今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 劇場:劇団俳優座5階稽古場 日時:2020年9月12日11:00-13:40(途中休憩あり) 料金:5500円 座席:5列5番 劇団:劇団俳優座 出演:松本潤子、加藤佳男、斉藤深雪、安藤みどり 志村史人、千賀功嗣、野々山貴之、飯見沙織 脚本:サム・シェパード 訳:田中壮太郎 演出:眞鍋卓嗣 美術:杉山至 照明:桜井真澄(株式会社 東京舞台照明) 効果:木内拓(株式会社 音映) 衣装:樋口藍(アトリエ藍) ドラマトゥルク:森本道孝 舞台監督:関裕麻 制作:狩野早紀 あらすじ: アメリカ西部。 ある夜、フランキーは兄のジェイクから妻のベスを殺したと電話を受ける。 妄想にとらわれた嫉妬により、ベスが浮気していると思い込み、激しい怒りで強く殴りつけたという。フランキーはベスの生死を確かめるべきだと主張するが、ジェイクは彼女の死を疑わず、聞く耳を持たない。実際、ベスは家族のもとで脳損傷の治療を受けていた。しかしベスは、自分の怪我はジェイクではなく家族によるものだと信じ込んでいた。家庭内暴力が引き起こした事件をきっかけに、歪んだ認識の中で揺れ動く二つの家族の物語。 ------------------ 舞台の両端に長椅子。 交互に二つの実家での物語が繰り広げられます。 ベスは脳挫傷によって、言葉が不自由に。 ベスの兄貴はジェイクとその家族を恨み、ジェイクは ベスの母親ば認知症気味、父親と兄は家父長制度から抜け出してきたような振る舞い。 ジェイクの母はジェイクを溺愛、ジェイクも唯我独尊、でも頭にどうやら病気。 ベスの実家へ様子を見に行ったジェイクの弟がベスの父に誤って撃たれて実家へ 転がり込み、ベスはジェイクと間違って迫ってくる、、とDV夫婦に家父長制度の 家庭ふたつでめんどくさい話。でも20世紀だといかにもありそう。 いずれも警察呼ぶよね?ということを内々で済まそうとしている段階で、なかなか 感情移入が難しい。 後半はぐぐっと(というよりガタガタと)物語が動きました。 ベスがジェイク弟に一層の色目を使い、結婚したいと言い出し混迷の度合いが深く。。 ジェイク実家では妹の回顧で父が死亡した状況を、妹は兄が殺したようなもの だといい、母はそんなことするわけがない。。この語りがすごくてまるで本当に 脇でみているみたい。 ベス実家では誰も自分以外のことなど聞く耳もたない。父親も認知症初期? ベスは心がどこかへ行ってしまい、兄は俺がやらねばといってやりたい放題。 結局似たもの家族、見事にすれちがっている。このすれ違いがみもの! ジェイクはうちのそとでベス兄に捕まってヤキをいれられてしまいます。 ジェイク実家は母娘で旅行に出かける際に、家を燃やしてしまおう。。 もう何もかもが崩壊していって物語は終わりに。 前世紀の家庭が色々なたまったもので壊れていく姿を力強い演技で描いたという舞台。 クトルゥーみたいに気が狂っていく過程を楽しむという感じなんですかねえ。 舞台は凄いのだけど何をみせたくて書かれた戯曲なのかいまひとつぴんとこなかった。 PR |
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