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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:念佛ノ源流
日時:2008年7月6日10:00-11:50(食事は12:00-13:00)
劇場:築地本願寺
料金:3000円(精進料理弁当つき)
座席:正面6列目中央通路から右に4つめ
番組:
如法念仏作法(にょほうねんぶつさほう)
出演:水原夢江師(82、兵庫県・寶林寺前住職)ら京都大原魚山声明を今に受けつぐ23人の僧侶
総礼伽陀(そうれいいかだ)
召請讃(しょうせいさん)
三宝礼(さんぽうれい)
三奉請(さんぶじょう)
誦讃行道(じゅさんぎょうどう)
八句念仏(はっくねんぶつ)
三礼阿弥陀仏一句(さんらいあみだぶついっく)

節談説教「此去不遠」
出演:廣陵兼純師(71、石川県・真宗大谷派満覚寺住職)
顕浄土真実教行証文類 序
仏説観無量寿経

精進料理「聖人御在世の味」
築地本願寺日本料理「紫水」料理長の長島博氏(62)が文献を元に親鸞聖人時代を再現


築地本願寺の本堂での上演?です。満員。チケットを持った人用の特別席がステージを取り
囲み、その周りが無料で座れる席でした。最終的にはかなりの人が立ち見していました。
本堂の真ん中に作られた舞台?の上に大勢の僧侶が左右に2列内側に向かって座ります。
真ん中には水原夢江師。左前方の僧侶の独唱?から始まりました。ゆるゆるとしたリズム
でアルファ波だしましょうといった感じ。座った状態で唱えたり、扇子を襟にさしこんで
両手をあけてお経と香炉を持って唱えたり、唱え方とスタイルに微妙に緩急がついていました。
三奉請は花に見立てた紙をかなり勢いよく撒いていました。花坂爺さんのよう、カメラ
チャンスのようでそこかしこでいくつもシャッターが押されていました、がこれって撮影
可なんですか?たしかに坊さんたちが紙を撒いている姿はなかなか絵になっています。
しかし生花を撒くほうがかっこよくなりませんか?誦讃行道ではこれまた紙を
撒きながら今度は右回りでぐるぐると舞台を回ります。
最後は独唱、これまたきれいなテノール。サンスクリットで発音したらよりよくリズムに
乗るのでしょうか。荘厳な雰囲気で異世界に漂う感じでした。番組の最後で、拍手をして良い
ものかどうか悩みました。マイクに促されて拍手がおきました。番組が終わると
撒かれた紙を拾いに客が舞台に殺到、私も数枚拾わせてもらいました。


さて幕間?には舞台の上に高座!!をつくっていました。期待は高まります。
節談説教はお経ではじまりました。最初に客席全員で南無阿弥陀仏と念仏を唱えました。
そこからがまるで落語の枕、それも能登弁でされるのでより笑えます。私は能登弁は話せま
せんが(^^;)一応だいたいわかるはず。。見事に緩急をつけた語りで、数分に一回笑わせて
もらいました。たしかに落語の原型と言われるだけのことはあります。ダミ声で話し、
途中で唸り節がはいり、語りにはいるとまるで講釈、それでいて中身は有難い法話なの
ですから、素晴らしいとしか言い様がありません。日本における、語る芸能、のルーツ
なのでしょう。芸能のパワーとしてかなり強烈、パワフルすぎて他の布教者が太刀打ち
できないでしょう。本山が弾圧しようとしたのがわかるような気がします。逆にいうと
なぜ他の宗派の説教者が取り入れなかったのか不思議なくらい。
途中でスタッフが脇から看板をみせて、「もっと伸ばせというんですよ」w
伸ばすも縮めるも自在の語りってまるで落語、というか落語がこのスタイルを真似たんで
しょうねえ。



有難いお説教が終わった後は、精進料理「聖人御在世の味」、お弁当形式で料理長が最初に
説明をしてくださいました。親鸞聖人のころの料理を現代人に食べやすいように工夫して
再現したのだそうです。精進料理で、砂糖をつかわない、醤油がないのでたれみそを使う
というところがポイント。ただし全く当時そのままでは味気ないので少々余分なものも
はいっているとか。みかけよりはおなかいっぱいになりましたよ。おいしゅうございました。
この昼食は廣陵兼純師も同じ場所でとっておられたので、食事が終わったころを見計らって
記念撮影をさせていただきました。いつかは満覚寺にいってみたいと思っています。

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題名:第66回伝通院寄席
日時:2008年5月2日17:00-19:05(途中休憩あり)
劇場:小石川伝通院繊月会館
料金:前売1200円
座席:前方右端
番組:
   桂歌助    都都逸親子
   春風亭柳好  悋気の独楽
   三遊亭金也  干物箱
   三遊亭遊之助 湯屋番
   桂歌助    竹の水仙

久々に伝通院寄席にきてみました。
GW谷間の17時開演ということもあって、開演時には半分以下の集客。
しかし終演時には7-8割埋まっていました。さすがにこの時間だと
ほとんどがお年寄り。
都都逸親子を聞いたのは初めて、子供が宿題で都都逸を作らねば
ならないということで親父が助けようとする噺、でも子供の方がずっと
上手(^^;) いやー色っぽい都都逸おおいですねえ。
湯屋番はちょっと濃い演出でどっかんどっかん受けてました。
竹の水仙は私の好きな噺です。宿の主の人の良さとお殿様の家来の
情けなさがよく出てました。
次回は9月だそうです。

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江戸太神楽の若者たち

題名:江戸太神楽の若者達
日時:2007年11月15日19:00-20:30
劇場:文京シビックセンター・小ホール
料金:前売り2000円
座席:5列目中央右より
団体:丸一仙翁社中
問合せ:office@edo-daikagura.com 

毎年恒例の江戸太神楽の若者達。今回で14回目?オープニングは大勢による傘回しから。
客席から投げ入れてもらって、色々まわす。やはり大人数だと派手だ。
写真は3人によるパッシング。(太神楽的にはどういうんだろう?)

江戸太神楽の若者たち



次はお待ちかねの仙星さんによる「鍬っぺら」、鍬の先にいろいろおいて振り回すというもの。
この技の存在は書籍等から知っていたが、見るのは初めて。
最初はペットボトルをおいて振り回した。次に水をいれた茶碗をおいて振り回して
水がこぼれないのを確認。客席に下りて茶碗の下に糊がついてないことを客に確認
してもらっていた。次は茶碗を横にふたつ並べて振り回し。最後に茶碗をひっくり返して
鍬に載せ、その上に鞠を置いて、そのまた上に茶碗をおいて水を注ぎ振り回した。
遠心力で形が維持されているとは言うものの、三段重ねはとても迫力あり。

江戸太神楽の若者たち

お次は斎藤さんによるジャグリング。ボール、クラブ、ディアボロなどによる演技。

江戸太神楽の若者たち

親方を後見にしての花仙さんの五階茶碗もどきどき。
鞠二つをはさむ団子屋の看板も見事決まっていた。

江戸太神楽の若者たち

次は朱仙さんによる曲独楽、新しい技が増えていたのが頼もしい。写真は紐でまわす独楽を
回して手元に戻さんとするところ。この独楽を煙管に載せてそれから扇子へと移す。。

江戸太神楽の若者たち

名取をとった菊仙さんの舞、ぴしっと決まってやーかっこいい!

江戸太神楽の若者たち

仙若さんによる一つ鞠、写真はお染久松通いの鞠。この技かっこいいんですよねー。

江戸太神楽の若者たち

仙丸さんの咥え撥土瓶の曲は新しい技がはいっていた。土瓶を撥の上に載せた状態から土瓶を
落として撥で取っ手を引っ掛ける。どきどきの技だった。写真は土瓶を空中で2回転させたところ。

江戸太神楽の若者たち

曲芸最後は親方による花籠鞠の曲、これおめでたくていいですよねー。

江戸太神楽の若者たち

最後は獅子舞、お祓いでしめました。

江戸太神楽の若者たち



江戸太神楽の若者たち

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国立劇場演芸場
題名:恒例大演芸まつり『太神楽曲芸 その妙技の数々』
日時:2007年5月9日13:00-15:30(途中休憩あり)
劇場:国立劇場演芸場
料金:3000円
座席:最前列左より
劇団:太神楽曲芸協会
番組:
  江戸里神楽   松本源之助社中
  若手コーナー  仙志郎、勝丸、正二郎、和助、
          仙三、仙花、小花、小まき、
          初音、八千代
  ウクレレ漫談  ぴろき
  曲独楽     やなぎ南玉
    仲入り
  口上      仙三郎、小楽、金馬、南玉、勝二
  寿獅子舞    獅子前:小楽、獅子後:勝二
          笛:正楽、太鼓:仙三郎
          鉦:和楽、三味線:小花
  漫才      ナイツ
  曲芸      ボンボンブラザーズ
  フィナーレ   全員

約5割の入り、平日の昼までこれだけはいればまずまずといったところでは
ないでしょうか。それにしても私で歳下から10番にはいりそうな客層の高さ。。
江戸里神楽を見るのははじめて、大黒様とおかめの舞というかマイムなのですね。
両方とももちろんお面をつけています。今回は趣向ということでやなぎ南玉さん
が活弁のようなナレーションをつけてました。このアイディアなかなか良いと
思う。何をしてるか判然としなかったのがより鮮やかに見えるようになるから
不思議。大黒様は袋を持って福の舞、最前列に一人おきに鈴のお土産を配るの
ですが、、、私はとばされるほうでした;_;
おかめは後頭部にひょっとこのお面をかぶっており、後ろを向いてひょっとこを
前にして踊るパターンあり。床に扇子を置いて深々とお辞儀をするということ
をおかめとひょっとこの両方でこなしてました。

次は太神楽の若手たちによる曲芸。
最初は正二郎さんの祇園鞠。祇園鞠を公演で見るのは初めてなので興味津々。
鞠は大小2個で区別がつくようになっておりました。まずは片手からマルチ
で投げ始めてギャップのカスケード、そこで拍手を希望(^^;)
1個の腰車(ビハインドザバック)、2個マルチの腰車。2個の送り取り(シャワー)
入れ違い(2個のコラムだけれど、サイトスワップは31、縦に投げると手渡し
の繰り返し)、続飯付け(閉じた扇を持った掌、手の甲、扇を開いて扇の真ん中、
扇の端)、操りの鞠(2個のコラムをやっておいて、その上空で鞠が下がった方に
扇を下げる->左右ひらひらさせる)、分け取り(2個コラムの真ん中に扇を立てる)、
あい払い(片手で二つをやり、扇をその軌道と交差させる)、8の字(ウィーブ)、
どこかに3つの綾取りがはいっていたかと。入れ違いはSiteSwaps のDVDで2個
のパターンで見たことがありましたが、確かにきれいにすると意外と良いですね。
所詮31なのでさほど難しくない割りに見栄えがします。鞠は大小より色を変える
方がお客様にわかりやすいかと思いましたよ。2個のサイトスワップを勉強して
祇園鞠の芸に追加するとけっこういけるかもしれません。
それから国立劇場太神楽研修生を今年卒業した4期生による五階茶碗。
初々しい、手がぶるぶる震えてるのが間近に見えると見ている方も緊張感が高まり
ます。初音さんが一番安定感があっていいかんじです。皆さんこれからも頑張って
ください。
次は仙三さんのビール瓶の曲。まずは1本で、手の甲に立てたり、そこから1回転
させたり。ビール2本では2個のクラブジャグリングと同様の動きを少々、そこから
バランス。横にした瓶の上に底を下にして瓶をたてて前へ出したり、戻りしたり。
どきどきバランスが崩れてヒヤリ、立てた上体から瓶の底同士を合わせる形で
一直線に。瓶の口を下にして手で持った瓶の腹に立てておいて、その瓶を回転させ
たのにはびっくり。微妙な振動で回しているのでしょうか。今回一番の吃驚技
でした。最後は三本でカスケード。
次は勝丸の花籠鞠、鞠2個を同時に動かすことを「夫婦鞠」、1個の鞠を皿を次々
と移動させることを「すずめのちょんちょん」というのは知りませんでした。
両端の皿においた鞠を一気に飛ばして交換する、のは目新しかったのですが、
何度も挑戦の後にようやく成功(^^;) 最後の釣り針に挿すのも何度も挑戦。
私は勝丸さんを見るのは確か二度目、前回も何度も失敗して見せていたの
ですが、そういう芸風なのでしょうか。
最後は仙志郎・和助さんコンビですずめ踊りを使った茶番。ほのぼのとした
茶番のテンポが良いです。
やなぎ南玉さんの曲独楽は非常に安定感あふれるもの。大きな独楽の下に軸
受けを持った小さな独楽をはめ、その下に軸受けを持ったカラフルな飾りを
はめてそれを扇子の上で立てる「お染久松相生の独楽」がなかなか派手で楽
しい。上の独楽を回しておくと下の独楽までじわじわと回っていくのですね。
中入りの後は寿獅子舞。15年ぶりに浅草の町内巡りが復活したそうで、獅子
舞で門付けを行っているとか。2月の節分には神楽坂でも商店街を回るそうで
す。門付け見てみたい。びっくりしたのは私が見たことがある丸一の獅子舞
とは全然違っていたということ。2世代位前に分化しましたと言っても信じて
しまうくらい遠いものでした。もちろん2人→1人→2人、1人で御祓い、2人で
獣ぶりというパターンは同じで、随所に似た所作はあるのですが、骨格は同じ
でも装飾・演出がまるで違うという風情です。いったいいつの間にこれほど
離れたのでしょうか?お囃子も時々聞いたことがあるメロディラインがある
かも?といったくらい違うものでした。獅子舞の違いによる文化伝播の評価
とかやりたがる民俗学者の気分が一瞬わかりましたよ。
漫才は若手のふたり、松井選手と野球にまつわるストーリーと結婚式での
話題。けっこうおもしろいと思うのですが、この客層では受けるの辛いネタ
なんじゃないかなあ。
ボンボンブラザースは5年ぶりに見ました。紙テープを鼻に立てる芸は偉大で
す。これだけで何分も持っちゃうし、客の視線を左右に見事に集めてる。
リング・クラブのパッシング、帽子をからめたパッシングなど安定感あふれ
まくり。円熟した芸とはこういうものなのでしょう。初めて見たパターンに
金属化五階茶碗とでもいうものがありました。金属パイプの上に金属の皿、
その上に金属のカップ、また上に金属皿、その上に金属カップというもの。
それを頭の上にたててリングパッシング(ただし4枚)。この金属化五階茶碗
を客席内に持ってきて通路でふらふらしながらたてるというヒヤリハット
芸もあり。最後はがちゃんと客の上で倒すのですが、実は全てが鎖で繋がって
いて落ちることはないのでした(^^;)
フィナーレは若手全員での傘回し。鞠を回しながら舞台に出てきて、中央
の一人が金輪でいくつかの芸。やはり傘を集団で回していると派手です。

今回初めて演芸まつりを見て、色々珍しいものが見れたので嬉しかったので
すが、それでも不満は残ります。なんといっても「曲芸の時間が短い!」
獅子舞入れて実質1時間ちょいしかありませんでした。年季のはいった芸が
まったくなかったのも寂しい。70周年記念公演に良い所をとっておくという
ことなんですかねえ。
記念公演はお盆のど真ん中、帰省しなければならない者にとっては見ること
ができません;_;
大演芸まつり
大演芸まつり番組表

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なんば花月
題名:なんばグランド花月 春満開大爆笑公演
日時:2007年4月22日9:45-12:20
劇場:なんばグランド花月(NGK)
料金:4000円
座席:1階B列18番(2列目センターブロック右端付近)
番組:
9:45~ シャンプーハット 漫才
9:55~ 桂小枝       漫談
10:05~ ザ・ぼんち      漫才
10:20~ 宮川花子      漫談
10:35~ 大木こだまひびき  漫才
10:50~ 月亭八方      漫談
11:05~ 今いくよ・くるよ  漫才
11:20~ 休憩
11:25~ 吉本新喜劇 「家庭教師はツライ」
    作・演出 大崎 知仁
    出演:小籔千豊、チャーリー浜、井上竜夫、安尾信乃助、烏川耕一、浅香あき恵 ほか


一ヶ月前のチケット発売日に吉本のWeb(じゃんじゃんネット)から購入。
NGKを見たのはこれで2回目、前回は全席自由だったので開場とともに阿鼻叫喚?の
図が展開されたのに、今回は指定席なので開演ぎりぎりにゆっくりときても大丈夫。
劇場前のチケット発券機に支払いをしたクレジットカードを差し込めば、自動的に
チケットが印刷されて出てきました。
なんば花月発券機
劇場内は飲食自由、当然売り子多数。イカ焼き300円也って何もの?
場内は満員、最後列には立ち見もちらほら。朝10時前からこれだけの集客はさすが吉本。

舞台の前半は各自10分ー15分の持ち時間での漫才と漫談。シャンプーハットは
前説込みで前座という感じでしょうか。海パンを膝まで下げて走るという設定
等のぬるい笑いですが、客席も暖かく見守っていました。暗転すると出てくる高座、
台の上に座布団が敷いてあり、その台がごろごろ動いてくるのでした。小枝さんは
レポーターなんですか?漫談の途中に派手な仕草、針縫いや焼き芋食いなどがはいって
受けてました。この大きな劇場で一人の仕草で笑わせるのですからたいしたもんです。
ぼんちを見たのもはじめて、TVで見てたときよりだいぶ老けましたねえ。いつ
見ても波乱万丈に出演するというネタでした。おさむちゃんのハイテンションを生で
見ることができて満足。宮川花子さんも初見、相方の大助さんが倒れたことをネタに
したピンでの漫談、いやこれが面白い。話といい、間といい見事なものです。また
聞きたいと思いましたよ。漫才だとどうなんだろうなあ、大助さんの早い復帰を
祈っています。大木こだまひびきは慣用句に突っ込みをいれるパターン、この人たち
はTVCMに出てるんですか?ちっちきちー?
またまた高座がごろごろと出て、今度は背景も松の絵に変わって八方師匠が登場。
師匠が子供のころの噺で、子供をしかるうつみのおっさん、というネタ。師匠の
ちゃんとした噺を聞いてみたいです。ここでは落語が色物、ちゃんと膝代わりの
位置にいるんですね。トリはいくよくるよ、くるよさんの衣装がずり落ちる
お約束を始めてみました。最後はスカートが足元まで落ちてしまって、マーメイド
スタイル?
前半の番組が終わったら幕が下がり客電がつきました。でもインターミッションと
いえるほどの時間はなく、すぐに吉本新喜劇が始まりました。トイレにダッシュで
行って戻ったらもう幕が開いてしまってましたよ。
舞台は立派な客間、女社長の一人息子が暴走族にはいってぐれてしまっているという
設定。チャーリー浜氏が先生役で登場し、お約束?のギャグを立て続けに炸裂させ
ました。場内笑いの渦、これはやはり関西の伝統芸能といっても過言ではない技
ですよねえ。少しの言葉でこれだけ受けるのってほんとに素晴らしいものです。
吉本文化の蓄積がない私にとっては何がおかしいのかさっぱりわかりません。
ブロードウェイでコメディを見て、周りが皆笑っているのにさっぱりわからない
状況とほとんど同じでした。NYでも大阪でも異邦人の私 ;_;
作品としては、シリアスを演じる者とコテコテのギャグを具現する者とが混在し、
緊張と緩和を繰り返すコメディの王道を行く演出になっています。
主役である家庭教師(小籔千豊)がギャグをもっぱら受け持ち、そこに他のシリアス役が
つっこむという展開。物語は息子が心変わりして暴走族から抜け、ハッピーエンド。
話の展開にまったく説得力がありませんが、それを突っ込むのはやぼというもの
でしょうか。宝塚歌劇と同じく、筋書きはあくまで脇役、ギャグを引き立てる(宝塚
の場合はトップを引き立てる)ためにあるものなのでしょう。別の作品も見てみたい
ものです。

なんば花月番組表

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