今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:空白に落ちた男 日時:2008年2月17日14:30-15:55 劇場:ベニサン・ピット 料金:6500円 座席:G列16番 作・演出:小野寺修二 音楽:coba 出演:首藤康之/梶原暁子/藤田桃子/丸山和彰/小野寺修二 Director's Note: 捜査本部にて、ある事件の犯人を追っている刑事S,机の上には犯人の遺留品。捜査は 完全に行き詰ってしまっている。数日前に女の死体が上がった。しかし決定的な進展が ないまま時間ばかりがすぎていく。ふと気がつくと目の前に自分のトレンチコートを着た背 の高い男が立っている。誰だ、取り返そうともがくうち、Sは犯人の遺留品を身にまとわされ ている。背の高い男は、扉から音もなく消え、Sはその男を追いかける。 ある朝、Oは嫌な夢で目覚める。立ち上がった瞬間、何かが揺れた気がした。が、気にし ないことにする。いつもと変わらぬ朝・・・。ふと妻が二人いる錯覚を覚える。頭を振りよくみ るとその先にもあわせ鏡のように食卓と妻という光景が続いている。気づくと再びいつもの 光景。心配そうな顔でこちらを見ている妻。妻が席を立ちばたばたと駆けていく。嫌な予 感がする。Oは妻を追いかける。 瓦礫男、気づくと瓦礫の下敷きになっている。なんとか這い出し、埃を払う。ある女が瓦礫 男に近づき、まとわりつく。男は必死で振り払おうとする。しかしいつの間にか翻弄され、無 我夢中で女の姿を追ってしまっている。次の瞬間浴室で女を見下ろしている男。そうだった、 この女は死んでいる。そして殺したのは私だ。死体を片付けなくては。男は何の策もない まま、女の死体を引っ張りどこかへ運んでいく。 刑事、鏡を見ている。ずっと見ているうちに内側に吸い込まれていく。刑事の内側に何かが ある。入念に手を洗った後、刑事は机に戻り、机上にあった犯人の持ち物を身につける。鏡 を確認し、扉から出て行く刑事。 反対の扉から、刑事と同じ格好の瓦礫男が登場する。ここはどこ?Oの家である。何かに追 われているさまのOは荷造りをし出て行こうとしている。 図書館にて、自分の過去を調べている瓦礫男、瓦礫男を追う刑事。追っていくうちに刑事は 倒れた瓦礫男を見下ろす女を目撃する。いったい誰が殺され誰が犯人なのか?どんどんと 迷宮にはまり、行き着いた先に繭のように固まった女を目にする刑事。 机に向かっている刑事。物事を反芻している。事の発端は何なのか。気づいてはいけない 明確な何かが、もう目の前に提示されている気がする。ほとんど答えは出ているのだ。 --- 休憩無しの75分間、不思議な時間でした。 cobaさんのアコーディオンがまずすごい。緩急があって別世界へ連れて行かれるかんじ。 床も壁も全部小道具がおかれているのはかなり不思議、天井からもベッドが生えているの です。シャワーブースと洗面台が妙にリアル。 小野寺さんはユーモラスだけれどもシャープな動き。首藤さんはマイムでも他のキャストに 一歩も引きません。ソロのダンスの見せ場もありました。梶原暁子さんは小柄で子猫みたく 可愛い。すごくきれいに動くのです。ダンサーだったのですね。首藤さんが中心にくるので はなく、キャスト全員による平等で絶妙なチームプレイを見たというところでしょうか。殺陣の ような正確さで椅子や机を動かし、音ぴたでマイムが絡みあうのは本当にお見事でした。 この作品はすごく気にいっていて、マイムの作品なら今までで1番、ダンスを含めても私にとっ てかなり上位にくる出来です。でもなんだかうまくその感覚を書き記すことができず、メモ書 きのままほったらかしてあったのです。おもしろいと思った本質はぜんぜんうまく書けてません;_; PR |
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