今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 劇場:座・高円寺1 日時:2020年11月21日14:00-16:15 料金:4200円 座席:C列6番(3列目左より通路際、A列は未使用) 劇団:燐光群 作・演出:坂手洋二 照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響:島猛(ステージオフィス) 舞台監督:森下紀彦 美術:加藤ちか+じょん万次郎 衣裳:小林巨和 擬闘:山村秀勝 出演: 猪熊恒和 大西孝洋 鴨川てんし 川中健次郎 円城寺あや 中山マリ 宮島 健 樋尾麻衣子 杉山英之 荻野貴継 武山尚史 山村秀勝 町田敬介 西村順子 Tanikawa Shogo 解説: ハイケイ、天ノウ ヘイカサマ。陛下よ、あなたの最後のひとりの赤子が、この夜戦死をいたしました。 前略総理大臣様。「僕の雇い主は国民です」と胸を張っていた男は、あなたのウソを守るため、自分自身を捨てました。 ・・・ この作品は、棟田博氏の『拝啓天皇陛下様』等の著書から着想を得て、部分的に引用させていただいています。 岡山出身の作家・棟田博の代表作『拝啓天皇陛下様』。かつて渥美清主演・野村芳太郎監督で映画化され、「国民的喜劇」として成功を収めた。 棟田博氏が遠い姻戚であることは知っていた。曾祖父の弟にあたる人が養子に行った先が、棟田家である。じつは棟田博氏も、同じ棟田家に養子で入っていたのである。 『拝啓天皇陛下様』を劇化することが、私の永年の夢であった。 『拝啓天皇陛下様』の愛読者である、現代を生きる官僚が、「玲和」を迎える世の「生きにくさ」「宮仕えの辛さ」を、かつての時代に思いを馳せながら耐えていく。倉本聰さんが棟田博作『サイパンから来た列車』をもとに『歸國』を書いたように、先達の刻みつけた忘れがたき人々の世界が、私自身の現在と交錯する。 ーーー坂手洋二 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お立ち台みたいなものが段々になっていて それが机になったり、部屋になったり、下が営倉になったりするのです。 とてもスタイリッシュな舞台装置。観客の想像力をかきたてます。 そして、杉山英之さんが入院のため、坂手洋二さん代役でのリーディング上演。 これはこれでありの演出だと思った。舞台の上に人はいないのに、 あたかもそこに人がいるように物語が進んでいって、そして全然違和感がない。 なんでもないひと、みずからどうしようもないひと、がそこにいるかのよう。 物語は渥美清主演『拝啓天皇陛下様』をベースに、赤木俊夫さんによる公文書 改竄問題を描いたもの。戦中と現代の話が交差します。 拝啓、と改竄、が同じような道筋にシンクロしてしまっているところがすごい。 とてもおもしろいつくり。歴史は繰り返すのか?こうなるのは人の業なのか? 戦中のほうが幸せに見えるのはなんというか、、、 ヤマショウ役の大西さんがとても良く、それが戦中の幸せ感に繋がっていたの かもしれません。 PR |
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