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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:パルコ・プロデュース2026「リチャード三世」
劇場:PARCO劇場
日時:2026年5月27日13:00-16:00(途中休憩あり)
料金:11000円
分類:演劇
座席:O列11番(後方左ブロック通路近く)
劇団:パルコ・プロデュース2026
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:森新太郎
美術:伊藤雅子 照明:佐藤啓 音響:けんのき敦 衣裳:西原梨恵 ヘアメイク:河村陽子 アクション指導:渥美博 映像:荒川ヒロキ 演出助手:櫻井裕代 舞台監督:林和宏
出演:吉田羊
   愛希れいか 中越典子 赤澤遼太郎 増子倭文江 浅野雅博 星智也 清田智彦
   篠井英介 渡辺いっけい
吉田 羊:リチャード三世
愛希れいか:アン/ラトクリフ/ヨーク王子(人形)/エドワード王子(人形)
中越典子:エリザベス/リッチモンド/エドワード王子(人形)/長老
赤澤遼太郎:バッキンガム/兵士2
増子倭文江:ヨーク公爵夫人/エドワード四世/エドワード王子(人形・語り)/長老
浅野雅博:リヴァーズ/ブラッケンベリー/暗殺者1/市民2/イーリーの司教/ヨーク王子(人形)/使者/長老/小姓/兵士3
星 智也:ヘイスティングズ/ティレル/市民3/ヨーク王子(人形)/長老/兵士1/司祭クリストファー
清田智彦:ケイツビー/暗殺者2/市民1/ヨークの司教/兵士/ヘンリー六世の亡霊
篠井英介:マーガレット/ヨーク王子(人形・語り)/長老
渡辺いっけい:スタンリー/クラレンス/ヨーク王子(人形)/ロンドン市長/公証人
解説:
人を魅了し、滅ぼす。“聖なる悪の体現者”リチャード三世、降臨!
“シェイクスピア×森新太郎×吉田羊によるPARCO劇場シリーズ”第三弾上演決定!
パルコがプロデュースするシェイクスピア作品を森新太郎演出、吉田羊主演で上演するシリーズ。2021年に全キャスト女性の『ジュリアス・シーザー』、2024年に『ハムレット』の原型と言われる戯曲『ハムレットQ1』を上演し、物語の壮大なスケールはそのままに登場人物の繊細な心理を丁寧に描き出した演出で好評を博しました。そしてこの度、満を持して上演する第三弾は、『リチャード三世』です。これまでの“ブルータス”“ハムレット”とは、真逆とも言える悪の権化が主人公。平和になった世を憎み、王位への野心を抱いたリチャード三世。兄や貴族を策略によって次々と葬り、王位を奪取するも、血塗られた王座を守るための暴政が破滅に向かう物語。本作では、『リチャード三世』に出てくるさまざまな登場人物たちを、リチャード三世役の吉田羊と9人の出演者で描きます。人類の歴史の中で繰り返されている権力闘争と政治的野心からなる悲劇。シェイクスピアが描いた現代にも通ずるこの物語を、吉田羊と9人の出演者により観る者を深く魅了する森新太郎の演出でお贈りします。

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舞台の上に一段高い、人の腰よりも高い左右に細長い舞台を設置しての上演。背景は常に
黒く、その舞台上しか照明があたりません。時々その舞台前の低いところでも演技。
オープニングは幕が少しだけあがり、ぎくしゃくした足(もちろんリチャード)が見える
だけでの長セリフ。幕は結局天井まであがらず、上半分が常に黒幕で覆われていたので舞
台がとても暗い。幕の上部にはその節のタイトルっぽいものが表示されました。
これ、最前列とても見上げることになるので見づらいでしょうねえ。

リチャード3世は最初から最後までずっと歪んだ姿(足を曲げ肩を捩じり、左右が異なる
高さ)でした。中の人の吉田羊さん凄い。「色悪」のような悪の確信犯、でも悪いからと
いって酷い奴とはあまり思えないのは吉田羊さんのある種透明な雰囲気のせいでしょうか。
リチャード以外は一人が様々な役を演じますが、全部違って見えるからこれまた凄い。
でも数が多すぎて対応がよくわからなくなるとか、名前が同じキャラが何人もいるのでい
つの間にか勘違いしていたり。中でもバッキンガムとマーガレットが印象的でした。そし
てリッチモンドがカッコいい。
王子役は人形、黒子が3人ついて動かし、中のひとりが台詞を語るのです。棒使いと言っ
ていいのでしょうか?小さい子がきゃぴきゃぴしていて結構可愛い。そして可愛いだけに、
2幕になって殺し屋(ですよね)に逆さにぶらさげられて連れ去られるシーンが痛々しい。
リアル人間が演じるより痛ましさが強いと思ってしまったのです。
いわゆる「ナレ死」が多かった気がします。その分よりスピーディにそしてソフトになっ
ているのかも。コスチュームは女性はドレス、男性はだいたい現代、そして武器はピスト
ル、銃殺が主。
吉田リチャード vs 中越エリザベスが、非常にリズムがあって打てば響くような丁々発止
の言い合いで聞いているだけでかなり気持ちよかった。そしてリチャードはなかなか説得
力があって悪辣なのですが、それにしても皆あっさり説得されてしまいすぎる感あり。
皆馬鹿なのか?とも思ってしまったり。アンやエリザベス、本当にそれで納得するのか?
原作をしっかり読んでみないといけないかも。
エンディング、リッチモンドが後ろ姿で戦場を眺めるシーンで暗転。次に照明がついて
衣装をとると中からは吉田羊さん。それまでは中越さんがリッチモンドを演じていたので
いままで見ていたリッチモンドも吉田さんだったのか?と一瞬思ってしまったり。
そしてカーテンコール。
長さを感じさせない濃い舞台でした。

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