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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:圓朝まつり2009奉納落語会第二部
日時:2009年8月9日15:15-16:15
会場:谷中全生庵地蔵堂
料金:2000円
番組:(客の投票により決定)
座席:最後列中央
 むかし家今松
   夏の医者、千両蜜柑、ざこ八、厳柳島、大山詣り よりひとつ 
       ざこ八

 桂南喬
   明烏、佐野山、富士詣り、へっつい幽霊、松曳き よりひとつ
        へっつい幽霊

毎年恒例円朝祭りに伴う落語会です。
はがきによる抽選でチケットが購入できる
仕組みのです。もちろん満員、何度も膝送りをしていました。
番組は観客による投票で決定されます。
南喬師匠の方は、松曳き23、へっつい 51、富士33、明烏32、佐野山8であっさり
へっつい幽霊に決定!今松師匠の方は、大山33、巌柳島30、千両30、ざこ八31、
夏の医者20と接戦だったため、決戦投票へ。挙手でざこ八になりました。ちなみに
私が投票したのは松曳きと巌流島、両方はずれOrz そのまま大山詣りをかければ
よいものを、どうやら司会の師匠さんたちはザコ八をかけさせたかったようです。
ざこ八、最初のいい噺と最後のどたばた夫婦喧嘩の組み合わせがどうも違和感あ
り。導入部も大家さんが怒髪天をついていてもおかしくないのに、よく来たな座れ、
というのもなんだか?滅多にかからない噺というのはそれなりに理由があるのだ
なあということがわかる作品でした。今松師匠も同様の違和感を感じておられて、
これでも手直しされているとのこと。
へっつい幽霊はばっちり楽しめました。間抜けなお化けと若旦那がいい感じです。




圓朝まつりのフィナーレはもちろん住吉踊り!

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題名:第四回こんにゃくえんま一朝会
日時:2009年4月18日18:30-21:10(中入りあり)
劇場:源覚寺(こんにゃくえんま)本堂
料金:当日2000円
座席:2列目右より
番組:
  春風亭朝呂久  金明竹
  春風亭一左    悋気の独楽
  春風亭朝也    竹の水仙
     中入り
  三遊亭小円歌  三味線漫談+踊り 奴さん
  春風亭一朝   蛙茶番+篠笛 祭囃子、空笛



この会があるのを知りませんでした。師匠が地域住民なのをきっかけに2年前から
始まったとの事。本堂にはいるのは初めてです。仏様の前に幕を張って高座
作られてます?場内は満員、200人程度でしょうか。
金明竹は滑舌がなかなかよい。悋気の独楽は定吉のぼけかたがおもしろい。
竹の水仙は汗をかきながらの熱演。小心者でそれでいていい人の宿屋の亭主
に味がありました。
中入りでは抽選会あり。チケットの半券に番号が振ってあり、もぎったほうを箱に
いれて取り出す形。客の約1/3になにかがあたるくらいの景品の数でした。
私は全員のサインが書かれた色紙をゲット!
小円歌さんは30分ちかくたっぷり、小円歌さんをこれほど長く聞いたことはない
気がします。新内、都都逸、効果音、祭囃子、両国風景などなど、最後に
奴さんを踊って〆、堪能しました。しかし三味線漫談と女道楽ってどう違う
のでしょうか??
一朝師匠は蛙茶番、こっけいなところがぴしっと決まる上に芝居への愛が
伝わってくるような気がしましたよ。さげた後に篠笛を吹いてお開き。
やはり自宅近くの落語会っていいですね。

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題名:第9回らくごカフェに火曜会
日時:2009年3月31日19:30-21:20(仲入りあり)
劇場:落語カフェ(神保町古書センタービル5階)
料金:予約1500円
座席:2列目中央
番組:
   古今亭朝太  熊の皮
   初花  ちはやふる
   初花  大安売り
   古今亭朝太  蒟蒻問答


落語カフェにきたのは初めてです。古書センターにはいったのも何年ぶりでしょうか。
店頭のエレベーターだと5階に止まりません。店舗が営業終了しているためでしょう。
9階まで上ってしまってビル裏手のエレベーターで5階までおりました。入り口で受付を
すませ中にはいります。50人もはいればいっぱいになるようなこじんまりとしたスペースです。
客席の後ろがバーになっており飲み物を頼むことができます。チケットには1ドリンクつきと
なっておりまして、基本は飲みながら見る、いいですよねえ。私はビールを選択してぐびっ。
いっぱい飲むと演者も男前に見えるから不思議ですw
スペースの壁面は本棚になっておりまして、落語関係のCDや本を販売しています。だいた
いが新刊のようですが、古書もまざっています。これも新刊価格?と色めきたって手に取っ
た本があったのですが、古書価格がついていてがっくり。まあ価格自体はちょっと高め、と
いう程度だったのですが。。
二つ目ふたりでのこの会は時間がたっぷりあるのでゆっくり聞かせてくれます。
熊の皮は初めて聞いたような気がします。なんかどこかで聞いたことがあるような。。。
春ということで花見噺が出るかとおもいきや、長屋の花見はもう何度も出ているということで
大安売りに。相撲はこれはこれで旬かと。
最後は蒟蒻問答、ひさびさに聞きましたが、この仕草噺は数ある噺の中でもっともライブ感
溢れるもののひとつでしょう。問答をしにきた坊主と蒟蒻屋が見事に描き分けられていました。
気楽に立ち寄れる場所ですし、開演時間も19時半と遅いので時間があいたらふらりとた
ちよれそうです。

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題名:よってたかって春らくご 21世紀スペシャル寄席ONEDAY
日時:2009年3月21日13:00-15:30(仲入あり)
劇場:よみうりホール
料金:4000円
座席:1階右側後方
番組:
   柳亭市丸「牛ほめ」
   春風亭百栄「お血脈」
   三遊亭白鳥「真夜中の襲名」
   仲入
   柳家三三「加賀の千代」
   柳家喬太郎「純情日記横浜編」

「お血脈」石川五右衛門はぴしっと芝居してました。
上野鈴本演芸場では、三平襲名披露興行が本日よりスタート。
正蔵襲名の期間限定ネタかと思っていた「真夜中の襲名」をここで持ってくる
とは、動物たちたくさん出てきて子供に大うけでした。
それでこの中では色物の三三師匠w
「春らくごなのに誰も春の噺をしないじゃん」と喬太郎師匠は、卒業の時期に
あわせた噺へ。場内しんと聞き入っていました。しかし痛い噺ですよねー。

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題名:懐かしい江戸にいらっしゃいの会第81回「2009年浅草の灯は消えていない」
日時:2009年2月1日18時ー21時(講演は1時間半程度)
劇場:文祥堂ホール
料金:5000円(弁当込み)
座席:3列目右端
主催:懐かしい江戸へいらっしゃいの会
出演:幇間(ほうかん、別名太鼓持ち)の悠玄亭玉八(ゆうげんてい・たまはち)
出演者略歴:悠玄亭玉八さんは1945年東京都八王子市生まれ、1967年に新劇の東京芸術座に所属し、
演劇公演などに出演し、1978年に東京芸術座を退団、柳家紫朝(やなぎや・しちょう)さんに
師事し、音曲を修業、1979年に「幇間」の悠玄亭玉介(ゆうげんてい・たますけ、1907-1994)
の一門となり、「悠玄亭玉八」を名乗り、浅草見番に登録した。1983年に東京演芸協会に所属、
現在はお座敷をはじめ、寄席、劇場、ホテルなどで活躍している。
・世相漫談 その時々の話題をからめたおしゃべり
・粋曲漫談 都々逸、新内、俗曲をはさんだ楽しいバラエティー
・三味線曲弾き 大薩摩をはじめ、勇壮な旋律と音色
・声色・声帯模写 政治家、役者、噺家などのものまね
・小噺 お酒の席では艶笑中心で
・屏風芸 屏風、襖を使った一人芝居
・仕方話と所作事 踊り等を取り入れた所作事
・手踊り おなじみ「深川」「奴さん」「かっぽれ」等
・寿獅子舞 おめでたい席には華やかに………

悠玄亭玉八さんの講演で、その中で芸を披露するという形態。

講演内容:
昔は幇間が税務署の職業分類にあった。幇間というと落語のイメージがあるが、ちょっと誤解が
ある。男の場合は花柳会だけでやってるわけではなく、寄席が多い。色物だから15分程度。
いまどきのお座敷は、お得意さまを接待して芸者をあげて遊んで契約を結ぼう、という感じ。
幇間は自分の家の紋付は着ずに、作ってくれたスポンサーの紋を着る。給金を寄席は割と言い、
お座敷は玉代という。玉代は安い。祝儀は額はすくないけれど確実につく。客のタイプによって
祝儀の渡し方が違う。でかい袋、さっと袂に入れてくれる客、握手しようといって札を小さく
折って手渡す客など。座敷は話題が難しい。政治、宗教の話題を出すと困る。健康の話題なら
大丈夫。酒をいかに楽しく飲んでもらうのかが仕事なので酒の悪口はいわない。幇間は、芸は
ほんの一部で、旦那の面倒をみるのが仕事。旦那の財布を預かってしまうこともある。
旦那がどの芸者を気にいっているかチェックなども。旦那がなにを考えているのか先読みして
色々仕切りを行う。昔は落語の中にでてくるような遊びを本当にした。暑いなー池に飛び込んで
こい、あがると新品の着替えがでてくる、眉を半分それ、そのかわり生え揃うまで毎晩よんで
くださるなど。お座敷芸はどんなものだと特に決まってない。昔流行っていまほとんど関心を
持たれない芸がいっぱいある。声色はリクエストがめったにない、でもないわけではない。
旦那がやれといったら逆らわずに何でもする。断ると座がしらける。だが、できないものは
実際はちょっと真似事するだけ。逆立ちをしろといわれることもあるが、逆立ちのまねをするだけ。
基本は歌舞音曲を芸とする。歌舞伎の場面、一力茶屋、手鏡でおかるがうえからみるシーンとか
総理大臣のまね、池田、田中、福田、大平、昔は癖が多い人がおおかった。
子供からじいさんまで知っているものとしては天皇陛下があった。
芸者に三味線をひかせて、旦那が都々逸を歌うところから始める。都々逸は短いからいい。
定型だと30秒、がまんする時間が短い。例えば、、
  婦人議員がおさんをすればこれがほんとのさんぎいん。
  酒もたばこも女もやらず100まで生きたバカがいる
  あたしゃおまえに火事場の纏振られながらもあつくなる
  私の商売そうぎやでござるかそうかどそうか迷ってる
  ひじりめんかたからすべってのぞいたちぶさにっこり笑って消す明かり
  外は雨酔いはまわったさあこれからはあなたの度胸待つばかり
あをつよく、つを無声化する。と暑く聞こえる。まともな都々逸ではだめ、ちょっとエロが多い。
でたらめフランス語でシャンソン歌うこともある。
屏風芸とは屏風を使った一人芝居で、相手があたかも屏風の後にいるかのように演じる。
この場で見せた屏風芸は、若旦那が屏風の後ろ。お座敷芸は文字通りの寝技が多い。
最近はお楽しみというとカラオケ。瞬間芸で楽しいのはないのかと問われてやったのが
双六の芸ー振り出しからあがりまで。ああ、降り出した、あがった?
扇子で仰いで、風とともに去り濡れ。酒の席だからか下品なものが多い。
侍の武者修行ー朝まで抜いてはならぬぞよとか、坊様が陰間を買いに行くとか。。

感想;
幇間は究極のサービス業、先回りして気をきかせたり、旦那の財布を預かったりして差配する
のはすごい能力。そのうえなんでもやる総合エンターテインメント業。ただ芸の基本である
歌舞音曲がカスタマーのニーズを捉えられないとなると滅びていくのもやむをえないのかも
しれません。


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