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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:野田地図第十回公演走れメルス 少女の唇からはダイナマイト
日時:2005年1月28日19:00-
劇場:シアターコクーン
料金:S席9000円
座席:?
劇団:野田地図
作・演出:野田秀樹
出演 こちら側/向う側
 久留米のスルメ    :段田安則   中村勘太郎
  /メルス・ノメルク :上杉祥三   河原雅彦
 芙蓉         :山下容里枝  深津絵里
  /零子       :円城寺あや* 小西真奈美
            (*途中病気降板・野田秀樹代役)

 大地主 /芦田刑事  :松澤一之   古田新太[劇団☆新感線]
 百太郎 /太股田刑事 :佐戸井けん太 小松和重[サモ・ アリナンズ]
 城代家老/脇田刑事  :羽場裕一   浅野和之[シスカンパニー]
 勘定奉行/尻田刑事  :上田信良   松村 武[カムカムミニキーナ]

 大奥様 /桐島洋子  :田山涼成   野田秀樹
 女学生1/桐島年江  :竹下明子   峯村リエ[ナイロン100℃]
 女学生2/桐島歌江  :川俣しのぷ  濱田マリ
 女学生3/桐島花江  :松浦佐知子  池谷のぶえ

 小作人  /踵田刑事 :石井洋祐   腹筋善之介[Piper]
 三匹の侍1/臑毛田刑事:門間利夫   六角慎司
 三匹の侍2/膝小僧田刑事:小松正一  櫻井章喜[文学座]
 三匹の侍3      :杉田秀之   --

物語は鏡のこちら側と向こう側、岸のこちら岸と向こう岸を往復しながら進んで
いきます。鏡の向こうとこちらで対応する人物あり。
こちら岸では下着泥棒のスルメと憧れの少女芙蓉がおり、向こう岸では人気スター
メルスメルクがゲストで出演した披露宴から花嫁零子と逃亡。それを7人の刑事
が追跡。いつの間にかそのふたつの世界は、、、
とにかく濃い役者さんばかり、虚実、表裏がめまぐるしく入れ替わり、言葉遊び
と相まって異次元空間を作り上げていました。
ずっとテンションが高いまま行くので、見るとかなり疲れました。

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題名:Glass Mask Episode 4
日時:2004年12月29日19:30-?
劇場:人我小劇場(SEL)
料金:20000WON
座席:B-11(2列目中央)

大学路の大通りからちょっと太い道にはいってまた曲がると地下に劇場がありました。
結構わかりにくい場所です。客席は9列、キャパは160?階段に座椅子の形式。
8割以上が埋まっていました。
マヤは前回見たのと同じキャスト。
物語はオーディションシーンが中心でした。原作だと「キッスは目にして」をBGMとして
マイムを行うところ、Jumping! がBGMとなってましたが、動きとしてはほとんど同じもの。
元ネタを知ってるせいもあるのでしょうが、ほんとにものがあるかのようなマイムでしたよ。
いくつもの物語を作るレストランシーンもあり、ここでは台詞で大きな笑いが起きていたの
ですがなんていってたのだろう。オーディションシーンに比べて劇中劇はだいぶ弱くて
印象が薄いものでした。

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題名:SKIP
日時:2004年12月24日19:00-21:25
劇場:サンシャイン劇場
料金:4800円
座席:補助席松10(中央通路補助席中央、一般座席の12列目あたり)
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:北村薫「スキップ」(新潮社)
脚本・演出:成井豊
出演:坂口理恵 岡内美喜子 岡田達也 西川浩幸 岡田さつき 細見大輔
   前田綾 畑中智行 温井摩耶 大木初枝 三浦剛 實川貴美子
   藤岡宏美 左東広之 松坂嘉昭(この3人が日替わりキャスト)

久々に見にきました。キャラメルみはじめてもう15年超えるんだなあ。
木で作られた周り舞台、舞台の端には椅子があり場面に登場していないキャストは
そこに座って待っているのです。
舞台は現代、ある日おきたらヒロインは高校生からいきなり中年のおばさんになってい
ました。若いヒロインと中年ヒロインがダブルキャストのようにいれかわり、
場面に出ていない方が影として心中を物語ります。中年ヒロイン役の坂口さんがとてもいい。
最初は進行のテンポがちょっともどかしかったのですが、途中からどんどんスピードアップ。
笑ったり泣けたり、バランスのとれた演出です。私が感情移入するのはやはり中年の
ひとたち、けっこうはいりこんでしまいました。一見SF風テイストではじまりますが、
最後にはストレスから記憶が欠落したのではないかという結論に達します。
ここで見ている若い子達はファンタジーとか絵空事だと思ってこれを見ているんだろうなあ、
と中年のおじさんは嘆息してしまうのでした。物忘れがはげしいひとを相手にしていると、
最新の過去は数十年前の女学校時代、なんてよくあることなのに。
記憶、体験、人生っていったいなんだろうと哲学的な雰囲気に浸りながら帰りました。


----オフィシャルWebより-----------------
『スキップ』の主人公は、17歳の女子高生。
ある日、昼寝から目覚めると、彼女は42歳になっていた。
夫がいて、娘がいた。娘は17歳だった。
彼女は25年という月日を、一瞬で「スキップ」してしまった。
その間の記憶は、もちろん、ない。彼女は恋愛と結婚と出産を経験したらしい。
が、記憶がなければ、経験しなかったのと同じ。
人生の最も輝かしい季節を、彼女は永遠に失ったのだ。
それでも、彼女は生きなければならない。
今日という日を。自分自身の人生を。
『スキップ』を初めて読んだ時、
僕は主人公の女子高生・一ノ瀬真理子の生き方に胸打たれた。
彼女はけっして絶望しない。
17歳の知識と経験しかないのに、
42歳の現実を、歯を食いしばって、引き受けようとする。
僕は今、42歳。僕も17歳から今日までの間に、
大学を卒業し、高校教師になり、キャラメルボックスを作り、
恋愛し、結婚し、娘と息子を授かった。
喜びも悲しみも味わった。おかげで、それなりの大人になった。
17歳の僕は、何も知らない青二才だった。
そんな僕が「スキップ」しても、
今の僕にはなれない。なれてたまるか。
17歳から今日までの月日は、何物にもかえがたい。
古臭い言葉かもしれないが、まさに青春だった。
一ノ瀬真理子は青春を失った。
それでも彼女は生きていく。
僕にはきっとできない。できないからこそ、心惹かれた。
彼女の生き方を舞台にしたい。そう思った。
キャラメルボックスを旗揚げしてから、今年で19年。
初めて、小説を舞台化する。
なぜかと聞かれたら、こう答えるしかない。
一ノ瀬真理子に会いたかった。時を超えて、舞台の上で。

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題名:ロミオとジュリエット
日時:2004年12月16日18:30-21:35(途中休憩あり)
劇場:日生劇場
料金:A席7000円
座席:2階I列22番
演出:蜷川幸雄
作:W.シェイクスピア 
翻訳:松岡和子
出演:
    ロミオ:藤原竜也
    ジュリエット:鈴木杏
    
    壤晴彦 / 瑳川哲朗 / 立石凉子 / 梅沢昌代 / 高橋洋 / 妹尾正文
    スズキマリ / 横田栄司 / 月川勇気 / マメ山田 / 清家栄一 / 福田潔
    グレート義太夫 / 堀文明 / 新川将人 / 鈴木豊 / 高山春夫 / 田村真
    伊藤一樹/江間みずき/勝島乙江/名塚裕美/松岡さやか
    泉裕/井上顕/菊地康弘/原田琢磨/藤田俊太郎

壁面に顔写真がぺたぺた貼られた背景、そこに高い通路が三段に作られています。
ロミオとジュリエットっておこちゃま同士の恋愛だったのね。確かにそういわれると
すごくすんなり理解できます。とにかくロミオとジュリエットがかわいい。もっとも
ジュリエットは奇跡の人の野獣をほのかに思い出してしまいますが(^^;)
若くないと、あんな一途な恋・突っ走った行動はできないよねえ。
一幕は非常にテンポがよく、まるでジェットコースタームービーを見ているかのよう。
2幕は悲劇に向かって、じわりじわりと進んでいくかんじ。まあ悲劇に向かって
ジェットコースターってのよりまだましか。脇を固めるのも濃い人たちばかりでした。

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題名:髑髏城の七人(アオドクロ)
日時:2004年10月11日13:30-17:10(途中休憩あり)
劇場:日生劇場
料金:S席12000円
座席:1階L列17番(1階中央よりちょっと後より花道右3番目)
劇団:劇団☆新感線
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演: 
   玉ころがしの捨之介 :市川染五郎
   魔界王:市川染五郎
   沙霧 :鈴木 杏
   無界屋蘭兵衛 :池内博之
   極楽太夫 :高田 聖子
   カンテツ(刀鍛冶 ):三宅 弘城
   裏切り渡京 :粟根 まこと
   鋼の鬼龍丸 :高杉 亘
   うなずき才蔵 :川原 和久
   狸穴二郎衛門 :ラサール石井
   こぶしの忠馬 :佐藤 アツヒロ
   仁平:村木仁
   贋鉄斎:逆木圭一郎
   服部半蔵:逆木圭一郎

その他出演:村木よし子、山本カナコ、川原正嗣、前田悟、タイソン大屋、
    葛貫なおこ、小寺利光、小村裕次郎、杉山圭一、田畑亜弥、中野英樹、
    安田栄徳、山中崇、横山一敏、竹内康博、中川素州、加藤学、矢部敬三、
    三住敦洋、藤家剛、佐治康志、柴田健児、島田裕樹、小椋太郎、蝦名孝一、
    武田みゆき、伊藤美帆、嶌村緒里江、野澤紗耶

座席を取り払って花道が作られています。花道はみやすい。場内満員。
舞台の左右には瓦礫らしいものがあり、背景からのライトがちかちか。
出だしは地蔵で笑わせます。地蔵巨大化して捨之助登場。
無界で、猪にのった歌舞伎者たち。シカゴのオープニングのパロディ、
曲も振付もぜんぜん違うものなのですが、類似性を感じさせるところは
さすがパロディの新感線。捨之介はちょっと線が細い感じがしますが、
これもなかなか。赤髑髏も見てみたかったかも。
主要キャスト全員見得を切るところあり。各人においしい場面があります。
みえずらい鎧を着ての殺陣はすごい。両手カマ、ブーメランなど武器も面白い。
鍬のスタッフ捌き めちゃくちゃ決まっていてかっこいい。
百人切りの殺陣は見事としか言いようがありません。とくにカンテツが
すばらしい、あれだけ良く動けるものと感心。べたなギャグももちろん健在、
たなかの刀では笑っちゃいました。ただ無界シーンが長すぎて多少だれました。
娯楽大作としてよくできたこの作品、なんだか続編ができそうな終わり方です。

物語:(公式Webより)
時に天正十八年、
戦国の雄-織田信長が逆臣の手にかかり、はや八年。
天下統一は浪速の猿面冠者-豊臣秀吉の手でなされようとしていた。
ただし、唯一関東を除いては。関東の大平野に忽然とそびえる漆黒の城“髑髏城”
黒甲冑の武装集団“関東髑髏党”の首魁は、自らを“天魔王”と名乗る仮面の魔人だった。
天下統一を狙う秀吉の最後にして最大の敵となった天魔王。
そして風雲急を告げる関東荒野に、奇しき縁にあやつられ集まる者たちがいた。
髑髏党に追われる沙霧(鈴木杏)を行きがかりから助けた謎の牢人狸穴二郎衛門(ラサール石井)
と玉ころがしの捨之介(市川染五郎)は“女を隠すには女の中”と色街無界の里へ
向かう。色街では無界屋の極楽太夫(高田聖子)をめぐって馴染み客の関八州荒武
者隊を名乗る荒くれ者たち・こぶしの忠馬(佐藤アツヒロ)・水無月才蔵(川原和久)
・小田切渡京(粟根まこと)が捨之介と小競り合いを繰り広げていた。
仲裁に入った主人・無界屋蘭兵衛(池内博之)は昔馴染みの捨之介に気がつく。
そこに沙霧を追う髑髏党の幹部・鋼の鬼龍丸(高杉亘)が居所を嗅ぎ付け無界屋
に襲撃をかける。騒然となった無界屋に突然現れた天魔王により、捨之介と蘭兵衛
たちの封印された過去が明らかになる。
そして二人の過去を知る謎の刀鍛冶(三宅弘城)とともに捨之介たちは天魔王に
立ち向かうべく髑髏城へと乗り込んでゆく。
戦い、未だ終わらず。新たなる七人の物語が、ここより始まる。

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