今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:The Bee 日本バージョン 日時:2007年7月5日19:30-20:45 劇場:シアタートラム 料金:全席指定6500円 座席:B列11番(最前列センター) 原作:筒井 康隆 ~「毟りあい」(新潮社刊)より~ 脚本:野田 秀樹 Hideki Noda & コリン・ティーバンColin Teevan 演出:野田 秀樹 美術:堀尾 幸男 照明:小川 幾雄 選曲・効果:高都 幸男 舞台監督:瀧原 寿子 プロデューサー:北村 明子 提携:世田谷パブリックシアター 企画・製作:NODA・MAP (野田地図) 出演: 野田 秀樹 秋山 菜津子 近藤 良平 浅野 和之 ストーリー:(公式Webより) 野田は、ここに描かれた『つまらない恐怖心に支配されてゆく平凡な人間』の姿に強烈なインスピレーションを得て、これをベースに、英国の俳優たちと3年にも渡るワークショップを積み重ね、劇作家コリン・ティーバンの協力の下、英語でダイレクトに書き下ろすという初めての作業に取り組みました。 そして、その過程で、原作にはない『 BEE(蜂) 』を重要なファクターとして効果的に絡め、常に"ロジカルな解釈と言葉"を 重んじる英国演劇人の特性に、野田特有のスピーディーな身体言語を投影させたオリジナリティあふれる作品を誕生させたのです。 このオリジナル英語版では、「70年代の東京に生きる日本人」を「英国人俳優」が「日本人が書いた英語」で演じる、という設定が与えられました。しかも、主役の日本人ビジネス "マン" をローレンス・オリビエ賞受賞女優:キャサリン・ハンターが演じ、「彼」に人質にとられる "脱獄犯の妻" 役を 野田 秀樹が演じるという、二重の"トランス・ジェンダー"構造が、演出プランとして絶妙に組み込まれました。 もちろん、キャサリン以外の3人の俳優たち<野田、トニー・ベル、グリン・プリチャード>が、10役近い登場人物をスピーディーに演じ分け、瞬く間に繰り広げる場面展開は、それが英語であっても、ロンドンの劇場であっても、まさしく<野田秀樹の世界>そのもの! 常々、リアルな舞台設定や表現に慣れ親しんだ英国メディアや観客は、最初はその設定のユニークさや息を飲む展開に戸惑いながらも、最後には、"絶対見るべき作品"と大きな賞賛を惜しまず、ロンドンSOHO THEATREは連日、この"類稀で珠玉のような作品"(Time out誌)を求める観衆で賑わいました。 さて、今回の番外公演では、この戯曲が本来もつ二重構造に、もうひとつ捻りを加えた新たな視点から、『THE BEE 日本バージョン』を上演することになりました。 ロンドン初演プロジェクトで前進した真の意味での国際的な共同作業と交流を、今度は日本の創作現場にフィードバックさせ、単なる英語から日本語への翻訳上演ではない、新たな日本語オリジナル作品としての『THE BEE』を、より高度な次元で結実させようというものです。 日英2方向からの入り口=2つの上演形体でありながら、ひとつの作品世界『THE BEE』の普遍性を探求、そして、そこから見えてくる様々な違和感でさえも劇世界の醍醐味として味わおう、という意図から生まれたアプローチです。 美術・照明等の舞台デザインも、もちろん、現代日本演劇界最高のスタッフによる日本版オリジナル。そして、 名優キャサリン・ハンターが演じたビジネスマン・イドは、日本版では 野田 秀樹 が演じ、野田が艶やかに(?)演じた「人質にとられる脱獄犯の妻」役は、 日本版では、女性の心理をリアルに演じる実力派 秋山 菜津子 が演じます。また、ダンスというカテゴリーを超えたパフォーマーとして絶大な人気を誇るコンドルズ 近藤 良平 が台詞劇に挑むという楽しみも加わり、第13回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞で勢いに乗る 浅野 和之 が、久々に野田作品に登場する・・・という充実の俳優陣も、日本バージョンならではの大きな魅力と言えるでしょう。 --- 満員立ち見。席に座ってびっくり。ほんとうにかぶりつきの席でした。 持つべきはよい席を譲ってくれる友人です。 それにしてもどよーんとした内容ですね。 飲まずには帰れないというか、ちゃんと救いようのない落ちになってます。 レイプしては指を切り落とし、ちゃぶ台でくりかえし、、、 平凡な人間が狂気に染まっていくおそろしさ、、 PR |
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