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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:注文の多い料理店
劇場:全労済ホール スペース・ゼロ
日時:2014年3月22日14:00-15:30(途中休憩あり)
料金:前売り大人4000円
座席:3列目13番(3列目センター)
劇団:結城座
原作:宮沢賢治
台本・演出:山元清多
写し絵・画 人形美術:寺門孝之
音楽:寺嶋陸也
照明:齋藤茂男
音響:島猛
装置:池田ともゆき
舞台監督:吉木均
宣伝美術:熊谷智子
写真:石川純 森眞一 坂田真理子
出演:結城孫三郎、結城千恵、荒川せつ子、結城育子
解説:
 光と影で描く妖しの「写し絵」と人形たちの共演のはじまり!!
舞台はレストラント「山猫軒」
ちょっと怖くて楽しい
幻想的な結城座版賢治ワールドが炸裂します
第一部「賢さんのトランク」では、宮沢賢治の人となりを
芝居仕立てで紹介しながら「ひのきとひなげし」
「祭りの晩」を、
第二部では賢治の代表作「注文の多い料理店」を上演します。
人気画家寺門孝之の描き下ろしによる何百枚もの絵が、劇場中を
ダイナミックに駆け巡ります。
暗闇から極彩色のガラス絵が色鮮やかに映し出される
結城座ならではの幻想的な世界は、2006年の初演以来
人気演目として全国各地で上演され、東京では久しぶりの上演
となります。

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山猫から写し絵の招待状をもらった少年が歩いていくとトランクに出会う
そのなかには多数の原稿、その原稿を読むと宮沢賢治のプロフィールを
スライドと語りで紹介。
雨にも負けず、、も登場。その間に写し絵で物語が語られるのでした
舞台の真ん中にトランク登場。
後方は黒い幕。そこに後程写し絵が投影されるのです。
開襟シャツとシャツとネクタイのキャスト登場、
そこで山男の話、祭りの晩、ひのきとひなげしのはなし
その間にシャツ姿の少年と、コート姿のおじさんが
狂言回しとしてぼけとつっこみしながら物語がすすんでいきます
後半はずっと注文の多い料理店、
人形と写し絵が交互になります。写し絵がとても美しい。
プロジェクターを持ったキャストが幕の前にも出てきて登場。
人形と写し絵がコラボした意欲的な演出、写し絵に風情があって
なんとも言えない情感をかもし出していました。
ただ、スペースゼロはそれなりに大きいので、最後列付近から
小さい人形の動きがちゃんと見えるのか心配になりましたよ。
こんな風な風変わりな演出の作品はもっと出てきてほしいものです。



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題名:『「同胞」神聖の言葉』と銘打った水上人形劇
劇場:タンロン水上人形劇場
日時:2013年1月1日15:35-16:25
料金:1万ドン(約450円)
座席:G-7(劇場真ん中)
制作:Hoang Tuan, Dang TIen
監督:Hoang Tuan
人形の造形と設計:Chu Luong
作曲:Dang Huu Phuc
舞踊振付:Khanh Toan
番組:
  1.民族楽器の合唱
  2.演目「同胞」・ベトナム人の始まりに関する伝説のひとつによりますと、龍の王様 Lac Long Quan は山の女王 Au Co と結婚して、100人の息子をもうけました。
  3.労働、農業生産、戦争(魚釣り、トラとの戦い、野良仕事)
  4.横笛を吹きながら踊る
    横笛と菅笠はベトナム北部山岳地帯にある各少数民族の精神生活にとって欠かせないものです。特に定期市場や村の祭りなどに、男女は横笛と菅笠を使って愛の言葉を交わします
  5.扇子踊り
  6.宮廷舞踊(Luc cung hoa dang)
    もともと仏教の舞踊ですが仁愛がしみこまれ日常生活と近いものです。この舞踊はインドから生まれベトナムに取り入れられてから、グェン王朝時代(19世紀のミンマン王)に改編され、宮廷舞踊となりました
  7.テーグェン(Tay Nguyen)の舞踊
    テーグェンは中具高原地帯にある各省を呼ぶ名前です。テーグェン地方のドラ演奏はユネスコ国連教育科学期間により世界無形文化遺産として認定されました
  8。チャム族の舞踊
    チャム族の文化はベトナムに取り入れられたインド文化が地方化されることを示しています。
  9.「国の祭日」という踊り
  10.各民族の大団結






タンロン水上劇場は池袋芸術劇場での引っ越し公演を見たことがあり、
今回は本拠地での鑑賞となりました。
元日の午前中に窓口に行ってチケットを購入しました。
クレジットカード使えず。10万ドン=5USDというレートでUSDが使えましたよ。
3時半の回に来たときは本日は21時の回以外はすべてSOLDOUT
翌日以降もかなりSOLDOUTになっていました。さすが正月!
劇場はさほど大きくなく、うっかりすると見逃してしまいそう。
観客は中国人、ロシア人、日本人という感じでしょうか、顔つきだけでは
なかなか区別がつかないもので。。。
オープニングは5分押しで始まりました。
きれいなおねえさんが前面に立って合奏です。かわいい!と思っていたら
次以降はおばさんが前にたっての解説でした。まるで看板のピンのような。。
劇場舞台はもちろんプール。そして人形が出るオープニングシーンは上から
本水がざあざあ流れて龍と鳥との大スペクタクル、そこで大きな卵が割れて
ベトナム人が多数でてきたのでした。
今回は扇の踊りやテーグェンの踊りとか、池袋やホーチミンで見ることができ
なかったパターンがいろいろ見れてなかなか興味深かった。
番組が変わるたびにベトナム語で解説が入り、その後ろに英語でテロップが
はいりました。インドとのつながりを強調していたように見えたのはなかなかお
もしろいというか、タイの方が近いのでは?というものもインドとなってましたね。
本場のハノイで見れたのはうれしいステージでした。
これDVD売っていたら買うのになあ。パンフと人形しか売ってませんでした
人形は壊れそうでさすがに。。。





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題名:怪談 牡丹燈籠
劇場:紀伊国屋ホール
日時:2012年8月24日15:00-17:10(途中休憩あり)
料金:6300円
座席:D列11番(3列目中央)
劇団:人形劇団プーク
原作:三遊亭円朝
脚色:川尻泰司
潤色・演出/井上幸子  人形美術/若林由美子  装置/朝倉 摂
音楽/マリオネット(湯淺 隆・吉田剛士)  照明/山内晴雄
音響効果/吉川安志  舞台監督/栗原弘昌  制作/清水治信
宣伝美術/百鬼丸  所作指導/八光亭春輔
出演:
佐藤達雄、安尾芳明、大橋友子、滝本妃呂美、柴崎喜彦、
市橋亜矢子、栗原弘昌、野田史図希、山越美和、井上彩香、有田智也

最前列をつぶして舞台としており、舞台奥は客席に向かう形の
斜面になっています。
人形の頭は人の頭より大きく、4頭身程度のデフォルメされた形で、
基本的には一人で1体を操って行きます。走るシーンなどは足役と
体役の二人一役。人間は全て黒子で、黒子が台詞を喋っています。
このような人形を見るのは初めてだと思います。
今回のは全てが人形というバージョン。
以前は噺家役は人間が演じていたそうですね。
最初に狂言回しの円朝と主要な女性の登場人物が出てきて紹介、
みんな色っぽい。

結ばれるシーンはシルエットで人形のマグワイが。。
父親が巨人で出てきたのはびっくり。そして切られて首が宙を
飛ぶ!人形ならではの演出。なんだか新八犬伝見てる気分。
そして出てくる亡霊の人形は足がない。
リアル人形は外を歩くときは履物を履いていて、うちにあがる
ときはちゃんと脱ぎます。履き物脱ぎサポート黒子もいました。
顔が微妙にくずれていてなにやら壮絶な色気あり、
明るくかわいいメイクと幽霊になった後の青一色の鋭いメイク
の対照さが印象的でした。

2幕の初めはお札はがしの交渉から。
おみねのたくましさと庶民伴蔵の情けなさがとてもよく出てる。
お札をはがすと、格子が1本とれた所からするするっとはいり
こんでとり殺し!!ここで顔が変われば本当に八犬伝かも、
と思ってしまいましたよ。
もうこのあたりから普通の演劇を見ている気分。
完全に人形に感情移入してみてました。引っ越した後はおみね
が不憫ですねえ。殺したら幽霊となってお礼参りにくるのが必
然ということもわからない伴蔵の抜けさ加減といいましょうか。
ほんのちょっと顔を傾けただけで、表情が変わってみえるのは
能や獅子舞に通じるものがあるのでしょう。

全般的に台詞に説得力があるのです。
これは初演のリアル噺家さんとのコラボを見たかった。
違う世界を垣間見た気分でしたよ。















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題名:三谷文楽 「 其礼成心中 」
劇場:パルコ劇場
日時:2012年8月22日14:00-16:00
料金:7,800円
座席:最前列右端近く
劇団:
作・演出:三谷幸喜
出演:竹本千歳大夫 豊竹呂勢大夫 豊竹睦大夫 
   豊竹靖大夫 鶴澤清介 鶴澤清志郎 鶴澤清??
   鶴澤 清公 吉田 幸助 吉田 一輔 吉田 玉佳 
   桐竹 紋臣 桐竹 紋秀 吉田 玉勢 吉田 簑紫郎
   吉田 玉翔 吉田 玉誉 吉田 簑次 
   吉田 玉彦 吉田 玉路 吉田 簑之
解説:
 舞台は元禄十六年。
大坂では近松門左衛門が実際の心中事件を元に書いた『曽根崎心中』
が大ヒット。その舞台となった天神の森は悲恋の末に心中を遂げよう
とする男女の心中のメッカとなっていた。
その森の入り口にある饅頭屋の夫婦と心中にやってくる男女の物語
を三谷幸喜が書き下ろします。
三谷幸喜が描く『曾根崎心中』の裏版『其礼成心中』は笑いと涙に
溢れた人情物語となるに違いありません。
PARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』で歌舞伎に挑戦した三谷幸喜がいよ
いよ文楽に挑戦! 「ワインをデキャンティングして美酒にするよう
に僕があらたな器になります」と自ら宣言、三谷幸喜が創りだす三
谷文楽『其礼成心中』、どうぞご期待下さい!

------------------
開演前に三谷眼鏡人形登場、それで前説。
許可のない撮影、、などに加えて、阿波踊り、痴話喧嘩も禁止!
舞台の後方に義太夫、三味線。

冒頭、三味線と共に「この世の名残夜も名残……」、「曽根崎心中」
場面のコピーとなり、刃がひらめくそのとき「ちょい待ち!」と
暗がりから止めに入る男が今回の主役の半兵衛。
「曽根崎心中」大ヒット後、天神の森が心中のメッカとして有名に
となってしまい、天神の森のはずれで半兵衛、おかつが営む饅頭屋は
商売あがったりで閑古鳥が鳴いていました(ほんとに舞台に閑古鳥
がでましたよ)死を呼ぶ饅頭!とも。
夫婦が若者達の相談にのって死を思いとどまらせていて、身の上相
談を商売の種にすることをおもいついちゃいます。
品名は「曽根崎まんじゅう」、キャッチコピーは
「かろうてからき人の世をあるくやつら人の心を解きほぐす」
まんじゅうを買っていただいた方に相談にのるというまるで香具師
のような商売です。
もうがんがん儲かっていて笑いが止まらない状態だったのが、潮目
が代わったのは、近松の次作「心中天網島」の上演。これが当たり
を取って、網島の天ぷら屋に客をとられてしまいます。
天ぷら、かきあげの天の網島!
大逆転を狙って近松先生に「曽根崎心中」の続編を書いてと直談判
まで!!商売敵を偵察している間に敵同士の天ぷら屋の息子と饅頭
屋の娘が好きあうことに!?
クライマックスは淀川での水中パフォーマンス!!

出てくる人間が皆自分勝手、好きに生きていて、とても魅力的。
人形の動作がはじけていて、ごきぶりみたいな動きもあり。
そして現代語での会話なのでとてもわかりやすい。現代と過去を適
当に行き来する感じ。その上、シチュエーションコメディのお約束
にのっとっていてとんとんとんと話にのれる。義太夫がそれを盛り
上げる。文楽ならではの所作の面白さが補強、とぐるぐる回ってま
した。
客席から笑いが絶えませんでした。現代の言葉がちりばめられてい
る台詞で過去と現代を行き来する感じ、そしてウェルメイド。
三谷作品は私にとって当たり外れのブレがかなり大きいのですが、
これはあたりの方でした。また見たいけど再演はどうなんでしょう?

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題名:タンロン水上人形劇
日時:2011年1月3日 18:30-19:20
劇場:ゴールデンドラゴン水上人形劇場
座席:K列4番(劇場後方右寄り)
料金:人形劇・海鮮料理ツアー 35USD
URL:http://www.goldendragonwaterpuppet.com/Index.asp
番組:
  民族楽器演奏
  祭りの旗揚げ
  テウさんのナレーション
  竜の踊り:4匹の火を噴く竜の共演
  水牛とフルート吹く子供
  田植え作業
  カエル採り
  アヒル農法と狐狩り
  釣り
  凱旋帰郷
  獅子舞
  不死鳥(鳳凰)の舞い
  レロイ王、ホアンキエム湖の伝説
  水遊び
  ボートレース
  獅子のボール遊び
  仙女の舞
  (竜、獅子、鳳凰、亀)4匹の共演



オフィシャルWebサイトでは料金4USDでした。劇場までの移動手段と予約のめんどくささ
を考えて人形劇+海鮮料理のオプショナルツアーにしてしまいました。
ホーチミンでは外国人向けの店やサービスでは米ドル表示が一般的です。円やドンで払う
こともできますが、為替レートの問題で不幸になれます。米ドル紙幣を持っていきましょう。
ちなみに私は不幸になりましたOrz
劇場はかなりきれい、大きなお人形さんがあったりします。
外国人らしき団体さんがバスでがんがん劇場前に横付けしていました。場内は満員。
客席はかなり段差があって舞台を見やすくなっていました。でも小さなお人形さんを見る
のに最後列だとかなり厳しいと思う。。定員は250人程度でしょうか。私が座ったK列
でもかなり小さい。。座席は団体ごとに指定されていたようです。
舞台は真ん中が水槽、後ろに幕、そして両サイドに民族楽器バンドがいました。伴奏だけ
でなく語りもはいっているようですが、もちろん内容はわかりません。ただこの語りが
相当テンポがよくまるで講釈を聞いているような気分になれます。この芸能はひょっと
して口上芸の部分が多いのではないか?と思わせるような節回しです。言葉がわかれば
ずずんとおもしろいんだろうなあ。語りも両サイドにいました。
番組はかつて池袋芸術劇場で見たものの拡大版といった雰囲気、田植え作業ではこの劇場
ならではの本水による雨が降り注ぎました。下は水なのだし田植えの雰囲気ぴったり。
子供たちの水遊びがおもしろい。魚釣りも魚のマスゲームw 仙女もマスゲームで
かなりきれいに回ります。
最後は火を吐く竜でした。
土産物屋があったので公演DVDを探したのですが、売っているのはお人形さんばかり。
DVD置けば売れると思うんだけどなあ。
やはり一度は本場のハノイで見たい!

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