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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:人情噺・ラーメン屋 劇場:プーク人形劇場 日時:2026年5月23日18:00-18:40 料金:1500円 分類:人形劇 座席:2列目センター付近 劇団:人形芝居ぶんぶく 原作:古今亭今輔『ラーメン屋』 演出・美術:幾田美恵子 音楽:西尾賢 出演:幾田美恵子 作品紹介:「人形芝居ぶんぶく」がおくる大人向け人形劇 高度成長時代の昭和三〇年代、ここはとある場末の屋台のラーメン屋。夜更けにフラリとやって来たのは一人の青年だった…。屋台を営む子のない老夫婦と、親のない青年との真夜中の物語。笑あり涙ありの心に染みる物語です。 この作品は、古今亭今輔の十八番である落語の人情噺を人形劇に仕立てました。「ぶんぶく」としては初の大人向け作品で2021年より上演をスタート。音楽以外は人形も舞台も一人で製作。地元豊橋や愛知県内での自主公演をはじめ、お声がかかればお寺の本堂や個人宅でも上演しています。また各地の人形劇フェスにも参加し、一人でも多くの方に観てもらおうとお届けしています。小さな人形劇ではありますが、終演後に温かな気持ちになっていただけたら嬉しいです。 -------------------------------------------------------------------------------- 今輔師匠の原作は未見。 とても小さな舞台。開演前にはその舞台上にラーメン屋の屋台。思いの外小さい。 爺婆ふたりで切り盛りしているラーメン屋、午後7時オープンで午前3時までの営業時間。 この舞台上の屋台がすごい。屋台の中に入っている酒瓶、やかん、茶碗などがきっちり作 りこまれています。屋台の脇にはベンチ椅子。そこに客が座ります。登場人物は夫婦と客 の3人、それをひとりで操作して3人分の声色を使うのです。基本的にには頭の後ろの取っ 手を持っての操作、手だけの操作なので3つは同時に扱えません。扱わない人形は座らせ たり、立たせたり、どこかでくっつけているのかも。客がラーメンを食べるときは左手を 丼にくっつけ、右手と頭を操作していました。これが上手い!本当にラーメンを食べてい るみたい。(私もラーメン食べたくなった)駆けつけ3杯食べた後に、無銭飲食なので交 番に突き出してほしいと懇願。。爺さんは一計を案じて、屋台を引くのを手伝ってほしい と自宅まで一緒に連れてきてしまいます。屋台の垂れ下がっている四方の蔽いをあげて、 しっかり戸締りをしての移動。車輪も動いて屋台が袖に下がると舞台に幕を引き、その上 を一段小さな屋台と人形がすすっと移動。帰宅までの行程なのですが、なんだか星空にあ がっていくみたい。同行の友人はサイズが変わったことに気が付かなかったそうで、それ くらい小さい屋台&人形もきっちり作りこみされてました。 帰宅してからは、テーブルと椅子。そこに3人座って、早く交番に突き出してほしい vs まあまあまず茶でも一杯、酒も一杯、なんなら朝ごはん食べて行ってにすれば、の戦い。 無銭飲食者は天涯孤独の職なし宿なし金なしの若者、留置場にはいればすくなくとも雨風 は凌げるうえに朝食にありつけるということ。老夫婦は情が移って突き出したくない、、 売上金をあきらかにわかる所に置いておいて、若者に盗らせようとしますが、若者は無視。 爺さんが金を払うから「お父さん」と呼んでくれ、ということを思いつきます。老夫婦に は子も孫もいません。「お父さん」と言われるとじーんとしみる。私の心にまで染みます。 婆さんも「おっかさん」も呼ばせる。どんどんフレーズが長くなり、あたかも会話のよう になっていきます。このような会話、しかも人形劇でどんどん泣けるとは思いませんでし た。最後は、若者からの希望で、一生名前で(息子として)呼んで欲しい、でサゲ。 演者の方も泣きながらカーテンコールに出てこられました。上演終了後は撮影可能。 これはたぶん年寄りにはばんばんささる良い作品。原作の落語のほうも聞いてみたい。 終演後、同行した私の友人が、「あのまま一晩いて売上金盗っていけばバルジャンだった のにね」、そうしたら銀の燭台の代わりに屋台を渡すことになりそう。 PR
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