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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:狂言の会-茂山狂言会-狂言鬼ざんまい
劇場:セルリアンタワー能楽堂
日時:2021年1月9日16:30-18:30(途中休憩あり)
料金:A席(脇正面) 7,000円
座席:脇正面2列目9番(2列目脇正面右端)
出演:
「解説」 茂山茂
狂言「節分」
鬼:茂山千五郎
女:茂山千之丞
後見:井口竜也
狂言「清水」
太郎冠者:茂山あきら
主人:鈴木実
後見:柴田鉄平
狂言「首引」
親鬼:茂山宗彦
鎮西:茂山茂
姫鬼:茂山逸平
眷属鬼:松本薫
眷属鬼:井口竜也
眷属鬼:鈴木実
眷属鬼:茂山千之丞
後見:茂山千五郎

ーーーーー
二度目のセルリアンタワー能楽堂。
市松模様の客席ですが、ところどころ抜けが見えます。
今回座ったのは脇正面の右端、目の前に柱があり、
演者が正面ぎりぎりの場所に立つと見切れになりました。
意外と見切れた場面があってびっくり。

最初は解説、今回の狂言三作品のあらすじと見どころ。
この「鬼」企画は、映画鬼滅の刃がヒットする前から決まっていたとか。
元々豆まきは旧暦の大晦日におこなっていたそうですね。
それが節分とごっちゃになってしまって、いまでは節分にだけ豆が
撒かれるとか。最初の「節分」でも旦那様が晦日におこもりしている
時に、節分にまかれる豆を食おうということで鬼がやってきます。
この鬼がけっこう派手で可愛い。女に一目ぼれしてしまってあの手この手で
口説こうとします。袖にしても袖にしてもしつこく絡むストーカーw
そして謡がまたいい声、室町歌謡を取り入れているとのこと。
女は付き合うなら宝物をよこせといって奪ったあげくに豆を投げつけて
追い払ってしまいました。女は怖いw 鬼の方がずっと人間臭かったです。
「清水」は主人に茶会の水くみを命じられた太郎冠者が、水くみさぼる
口実に「鬼が出た」といったところから物語が始まります。大切な桶を
取り返そうと主人が清水へ向かってしまうので、太郎冠者は鬼に扮して
主人を追い返してしまいます。舞台上で仮面をかぶって変身?するシーン
は珍しいそうです。
最後は鬼がイケメンを捕まえたので、娘鬼の食い初めの食材にしようと
いうもの。娘はかなり不細工な面なのですが、演技を見ているうちに
かわいく見えてくるから不思議。鬼も親ばかで、とても子煩悩。。
娘と力比べをして勝ったら逃げさせてくれ、という提案を受け入れて
しまい、腕相撲、足相撲と娘は負け続け。最後の首相撲には眷属たち
を助っ人として呼んでひっぱるのですが、それでも負け。この眷属たち
もかわいい。人間より人間くさい鬼たちの物語でしたね。

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題名:青年団第82回公演『コントロールオフィサー』+『百メートル』二本立て公演
劇場:アトリエ春風舎
日時:2021年1月9日14:00-15:10(途中休憩あり、各番組各30分)
料金:こまばアゴラ劇場支援会員
座席:2列目左側
劇団:青年団
出演:
『コントロールオフィサー』
永井秀樹 立蔵葉子 海津 忠 島田桃依 串尾一輝 尾﨑宇内 中藤 奨 木村巴秋
『百メートル』
永井秀樹 海津 忠 串尾一輝 尾﨑宇内 中藤 奨 木村巴秋
舞台美術:杉山 至
舞台監督:黒澤多生
照明:井坂 浩
衣裳:正金 彩
フライヤーデザイン:カヤヒロヤ、西 泰宏
制作:太田久美子、金澤 昭
ストーリー:
『コントロールオフィサー』
東京オリンピックを控えた日本。
舞台は男子水泳のオリンピック選手を決める日本選手権の試合終了後のドーピング検査控室。
コントロールオフィサー(検査員)に囲まれる中、選手たちは水を飲み、尿意を待ち続けている。
他愛のない会話が続く中、一人、また一人と、検査のために控室を出ていくのだが…。
『百メートル』
陸上100メートル競走、オリンピック代表選手を決める決勝の控室。
スタートを前に、緊張する密室空間の中で、一人集中する者、音楽を聴く者、
緊張を紛らわすために逆にひょうきんにふるまう者など、様々な個性が表れ、
断片的な会話の中から、100メートル競走という競技の特殊性、走ることの意味などが浮かび上がる。

ーーーーーーーーー

満員、30人弱でしょうか?
開演前からキャストが一組だけ登場して舞台に座っていました

コントロールオフィサー
右側に4つのパイプ椅子、左側にテーブルと検体採取容器。
優勝した選手と選外の選手が4人、順次コントロールオフィサを従えて入ってきます。
3回目のオリンピック出場を逃がした男が愚痴る、優勝者が唯我独尊の雰囲気をだし、
3位?になった男が浮かれ、、、尿意を催した男が去ると、実は3位の男は出場逃がした男の
彼女と付き合っているという話になり、、、コントロールオフィサーはそのたわいもない
話を聞いて笑ったり、、
尿意によって人が去るたびに話がずれていき、検体が足りないと言って戻ってくるとまた
話がややこしくなり、彼女の二股?がバレて男が騒ぎコントロールオフィサーに因縁つけ
てしまいますが、サゲ?は「コントロールオフィサーは中立な立場です」
いかにもあるある!という会話を絶妙にみせてくれました。
皆万歳のコンビで、後ろに立つコントロールオフィサーは才蔵役のような気もしましたよ。

百メートル
コントロールオフィサーが競技後のシーンですが、こちらは競技前の控室。
新作だけあってコロナネタが突っ込んでありました。英米が選手派遣中止、メダル期待大
のときの代表選考決勝。
コーチが大声で昔話をして皆をイライラさせる、そしてそれが勝つための戦略ではないかと、、
イラつき具合とか、鬱陶しい空気がいまの世相を彷彿とさせます。
皆をリラックスさせるためと称してどんどんイラつかせる上に、リラックスさせる理屈が
破綻しており、、、電通を甘くみてますねw もし東京オリンピックが開催されるなら
たとえ3か国しか参加しなくてもメダルの願望はさんざん煽られるでしょうね。
年寄は傍若無人でも尊重する儒教の国日本がわかる?

百メートルは1イシューといった雰囲気、コントロールオフィサーのほうが色々組み合わさって
面白く感じました。お正月に軽く見るには適切な長さの作品ですね。

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題名:春談春-お友達と共に-
劇場:紀伊国屋ホール
日時:2021年1月6日14:00-16:35(仲入りあり)
料金:福男割引4000円
座席:F13
出演:
  立川談春   ご挨拶
  桂宮治 初天神
  春風亭正太郎 引っ越しの夢
  立川談春   棒鱈
    仲入り
  立川こはる  金の大黒
  立川談春   小猿七之助


満員。共演が二つ目のみの今回は割引ということで4000円。
これ以外の公演はみな5000円でした。
まずは談春師匠のご挨拶、紀伊国屋ホールでは14年ぶりの公演だそうです。
そして今の状況と紀伊国屋ホールでの談志師匠の思い出。このまま漫談
続けてくれてもいいくらい面白い。
宮治さんは来月、正太郎さんは3月に真打昇進するとのこと。正太郎さんは
大名跡を継ぐのだそうです。このタイミングで真打昇進はたいへんらしい、
興行とかパーティとか。。
宮治さんは出てくると観客の拍手をつかんできれいなリズムで締めました。
その後の演者はみな挑戦するのですが、全然うまくいきませんw
マクラは真打昇進の物入りなこと、金は出ていくのにまったく収入がない
のだそうです。噺はかなりおもしろい、息子が道行く人々にアジテーション
してしまうのです。キーワードは「日本の底辺」。これもっと聞いていた
かったのですが、飴玉のところでさげ。
正太郎さんは古典をきっちり、番頭と二番番頭がいい味だしてます。
「棒鱈」は初めて聞きました。酔っ払いと田舎侍がいい。久々に談春師匠の
噺を聞きましたが、その座敷にいるような気にさせられます。
こはるさんは談春師匠の弟子、1年間休養していたとのことで今日から再稼働?
登場してきたとき、男性か女性かわかりませんでした。不思議な魅力です。
金の大黒は普通に面白い。会の最後に談春師匠がおっしゃっていましたが、
落語は良いのであと踊り・唄・講釈をすれば、、、当人のやる気?
「小猿七之助」は初めて、長い講釈の抜き読みのようです。
大川に浮かぶ船頭と芸者だけの船が目の前に見えてくるようです。
物語そのものはどんよりしている上に結末がない(突然切れる)のですが、
登場人物に妙に色気があって、妖しい空気を楽しみました。
最後は出演者全員が舞台上にあがってアフタートーク。
談春師匠から宮地さん正太郎さんへ
「君達が今昇進するのは落語界にとって意味がある」餞の言葉良いですねえ。
実はこはるさんこのころまで男性だと思ってました。
緊急事態宣言真っ最中での真打昇進がんばってください!
最後は3本締めでお開き。
明日も無事高座ができますように。

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題名:“New York New Year’s Eve Countdown”上原ひろみ ~ソロ~- Benefit Concert for Blue Note New York from Tokyo
劇場:ブルーノート東京
日時:2021年1月1日13:00-14:20
料金:ペアシートセンター 11000円
座席:ペアシートセンター D2列 4番(センター、ボックス席手前)
出演:Hiromi(p) / 上原ひろみ(ピアノ)
URL:http://www.bluenote.co.jp/jp/lp/hiromi-uehara-for-bnny/

ニューヨークのカウントダウンにあわせてのライブ、米国で配信販売が主。
そのためビデオカメラがはいり、MCはすべて英語。
そしてこちらのチケット収入はブルーノートNew Yorkへの支援になるそうです。
場内満員、チケット発売して5分経たないうちに売り切れでした。
ペアシートは2枚ずつ販売していましたが、1席売りのセンターシートは1席
おきの販売。座席はステージの真正面で、音響的にはとても良かったのですが、
ピアノのキーが見える位置には前の人の頭が2重にかぶさり、、しかも左右に
振れ Orz
上原ひろみさんの演奏はいつもながら素晴らしい。ピアノが打楽器であることを
あらためて感じさせてくれました。大小のメリハリがめっちゃあるんですね。
そして弦を直接指で引いてベースのような音色も。
前回見たときはレフトサイドからだったので、後ろから拝見していたのですが
今回は正面から、ほんとに嬉しそうに鍵盤を叩く姿が印象的でした。
カウントダウン前からは白黒でハイウェイの映像を流して、BQEという曲。
軽妙なタッチでどんどん曲が進んでいき、新年1分前から画面にカウントダウン。
ちょうど0となった時に見事に曲が終了しました。Happy New Year!
その後数曲とアンコール曲でお開き。1時間20分堪能しまくり!
今年はBlue Note New York でも聞きたいものです。




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題名:大晦日特別興行~新型コロナをぶっとばせ!~ クライマックス寄席 昼の部
劇場:にぎわい座芸能ホール
日時:2020年12月31日13:00-16時ごろ(休憩2回あり)
料金:4000円
座席:い列11番(2列目センターブロック)
出演:
ご挨拶(生志)
立川志の太郎   六尺棒
立川志のぽん   やかん
立川生志 堀の内
《休憩・換気》
寒空はだか   漫談
松永鉄九郎    長唄三味線
三遊亭全楽 ちりとてちん
《休憩・換気》
真打口上
遠峰あこ    漫謡
立川志の春 井戸の茶碗

志の輔師匠が濃厚接触者になってしまったので、構成変更。
チケット払い戻しもできたのですが、応援の意味もこめて大みそかの落語鑑賞にきました。
入りは5割でしょうか。
冒頭は生志師匠による、志の輔師匠からのお手紙読み。
スタッフが陽性、保健所から濃厚接触者認定され31日まで謹慎生活。
PCR検査陰性、症状もなくいたって健康、パルコ寄席はがんばる!という
ことでほっと一息。パルコではちゃんと聞かせてもらいましょう。
六尺棒は小気味よい、やかんはのびのーびといった風情。志の輔師匠
が聞かれていないのはのびのびできるんだそう。
堀之内は、ドジっ子父ちゃんまんきつ。
寒空はだかさんはコロナにひっかけた歌謡漫談。
神田川にコロナが歌いこまれている、には笑いました。
「若かったあのコロ、ナにも怖くなかった」
最後はマリンタワーの歌で締め。けっこう受けてましたよ。
松永鉄九郎さんはひく、すくう、はじくと三味線の奏法を説明した後で、
隅田川を表す節の 解説、そして最後は大薩摩。
休憩後は志の春師匠真打昇進の口上。4月に昇進した直後に緊急事態
宣言になってしまい、真打披露パーティも真打披露興行もなくなって
しまったのだそうです。志の春師匠はなんとイエール大学卒業、
三井商事入社、からの噺家への転身。凄いというかもったいないというか。。
古典の井戸の茶碗をきっちり演じてくれました。クズ屋清兵衛が
千代田卜斎の前で啖呵?をきったのには涙しました。
噺の描写が的確で、脳内に場面がうかんできました。
志の春師匠、これからも楽しみです。

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