今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:エリザベート
日時:2005年9月12日18:30-21:40(途中休憩あり) 場所:帝国劇場 料金:S席13000円 座席:1階D列18番(4列目左側サブセンターブロック) 演出・訳詞:小池修一郎 振付:島?徹・麻咲梨乃 指揮:西野淳 出演: エリザベート:一路真輝 トート: 山口祐一郎 ヨーゼフ: 石川禅 ルドルフ: パク・トンハ 少年ルドルフ:苫篠和馬 ルイジ・ルキーニ:?嶋政宏 ゾフィー:寿ひずる マックス:村井国夫 マダム・ヴォルフ:伊東弘美 ルドヴィカ(エリザベートの母):春風ひとみ エルマー(革命家):藤本隆宏 リヒテシュタイン伯爵夫人:小笠原みち子 シュヴァルツェンブルク公爵:塚田三喜夫 グリュンネ伯爵:治田敦 チケットは全日程売り切れ。友人が当日突然行けなくなってチケットが降ってきました。 ありがたいことです。持つべきはチケットをくれる友人です(^^) 開演前に掛かっている舞台の幕は半透明な穴の開いたハプスブルグ家の紋章、薄暗い 舞台はまるで廃墟のよう。オープニングは空中においてロープで首吊されているルッキーニ。 ルッキーニが飄々としたいやらしい感じで良い。歌はさほどうまいわけではないのですが、 舞台に非常によくはまってます。でもきっと演技がくど過ぎると思う人もいるだろうなあ。 そして床の棺桶から登場するキャストたち。全員が死者であるという設定でぼろぼろの衣装 を身にまとっているのですが、動きがどうも人間くさいというか、黄泉に見えないのが惜し い。天井から登場のトート閣下、エリザベートは舞台中央で棺桶から登場。 お父さん(マックス)登場シーンではシシィの先生らしきひとといちゃついているのですが、 お父さんて女たらしでしたっけ?トートとの出会いにつながるエリザベートの落下シーンは 背景へのフィルムの上映で表現されていました。 エリザベートは幼いころもさほど違和感がなく(^^;) 歳をとるにつれて迫力が出てきます。 1幕最後のエリザベート登場シーンは純白のドレスですごい貫禄、後ろにトート閣下を従えて しまっています(^^;)これなら政界を牛耳れると思わず納得。2幕になるとどんどんわがまま (^^;;;)に磨きがかかってますね。 トート閣下の歌はすばらしい。愛と死のロンド、最後のダンスは舞台の環境が閣下の歌で構 成されている風情があります。このトート閣下の歌の下で見るトートダンサーズの振付はぞ くぞくしました。この振付は物語から分離して、単体で鑑賞したいものです。目はトート閣 下でなくトートダンサーズを追ってしまっていました(^^;)振付が濃いもので物語の中にはい るとどうも邪魔な感じがしてしまいます。実はこの邪魔感が2004年版からだいぶましになっ た気がしてたのですが、振付師が代わっていたのですね。大島さんじゃなくなってたんだ。 それにしてもトート閣下のエコーってかかりすぎてませんか? ヨーゼフは誰にでも影響されそうな情けなさが出ていてなかなか良い。老け方も苦悩がにじみ 出ているようです。夜のボートのシーンでは泣けました。 結婚式のシーンは、白い布を巻きつけて異常な状況を醸し出しています。前回見たときとほぼ 同様の演出だと思うのですが、けっこう好きだったりします。ハプスブルクが滅亡する!を 体張ってやってるとでもいいましょうか。 ミルク!は大好きな曲なんですが、振付がいまいち、なんかきれいすぎて、どろどろ した怨念が伝わってきません。マダムヴォルフのコレクションのシーンももっと猥雑さがあっ てもいいのにい。まだお上品なコールガールといった風情。あ、そういう設定か。 キッチュ。を聞いていて今の日本の政治情勢もこんなものかなあと思ったりもして。 パクトンハのルドルフは初めて見ました。良いところのぼんぼんで世間を知らず、いいように 人に扱われてしまう、といった風情で好感が持てました。トート閣下との闇が広がるは圧巻で した。クライマックス直前のルドルフの悪夢のシーンも気にいりました。闇への入り口である 悪夢とでもいいましょうか。でも前回と比べて何か変わっているのかなあ。変わってないとし たら、観客である私のほうが悪夢に一歩近づいてしまったのかもしれません。 そういうわけでたいへん満足してかえってまいりました。 PR |
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