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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:趣向『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』
劇場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
日時:2026年5月31日14:00-15:50(アフタートークが30分程度)
料金:一般前売り5200円
分類:演劇
座席:北D列10番(向う正面最後列真ん中)
劇団:趣向
作:オノマリコ(趣向)
演出:稲葉賀恵
監修:深海菊絵
舞台監督:藤田有紀彦、山田貴大
舞台美術:松岡泉
照明:岩城保
音響:星野大輔(KAAT神奈川芸術劇場)
衣裳:富永美夏
演出助手:大月リコ(yoowa)
音声ガイド:バリアフリー演劇結社ばっかりばっかり
インティマシーディレクター:伊藤樹里
宣伝美術:嵯峨ふみか
WEB制作:阿波屋鮎美(ブラン・ニュー・トーン)
制作:加藤仲葉
広報:大橋さつき、大川翔子
票券・当日運営:丸山香織(アナログスイッチ)
アクセシビリティ:冨田有登里
撮影:佐藤茉優花、ロブ・モレノ(Media工房)、平井光子
主催:趣向
出演:Bチーム:
     豊田エリー(エンジェル)
     笠木泉(ムーン)
     小川ゲン(タイガー)
     阿岐之将一(アリス)
     笹川幹太(ガンダム)

あらすじ:
高校で教師をしているエンジェルは、ムーンとタイガーという二人の恋人と関係を築いている。ムーンとタイガーもまた恋人同士で、三人は同じ家に暮らし、それぞれに愛し合いながら生活している。
ある日、その家にエンジェルの大学時代の友人アリスが訪ねてくる。学生の頃、エンジェルに恋をしていたアリスは、三人の暮らしぶりを目にして「宇宙人みたい」と強い拒否反応を示す。
その言葉に傷つきながらも、エンジェルはムーン、タイガーとともに、三人で子どもを育てるという次の計画へと歩み出していく。
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上演前と上演後の舞台装置は撮影可能でした。舞台の両側に客席。開演時には四角い舞台
の真ん中に大道具が積まれており、キャストが大道具を移動して上演開始、柱やソファを
移動することで異なる部屋とするときもあり。
当初は エンジェル・ムーン・タイガー というトライアド(3人のすべての組み合わせで
恋人同士)が住む部屋。このBチームではエンジェル・ムーンが女性、タイガーが男性。
そこにエンジェルに片思いするアリス(モテ男で他にも女をとっかえひっかえ)、これま
たエンジェルに片思いするガンダム(エンジェルの元生徒で男でひとすじ)。当初3人の
関係は安定で、3人で子供を持とうという計画も。この3人の関係にアリスが割ってはいる、
この入り方がなんとタイガーを口説き落とすという離れ業(に私には見えた)。アリスが
タイガーを物理的に攫って行ってしまうのです。もちろんタイガーは自らの意思で3人の
部屋をでていくわけですが。。アリスが嫉妬するということでタイガーは3人で会うこと
ができません。ガンダムは唐突にエンジェルにプロポーズをしますが、エンジェルは却下。
まあいろいろどろどろあって、最後にはエンジェルに新しく好きな人ができた、というこ
とでムーンが「おめでとう」。あれこれで終わり?いろいろ決着がついてないような気も。

見終わって最初の感想は「バイな人たちがいて、1対1でない関係も許容すると組合せの
可能性がずっと増えるので面白い」。次に思ったのは「1対1だろうがそうでなかろうが、
面倒くさいやつはメンドクサイ」。いろんな方向に嫉妬するし、どういう性的嗜好持って
いても人生そんなに変わらないかも。ただ3人だとやはり壊れやすそうな気がしました。
印象に残った台詞は(正確に覚えてないので意訳)、「相手が1人ならばひとりを集中
して愛すればいいのに、2人だとバランスをとって愛さねばならず不自然」
「一人だけを愛すると言っても他にも女がいるあなたのほうがよほどバランスをとって
いるのでは」。「2人を愛するなら、1人を愛するより愛が半分にならないか?」「子供
が3人いる母は、子供が1人だけの母の愛情の1/3?そんなことないでしょ」。「恋愛とは
独占欲を満たすファンタジー」
恋愛とは?所有とは?といった哲学的な問いは出てきますが、解決するわけではありま
せん。色々考えさせられる契機になりました。
この作品自身はポリアモリーの解説的要素が強い作品だと思いましたが、こういうのが
が増えると恋愛ストーリーでより面白い展開が期待できそう。
AチームBチームでキャストの性が違う部分があるとのこと、色々変わって見えるでしょ
うからAチームも見てみたいのですが、暇がありません。






アフタートークあり
参加者:
監修 深海菊絵
作者 オノマリコ(趣向)
出演者 笠木泉 小川ゲン

Q:今回はBキャスト、役の性別設定をかえたABキャスト。初演から台本を少し修正したがどのあたり?
オ:Bパターンだとムーンとアリスの性別設定が違う。それによって台詞が一人称、代名詞、が違う
タイガーとエンジェルのベッドのシーンが妊娠について語る所が違う。

Q:深見さん監修ではいってくれているが、台本、通し稽古をみてコメントいただいたが、監修で気を付けている点は?
深:8割くらい台本をチェックして、ここではこんなセリフがでてこないとか、りこさんの相談役。
  ポリアモラスな関係の特徴がうまくでるようにもっていった

Q:本日はいかがでしたか?
深:ポリアモリーの研究をしてきたわけだが、独自の関係、相手に配慮、コミュニケーション
  ポリアモリー実践しているが他人に盗られる不安、というのをうまく描いている。
  所有するとは?自由とは?信じるとは?哲学的な問いがうまくちりばめられていた。
  ポリアモリーというのはいろんな問いに繋がっていく。

Q 深見さんから俳優さんへの問
 私は調査でフィールドでいく、調査に行く前と後では自分の考えがかわってくる
 私が変化していると感じることがある。今回作品をつくっているうえで変化は感じられたか?

笠:複数の関係をもつというよりももっと普遍的な愛情を戯曲から感じていて
 ポリアモリーということを凄く意識しては稽古していなかった。
 いちどポリアモリー生活実践されているかたのお話を聞く機会があって、目が覚める思い、
 好きな人と好きな人がいてその人たちが好きになってくれると嬉しいよね。それは嬉しいということがわかった。
 友達ABでABが友達になると嬉しい、それと似ている。
ゲ:ポリアモリーという言葉すら知らなかった。恋愛は1対1が普通という価値観の中で生きてきた
 ということを戯曲を読んだときにきづく。普通と思ってきたこと、自分たちの恋愛関係、人間関係
 あまり考えずに生きてきたな。価値観が揺らいできた。何が普通なのか?

Q深:俳優さんは演じながら近づいている、その中で出会った驚き・違和感を伺いたい

笠:3人がポリアモリストとしていて外に二人。そこに関してだんだんなんの疑問もなくなってきた。
  特別な存在になっていった。稽古の途中から加速していった。
  演出の稲葉さんが、これは愛の物語、といってくれたのを心にとめるようにしてた
  自分と他者を繋ぐ愛の物語なんだなあと解釈していた
ゲ:戯曲を読んだ段階でみんなどこを好きになったんだろう?と想像した。
  本読みした段階でひとりで読んだときとちがう。キャラクタがどんどんいとおしくなってきた。
オ:深見さんのポリアモリーである本から結構舞台内容をもらっている。エッセンスというか内容をかえて
  トライアドという関係性がポリアモリーの中でも特に好き。それを見せるのに演劇は適している。
  本当にそう見えなくちゃいけないのはたいへんだ。トライアドたちにABともに見えることに感動。
  俳優さんの仕事って凄いと思うところ。

Q:AとBだと絵のタッチが違う。AB印象の違いは?

深:個人的にはAB本当に違う作品。どちらも魅力的。光が照らされている部分が違う。
  B 愛の部分、 A 生き方
  ジェンダーが入れ替わったから?ジェンダー構成ではなくチームの化学反応がちがう
オ:Bのほうがアリスとガンダム 外部がふたり男性だからか、輪の少し外にアリス、その外にガンダム。
  アリス男性のBがアリス外側度がちょっと大きい。Bのほうが孤独なひとたちがよりそっている
  Aもはぐれものっぽい。肩の寄席方が違う。一緒に呑むとAはうるさくもりあがりそう。

Q:りこさんから聞きたいこと、気に入っている台詞は?

笠:こんなに緻密で人間の心理を1行1行に込められている。宝の山みたい。好きな台詞は全部。
ゲ:ガンダムの「わかんないけどそうなんだ」良い台詞だな。こういう形で生きていきたい
笠:アリスがタイガーを止めるシーン「幸せな人は幸せでいいんだよ。それで不幸な人が少し
  でも不幸じゃなくなる方がいいんじゃない」
深:トライアットの愛の形をみてもらった。ポリアモリーは本当にいろんな形がある。
  是非自分にとって大切なひととどんな関係を持っていきたいか考えてもらうきっかけになればうれしい

笠:昨日A初日、今日我々初日。大きな海の中によくここまできたな
  新しい演劇がここに生まれた、皆さんと共有できたことがうれしい

ゲ:今日初めてこんなに客席に客がいる状態で芝居をした。
  客席にいる方からもらう物がたくさんあって、全然違う感覚で芝居をしていた
  今日一緒に過ごしていただいて嬉しかった。AB両方見るときっと楽しいのでみてね

オ:10年前にここで上演させていただいた作品が10年後も同じ場所で上演できるのは嬉しい。
  素敵な愛の物語をつくっていただいている。皆さんの感想をいただけると嬉しい
  SNS感想も検索して見に行きます!

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