今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:遠雷、不如帰、青嵐 劇場:Gallery & Space しあん 日時:2019年7月27日14:00-15:50 料金:前売2500円 座席:最前列桟敷 劇団:saltyrock 脚本:犬井ねここ 演出:犬井ねここ 出演: 森村穂高(長男。進学をあきらめ、姉妹を育てた)…長瀬巧 森村花織(長女)…小林カナ 森村里穂(末っ子。妊娠三ヶ月)…松本真菜実 猿渡ヒロシ(里穂の彼氏)…グレートニュームラマツ(劇団鋼鉄村松) 恭子(母親の霊)…植松りか(劇団花鳥風月) 新見洋輔(穂高のクラスメイトの霊)…石原嵩志 群テツオ(通りすがりの霊)…神野剛志 タマ子(野良猫)…野崎涼子 町中の古民家を使って、繰り広げられる一家の物語。 生きている人と死者が交差します。 現世の子供たちを見守り続ける母親。 高校時代の同級生、そして通りすがりの霊。 かわいがっていた野良猫の霊がかわいい。 まるでお盆に帰省しているかのような雰囲気。 お盆の季節にちょうどな物語でした。 PR 題名:恋のヴェネチア狂騒曲 劇場:新国立劇場中劇場 日時:2019年7月18日13:30-16:00(途中休憩あり) 料金:S席1万円 座席:1階13列42番(客席中央) 劇団:シス・カンパニー 作・演出:カルロ・ゴルドーニ 出演:ムロツヨシ、堤真一 吉田羊 賀来賢人 若月佑美 池谷のぶえ 野間口徹 粕谷吉洋 大津尋葵 春海四方 高橋克実 浅野和之 作 : カルロ・ゴルドーニ 上演台本・演出 : 福田 雄一 美術 : 二村 周作 照明 : 服部 基 音響 : 山本 浩一 衣裳 : 十川 ヒロコ ヘアメイク : 佐藤 裕子 舞台監督 : 瀬﨑 将孝 プロデューサー : 北村 明子 企画・製作 : シス・カンパニー URL:http://www.siscompany.com/siskoi/gai.htm 原作「2人の主人に仕えた召使 Il servitore di due padroni」 あらすじ: 18世紀半ばのイタリアの水の都ヴェネチア。この町の実力者である商人パンタローネの娘クラリーチェと、その友人であるロンバルディ博士の息子シルヴィオは、家族と一緒に2人の婚約パーティの真っ只中。 実はクラリーチェには、政略結婚の許嫁フェデリーゴ・ラスポーニがいて、本来はこの婚約パーティの主役の片割れはフェデリーゴだったのだが、なんとフェデリーゴは、婚約パーティの直前に、ある男との決闘で命を落としていた。その結果、もともと恋仲だったシルヴィオとクラリーチェがめでたく結婚できることになったのだ。 ところがそのパーティに、あろうことか死んだはずのフェデリーゴとその召使が現れた。 せっかく結婚できるはずだった若い恋人たちは、生き返った死人にまた引き裂かれてしまうのか?! 一方、ワケありの恋人同士のベアトリーチェとフロリンドは、バラバラに逃げるように故郷からヴェネチアへとやって来た。なんとかお互いを探し出し、次の手を打とうとするのだが、連絡をとろうにも、すれ違いばかりでなかなか会うことができない・・・。なぜなら、ベアトリーチェもフロリンドも、ヴェネチアの宿屋で出会った、お調子者のトゥルファルディーノを気に入り、召使として雇ってしまったのだ。何とかうまく、2人相手に奉公して2倍の給金をせしめようと、両者の間をバタバタと走り回るトゥルファルディーノ。次第にボロが出てくるのを、持ち前の機転と愛嬌で切り抜けていくが・・・・。愛し合うベアトリーチェとフロリンドは無事に巡り会い、新世界へと旅立てるのか?生き返った(?)フェデリーゴに引き裂かれた若い恋人たちシルヴィオとクラリーチェは結ばれるのか? そして、2人の主人に仕える愛すべきお調子者、トゥルファルディーノの運命は!? ーーーー 原作をそのまま演じているようです。 シチュエーションコメディの古典なのでしょう。 色々な思い違い、同じ場面で同じ台詞をまったく異なる意味にとっての行動。 主人公は嘘つきまくり!だがそれがへたくそな嘘で、子供でも嘘だとわかるレベル。 それが繰り返されると、嘘つき以外は全部馬鹿なの?と思ってしまいましたよ。 全編その連続なので、見ていて心の中で突っ込みまくりで疲れました。 もっとも、堤さん、吉田さんが馬鹿を演じているのはかなり面白いというか興味深い。 賀来さんがくどすぎるイケメンを好演。 BWでOne Man, Two Guvnorsを見たときは抱腹絶倒だったのですが、そっちは現代に翻案 されていたので笑いのツボがあったのでしょう。 題名:流山児★事務所 創立35周年記念公演第1弾「新宿オペラ由比正雪」 劇場:スペース早稲田 日時:2019年6月27日14:15-16:00 料金:前売3800円 座席:上手後方 劇団:流山児★事務所 作:唐十郎 演出:流山児祥 音楽:諏訪創 振付:神在ひろみ 出演: 伊藤弘子、井村タカオ、上田和弘、 谷宗和、イワヲ、甲津拓平、里美和彦、平野直美 山下直哉、山丸莉菜、星美咲、春はるか(新人) 赤根萌香(新人)、V・銀太、流山児祥 スペース早稲田はじめてきました。 地下鉄の早稲田駅から正しい出口を出ると徒歩1分。 中華料理屋の地下にあって、見るからにアンダーグラウンドな いい雰囲気です。 自由席で受付順の入場、全体のキャパが70と言ったところで しょうか。下手のほうは冷房が効きすぎるということでブランケット を配っていましたし、私が座った上手は効かなすぎる、ということで 早めに脱ぐようにアナウンスしてました。 それから役者が立ち回ると埃がまいあがるということでマスクも配ってました。 今回は平日昼間の追加公演、それでもほとんど満席。 セットはほとんどなく、提灯の列と橋の一部を模したものだけ。 舞台は橋のたもとのけころがしとその向こうの吉原。 そしてその地下の狭い舞台で異様なテンション(客も)と大立ち回り、 この狭さでこの殺陣はすごい、そして時々はいる昭和歌謡。 この作品は唐十郎の唯一の時代劇だそうです。女性陣みな個性的で 美しいし、男性はみな変で力強い。ぱわふるで妙にえろい。 いつかどこか異次元にトリップした感じ。 いやーこれ同時代で見たかったですわ。 題名:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ゴドーを待ちながら」昭和・平成バージョン 劇場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ 日時:2019年6月22日18:00-20:10 料金:全席自由当日一般5000円 座席:左側入り口はいってすぐ右4列目 劇団:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 原作:サミュエル・ベケット 翻訳:岡室美奈子 (白水社「新訳ベケット戯曲全集1」) 演出:多田淳之介 出演: 大高洋夫 小宮孝泰 【昭和・平成ver.】 永井秀樹 猪股俊明 木村風太 大スタジオはいつもは、奥に舞台+階段型の客席なのですが、今回はスタジオの真ん中に 舞台、それを取り囲む形に客席が配置してありました。 舞台は真ん中が円筒形にちょっと高くなっていました。 開演二分前に劇場に飛び込んだら、すでにエストラゴンが舞台にたっておりました。 客席はほぼ満席、劇場スタッフは他のお客さんを案内していて不在で、その場で動くのを ためらっていたら、エストラゴンから、早く席選んで座れ!と説教されてしまいました(汗) 舞台の周りには、緑色の公衆電話、コーラの自動販売機、銀色のハチ公、ベンチ、枯れ木、 そして床にはCDプレイヤーとかフロッピーディスク、扇のようなものが散乱。 公衆電話とかハチ公とかが昭和なんでしょうか?令和との差が気になります。 ウラジミールもエストラゴンも服はぼろぼろ、でもそんなに年寄な雰囲気ではありません。 どちらかというと年齢不詳。 そして待っていたり、帰ろうとしたり、わかれようとしたり、やっぱり一緒になったり。 1幕?(休憩ないんですけど、1日の終わりというべきか)の終わりには、テクノな音楽が かかってハチ公がミラーボールと化しました。真ん中にはライトで赤い日の丸。 そして2日目にはいろいろなことが微妙に違って繰り返され、やっぱり今日も待っている のでした。何年かまえに見たバージョンよりわかりやすくなっているような気がしましたね。 今回のステージの2日目を見ていて、あーみんな認知症なのね、と思ってしまいました。 昨日のことを覚えておらず、そして毎日新鮮に今日を待ち続ける、ということは認知症なら 十分ありうる話です、というかよくある風景。そうなら全然不条理でもなんでもないなあと、、 見終わって、私ももう50年くらいゴドーを待ち続けているような気分になりましたよ。 それにしても令和verとの差が気になりました。 題名:デルフィニア戦記 劇場:シアターGロッソ 日時:2019年6月20日14:00-16:20(途中休憩あり) 料金:9800円 座席:L列35番(中央通路すぐ後ろ右端近く) 原作:茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫) 演出・脚本:児玉明子 出演: ウォル:松崎祐介(ふぉ~ゆ~) リィ:佃井皆美 シェラ:林 翔太(ジャニーズJr.) バルロ:伊阪達也 ナシアス:石田 隼 イヴン:横井翔二郎 ジル:星 智也 ボーシェンク:すがおゆうじ ブルクス:大原康裕 ヴァンツァー:小松準弥 レティシア:湯浅雅恭 グラハム:五味良介 ビスチェス:大澤信児 オーロン:高橋克明 アクションチーム:酒井和真 佐藤優次 佐渡山貴仁 宮川康裕 村井 亮 宮澤 雪 山下朱梨 【声の出演】 ファロット伯爵:速水 奨 ルウ:深町寿成 久々のGロッソ。デルフィニア戦記を見てみようと思い立った後に 原作読んで予習しました。 入場するときちょっとめんくらったのが、どこにもこの上演を知らせる ポスターがないこと。こちらにポスター貼っても集客に関係ないという ことなのでしょうが、なんだか秘密の集会に参加している気分になりましたよ。 観客は女性が圧倒的多数。平日昼間の公演のせいか、客席後方には多少 空席がありました。 舞台は真ん中と下を石段につなぐ形式、場面転換もこれといった大道具 もありませんでした。 さて舞台ですが、王様もヒロインも原作のイメージにかなり近い、 予想以上の再現性でした。王様イケメン、ヒロインはかわいくてかっこいい。 殺陣のシーンはするどい動きが多く、殺陣担当が8名しかいないのに 敵味方をうまくいれかわって合戦の雰囲気を醸し出していましたよ。 ヒロインの蹴りも美しい。 Gロッソの特徴である特殊効果は、吊りが一度、奈落への落下が後半部で 数回、とちょっともったいなく感じましたね。もうすこし派手な立ち回り をやってくれても良かったと思います。 キャストはいいのですが、立ち回りやセットのこじんまりなところを 考えるとチケット代に少々割高感がありましたね。 (追記) この舞台に出会ったことを機会として、デルフィニア戦記をサイドストーリー 含めて全巻読破しました!原作とてもおもしろく、読み始めると止まりません。 全巻読んだのちに舞台を思い出してみると、舞台はそれなりにうまい具合に 作品の世界観を表現していると思いましたね。 |
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