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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:末摘花
劇場:俳優座劇場
日時:2020年9月9日14:00-16:15(途中休憩あり)
料金:6000円
座席:12列22番(後方右端)
劇団:こんにゃく座
原作 榊原政常「しんしゃく源氏物語」
作曲 寺嶋陸也
演出 大石哲史
美術 杉山至
衣裳 宮本宣子
照明 成瀬一裕
振付 向雲太郎
舞台監督 八木清市
音楽監督 萩京子
宣伝美術 小田善久(デザイン)
出演:(光組)
高岡由季 姫(末摘花)
小林ゆず子 侍従(少将の娘・姫の幼なじみ)
岡原真弓 少将(乳母)
花島春枝 宰相(世話役・お目付け役)
山本伸子 叔母
石窪朋 右近
荒井美樹 左近
 寺嶋陸也 ピアノ

舞台の上に一段高い床を作ってありました。最前列からは見上げる形。
右の出入り口は太鼓橋。真ん中には御簾?左側にはピアノ、そして生演奏。
出演者は皆女性、語るように歌う、源氏物語のオペラなのでした。
ヒロインはぶさいく、そして源氏がこなくなって2年間。
貧乏になり家屋敷は傾き、女官は逃げ出し、、それでも家は売らず、
しきたりは変えず、父親の思い出を大切にし、、という物語が美声で
軽くコミカルに綴られていきました。
1幕の終わりには源氏が都に帰ってきたという報、未来は明るい!
ところが2幕にはいると屋敷はより朽ち果てているのです。
源氏が都に戻ってからすでに半年、でも屋敷には一度も来てくれず。。
貧乏と人々の離散でブチ切れる少将(乳母)、神経衰弱ぎりぎりの
女たちですわ。そしてそこに源氏来訪!緊張が一気に緩和されて
手のひらかえりました。そこそこいい感じのカタルシスが得られました。
気軽にオペラを楽しむには良いですね。

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題名:かがみの孤城
劇場:サンシャイン劇場
日時:2020年9月6日13:00-15:00
料金:S席9000円
座席:1階9列19番
出演:
  生駒里奈 溝口琢矢 野田裕貴(梅棒)木津つばさ 前田航基 原田樹里
  河内美里 渡邊安理 多田直人 木村玲衣 石森美咲 稲田ひかる 澤田美紀
原作 : 辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊) 
脚本・演出 : 成井豊
美術 : 田中敏恵 
照明 : 加藤直子 
音響 : 早川毅 
振付 : 川崎悦子
衣裳 : 黒羽あや子 
ヘアメイク : 山本成栄
演出助手 : 藤嶋恵 
舞台監督 : 村岡晋 
衣裳協力 : 学生服コード服装
STORY:
入学早々、同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学1年生の安西こころは、ある日自分の部屋の鏡がまばゆい光を発していることに気づく。
恐る恐る鏡に手を触れた瞬間、こころは見知れぬ城がそびえ立つ異世界に引き込まれてしまう。
「オオカミさま」と呼ばれる城の管理人と、彼女に召還された7人の中学生が過ごす世界。
そこでは「願いの鍵」を見つけた者が、何でも望みを叶えられるという。
果たして「願いの鍵」は見つかるのか。7人が城に集められた驚くべき理由とは。

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東京千秋楽お疲れさまでした。キャストのコロナ陽性で綱渡りだったのね。
http://napposunited.com/kagaminokojo/pdf/attention.pdf
キャストがひとり交代しただけで上演できて本当によかった。

舞台上には西洋のお城、両側に尖塔、真ん中にはね上げ門、城壁そして時計台。
上演前は舞台後ろを開けて換気。
客席は市松模様ですが、それに加えて1列目を使わず、そこにかなり高い透明シールドを
設置しています。最前列はフェイスシールドをつかわないですむわけですね。
今日は東京千秋楽、配信もあるためカメラがはいっていました。
主題は中学でのいじめい。じめられて学校に居場所がない女の子が、鏡を通り抜けた城で
同世代の子たち(やっぱり不登校)と一緒に過ごすという物語。
学校以外にいてもいいんだ、そして学校から逃げてもいい、辛ければ逃げろ、が繰り返し
語られます。
ひょんなことから彼らは同じ学校に通っていることに気がつきます。でも現実では会えません。
始業式の曜日が違う!パラレルワールド?それとも時間線が異なる?
クライマックスで、実は7年おきの生まれだということがわかりました。そしてある人の
未来はほかの人の現在とつながっており、、そこではぼろぼろ泣けましたね。
登場人物の中のひとは皆大人なのですが、中学生を演じていて全然違和感がありません。
とくにこころ役の生駒さんは中学生そのまま!座長として見事に場をまとめていました。
芝居全体は、音楽、客席への語りかけ、オープニングダンス、2時間、成井さんということ
できっちりキャラメルテイストでした。古いキャラメルファンとしては別の意味でも泣けました。
千秋楽一言カーテンコールも良かった。
そしてカーテンコールで珍しい光景をみました。最後のカーテンコールにキャストが舞台に出る前に、
客席総立ちになって拍手!舞台に出てきた方々はびっくりされて、そして目が真っ赤に。。
大千秋楽まで頑張ってください。

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題名:コンドルズ 東京公演スペシャル2020「ビューティフルドリーマー」[Bプロ]アルカディアスペシャル
劇場:LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)
日時:2020年9月5日17:00-18:10くらい
料金:S席5000円
座席:1階14列43番
劇団:コンドルズ
構成・振付・演出:近藤良平
出演:石渕聡 オクダサトシ 勝山康晴 
   香取直登 鎌倉道彦 黒須育海 
   古賀剛 小林顕作 ジントク 
   スズキ拓朗 田中たつろう 橋爪利博 
   藤田善宏 安田有吾 山本光二郎 
   近藤良平

今年初めての東京公演、万歳!とにかくできることが嬉しい。
検温、連絡先、市松模様に1列目2列目はフェイスシールド。
開演前からコンドルズ動画日報2020が流れていました。
日々のネタや動向などをこれまでずっと流していたらしいです。
(うちに帰って私もさっそくフォロー)
オープニング映像はCOCOAの推奨、それから全員がPCR検査陰性!
映像が終わるとシルエットで近藤さんのダンス!やはり良い!
オープニングは近藤さんが白の学ラン、その他メンバーは黒の学ラン
でダンス。そこから緩急つけたダンスの連続、白タイツもあり。
真ん中付近でハンドパペットの柏田流、拍子木・三味線・謡に映像で
渋谷駅から渋谷公会堂までの道筋を語る、これがおもしろい。
「距離とって~♪」頭に残っちゃうリズムです。
そして霊媒師みたいな白装束で抽選(といっても番号は決まっている)
客をたたせて、映像でメッセージ、たわいもないネタなのに
神憑り風ダンスとあわさるとかなり面白い。
ラストは近藤さん以外全員が白い学ランでのダンス。
本当にあっというまの1時間でしたよ。
またライブでみれますように。これから配信に力をいれるそう
なのでそれはそれで楽しみ!

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題名:ゲルニカ
劇場:PARCO劇場
日時:2020年9月5日13:30-16:20(途中休憩あり)
料金:9800円
座席:N27(中央通路1列後ろ通路側)
作:長田育恵
演出:栗山民也
出演:上白石萌歌 中山優馬 勝地 涼 早霧せいな 玉置玲央 松島庄汰 林田一高 後藤剛範 谷川昭一朗 
美術:二村周作 照明:服部基 音楽:国広和毅 音響:井上正弘 衣裳:前田文子 ヘアメイク: 鎌田直樹 映像デザイン:上田大樹 ステージング:田井中智子 演出助手:長町多寿子/神野真理亜 舞台監督: 藤崎遊 
制作:石井宏美 プロデューサー:佐藤玄 柳原一太 製作:井上肇
<あらすじ>
戦争は 遠くにあると思っていた。
あの日までは。
ゲルニカの元領主の娘として、なに不自由なく生きてきたサラ。しかし、世間では旧体制派と新体制派が激突。
ドイツやソビエトなどの軍隊も加わり、スペイン内戦が本格化していた。サラの婚礼直前、幼なじみの婚約者が突然、戦いに参加したいと出て行ってしまう。この国で今、なにが起きているのか。街の食堂に出入りするようになったサラは、街の人々や兵士たち、海外特派員と触れ合い、各地で激戦が行われているのを知る。イグナシオという兵士と出会い、いつしか恋に落ちるサラ。しかし、彼はドイツ軍のスパイで、密かにゲルニカを爆撃するための工作を進めていた。そんな折、サラの妊娠が発覚。人々の思いが交錯する中、戦いは激しさを増し、空爆がゲルニカの街を襲う……。

---
当日券にて鑑賞、当日券販売開始10分後に購入でN列ならまずOK.
私が買ったときにはその隣との二択になっていました。

オープニング、1幕エンディングは横1列に並んで歌、とても力強い。
床を含む照明が美しい。客席が急なパルコ劇場ならではかも。
ヒロイン(上白石萌歌)が男前、そしてかわいい。
戦場記者(勝地涼)とてもねじくれていてかっこいい。役者全員が迫力。
皆他人事だと思っているのに悲劇が近づいてくる、ものすごく重厚なせりふ劇。
二幕はどうなる、と思わせてくれます。どう考えてもその後は鬱展開なのですが。
一言一言に重みがあるようなので、読解のために幕間にパンフ買いましたよ。
後半は当然ながら鬱展開。
バスク軍のぽんこつ、ドイツ軍のえげつなさ、そのなかで展開するボーイミーツガール、
でもそれすらやばい。教会での十字の照明、無差別爆撃の場面で赤い幕に押しつぶされ
ていく姿、そこに確かにいる雰囲気が醸し出されています。
最後はゲルニカの絵、ものすごい迫力でせまってきました。
エンディングも歌なのですね、そしておどろおどろしい。
全般的に濃くて圧が強い舞台でした。見てて疲れたけど面白い。

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題名:ミュージカル『Fly By Night~君がいた』
劇場:シアタートラム
日時:2020年9月2日14:00-16:35(途中休憩あり)
料金:9000円
座席:C-14(2列目センターブロック右端)
日本語上演台本・訳詞・演出:板垣恭一 
音楽監督:桑原まこ
出演:内藤大希  青野紗穂 万里紗 遠山裕介 内田紳一郎 福井晶一 原田優一
原案:キム・ロゼンストック
脚本・作詞・作曲:ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック
翻訳:工藤紅
音楽監督:桑原まこ
美術:乘峯雅寛
照明:三澤裕史(あかり組)
音響:戸田雄樹(エディスグローヴ)
衣裳:風戸ますみ(東宝舞台)
振付・ステージング:当銀大輔
ヘアメイク:竹節嘉恵(shuhari beaute)
演出助手:明羽美姫
舞台監督:齋藤英明(Roots)、大友圭一郎
イタリア語指導:三戸大久
演奏:桑原まこ(Pf)、成尾憲治(Gt)、堀井慶一(Ba)、長良祐一(Dr)
PV:https://youtu.be/QY7pevoBgSE
Story:
1964年11月9日。母の葬儀を終えたハロルド(内藤大希)とその父・マックラム(福井晶一)。ハロルドは遺品の中にギターを見つけ「母さんはギターを弾いていたの?」と驚きつつ、形見として持ち帰ることにする。一方すっかり気落ちしたマックラムは、妻が大好きだった「椿姫」のレコードを聞きながら毎日を無為に過ごすようになる。
ちょうど同じ頃、人口1000人ほどの田舎町サウス・ダコタで暮らしていたダフネ(青野紗穂)は、女優を目指してニューヨークに行くことを決意。姉のミリアム(万里紗)に一人では心もとないからと泣きつき、母を説得。姉妹は一緒にニューヨークで暮らすことになる。行動的なダフネは洋服店で働きながらオーディションを受ける日々を過ごすが、あるとき、店の近くのサンドイッチ屋で働いていたハロルドと出会い恋に落ちる。ミリアムは星や宇宙が大好きな内気な女性。そんな彼女が唯一他人と繋がれるのは、カフェでウェイトレスをしているとき。ある日、ダフネがオーディション会場で若手劇作家のジョーイ(遠山裕介)に見初められ、新作ミュージカルの主役に抜擢される。その稽古に明け暮れるうちハロルドとすれ違い始めるダフネ。ミリアムは、突然現れた占い師(原田優一)に未来を予言されるが、その中に出てきた恋人の条件に合致するのはなんとハロルド。彼女は自身の気持ちに戸惑い田舎へ逃げ帰ってしまう。 サンドイッチ屋のオーナー・クラブル(内田紳一郎)は今日も、優柔不断なハロルドに発破をかけている。
孤独を募らせたマックラムはある決心をする。
そして 1965年11月9日、ニューヨーク大停電が起きた。
ハロルド:サンドイッチ屋で働く青年。母親を亡くしたばかり。サンドイッチ屋で働く以外の人生を見つけたいと悩んでいる。
ダフネ:サウス・ダコタの田舎町から女優を目指してニューヨークにやってきた野心的な女の子。
ミリアム:ダフネの姉。内気で信心深く星を眺めるのが好きな素朴な女の子。
ジョーイ:ニューヨーク生まれニューヨーク育ちの若手劇作家。名門一家の中で自分は落ちこぼれだと感じている。
クラブル:ハロルドが務めるサンドイッチ屋のオーナー。若い頃は空軍で航空管制官をやっていたらしい。
マックラム:ハロルドの父。最愛の妻を亡くし心の拠り所を探している。
ナレーター:物語の時間軸を動かす。あらゆる瞬間に突如出現する。

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1列目は空席としていたので実質最前列でした。
そして最前列の観客は全員フェイスシールド着用をお願いされました。私も装着。
左右にバンド4人。ドラム前には透明なスクリーンあり。
椅子とテーブルそして電話が小道具。後ろには三日月。
場面ごとにちょっとした大道具がキャストの手によって動いてきます。

ナレーターすごい!時間を前後に動かし、そして占い師やお母さんをはじめとする
さまざまな役柄に一瞬にして変身!ナレーター見るためだけにこの舞台を見ても
いいくらいの活躍ぶり!!
基本はボーイミーツガールのおはなし。ダフネはめんどくさい野心家の女の子、
そして胸、、ミリアムは内気でかわいい。ジョーイはちょっとへん、押し出しよし。
マックラムは渋くて聞かせてくれます。二幕で妻とのオペラデートの独白で落涙。
1幕終わりでは妹と婚約しているにもかかわらず、姉と心が通じ合って△関係発生!
さあどうなる?と思いきや、ミリアムは田舎へひっこんで修羅場を避けます。でも
思いは募るばかり、その脇でダフネとジョーイがいい感じ。。。
クライマックスは大停電による変化、空にはきらめく星、マックラムは自殺が不成功、
グラブルは昔の滑走路管制を道路で再現、ダフネとジョーイは開演初日がキャンセル
(で全日程キャンセルに)、そしてハロルドとミリアムは期せずして長時間一緒に
いられたあげくに、ミリアムが事故で昇天。結果として△関係は解消。
典型的な小劇場ミュージカルでしたが、△関係の絡まりが円満解決してたはずなのに
ハッピーエンドに行かないエンディングになんだかもやもや。そしてあの劇中劇
ミュージカルは本当に上演するつもりだったのか???
もうちょいカタルシスを感じさせてほしかったですね。

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