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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ちゃんぽん
日時:2009年6月13日14:00-15:55
劇場:あうるすぽっと
料金:当日3500円
座席:最前列中央右より(自由席)
翻訳:津川泉
演出:森井睦
作:ユン・ジョンファン(윤정환)
出演:
 シン・ジャンノ(店主):二宮聡
 ジナ(妹):伊東知香
 ペク・マンシク(ジナの恋人):荒川智大
 婚約者ミラン(ジャンノのフィアンセ):久保寺淳子
 その他:鈴木絢子、川合敏之、福沢重文、他


あうるすぽっとにきたのははじめて。上に豊島区図書館、道路をわたって向かいに
大勝軒があるのですね。大勝軒はすごい行列でした。
あうるすぽっとのロビーにはカフェがあるのですが、それ以外には座るところがあり
ません。うーん、それってどうなんだろう?



舞台は韓国の安食堂。上手に灯油缶、下手にブロックがふたつ、中央には安そうな
テーブルと椅子が2セット。壁には韓国の国旗と仮面、ポスターなどがかざってあります。
舞台奥がキッチンになっており、鍋に食器。壁にお値段、1200、250、300、200とあ
りますがなんなのかハングルが読めません。
5分くらいまえ、BGMがなっている最中にキャストがキッチンにはいって芝居が始まりました。
オープニングではほんとにチャンポンらしきものを客が食べてます。おいしいの?なんだか
淡々と食べてる感じ。いまひとつうまそうに見えません。
最初は軽快なコメディで始まります。そして、出前のチャンポンを軍人(実は民兵)に奪われ
たことが光州事件の勃発になったのではないかと思った店員たちが、、、という重苦しい
ブラックコメディ。国民を守るはずの暴力装置が国民を襲うという悪夢をコメディに載せて
語ります。きわめてよくできた脚本でおもしろいのですが、痛すぎる感じ。
小市民の兄にその恋人、足が悪い妹、その恋人の4人で小さな幸せを作ろうとしているの
です。しかし参加しようと思ったこともなかった民主化運動に巻き込まれてしまい、、幸せ
は粉々に。最後は暴動に巻き込まれて、兄以外死亡。
暴動と弾圧の様子は時々、ニュース内のアナウンサー(舞台に出現)によって語られます。
その語り口が興奮気味で、さめた茶の間もとい料理店との距離が絶妙。
しかし、小劇場の小さな芝居だと思ったいたら、登場人物が思っていたより多く30人!
最後は大道具を崩して暴動をみせ、韓国舞踊でフィナーレ。
エンディングでは泣けました。日本人の私がみてこれだけ痛いのですから、韓国人がみた
らかなりたいへんじゃないでしょうか。
それにしても、なんか空間と人を無駄に使っているというか、本来コンパクトなものじゃないか?
と演出として中途半端な感じを受けました。案の定オリジナル韓国公演では10人そこそこで
色々かわってやるのだとのこと。みてみたいものです。
ところで公安に責められて、ちゃんぽんが好きか、じゃじゃめんが好きか?と問われ、
ちゃんぽんと答えると、ちゃんぽん好きならアカだ!日本人だとあーそうですか!?となる
ところですが、韓国ではお約束なのでしょうか?
帰りに大勝軒がすいていたのでちゃんぽんならぬつけ麺を食べて帰りました。
もちろん赤くありません。

池袋まで帰る路上にあうるすぽっとのマークを見つけました。



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