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題名:青年団第82回公演『コントロールオフィサー』+『百メートル』二本立て公演
劇場:アトリエ春風舎
日時:2021年1月9日14:00-15:10(途中休憩あり、各番組各30分)
料金:こまばアゴラ劇場支援会員
座席:2列目左側
劇団:青年団
出演:
『コントロールオフィサー』
永井秀樹 立蔵葉子 海津 忠 島田桃依 串尾一輝 尾﨑宇内 中藤 奨 木村巴秋
『百メートル』
永井秀樹 海津 忠 串尾一輝 尾﨑宇内 中藤 奨 木村巴秋
舞台美術:杉山 至
舞台監督:黒澤多生
照明:井坂 浩
衣裳:正金 彩
フライヤーデザイン:カヤヒロヤ、西 泰宏
制作:太田久美子、金澤 昭
ストーリー:
『コントロールオフィサー』
東京オリンピックを控えた日本。
舞台は男子水泳のオリンピック選手を決める日本選手権の試合終了後のドーピング検査控室。
コントロールオフィサー(検査員)に囲まれる中、選手たちは水を飲み、尿意を待ち続けている。
他愛のない会話が続く中、一人、また一人と、検査のために控室を出ていくのだが…。
『百メートル』
陸上100メートル競走、オリンピック代表選手を決める決勝の控室。
スタートを前に、緊張する密室空間の中で、一人集中する者、音楽を聴く者、
緊張を紛らわすために逆にひょうきんにふるまう者など、様々な個性が表れ、
断片的な会話の中から、100メートル競走という競技の特殊性、走ることの意味などが浮かび上がる。

ーーーーーーーーー

満員、30人弱でしょうか?
開演前からキャストが一組だけ登場して舞台に座っていました

コントロールオフィサー
右側に4つのパイプ椅子、左側にテーブルと検体採取容器。
優勝した選手と選外の選手が4人、順次コントロールオフィサを従えて入ってきます。
3回目のオリンピック出場を逃がした男が愚痴る、優勝者が唯我独尊の雰囲気をだし、
3位?になった男が浮かれ、、、尿意を催した男が去ると、実は3位の男は出場逃がした男の
彼女と付き合っているという話になり、、、コントロールオフィサーはそのたわいもない
話を聞いて笑ったり、、
尿意によって人が去るたびに話がずれていき、検体が足りないと言って戻ってくるとまた
話がややこしくなり、彼女の二股?がバレて男が騒ぎコントロールオフィサーに因縁つけ
てしまいますが、サゲ?は「コントロールオフィサーは中立な立場です」
いかにもあるある!という会話を絶妙にみせてくれました。
皆万歳のコンビで、後ろに立つコントロールオフィサーは才蔵役のような気もしましたよ。

百メートル
コントロールオフィサーが競技後のシーンですが、こちらは競技前の控室。
新作だけあってコロナネタが突っ込んでありました。英米が選手派遣中止、メダル期待大
のときの代表選考決勝。
コーチが大声で昔話をして皆をイライラさせる、そしてそれが勝つための戦略ではないかと、、
イラつき具合とか、鬱陶しい空気がいまの世相を彷彿とさせます。
皆をリラックスさせるためと称してどんどんイラつかせる上に、リラックスさせる理屈が
破綻しており、、、電通を甘くみてますねw もし東京オリンピックが開催されるなら
たとえ3か国しか参加しなくてもメダルの願望はさんざん煽られるでしょうね。
年寄は傍若無人でも尊重する儒教の国日本がわかる?

百メートルは1イシューといった雰囲気、コントロールオフィサーのほうが色々組み合わさって
面白く感じました。お正月に軽く見るには適切な長さの作品ですね。

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