてはTVのなんでも鑑定団でしか見たことのなかった
住田さんを生で見れたのが良かった。ずっとハイテンションで
強盗の役をやってました。いしだ壱成は妻の尻にしかれる
情けない男を熱演、途中で一瞬場を制するところもあるの
ですが、すぐによれて元通り、あそこでそのまま突っ走った
ほうがおもしろかったでしょう。
最後はどんでんがえしで家族の絆を再確認するという話でした。

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題名:マリー・アントワネット生誕250周年記念三井住友VISAシアター宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』−フェルゼンとマリー・アントワネット編−
日時:2006年3月18日15:30-18:35(途中休憩あり)
劇場:東京宝塚劇場
料金:B席3500円
座席:2階13列21番(後方中央ブロック左端通路側)
劇団:宝塚歌劇星組
出演:
フェルゼン 湖月わたる
マリー・アントワネット 白羽ゆり
オスカル 安蘭けい
アンドレ 立樹 遥
*〜*〜*
ブイエ将軍 汝鳥 伶
マリア・テレジア 邦なつき
メルシー伯爵 未沙のえる
モンゼット侯爵夫人 出雲 綾
ルイ16世 英真なおき
シモーヌ 万里柚美
ジャルジェ将軍 にしき愛
べザンバール公爵夫人 しのぶ紫
ランベスク子爵夫人 朝峰ひかり
シッシーナ伯爵夫人 高央りお
プロバンス伯爵 紫蘭ますみ
公安委員 美稀千種
ベルナール 柚希礼音
カトリーヌ 百花沙里
ブリジット 彩愛ひかる
ジェローデル 涼 紫央
ロミー 毬乃ゆい
シルビア 涼乃かつき
ナタリー 星風エレナ 
デュガゾン 青空弥ひろ
ミレイユ 琴まりえ
公安委員 祐穂さとる
村の男 大真みらん
公安委員 美城れん
侍従長 涼麻とも
アラン 綺華れい
村の女 南海まり
村の男 天霧真世
村の女 梅園紗千
女官長ジョセフィーヌ 真白ふあり
村の女 湖咲ひより
ロザリー 陽月 華
村の男 彩海早矢
村の女 花愛瑞穂
侍女 華美ゆうか
村の男 天緒圭花
女官長 音花ゆり 
ニコラス 鶴美舞夕
小公子 麻尋しゅん
小公女 妃咲せあら
アントワネット(少女時代) 成花まりん
ルイ・シャルル 如月 蓮
小公女 蒼乃夕妃
マリー・テレーズ 南風里名

オープニングは電飾で「ベルサイユのばら」うーむ。
デコレーションケーキの上にのるマリーアントワネット、甘くせつない。
お人形さんのようで、それでいて落ち着いた雰囲気はまさしく
マリーアントワネット。それに従うメルシー伯爵がいい味だしてます。
エンディング近くでメルシー伯爵がマリーにお人形を渡すシーンでは泣けました。
フェルゼンは凛々しく、マリーと好一対。メルシー伯爵の説得に応じてフランス
を去るフェルゼンは、この舞台でもっとも孤独な立場?演出で故意に浮かせて
いるのでしょうが、フェルゼンを小さく見せるようでちょっと残念。
ベルサイユ宮殿での貴族たちのべたなコメディもおもしろい。
茶番を見てるみたい。重苦しい雰囲気をギャグで緩めてくれます。
第二幕が開いて、え?オスカルは幕間で死んじゃったの?
回想シーンにはいって、すぐにお祭り、えーと深刻なシーンじゃなかったっけ(^^;)
たくましいオスカル、迫力満点のオスカルとアンドレの抱擁。
オスカルが市民擁護の立場を表明したときはちょっと熱くなりましたね。
バスチーユ攻略の群舞も見ものです。皆が死んでいってしまうのは悲しい。
斜めに照らす一筋の光に導かれて処刑台にあがるマリーアントワネット。
重苦しくエンディングを迎えたかと思いきや、舞台がぱっと明るくなって大階段登場。
マリーが上がっていたのは大階段だったのでした。
しかし、重いエンディングから3秒(私の主観ではね)で明るいラインダンスに行き
ますかあ。ラインダンス好きなんですが、このタイミングではちょっと。
せめて間奏なり歌1フレーズなりいれて余韻に浸らせてほしいものです。
脚本とか演出でつっこみたいところは色々あるようですが、キャストががんばって
それに負けないように?舞台を作っているという感じでしたね。

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題名:三井住友VISAミュージカル「エリザベート」-愛と死の輪舞-日時:2005年4月17日11:00-14:00(途中休憩あり)
劇場:東京宝塚劇場
料金:B席3500円
座席:2階13列18番
劇団:宝塚歌劇月組
出演:(宝塚歌劇ホームページより抜粋)
トート: 彩輝 直
エリザベート:瀬奈じゅん
マックス: 星原美沙緒
グリュンネ: 磯野千尋
フランツ・ヨーゼフ: 初風 緑
ルドヴィカ :夏河ゆら
ラウシャー :光樹すばる
ゾフィー :美々杏里
マダムヴォルフ: 嘉月絵理
ヒューブナー :北嶋麻実
ルドルフ: 大空祐飛
ツェップス :越乃リュウ
ケンペン: 有香 潤
ルイジ・ルキーニ: 霧矢大夢
スターレイ夫人 :瀧川末子
ヘレネ :花瀬みずか
黒天使: 一色瑠加、研ルイス、青樹 泉、星条海斗、 龍 真咲、白鳥かすが、光月るう、流輝一斗
黒天使(マデレーネ): 城咲あい
シュヴァルツェンベルク: 楠 恵華
エルマー :月船さらら
市長 :良基天音
リヒテンシュタイン: 紫城るい
死刑囚の母 :宝生ルミ
病院長 :風雅 湊
カフェの男: 萌希彩人
シュテファン: 北翔海莉
ヴィンディッシュ嬢 :椎名 葵
カフェの男: 麻吹由衣加
女官:椎名 葵、 美鳳あや、天野ほたる、憧花ゆりの、青葉みちる、紫水梗華
姪: 涼城まりな
美容師: 音姫すなお
ルドルフ(少年): 彩那音
ジュラ :真野すがた
親戚の女: 葉月さら
家庭教師: 憧花ゆりの
侍従: 綾月せり、明日海りお
侍女 :羽咲まな
エーアンの歌手 :五十鈴ひかり

エリザベートを見るのは昨年の東宝版以来になるでしょうか。
今までは次の舞台を見ています。97年星は2度見てるはずなのに記録がない。。。

1996 宝塚歌劇雪組 http://homepage3.nifty.com/k/96review.html#26
1996 ウィーン http://homepage3.nifty.com/k/Broadway.html#60
1997 宝塚歌劇星組 http://homepage3.nifty.com/k/97review.html#17
1999 宝塚歌劇宙組 http://homepage3.nifty.com/k/99review.html#14
2000 東宝初演  http://homepage3.nifty.com/k/00review.html#20
2003 宝塚歌劇花組 http://homepage3.nifty.com/k/03review.html#01
2004 東宝    http://homepage3.nifty.com/k/04review.html#14

それにしても感想の書き方がてんでばらばらやなあ(^^;;)
毎回売り切れ続出のエリザベート、今回も満員立見でした。
舞台を通して全般的に歌詞が聞きとりやすいのは嬉しい。
オープニングのシーンから全般的に衣装がきらきらしているのを感じます。
黒天使の振付に東宝版(というか大島さん版)の振付はいってきてます?
オープニングシーン終わりでは有名なエリザベート皇后の肖像画からシシィ登場。
トート閣下は以前の舞台でも羽根しょって登場でしたっけ?ちょっと線が
細い感じがするのですが、それが神秘的でこの世のものでないトートを
形作っているように思えます。ビジュアルは本当に見事に決まっています。
エリザベートは肩幅が広くてたくましく、まさしく闘う皇后といった感じ。
ひょっとすると今までのエリザベートの中で一番現実の姿に近いのかも。
でもたくましすぎてゾフィ−に最初負けるなんて信じられないかも(^^;;)
ちょっと一本調子なのと高音があまり出てないように思われるのがちょっと惜しい。
歌が気に入ったのがフランツとゾフィ。フランツは情けなくて母親の尻にしかれる
でもどこといって憎めないボンボンという雰囲気が見事に醸し出されてます。
ゾフィの高音もとても魅力的。マックス(お父さん)役の星原美沙緒
さんはあいも変わらず良い演技、ひとりで芝居部分をしょってたってますね。
ミルクは振付が変わりました。動きがだいぶ減ったのは悲しい。銀橋に来て
立ち止まって歌われても私はあまりおもしろくありません。
愛と死のロンドでこれほど劇の雰囲気がかわるとは。
1幕終わりはまぶしい純白のエリザベート、肖像画そのままでした。かっこいい。
2幕最初のキッチュでの写真のターゲットははなまるマーケットの岡江久美子
さんだったようです。ルドルフとトートの闇が広がるは良い。
夜のボートは演奏がはじまっただけで泣けます。見ている自分が歳をとるに
つれてどんどん切なくなっていきますねえ。フィナーレは絢爛豪華で幕。
今回の配役はちょっとした冒険だったと思います。エリザベートに男役の瀬名さんを
持ってくることで本来の演出に近づける、ということはエリザベートの役が
必然的に大きくなり相対的にトートの役が小さくなる、男役トップが一番の宝塚歌劇に
とってはなかなか微妙な線をねらったのではないかと思われます。
大成功とまではいきませんが、けっこう狙った線はいけてるのではないでしょうか。
ただ全般的にあっさりした味付けの演出で、次から次へとめまぐるしく場面が
移り変わる感じだったので、もうちょい情感が出ていればもっと良かったかも
しれません。


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