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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:第20回アシテジ世界大会/2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル PICCOLI(アフタートークつき)
劇場:豊島区民センター701号室
日時:2021年3月24日17:00-17:35(18時までアフタートーク)
料金:3500円
座席:右寄り前方
劇団:compagnia rodisio(a production compagnia rodisio/Espace600 Grenoble France)
演出・出演:Davide Doro, Manuela Capece
URL:https://vimeo.com/365160003
出演:
【森のなかの小さな明かり】カンパニーの特徴である、素晴らしいビジュアル性を堪能できる作品です。暗闇のなか、丸く浮かび上がる仄明るい空間で物語は進みます。一組の男女が大きな枝を持って現れ、うつろう自然に翻弄されながらもふたりの家を建てます。焚火のあかりのような暖かな空間で演じられる日々の営みは、どこか懐かしく、夢のようです。そこへ現れる新たな登場人物は誰でしょう?自然のなかで生きる、人間の恐れや喜びが描かれています。アジア初演。

ーーーーーーーー

残念ながらリアルな上演はできず、映像による上演。
そして現地をつないでのアフタートーク。

まず、枝がもってこられます。暗闇の中に丸い灯り。
暗闇にまざる黒伏。枝をもってきて、焚火。嵐が来ます
それから花がついた、花吹雪。いす、マット、扉、月もでます。
時々子供たちの声。月もあがります。
最後に扉を誰かがノック、どうも子供がきたようです

・アフタートーク
英語によるアフタートーク
いずみりんさん 質問者

Q いろんな創造力をかきたてられて、温かみとか焚火にあたりたくなるような
いろんな気持ちがわきおこる作品でした。子供たちの声が聞こえてきたが、
観客だと思うが、どんな場所で上演?
A実際コロナの前に公演したので会場に子供さんたちがいました
声は実際の声。

Qそこは劇場?それとも学校のような公共建物?
A通常劇場で演じる。時々学校でWSもしますが、ここは劇場です。

Q何人くらいのカンパニー?
Aディレクターはふたり。プロジェクトに依存する。俳優やダンサーに
 協力を願うこともある。

Qこれもふたりで創り上げた?
A YES

Qどんなふうに作品を作り上げてきたのか?
A学校とかで演劇をやっていて早くに子供向けの演劇をはじめた
 ダンスを勉強。アートを学んで、彼に出会う
 フランスの劇場と共同制作をはじめて子供から大人までの作品を主に活動してきていた
 この物語はイタリアにある童話からきている
 どこかにたどり着くまでという旅のはなし
 家を見つける、森の中をたびするとか、小さな家を見つけるとかオオカミの鳴き声
 迷子の子供も作品の中にいかした
 タイトルは「小さい子供」 
 森を旅しておうちにたどり着くというのは子供の成長をイメージしたもの
 小さな子供が道に迷って、大人が子供を待っている。
 その子供たちの成長を一緒に見てみてる。妊娠という見方もあるかも。

Q 観客の対象年齢は?
A 3歳から5歳を対象としている

Qいつ頃作られてどれくらい上演?
A 2017か18くらいに作った。3年間ヨーロッパで公演していた。

Q 3歳―5歳の子供たちの反応は?
A 子供たちはあまりこういうのを見慣れていない。まずはびっくり
 子供たちに、一緒に旅、雷、風がくる、雪がくる、待って受け入れてほしい

Q 最後にコロナのなかで、演劇の状況は?
A イタリアの劇場は閉まっている。上演ができない。いまは学校も休校。
  WSもできない。子供たちとかかわり合えない
  新しいプロジェクトの検討を考えている。

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題名:ほんとうのハウンド警部
劇場:シアターコクーン
日時:2021年3月24日14:00-15:15
料金:S席12000円
座席:1階E列18番
作:トム・ストッパード 
翻訳:徐 賀世子
演出:小川絵梨子
企画・製作:シス・カンパニー
出演:生田斗真、吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一


市松模様の客席利用、背景は鏡張り、なので向こう側にも客席が見えている
(映っているわけですが)がちょっと不思議。頭上にシャンデリア、左右に
テーブルと椅子、真ん中に絨毯。背景と思っていた鏡のカーテンがあがると
向こうも客席、批評家が座っているのでした。
批評家は二人、批評家同士の会話がなされていたかと思うと舞台上にいつの
まにか?死体が!この死体、ついに一度もしゃべらず動かず(当たり前ですが)
中の人たいへんだろうなあ。
舞台上ではとてもクサイ芝居、いかにも受けなさそう。それを批評するのが
美辞麗句を重ねる批評家たち、芝居を持ち上げるための手練手管を使っており、
批評と批評家のパロディとでもいう感じ。あーあるよねー、この美文っぽい文章
と思っちゃいましたよ。舞台はミステリー、でもなんだかわけがわかりません。
そして批評家たちも商売敵とか浮気相手とか問題を抱えており。。
2度目のインターミッションに入った段階で、批評家のひとりがうっかり舞台上
の鳴っている電話を取り上げてしまいました。
そこからその批評家があるキャストの代わりに舞台の一員となってしまいます。
芝居はまた最初から、入れ替わった批評家以外はみな先ほどと同じ台詞、演技。
批評家だけは異なる言葉をしゃべっているのですが、うまく辻褄があっています。
実は死体は批評家のライバルだったことがわかり、、批評家は二人とも舞台に巻
き込まれ、それまで演じていた役者が今度は批評家の役回り、そして先ほどとは
正反対にクソみそに舞台をけなします。小気味よいくらい。これも全部どこかで
聞いたことあるような言い回しばっかりw
舞台上の現実と虚構がまじりあってしまい、最後はすごい力技でいろんなものを
結び付けて幕。
批評の慣行というもの自体を主題にして、メタシアターが味付けという作りで
しょうか。オフブロードウェイでの舞台のセルフパロディを見ている気分になれ
ましたね。批評読むのが好きなひとだとかなり楽しめると思います。

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題名:佐藤滋とうさぎストライプ 熱海殺人事件
劇場:こまばアゴラ劇場
日時:2021年3月21日14:00-15:50
料金:こまばアゴラ劇場支援会員(一般3500円)
座席:右寄り後方
劇団:佐藤滋とうさぎストライプ
作:つかこうへい 
演出:大池容子
出演:佐藤滋(青年団) 実近順次 高畑こと美 木村巴秋(青年団)
舞台監督:杉山小夜
舞台美術:新海雄大
照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:泉田雄太
音響操作:秋田雄治
小道具:陳彦君
制作:金澤昭(うさぎストライプ)
宣伝美術:西泰宏(うさぎストライプ)

いままで見た熱海の舞台の圧はそれほど感じられない。
地味にも見えるけれど、丁寧に作りこんである感あり。
これはこれで昭和ですよね。

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題名:ウェイトレス
劇場:日生劇場
日時:2021年3月20日13:00-15:45(途中休憩あり)
料金:S席14000円
座席:1階J列25番
出演:
ジェナ:高畑充希
ポマター医師:宮野真守
ドーン:宮澤エマ
ベッキー(Wキャスト):浦嶋りんこ
アール:渡辺大輔
オギー:おばたのお兄さん
カル:勝矢
ジョー:佐藤正宏
ルル:御園紬
脚本:ジェシー・ネルソン
音楽・歌詞:サラ・バレリス
原作映画製作:エイドリアン・シェリー
オリジナルブロードウェイ振付:ロリン・ラッターロ
オリジナルブロードウェイ演出:ダイアン・パウルス
共同制作:バリー&フラン・ワイズラー
演出補:アレックス・ヒューズ
翻訳・訳詞:高橋知伽江
日本版演出補:上田一豪
音楽監督補・歌唱指導:鎮守めぐみ
製作・主催:東宝/フジテレビジョン/キョードー東京


ほぼ満員、たぶん最前列以外は全部客をいれていますね。
スタッフがロビー場内私語禁止と訴えかけていますが、
ざわざわとノイズっぽいざわめきが。。
舞台の左右にはパイが飾られた塔がばーんとたっています。
舞台奥左側にバンド、客席からいつもだいたい見えてます。
そしてオープニングはぽっぷ、いかももブロードウェイ
ミュージカルの王道を見てるという気分にさせます。
物語は女子がいろいろあるのよねえというものなんです
が、皆たくましい。

ドーンのデート相手のオギーがなかなかよい。おたくな
雰囲気がでているのに身が軽くてしかもきびきびと歌えて
ます。アールがDV野郎っぽく、そしてポマターは不倫に
おどおど。いかにも戯画っぽくいいのです。
そしてヒロインのジェナががんがん歌ってくれます。
バックダンサーの振付もなかなかいいかんじ。
けっこう良いできだと思いますね。
満員で、いい演技で大きな拍手、これが良いミュージカル
鑑賞ですよねえ。

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題名:三月大歌舞伎第二部
劇場:歌舞伎座
日時:2021年3月17日14:00-16:53(途中休憩あり)
料金:3階B席2300円
座席:3階10列32番
番組:
熊谷陣屋(くまがいじんや)
 熊谷次郎直実:仁左衛門
 源義経:錦之助
 熊谷妻相模:孝太郎
 梶原平次景高:松之助
 堤軍次:坂東亀蔵
 藤の方:門之助
 白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清:歌六

河竹黙阿弥 作
雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
直侍
浄瑠璃「忍逢春雪解」
 片岡直次郎:菊五郎
 三千歳:時蔵
 寮番喜兵衛:橘三郎
 亭主仁八:橘太郎
 暗闇の丑松:團蔵
 按摩丈賀:東蔵
見どころ:
一、熊谷陣屋(くまがいじんや)
戦乱の世の無常が胸を打つ、重厚な時代物
 源平争乱の時代。源氏の武将・熊谷直実が、戦から自らの陣屋に戻ってきます。そこには、国元にいるはずの妻の相模が、息子小次郎の初陣を心配して訪れていました。直実は小次郎の様子と、平家の若き公達・敦盛を討ったことを明かしますが、そこへ敦盛の母藤の方が現れたので、直実は戦の模様を物語ります。やがて源義経がやって来て、敦盛の首実検が行われますが…。
 熊谷直実の武将としての生き様、そして戦乱ゆえの悲劇が描かれ、世の無常さ、人生の儚さが胸を打つ義太夫狂言の名作です。「平家物語」の世界を大胆に脚色した、重厚な時代物のひと幕をご堪能ください。
二、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
粋な小悪党と傾城の色模様を描く、黙阿弥の傑作
 雪の降り積もる夜。入谷の蕎麦屋にやって来たのは、御家人崩れの直次郎。悪事を重ね追われる身となった直次郎は、江戸を離れる前に恋仲の三千歳にひと目逢おうと身を潜めています。按摩の丈賀の話を聞き、直次郎は三千歳のもとへ向かいますが…。
 江戸の蕎麦屋の風情が垣間見える前半から、清元の名曲に乗せて描かれる粋な小悪党・直次郎(直侍)と傾城・三千歳の艶やかな色模様が描かれる後半まで、みどころの多いひと幕です。幕末から明治にかけて、数々の名作を生み出した大作者・河竹黙阿弥の傑作にご期待ください。
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熊谷陣屋はとにかく仁左衛門がかっこいい!脇も素晴らしい。
直侍は初見、見終わると蕎麦が食べたくなった。

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