今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:星の王子様 日時:2007年5月12日19:00-20:45 劇場:よしみ(吉見、東中野の蕎麦屋) 料金:1000円(+飲食費) 座席:右側一番後ろの壁 劇団:劇団じゃけん じゃけん二度目の観劇です。場内ほぼ満員、13人。 今回は冷やしおろし蕎麦を食べてみました。まずまず。 右側前方の桟敷席まで舞台にしてそこに役者が座れる ようにしました。そして布を床に引いて寝そべること を容易にして開演! 開演15分前からクラウンが客いじりとウェイター役、 それに前説をやってました。王子様、飛行機、そして クラウン3人が登場人物。クラウンが衣装をかえて さまざまな星のあるじを演じてました。 クラウンたちの早代わりはそれなりに面白い。ただ メイクがすっぴんとも白塗りともつかない中途半端 だったのは残念。もっときっちり塗ってしまったほうが わかりやすいと思う。もうちょっと時間を つめる演出がされていたらもっと楽しめたでしょう。 毎年出演者を変えて再演しているそうです。 蕎麦くいながら星の王子様見るというのも乙なものですよ。 一緒に行った私の友人がすでに3回目の観劇で、なじみという ことでなにやらパスをもらってました。またきてくださいっと いうことですね。 PR 題名:The Bee 日本バージョン 日時:2007年7月5日19:30-20:45 劇場:シアタートラム 料金:全席指定6500円 座席:B列11番(最前列センター) 原作:筒井 康隆 ~「毟りあい」(新潮社刊)より~ 脚本:野田 秀樹 Hideki Noda & コリン・ティーバンColin Teevan 演出:野田 秀樹 美術:堀尾 幸男 照明:小川 幾雄 選曲・効果:高都 幸男 舞台監督:瀧原 寿子 プロデューサー:北村 明子 提携:世田谷パブリックシアター 企画・製作:NODA・MAP (野田地図) 出演: 野田 秀樹 秋山 菜津子 近藤 良平 浅野 和之 ストーリー:(公式Webより) 野田は、ここに描かれた『つまらない恐怖心に支配されてゆく平凡な人間』の姿に強烈なインスピレーションを得て、これをベースに、英国の俳優たちと3年にも渡るワークショップを積み重ね、劇作家コリン・ティーバンの協力の下、英語でダイレクトに書き下ろすという初めての作業に取り組みました。 そして、その過程で、原作にはない『 BEE(蜂) 』を重要なファクターとして効果的に絡め、常に"ロジカルな解釈と言葉"を 重んじる英国演劇人の特性に、野田特有のスピーディーな身体言語を投影させたオリジナリティあふれる作品を誕生させたのです。 このオリジナル英語版では、「70年代の東京に生きる日本人」を「英国人俳優」が「日本人が書いた英語」で演じる、という設定が与えられました。しかも、主役の日本人ビジネス "マン" をローレンス・オリビエ賞受賞女優:キャサリン・ハンターが演じ、「彼」に人質にとられる "脱獄犯の妻" 役を 野田 秀樹が演じるという、二重の"トランス・ジェンダー"構造が、演出プランとして絶妙に組み込まれました。 もちろん、キャサリン以外の3人の俳優たち<野田、トニー・ベル、グリン・プリチャード>が、10役近い登場人物をスピーディーに演じ分け、瞬く間に繰り広げる場面展開は、それが英語であっても、ロンドンの劇場であっても、まさしく<野田秀樹の世界>そのもの! 常々、リアルな舞台設定や表現に慣れ親しんだ英国メディアや観客は、最初はその設定のユニークさや息を飲む展開に戸惑いながらも、最後には、"絶対見るべき作品"と大きな賞賛を惜しまず、ロンドンSOHO THEATREは連日、この"類稀で珠玉のような作品"(Time out誌)を求める観衆で賑わいました。 さて、今回の番外公演では、この戯曲が本来もつ二重構造に、もうひとつ捻りを加えた新たな視点から、『THE BEE 日本バージョン』を上演することになりました。 ロンドン初演プロジェクトで前進した真の意味での国際的な共同作業と交流を、今度は日本の創作現場にフィードバックさせ、単なる英語から日本語への翻訳上演ではない、新たな日本語オリジナル作品としての『THE BEE』を、より高度な次元で結実させようというものです。 日英2方向からの入り口=2つの上演形体でありながら、ひとつの作品世界『THE BEE』の普遍性を探求、そして、そこから見えてくる様々な違和感でさえも劇世界の醍醐味として味わおう、という意図から生まれたアプローチです。 美術・照明等の舞台デザインも、もちろん、現代日本演劇界最高のスタッフによる日本版オリジナル。そして、 名優キャサリン・ハンターが演じたビジネスマン・イドは、日本版では 野田 秀樹 が演じ、野田が艶やかに(?)演じた「人質にとられる脱獄犯の妻」役は、 日本版では、女性の心理をリアルに演じる実力派 秋山 菜津子 が演じます。また、ダンスというカテゴリーを超えたパフォーマーとして絶大な人気を誇るコンドルズ 近藤 良平 が台詞劇に挑むという楽しみも加わり、第13回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞で勢いに乗る 浅野 和之 が、久々に野田作品に登場する・・・という充実の俳優陣も、日本バージョンならではの大きな魅力と言えるでしょう。 --- 満員立ち見。席に座ってびっくり。ほんとうにかぶりつきの席でした。 持つべきはよい席を譲ってくれる友人です。 それにしてもどよーんとした内容ですね。 飲まずには帰れないというか、ちゃんと救いようのない落ちになってます。 レイプしては指を切り落とし、ちゃぶ台でくりかえし、、、 平凡な人間が狂気に染まっていくおそろしさ、、 題名:SAIの風 日時:2007年7月1日17:00-18:45 劇場:萬劇場 料金:DM割引前売扱い3000円 座席:J列3番(最後列ひだりより) 劇団:うるとら2B団 ストーリー:(オフィシャルWebより) 10年前から寝たままの少女が原因で10人の人間が死んだ。 彼らは、神と人との代理となって、その少女を取り合うという方法で、 インドの神や西遊記の登場人物となって、人類の存亡を決める役目を負わされる。 一方現実の世界では、その少女の持つ特殊能力を役立てるために起こそうとしている。 地球に人が必要か!温暖化を阻止するには人類を抹殺すればいいのかも・・・ そして彼女は目覚めるのだろうか・・・! 2B団が送る壮大?な人類叙事詩・・・なのかもしれない。 作・演出:門間利夫 キャスト (役所&役名) (眠れる地球の美女!?:最上彩香) ・・・ 下田麻美 (ドクター 黒弱) ・・・ 門間利夫 (看護士 樹名子) ・・・八乙女真記子 (看護士 日奈子) ・・・ 清水仁美 (助手 手束) ・・・伊東武志 (バス運転手 東:シヴァ) ・・・上素矢輝十郎 (添乗員 南郷:ブラフ) ・・・ 大野がく (バスガイド 北野:ガルーダ) ・・・ 平川瑞穂 (乗客 吾妻:カーリー) ・・・まあや (乗客 三波:ビンボー) ・・・ 上嶋茂雄 (乗客 小達:玄奘三蔵) ・・・ 池上映子 (乗客 栗原:孫悟空) ・・・ 青葉秀雄 (添乗員指導 肥田木:猪八戒) ・・・ 野崎隆司 (乗客 岸辺:悟浄) ・・・ 藤井孝志 (乗客 俊二:白龍) ・・・ 之 舞台監督:阿部けん 照明:磯野眞也 音響:持田勝久 前原 修 装置:まいてぃはうす 小道具:らすとぷろっぷす 衣装:まじかるきゃっと 制作:鈴木真美子 河野孝佳 制作助手:悠稀智惠 宣伝美術:むらかみ けぃ 殺陣指導:嵐山勝十郎 企画製作:劇団うるとら2B団 千秋楽です。 場内ほぼ満員。 開演前に大道具はなく、背景は石垣のようなものが書かれています。 開演前のBGMは昔懐かしの特撮・アニメソング、冒険ガボテン島、 遊星少年パピィ、ウルトラマン。観客は20-30代の男性がほとんど。 客席に続く階段にはJTTツアーのポスターがはられていました。 オープニングは万里の長城が造成される前の中国の紛争、派手な 立ち回り。 時代は下って現代の日本、バスのがけ下転落事故で10名が死亡。 自殺未遂で昏睡状態を続ける少女が幽体離脱してバスの前に立った ことにより事故が発生したらしい。 バスの運転手に乗客たちは成仏できず、冥界に留まってしまうのでした。 彼らの脳内に響いてくるのは人間の運命をかけた代理戦争をしろという 言葉、人チームと神チームにわかれて幽体離脱している少女を 生の世界と死の世界のどちらかへつれていくことで勝負の決着が 決まります。神チームは神様の心が乗り移ってしまいます。 神様のコスチュームかっこいい、貧乏神もすごく味が出てます。 対する人チームは西遊記の扮装、皆さんすごく似合ってます。 冥界に出没する少女にかき回されるひとたちのてんやわんやが うまく描かれてます。 題名:Frost/Nixon 日時:2007年6月9日14:10-16:08 劇場:Bernard B. Jacobs Theatre 料金:半額49USD+TKTS3=52USD 座席:ORCH J26 Michael Grandage (Direction) Christopher Oram (Set and Costume Design) Neil Austin (Lighting Design) Adam Cork (Music/Sound) Jon Driscoll (Video Design) Written by: Peter Morgan 出演: Richard Nixon:Frank Langella(TONY賞主演男優賞受賞) David Frost:Michael Sheen John Birt:Remy Auberjonois Evonne Goolagong:Shira Gregory Jack Brennan:Corey Johnson Jim Reston:Stephen Kunken Swifty Lazar/Mike Wallace:Stephen Rowe Manolo Sanchez:Triney Sandoval Bob Zelnick:Armand Schultz Caroline Cushing:Sonya Walger いやーほんとに怪演でした>NIXON大統領 NIXON大統領見るだけでもこの舞台を見るべきです。 劇場は殆ど満席。普段のプレイよりちょっと客の年齢層が 高めな気がするのは題材のせいでしょうか。 私の座ったJ26は右端で前に座席がなく、舞台中央を 観るにはとても便利なのですが、背景にあるディスプレイ が見切れてしまう;_; ディスプレイには場面転換の際にイメージ映像を流したり、 インタビュー番組の際にFrostとNixonをTVカメラの映像 として大写しで流したりしていました。 大道具はシンプルでソファや机が持ち込まれたり、TVカメラが 両脇に出たりするくらいです。基本的にはソファに座って インタビューを左右のカメラから撮るというスタイル。 資金が必要なNixonはFrostからのインタビュー依頼を高額で 受諾します。 そしてなぜ録音テープを消したのか?から丁々発止の インタビューが始まるのですが、最初はNixonの圧勝。 観てるうちに本当のNixon大統領が舞台に立っているのではないか と思われるようになりましたよ。顔はさほど似てるわけではないの ですが。。 やってもやっても糠に釘、でもスタッフの1人が録音テープの 中から新しい証拠を掴み、Frostがインタビュー最終回に Nixon大統領に突きつけると、、いったんインタビューは中断。 戻ってきた大統領の顔には「負けた」と書いてありました。 (文字で書いてあったわけではないです、念のため) これがTVカメラでアップになってディスプレイにでかでかと うつっている訳です。これが当時は米国全土で見られたのかと 思うとメディアの怖さ・強さをひしひしと感じますね。 このウォーターゲート事件、私が小さな頃だったので 大統領が弾劾にかかるかも、米国ってなんてすごい国だ?!と 思った記憶しかありません。 年配の米国人がごらんになればよりいっそう感慨深いものがある のでしょう。主演ふたりをそのままに映画も撮られるそうですね。 楽しみです。 題名:軌道・驟雨(2作品) 日時:2007年5月12日19:00-20:30(途中休憩あり) 劇場:よしみ(吉見、東中野の蕎麦屋) 料金:1000円(+飲食費) 座席:右側一番後ろの壁 劇団:劇団じゃけん 原作:岸田国士 蕎麦屋を貸切にしての公演。毎週土曜日に公演しているとのこと。 蕎麦屋の真ん中に舞台を作ってコの字に客が並ぶ形。 舞台の料金は1000円で着席時に払います。後はいっぱい飲みながら 待ちます。蕎麦を食べてるひとも多数。開演30分前でオーダーストップ。 店員さんが病気休みということで劇団員がオーダーを取ってました。 1本目は新人たちによる黙劇「軌道」、15分弱。駅名標と駅のベンチが 舞台道具。寝ているよっぱらい?いわくありげな客、駅員たちが通り過 ぎる。うーん、これって何をみせようとしているのか?戯曲を読んでみな いとわからないかも。 15分の幕間で舞台設定しなおし、テーブルがふたつに椅子。 冒頭は奥様と女中の会話、高くてもいいからイチゴを買ってくるように、 そして妹からきた新婚旅行の絵葉書を持ってくるようと言いつける奥様。 最初は間違えた絵葉書を読んでうふふと笑う女中の謎。 夕食時に旦那様が帰ってきた後にほどなくくる妹、新婚旅行から戻って くる早々実家へ帰ろうとしている。今なら成田離婚?妹の言い分を聞く と、どうも空気読まないがさつ男らしい、些細なことが積み重なってい やになったのだとか。戻ってきた旦那様は別れないように説得しますが、 なんとなく奥様も妹の肩をもってしまいます。それでも帰るというところ に突然の雨。 なんか理系男を新婚夫のモデルにして描いたのではないかと思って しまったくらい、私でもそうするかもというリアルな描写。これでだめなら 理系男の半分は三行半ですな。あーあるあるという感じの笑いが 随所にありました。昭和初期か戦後間もないころのウェルメイド ストーリーといったところでしょうか。 夕食時なので作品中できっと蕎麦を食べるだろうと思っていたのですが、 予想がはずれました。おいしそうに食べれば客への売り上げも増える でしょうに。それにイチゴを買いにいった女中は?雨の中を帰ってくる という筋書きだと思ったのですが、、枝葉末節が気になってしかた なかったです。 この劇団は毎週ここで演しているそうです。二ヶ月間ごとに作品がかわり ます。半年定期2000円也というのもあるそうで、私が地元だったら 蕎麦食いがてら二ヶ月に一度くらいふらっとよっても良いかなと思いましたよ。通常の公演では観客は8人から10人くらいだそうです。今回は 15人で私たちは4人で行きましたから、ちょうど常連さん+私たちと いう人数だったのでしょう。 開演前には天ぷら盛り合わせにビールを皆でつつき、終演後には 合鴨セイロ(900円)を食べました。蕎麦はまあ普通といいますか、 可も不可もなく。盛りはちょっと大目でした。 |
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