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蕎麦屋よしみ

題名:軌道・驟雨(2作品)
日時:2007年5月12日19:00-20:30(途中休憩あり)
劇場:よしみ(吉見、東中野の蕎麦屋)
料金:1000円(+飲食費)
座席:右側一番後ろの壁
劇団:劇団じゃけん
原作:岸田国士

蕎麦屋を貸切にしての公演。毎週土曜日に公演しているとのこと。
蕎麦屋の真ん中に舞台を作ってコの字に客が並ぶ形。
舞台の料金は1000円で着席時に払います。後はいっぱい飲みながら
待ちます。蕎麦を食べてるひとも多数。開演30分前でオーダーストップ。
店員さんが病気休みということで劇団員がオーダーを取ってました。

1本目は新人たちによる黙劇「軌道」、15分弱。駅名標と駅のベンチが
舞台道具。寝ているよっぱらい?いわくありげな客、駅員たちが通り過
ぎる。うーん、これって何をみせようとしているのか?戯曲を読んでみな
いとわからないかも。
15分の幕間で舞台設定しなおし、テーブルがふたつに椅子。
冒頭は奥様と女中の会話、高くてもいいからイチゴを買ってくるように、
そして妹からきた新婚旅行の絵葉書を持ってくるようと言いつける奥様。
最初は間違えた絵葉書を読んでうふふと笑う女中の謎。
夕食時に旦那様が帰ってきた後にほどなくくる妹、新婚旅行から戻って
くる早々実家へ帰ろうとしている。今なら成田離婚?妹の言い分を聞く
と、どうも空気読まないがさつ男らしい、些細なことが積み重なってい
やになったのだとか。戻ってきた旦那様は別れないように説得しますが、
なんとなく奥様も妹の肩をもってしまいます。それでも帰るというところ
に突然の雨。
なんか理系男を新婚夫のモデルにして描いたのではないかと思って
しまったくらい、私でもそうするかもというリアルな描写。これでだめなら
理系男の半分は三行半ですな。あーあるあるという感じの笑いが
随所にありました。昭和初期か戦後間もないころのウェルメイド
ストーリーといったところでしょうか。
夕食時なので作品中できっと蕎麦を食べるだろうと思っていたのですが、
予想がはずれました。おいしそうに食べれば客への売り上げも増える
でしょうに。それにイチゴを買いにいった女中は?雨の中を帰ってくる
という筋書きだと思ったのですが、、枝葉末節が気になってしかた
なかったです。

この劇団は毎週ここで演しているそうです。二ヶ月間ごとに作品がかわり
ます。半年定期2000円也というのもあるそうで、私が地元だったら
蕎麦食いがてら二ヶ月に一度くらいふらっとよっても良いかなと思いましたよ。通常の公演では観客は8人から10人くらいだそうです。今回は
15人で私たちは4人で行きましたから、ちょうど常連さん+私たちと
いう人数だったのでしょう。
開演前には天ぷら盛り合わせにビールを皆でつつき、終演後には
合鴨セイロ(900円)を食べました。蕎麦はまあ普通といいますか、
可も不可もなく。盛りはちょっと大目でした。



劇団じゃけんよしみの合鴨せいろ

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