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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:能楽公演2020~新型コロナウイルス終息祈願~
劇場:国立能楽堂
日時:2020年8月5日14:00-16:00(途中休憩あり)
料金:S席9000円
座席:正面10列19番(後方右端付近)
movie:https://youtu.be/uUt_PfXirN8
番組:
舞囃子 熊坂
シテ 香川靖嗣 大鼓 柿原弘和
笛 内潟慶三 太鼓 麦谷暁夫
小鼓 鳥山直也 地頭 中村邦生

狂言 茸
シテ 野村萬斎
鬼茸 井上松次郎 立衆 月崎晴夫
立衆 岡聡史 立衆 飯田豪
立衆 竹山悠樹 立衆 内藤連
立衆 石田淡朗 立衆 中村修一
姫茸 野村裕基 アド 高野和憲
茸を退治しようと呪文を唱えれば唱えるほど数は増えていき…。筋が単純明快で、茸がユーモラスに動く様子から老若男女に幅広く愛される作品。

能 西行桜 杖之舞
シテ梅若実 観世銕之丞
ワキ 殿田謙吉 笛 松田弘之
ワキツレ 舘田善博 小鼓 鵜澤洋太郎
ワキツレ 大日方寛 大鼓 亀井実
ワキツレ 御厨誠吾 太鼓 三島元太郎
ワキツレ 野口琢弘 主後見 梅若長左衛門
アイ 善竹十郎 地頭 角寬次朗
隠遁生活をしている西行と老桜の精が夜桜の舞う中、歌問答を重ねる幽玄な作品。

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国立能楽堂にきたのは本当に久しぶり、北参道からgooglemapの導きに従って歩いてきたら
楽屋口についてしまいましたよ。
客席満員、ここも市松模様の客席。体温チェック、手指消毒、ソーシャルディスタンスなロビー。
ただ、こちらは他の舞台公演より客席年齢が高いので色々大変そう。
最初の番組は舞+囃子、薙刀もっての立ち回りがとても美しい。曲のうち結末部分なのでしょうか?
体さばきでマニピュレーションの美しさがまるで違って見えるよう。後半は扇を使っての舞。
舞が終わるや否や、このあたりの者でござる!屋敷に茸(くさびら)が生えて困っている男が
法力の強い山伏に祈祷を頼みます。この山伏が出オチレベルの胡散臭さ、何かあるとはすぐビビりそしてキョドってます。そして出現する茸!!真っ黒な装束で△笠、しゃがんだ状態ですーいーと歩いて登場。最初は怪しげだったのですが、後になると可愛く見えてくるから不思議。
山伏が怪しげな祈祷を唱えるたびに増殖する茸、それも品種が別、松茸、椎茸、、
様々な笠をかぶりしゃがんだ状態でくるくる動くのでとてもフォトジェニック。そしてかわいい。
時々人間をつんつんつついたり。最後は傘を半分閉じた鬼茸登場、鬼茸に脅かされて山伏退散。
客席からしばしば笑いがもれる、わかりやすくて楽しい番組でした。
最後に姫茸が退出するときに、舞台をふらふらして鬼茸がおいていった傘を踏んづけてバキッ、、

西行桜は、舞台真ん中に幕で覆われた桜の何かがおかれたところから物語が始まりました。
隠遁生活している西行に、花見したい世俗の人たちが押しかけてきて平穏みだしてしまいます。
あーこれが”桜の咎”と歌を詠むと、夢枕に桜の精が出現!ということで幕を剥ぐと桜の
精が出現したのでした。そこから先は西行と桜の精の問答。最後に桜の精が舞って退出します。
面を被っているのは桜の精だけ、それゆえ一人だけ別世界感があっていかにも優美。
でも歌問答がうまく追えないOrz 私の席の周りのひとたちは皆スクリプト読みながら見ていました。
私も次回見るときは本読みしながら見てみたい。

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