忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
[1329] [1328] [1327] [1326] [1325] [1324] [1323] [1322] [1320] [1321] [1319]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

題名:拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿
劇場:座・高円寺1
日時:2020年11月21日14:00-16:15
料金:4200円
座席:C列6番(3列目左より通路際、A列は未使用)
劇団:燐光群
作・演出:坂手洋二
照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響:島猛(ステージオフィス)
舞台監督:森下紀彦
美術:加藤ちか+じょん万次郎
衣裳:小林巨和
擬闘:山村秀勝
出演:
猪熊恒和 大西孝洋 鴨川てんし 川中健次郎
円城寺あや 中山マリ 宮島 健 樋尾麻衣子
杉山英之 荻野貴継 武山尚史 山村秀勝
町田敬介 西村順子 Tanikawa Shogo
解説:
ハイケイ、天ノウ ヘイカサマ。陛下よ、あなたの最後のひとりの赤子が、この夜戦死をいたしました。
前略総理大臣様。「僕の雇い主は国民です」と胸を張っていた男は、あなたのウソを守るため、自分自身を捨てました。
・・・
この作品は、棟田博氏の『拝啓天皇陛下様』等の著書から着想を得て、部分的に引用させていただいています。
岡山出身の作家・棟田博の代表作『拝啓天皇陛下様』。かつて渥美清主演・野村芳太郎監督で映画化され、「国民的喜劇」として成功を収めた。 棟田博氏が遠い姻戚であることは知っていた。曾祖父の弟にあたる人が養子に行った先が、棟田家である。じつは棟田博氏も、同じ棟田家に養子で入っていたのである。
『拝啓天皇陛下様』を劇化することが、私の永年の夢であった。
『拝啓天皇陛下様』の愛読者である、現代を生きる官僚が、「玲和」を迎える世の「生きにくさ」「宮仕えの辛さ」を、かつての時代に思いを馳せながら耐えていく。倉本聰さんが棟田博作『サイパンから来た列車』をもとに『歸國』を書いたように、先達の刻みつけた忘れがたき人々の世界が、私自身の現在と交錯する。 ーーー坂手洋二

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お立ち台みたいなものが段々になっていて
それが机になったり、部屋になったり、下が営倉になったりするのです。
とてもスタイリッシュな舞台装置。観客の想像力をかきたてます。
そして、杉山英之さんが入院のため、坂手洋二さん代役でのリーディング上演。
これはこれでありの演出だと思った。舞台の上に人はいないのに、
あたかもそこに人がいるように物語が進んでいって、そして全然違和感がない。
なんでもないひと、みずからどうしようもないひと、がそこにいるかのよう。
物語は渥美清主演『拝啓天皇陛下様』をベースに、赤木俊夫さんによる公文書
改竄問題を描いたもの。戦中と現代の話が交差します。
拝啓、と改竄、が同じような道筋にシンクロしてしまっているところがすごい。
とてもおもしろいつくり。歴史は繰り返すのか?こうなるのは人の業なのか?
戦中のほうが幸せに見えるのはなんというか、、、
ヤマショウ役の大西さんがとても良く、それが戦中の幸せ感に繋がっていたの
かもしれません。

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析