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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:わたしの耳
劇場:新国立劇場小劇場
日時:2020年9月12日15:00-16:30
料金:6500円
座席:B2列7番(4列目センターブロック)
作:ピーター・シェーファー 
上演台本・演出:マギー
出演:ウエンツ瑛士、趣里、岩崎う大(かもめんたる)
美術:堀尾幸男 照明:北澤真(監修:服部基)
音響:井上正弘 衣裳:髙木阿友子 ヘアメイク:佐藤裕子 
舞台監督:瀧原寿子 プロデューサー:北村明子 
企画・製作:シス・カンパニー
あらすじ:
内気な青年ボブ(ウエンツ瑛士)の至福の時間は、狭くみすぼらしい屋根裏部屋には似つかわしくないオーディオセットでクラシックレコードを聴くこと。ある日、クラシックコンサートで隣に座った女性ドリーン(趣里)に一目ぼれ。勇気を出して、自宅のディナーに招待するまで漕ぎつけた。まさに一世一代の大勝負なのだが、女性に不慣れなボブは、明るく経験豊富な会社の先輩テッド(岩崎う大)に助けを求め、助っ人として料理とホスト役を担当してもらうことに…。
ディナーの準備を進めるボブとテッドだったが、そこに、いよいよ可愛らしくお洒落をしたドリーンがやって来た。たどたどしいながらもぎこちなく会話を続けるボブ。饒舌になるのは、自分が愛してやまないクラシック音楽の一方的な話題のみ。そんな中、テッドが持ち前の社交性でその場を盛り上げるのだが。。。屋根裏のアパートの一室で、男女3人に起きる一夜の出来事とは…?
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左側には年代物のステレオ。ソファ、椅子、テーブルといった小道具、床には絨毯。
舞台奥左右には巨大なスピーカー。
ドタバタコメディを期待していったら、バッドエンドでちょっと肩透かし。
ボブの狼狽え方は本当に堂に入ってましたよ。小心者のオタクが意を決して女性を誘った感がよく出てます。これはだいぶ前の脚本なのですが、それにしてもコンサートで会って次に自宅に二人きりで誘うとは、いまとはだいぶ感性が異なる気がしましたね。
女性がくるぎりぎりまえにボブとテッドで打ち合わせで、当然ドタバタ。でもそれでうまくいくわけではないのです。テッドのうまさがひきたって、ボブはもっと落ち込む。
彼女も実はコンサートが好きなわけでなく、テッドにひかれてしまいます。テッドも
落とす気満々で電話番号を聞いたり(タッチの差で番号は聞きそこないますが)
ボブはステレオのことになると突然暑苦しく語り始めて、ああこれだからオタクは
持てないのよねーと我が身を振り返って思いましたよ。
飯食いにきたけれど、結局みんなが不満を持って別れる、といういったい誰得?という
ストーリーでした。皆演技はうまいし、場面場面では笑いも起きているのですが、
どうもすかっとしない物語でしたね。


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