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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ナイスコンプレックス N31「キスより素敵な手を繋ごう」
劇場:あうるすぽっと
日時:2021年2月22日14:00-16:30 (途中休憩なし、なしです)
料金:6500円
座席:E列14番
劇団:ナイスコンプレックス N31 キスより素敵な手を繋ごう
作・演出:キムラ真
出演:中村誠治郎、早野実紗、杉本有美、斉藤秀翼、秋沢健太朗、
   竹内心、竹内夢、林千浪、山崎静代、加藤良輔、
   片山浩憲、谷口賢志
脚本補佐:大久保悠依
歌曲原案・歌唱:紅林里美
音楽作曲:橋本啓一
振付:美木マサオ
朗読劇担当:マサオプション
舞台監督:今泉馨(P.P.P.)
舞台部:赤眞秀輝/濱仲太
舞台美術:齊藤樹一郎
照明:仲光和樹(E-FLAT)
音響:須坂あゆみ
演出助手:日高信乃
衣装:ナイスコンプレックス
ヘア&メイク:平林純子(P3Garage)
宣伝グッズ写真:宮坂浩見
宣伝美術:emmy
制作:佐藤希(アンデム)
あらすじ:
「私の最愛の人は毎朝私に一目惚してくれる」
極度のストレスにより1日しか記憶を保てなくなった刑事
と、その夫を支え愛し続ける妻の物語。
記憶障害になった夫は、
毎朝起きると妻と出会ったその日に戻る。
妻は1日で夫に愛される為、その日を過ごす。
「忘れられる事が辛いんじゃない。
あなたの中の私じゃなくなるのが辛いの。」
「愛」という力を「時間」が崩す
【愛】がテーマの感動作。
あなたなら、どうしますか?


-----------------
開場時(開演30分前)にきたらまだほとんど客がおらず、
本当に上演されているのか?とドキドキ。

舞台は真ん中に木製のテーブルと椅子。上手がキッチン
下手が入り口と2階への階段、それに食器棚、花瓶とカレンダー。
奥に旧式のビデオデッキとモニタ。そしてガラス戸。

舞台は下宿屋の居間、若い子たちがいっぱい住んでいます。
大家さんがヒロインの玲子。
オープニング、夫が階段を下りてきて深呼吸をして扉を開けると、
娘にむかって、「お付き合いしてください」。過去の妻に対して
アプローチしているつもりで、当時と姿かたちが似ている娘に対して
言い、本当の妻は「おばちゃん」。そして毎日同じことをするべく、
下宿に住んでいる人たちは因果を含められているのでした。
毎日を前日とできる限り違わないように繰り返そうと、妻は下宿人、
夫の元部下、兄などを総動員して台本通り?にしようとします。
そのおかげで娘をはじめとする他の人達の自由が大幅に制約される
のですが、それより旦那への愛が勝っている(と当人は思っている)
ので毎日変わらない日々を過ごしていますが、、歳はどうしようもなく
たつわけで。。。
実はもうひとり1日経つと記憶がなくなって前日に戻ってしまうという
人が下宿におり、その人は毎日日記をつけており、それを読んで1日を
スタートさせています。旦那にもそれではいかんのか?という問いに、
それでは頭で理解するだけで1日芝居をすることになってしまう、もっと
自然に、、、という回答がされているのですが、だまして1日同じことを
繰り返させるのとどっちが酷いのか理解できませんでしたね。
毎日が同じような日々なのでうっかりしていたのですが、舞台上では
途中まで時間が遡っていたのでした。日付をアナウンスされるだけなの
でなんとなくスルーしていて何が起きていたのかわからなかった。
リピートすればよりよく理解できるのでしょう。
もうひとり短期記憶障害の人を出す理由もよくみえない。これがなくても
成立するし、どういう違いがあるかもわからない。
でも最後は手を握った感覚で、本物のヒロイン(年寄である妻)を見出す、
ここは泣けました。パコと魔法の絵本の大人版だと思っていったら、
もっと煮詰まってしまっているものがでてきたという感じでしょうか。
大人が記憶なくすと認知症に見えてしまうというのも効いてる気がします。
南海キャンディーズのしずちゃんが客演。しずちゃんでかい、顔大きく
て舞台映えする迫力でした。

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題名:梅棒 11th STAGE『ラヴ・ミー・ドゥー!!』
劇場:サンシャイン劇場
日時:2021年2月21日13:00-14:55
料金:S席8300円
座席:1階12列6番
劇団:梅棒
出演:伊藤今人・鶴野輝一・遠山晶司・塩野拓矢・櫻井竜彦・楢木和也・天野一輝・野田裕貴・多和田任益・押田岳、新垣里沙
作・総合演出:伊藤 今人[梅棒]
振付・監修:梅棒
ストーリー:
アイドルオタクの内気な少年(多和田)、パーカーを特徴的に着こなすストリートギャング(押田)、歌とダンスをこよなく愛する少女(新垣)は、ある共通項から熱い友情を育むものの離れ離れに。数年後に再会を果たした3人の住む世界は、当時と圧倒的に異なっていて──。劇中は、これらの人間模様とアイドルオーディションの行方が同時進行で描かれる。
ーーーーーーーーー

満員、若い女性の客が大部分の客層。
ほとんど台詞がない、ダンスドラマでした。
既存楽曲を組み合わせてのストーリー展開なので、
ジュークボックスミュージカルと言っても良いかもしれません。
オリジナル曲もいくつか。物語は王道女性アイドルグループと
悪役女性アイドルグループ(実は女装入り)がバトルを繰り広
げて行って最後は大団円。主役はモー娘のよう、悪役はベビー
メタルみたい。全編本当に踊り続け!
物語バレエがあるように、これは物語ジャズダンスですね。
Movin'Outを思い出しましたよ。
イケメンががんがん踊り続けるのだから客層は納得。
そしてオタ芸でもダンサーが踊ると美しい。
筋書はかなりシンプルでもうちょっと捻りが欲しいと思いましたが、
次公演もまた見たいと思いましたね。

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題名:イキウメの金輪町コレクション乙
劇場:東京芸術劇場シアターウエスト
日時:2021年2月17日13:00-15:00
料金:6000円
座席:G列16番
劇団:イキウメ
作・演出:前川知大
出演:浜田信也 安井順平 盛隆二 森下創 大窪人衛
   松岡依都美 瀧内公美
ドラマターグ・舞台監督:谷澤拓巳/美術:土岐研一/照明:佐藤 啓/
音楽:かみむら周平/音響:青木タクヘイ
衣裳:今村あずさ/ヘアメイク:西川直子/宣伝美術:鈴木成一デザイン室/
プロデューサー:中島隆裕
演出部:久保勲生、渡邉亜沙子/照明操作:溝口由利子/音響操作:鈴木三枝子/
舞台写真:田中亜紀
イラスト:ウラモトユウコ、吉實 恵、かざまりさ/票券:宍戸 円/制作部:坂田厚子、
谷澤 舞
解説:
イキウメ作品の舞台となる“金輪町(こんりんちょう)”。ゆかりのある短編・落語とプログラムを分けて上演!
奇妙な事件や都市伝説が多く、オカルト系の好事家の間では有名な町、金輪町。
作品の記憶をたどり、ゆかりの短編・落語・そのほかを、3つのプログラムで上演します。
乙=
『輪廻TM』
『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』
『許さない十字路(「片鱗」より)』
『賽の河原で踊りまくる「亡霊」乙バージョン』

------------------
輪廻TM
 自分の輪廻の先(過去でも未来でも)に視点だけをもっていけるというタイムマシーンのお話。TMが車椅子。
最後は56億7千万年後にいって弥勒に会おうとして、、これ未完?

ゴッドセーブザクイーン
ビルから飛び降り自殺しようとした女を黒服の男たちが説得。
でも自殺を思いとどまらせるのではなく、失踪したことにして
魂と体をばらして持ち帰るという。このやる気がない説得が面白い。
輪廻先をチェックすると、なんと長生きしたほうが良い!
でも女は殺人も犯していて人生詰んでいる、ということで黒服の
男たちは魂の玉突きによる死体蘇生を発案、魂入れ替わった後の
入れ替わり演技も見事!

許さない十字路
許さないとだけ言い続けている隣人の恐怖。
言われている家族には全く思い当たる節がなく、あれこれ言って
みても、すべて否定され、、結局なんだかわからないというホラー。
そしてこれにのってうっかり不倫ネタを漏らした旦那が
奥さんから、許さない、というサゲ。サゲのほうが怖い。

『賽の河原で踊りまくる「亡霊」乙バージョン』
賽の河原で亡者が積むのは石ではなくて段ボール箱。
そして庶務OLさんのような奪衣婆と現場監督の鬼。
段ボールを指示どおりに積むが、鬼が崩す。
そして奪衣婆の判断で次のステージへ行くことが
できるのだけど、それが何をしたらよいのかわからない。
残された者は、意味がわからないしやりがいもない、と
サボタージュして、鬼にボコボコにされてしまうのです。
どんなルール?と聞かれると Don't think, feel!
最後は亡者を痛めつけていた鬼が空しい作業に切れて
サボタージュに至ると、鬼が成仏!
最後に残った亡者が次の鬼w
確かに賽の河原はこんなものかもしれないなあと思わせる作品。
もうひとつのバージョンも見ればよかった。

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題名:魔進戦隊キラメイジャーショーシリーズ第4弾 素顔の戦士特別公演「Gロッソ最終決戦 輝け!キラメキの光!」
劇場:シアターGロッソ
日時:2021年2月13日14:30-
料金:おとな3000円
座席:H列17番(H列中央)
脚本・演出:井上 テテ
アクション監督:渡辺 智隆
出演:
キラメイレッド/熱田 充瑠役・・・小宮 璃央(こみや・りお)
キラメイイエロー/射水 為朝役・・・木原 瑠生(きはら・るい)
キラメイグリーン/速見 瀬奈役・・・新條 由芽(しんじょう・ゆめ)
キラメイブルー/押切 時雨役・・・水石 亜飛夢(みずいし・あとむ)
キラメイピンク/大治 小夜役・・・工藤 美桜(くどう・みお)
キラメイシルバー/クリスタリア 宝路役・・・庄司 浩平(しょうじ・こうへい)
特典:入場者全員に「魔進戦隊キラメイジャー色紙」をプレゼント!

ーーー

久々の素顔の戦士たち。
当日券売っていました。横の通路より後方の座席はがらがら、これはきびしい。前方もスペースをあけて販売していたようです。
劇場内で使用できる特殊ライト付きの前売券もあり、ライト単体も
開演前に販売していました。
敵方の主役?はショーケース邪面。マネキン邪面、ラクビーボール邪面、
百人一首邪面、デジカメ邪面、等を従えての侵攻。
素顔の戦士たちが登場すると大きな拍手!
みんなかわいい。特に瀬奈お嬢様の頭小さい、すごくかわいい。
爺じゃなくても惚れてしまうレベル。
そしてスペシャルゲストがマブシーナ!仮面姿なのにこれもかわいい。
以前と比べて映像の使い方がうまくなっている気がしましたね。
生身からの変身シーンでは光による目くらましだけではなく、
前方に幕をかけてスムースにやってました。びっくりしたのは吊り、
1本の綱で吊って自由自在なフライング!ほんとに見事です。
体さばきが一番きれいなのは為朝、刀を使った殺陣は時雨、
充瑠はやっぱりかなり尖がってました。これ、素なんですか?
ペンライトは外部からコントロールされており、邪面登場に
よって光らなくなる、というびっくりも。
邪面をやっつけた後はキャラクターソングによるショー。
そして最後はエンディングソング。
楽しかったけれど、皆が声援だせたらもっと盛り上がったで
しょうね。コロナがつらい。。


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題名:マシーン日記
劇場:シアターコクーン
日時:2021年2月12日13:30-16:25(途中休憩あり)
料金:11000円
座席:1階C列2番(通常舞台上、実質8列目左端から2番目)
作:松尾スズキ
演出:大根 仁
出演:横山 裕、大倉孝二、森川 葵、秋山菜津子
あらすじ:
小さな町工場・ツジヨシ兄弟電業を経営するアキトシ(大倉孝二)は、妻サチコ(森川葵)とともに自らの工場で働いていた。工場に隣接するプレハブ小屋に住む弟のミチオ(横山裕)は、壊れた機械を見ると直さずにはいられない電機修理工。ミチオは訳あってアキトシに監禁されており、小屋と右足を鎖でつながれていた。一方のサチコには、かつてミチオに強姦された過去があり、未だ不倫関係にあった。
そんな中、工場に新しいパート従業員としてサチコの中学時代の担任で体育教師であったケイコ(秋山菜津子)がやって来る。数学的思考でものごとを考え、極度の機械フェチでもあるケイコは、壊れた携帯電話を直してもらったことをきっかけにミチオと結ばれ、「あんたのマシーンになる」と服従を誓う。小さな町工場を舞台に、男女4人の情念渦巻く愛憎劇が始まる…。

---------------

今回初見、芝居の名前だけはずっと聞いていたのですが
見る機会がありませんでした。
噂に違わずとんでもない作品。誰にも感情移入できないのに、
約3時間見ていて飽きない、完全なバッドエンドなのに
すがすがしささえ感じました。
面白い、とは違う軸、私の貧弱な語彙では凄まじいとしか
いいようがありません。

さて、舞台は劇場の中央、いつもは舞台のところも客席。
私が座ったC列はそのいつもは舞台の方の客席でした。
実質8列目?
舞台の形は多角形、それがぐるぐる回るのです。ミュージカル等
で使う盆みたいなものですが、どちらかというと四方から
同じようにみせるための装置。そして舞台の周りには動かない通路、
舞台の上方には ツジヨシ兄弟電業 という看板のようなもの。
そしてぼっとんトイレらしきふた、劇中でこの中に隠れたりも
します。そしてごたごたしたごみのような家具のような何か。
そこはプレハブハウスの中なのです。
床と壁にプロジェクションマッピングで歯車とかベルトコンベア
らしき映像。四方への投影とサラウンドで不思議な迫力。
冒頭は、女工を強姦した、からはじまりました。
強姦やらかしたミチオをプレハブに監禁し、被害者サチコと
結婚してしまった兄アキトシ、もうこの段階で何かが(何もかも)
おかしい。そこにサチコの先生ケイコがパートで働きにくるのです。
アキトシは気分が上がったり下がったりでDV,サチコはDVで逃げられず、
弟は鎖に繋がっており、唯一の楽しみが電化製品修理の際に
こっそりつけちゃう盗聴器。サチコはずっとおどおど。
そして暑い夏、不快指数100%。
ケイコがミチオを気に入り、プレハブに引っ越し、弟のマシーン
としてなんでも言うことを聞くと言い始めます。
もうわけがわからない、舞台自体も不快指数100%のような気も
しますが、それでいて目が離せないから不思議。
役者や演出がうまいせいでしょうが、随所でくすりと笑えます。
いったいなんだろう、これ?神経衰弱ぎりぎりのところで出てくる
ギャグといった風情。ベルトコンベアの作業マイムもおもしろい。
後半はバイオレンスがギアアップ。サチコがアキトシを金づちで
殴り殺しトイレに死体を隠していた、と思いきやアキトシ復活!
ケイコは旦那の死体を処分するために長柄の斧を作って、鎧を
着てきて、そしてサチコから誘ってミチオとやりまくり。MJの
スムースクリミナルのダンスが途中ではいるのですが、これが
けっこうキレていてかわいい。鎖を使って斜め立ちも実現!
旦那復活した後はプレハブの周りにガソリンまいて
もうもうとした煙のなかでサチコがミチオを逃がそうとして、
ミチオの足を切断!なんとこれでブリキ男、かかし、ライオン
(アキトシがライオンの被り物)、嫁がドロシーというオチ。
ここでオチつくりますか!
嫁も殺されてバッドエンド?というより意味不明エンド。
もうわけがわからない舞台なのだけど、なんだか目が離せない。
皆ダメで、誰にも感情移入できないw それでいて見続けたい。
すごいものをみたという感覚だけが残りました。
終演後プログラムを買いました。ケイコ役がもともと片桐はいり
さんの宛書だったと聞いてなるほどと納得。

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