今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:京劇エンタテインメント 〜悟空〜西遊記「三打白骨精」
日時:2005年4月22日19:00-21:24(途中休憩あり) 劇場:文京シビックホール大ホール 料金:S席6500円 座席:1階12列20番 劇団:張紹成プロデュース 出演: 出演:張紹成(孫悟空)、北方昆曲劇院、中国雑技団 演目:西遊記「三打白骨精」 字幕有り(2幕8場) オープニングは下っ端妖怪の群舞から始まりました。なんだかJACみたい。敵の親玉である大仙は最初かえるの着ぐるみ?次に仮面を被って舞台をぐるぐる回りながら歌います。マントをつけた手を上げてしばし後ろを向いていると正面を向いたときの仮面が違う!見事な早変わりに場内拍手!なんどか仮面をとりかえて最後には化粧をした素顔になりました。 白骨精は、最初白骨の着ぐるみでカンフー、人間の女を捕まえてきて憑代にして美女に変身。舞台は代わって三蔵法師一行。悟空は欣斗雲に乗って登場。黄色いに黒の縞模様、まるで阪神タイガースファン?足にリボンまでついてます。悟空は立ち居振る舞いが非常にきれい。動きに無駄がない感じです。なかなか声もよく、見得を切るところでもぴしっときまってました。 禁固経で苦しむところは床の上の見事なでんぐりかえしののたうちまわりを見せてくれます。変身した白骨精はすごくきれい。きらきら衣装でかわいい。1幕最後は破門された悟空が吊で空を飛んで幕。 2幕冒頭は花果山。猿たちが身体機能で勝負!足を手で持っての片足縄跳び?には拍手。非常に高いトンボ返りも印象的でした。天井から紐を2本たらし、逆立ちであがっていったり、ぐるぐる巻いてあがったり、駆けのぼったり、で紐の最上部に桃があるんですね。完全に雑技のシーンでした。雑技のショウとしてみるとまあ普通の出来なんですが、劇中で見るとより映えますね。 後半は悟空が戻ってきて拉致された三蔵たちを救い出します。その場の殺陣はすごい。白骨精は歌えるし動けるしすごい!と思っていたら殺陣していたのは白骨精Bでした。全然違う顔なのに白いコスチュームで京劇隈取してたらわからなかった(^^;;)長い棒による殺陣に雑技がはいってました。敵が投げた棒を白骨精Bが棒ではじいて他の敵へと届かせます。棒ではじくかわりに蹴ってもいました。その後寝転んで転がりながら敵が投げる棒を足の裏でさばいて他の敵へ届かせてました。 なんといいますか、歌舞伎+戦隊ショーとでもいいますか、まさしくエンターテインメントでした。八戒が片言の日本語をしゃべるのですが、そのたびに客席からは大拍手!ってそれがうれしいものなんですかあ?ちゃんと劇やってくれたほうが私はなんぼかうれしいんですけど。。 PR
題名:ZINGARO - Loungta -
日時:2005年3月13日17:00-18:55 劇場:木場公園内ジンガロ特設シアター 料金:プレミアムシート24000円 座席:Kブロック1列目18番(最前列) 劇団:ZINGARO 作・演出:バルタバス 公園内の特設会場でした。駅からちょっと遠かった。 開演10分前に開場。それまでは隣の売店&カフェでひまつぶし。エルメス製品の 販売もあり。ポシェットで12万円ですか。。コーヒー500円、ビール800円。 なにもかも高いように思われます。まーそういう価格を気にしない人向け公演な のでしょう。 劇場は丸いすり鉢のような形状、高低差はありますが一番上の席(すなわち一番 安い席)からでも問題なく見えそうです。劇場上方の二箇所からチベット声明が 聞こえていました。そして香がたかれていて、これが花粉症にはきつかった ;_; 最前列の前には高さ1m、奥行き50cmほどの柵、その中の舞台は直径30m程度? 舞台の中央には食卓のハエよけのような半球状の網みたいなのがかかっていました。 舞台の外側では開演前から五体投地する人々がいました。柵の上でもシャーマン みたい人ががなにやら体をくねらせています。声明とあいまって異世界に来た気分。 事前アナウンスで「チベット僧による祈祷へ敬意を表して、上演中の拍手はご遠慮ください」 これって馬を驚かさないためじゃないの? 開演するとハエよけ網みたいなのが頭上に巻き上げられると、中には馬がたくさん。 まったく気配が感じられなかったのはすごく良く訓練されている証拠なのでしょう。 馬の踊りと人の踊りがじわじわと行われます。 僧の踊りは飛び跳ねてくるくるくる、なんだか螺旋教団と通じる雰囲気も感じます。 髑髏の着ぐるみ?を着た人間が、馬にのって登場。馬に舞台の中を外周にそって 駆け足をさせて、そしてその上で芸を見せました。馬上に立ったり、逆立ちしたり、 馬上ジャンプしたり、回転したり、数々のアクロバット。でもアクロバットとは 違うところで驚いてしまいました。それは、馬が引き起こす「突風」!馬が駆けて くる度に体にバシッ!と風がぶつかるのです。衝撃波といってもいいくらい。 ついでに土も飛んできます(^^;)もう速く走られるだけで大迫力! 場面は変わって、馬の横歩きやスキップなど、足をあげてとめるスローペースの 馬の演技。後足中心にステップを踏んでくるくる回るなんてのも。 後頭部に鬼の顔ふたつ付いている獅子舞のようなでかい仮面をかぶった人が 出てきて、馬をよせてくだくだと動いています。獅子舞を模しているのかなあ。 裸の馬が多数はいってきてなんとなくたたずむというシーンもありました。 馬以外で登場したのはガチョウ。馬上からガチョウに餌をやってガチョウを 引き回します。わらわら馬に近づくガチョウ。最後は走る馬の後ろをガチョウの 集団がおっかけて円周を回ってました。ショートカットをするずるをしたガチョウ は1羽だけ(^^;) 最後はキャスト全員がねころがって、チベットの風景が天井スクリーンに ポタラ宮がうつって幕。 この作品は見れて良かった。特に馬の風圧を感じられたのはうれしい。 最前列ならではの味わいだったでしょう。 けれど24000円払うだけの値はあったかといわれると?? 値段を考えるとちょっと微妙です。まあ後方席の援助をしたと思えば良いのでしょうね。
題名:MOMIX プログラムB オーパス・カクタス(OPUS CACTUS)
日時:2005年1月23日14:00- 劇場:東京国際フォーラムフォーラムC 料金:S席8500円 座席:1階24列6番 番組: PART1 1.眠らないソノラン(アリゾナ州) 2.砂漠の嵐 3.ミソサザイ/朝のスター 4.ポール・ダンス 5.砂漠の花 6.空想の駝鳥 7.やっかいなペア 8.ブラック・メサ(米国南西部の大地) 9.サイドワインダー(ガラガラヘビの一種) 10.アメリカドクトカゲのダンス 11.地球のわだち 12.キャラバン PART2 13.ドリームキャッチャー 14.メニテーション 15.太陽の踊り 16.ビッグ・ポール・ダンス 17.トーテム 18.ファイアー・ウォーカー 19.ファースト・コンタクト オープニングはハンモックの上に人が寝て、ハンモックごとくるくるくる。 動物を人間で模した動きが多数。暗くして夜光塗料や火を使ったシーンも あります。 二人羽織鳥(ダチョウ?)とか大人数でムカデとかへんてこでおもしろい シーンあり。身長より高い棒を使ってのダンスは面白い。棒を支えにして飛び 上がったりもします。足に火をつけてのダンスも派手。 ∽みたいな三次元パイプに乗ってころがしていくところは中国雑技を彷彿と させます。 なんというか珍しいものを見たというのが正直な感想。 新体操と動物の見立てをあわせて、光で遊んでみました、というものでしょうか。 私は珍しいもの好きなので見てよかったと思いましたが、普通の人だとこの 価格はちょっとつらいかも。
題名:TOKEBI STORM
日時:2004年12月31日23:00-24:30 劇場:TOKEBI THEATRE(SEL) 料金:VIP席38000WON(JCB割引) 座席:劇場中央よりちょっと手前 特別な趣向があるかもしれないと思って、年越しの回を見てみました。 開演前に、舞台上でお客さんが彼女にささげる歌を歌って花束を渡す パフォーマンスあり。こういうのってソウルならではのものですよねえ。 この作品もナンタと同系のノンバーバルパーフォーマンスです。 人間たちが閉じ込められてお化けたちに弄ばれるというおはなし。 人間たちとお化けたちが色々な音楽で競い合います。どうやら人間たち が競い合いに勝てば、解放されるとか。。 甕をひっくり返してたたいたり、ペットボトルをたたいたり、竹を たたいたり、いろんなもので勝負!このあたりはSTOMPもかくやという感じ。 太鼓による戦いも。NANTA等でおなじみの客いじりも健在です。 暗闇の中でブラックライトで光る撥さばきなんてのもあり。 最後はなかよく合奏、勝ち負けなしなのねー。 言語の壁がないというこの演出、これからも流行りそうです。
題名:怒りのパントマイム2004 〜2 Sexy〜
日時:2004年10月3日14:00-15:40(途中休憩あり) 劇場:アートボックスホール(高田馬場徒歩8分) 料金:2000円 座席:3列目中央 作・演出:後藤敬一郎 出演: 邪道マイム:後藤敬一郎 外道マイム:北大輔 非道マイム:食堂貴明 番組: 2 Sexy アスパラガス ミート・ザ・ワールド〜生命は不思議〜 ハリソン 豪雨の中を見に行きました(^^;;)パントマイムが主体の公演を見るのは初めて。 半券かパンフレットの提示で二度目の観劇無料とありました。 このホールにきたのは初めてです。3段、2列ベンチによる客席、後ろにもう2列 できるかかな。折込広告もほとんどパントマイム、いつもと違った世界です。 客は20人程度、ひどい雨だからねえ 最初の番組は、無音、ぶーーーんと虫に引っ張られてしまう、音にあわせた動き がなかなか良い。力自慢もあり。バーベル持ち上げて、電話帳破いて、硬貨を つぶす?口で車までひっぱっちゃいました。力技は見ていていまひとつわかり にくいかも。OLが脱いでいくシーンとかトイレにはいった仲間を天井から悪戯 するシーンなどもあり。 ミートザワールドは時空の壁をうちやぶって過去に遡り、微惑星からプレート テクニクス、ヌクレオチド、恐竜などを次々と説明、これはアイディアの勝利 でしょう。SFファンならいっそう楽しめます。 ハリソンはもろインディージョーンズでした(^^;;) 腕を使ってトロッコの路線を 表現してのチェイスとか、宝石トラップ、生贄の火口、つり橋、など見事に 表現しておりました。今は無きピスタチオのパワーマイムを思い出して懐かしく なりましたが、まあピスタチオがこの手の表現を演劇に流用してたということ なんでしょうね。マイムだけの舞台ってどんなものかとおそるおそるだったの ですが、意外といけるものです。 |
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