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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:新宿狂言Vol.16 森羅万象ーぼくらはみんな生きている
日時:2011年10月22日19:00-21:00(途中休憩あり)
料金:6000円(招待券でみました)
座席:11列15番
解説:深田博治
番組:
『川上』
[盲目の夫] 野村萬斎(21日・22日) / 野村万作(23日)
[妻] 高野和憲(21日・22日) / 石田幸雄(23日)
あらすじ:盲目の男が川上というところの霊験あらたかな地蔵に参詣し願をかけます。
めでたく願いがかなって目が見えるようになりますが、それには条件が…。
狂言屈指の名曲が配役の妙と新宿狂言ならではの舞台効果で再生します。

『茸』
[山伏] 石田幸雄(21日・22日) / 野村萬斎(23日)
[何某] 深田博治
[茸] 月崎晴夫 内藤連 村井一之 竹山悠樹 中村修一 岡聡史 高野和憲
[鬼茸] 野村萬斎(21日・22日) / 石田幸雄(23日)
あらすじ:家の庭に人間ほどの大きさのキノコが生えてしまい、男は山伏に退治の祈祷を頼みます。
法力自慢の山伏はもったいをつけながら祈り始めますが、祈れば祈るほど…。
スラップスティック狂言の代表作。
伝説的アートスフィア森羅万象ヴァージョン改定版。

ポストパフォーマンストーク「新宿狂言を語る」
司会: 西山秀樹(全労済ホール/スペース・ゼロ支配人)
・10月21日(金)
 野村萬斎
 小美濃利明(舞台監督)
 束原 繁(舞台美術家/スペース・ゼロ)
・10月22日(土)
 野村萬斎
 崎山敦彦(神奈川芸術劇場事業課課長/プロデューサー)
・10月23日(日)
 野村萬斎
 野田 学(明治大学文学部教授)


開演前にまず前説、今までの新宿狂言の歴史とこの公演の注意を
語りました。後ろには字幕、2幕目で活躍するそうです。そして
客席には紙製の笠、これも2幕で活躍予定。
新宿狂言はこれで中締めなのだそうで、なんとなく寂しい。

「川上」は2000年に一度上演されているそうです。
登場人物がふたり。
盲目の男が神様に目が見えるように願を掛けにいきます。
見事成就!ただし条件は長年連れ添った妻と離縁すること。妻と
は悪縁が。。。
神様に願をかけて、他の参拝者と語るところはまさに一人芝居、
たくさんの参拝客がいるかのよう。
行きと違って帰りは杖を投げ捨てて、明るい気分で下山。
目が開いた男をみて喜んだ妻は願の条件を聞いて反発、まあそ
うでしょうねえ。別れるくらいならば目が見えなくてもかまわ
ない、、、説得された男はわかれないことに決めたらとたんに
また目が見えなくなり、、妻に手を引かれて退場。。
これも狂言なのですか!あまりにも演劇的な作品で、見ていて
どよーーーっとした気分になりましたよ。

次は「茸」、これは観客参加型の番組でした。
いかにもウルトラQなBGMが鳴ってぐるぐると絵が回ると「茸」
の文字。
茸が生えて困るといううちへ山伏が法力で茸を退治する、、茸
は中腰でテクテク歩いてきてかわいい。山伏が印を結んでなに
やら唱えると増殖!もう一回唱えるともっと増殖!そこで字幕
君の合図で客席みんなが笠をかぶって茸に早変わりっ!上から
番傘は落ちてくるし、毒毒しい茸まで登場、山伏は負けて退散
していしまいます。スラプスティックコメディをみている気分
でしたよ。
ひょっとしてこの作品にいんすぱいあされてマタンゴ生まれて
ませんか?






さて最後はポストパフォーマンストーク。

適当にメモをとっていたので話者などがごっちゃになっています


アートスフィアでやっているときに電工掲示狂言をおこなった。
新宿狂言と違いを出したい、ということでまずは電光掲示板に
興味があってそれを使いたかった。昔は電光掲示板が太くてま
るで柱のよう。そこで電光掲示板で広い舞台を仕切って狂言の
舞台を作った。舞台の進行を電光掲示板でやった。
みんなをのせたり拍手!などやって煽ったりした。

NHKホールは3500人、狂言が何人のキャパシティに耐えうる
かという挑戦でもあった。NHKホールのせり上がりを使って狂言
を演出。でもせり上がった後はふつうの狂言を上演。上から出
現したこともあった。座席についたことが宇宙船にのった。
これからこの宇宙船はXX行きですというアナウンスをして
このときは客に猿になってもらった。配った面をかぶっても
らってライブカメラに写した。猿しかいないということを舞台
からみられるのがうれしかった。

落語のように狂言を語ったこともあった。客を立たせたことも
あった。映像を舞台上に用いた時は鏡の中にマイクロカメラを
仕込んで無線でとばした。電波の状態で半分くらいは映らなかった。

14回目は電光掲示君を呼んだ。ブルーマンで電光掲示板が喋って
いるのをみて、同じことをしたいと思った。人のものを見て
やってみたい、と思うことをここでやってみた。水を使う、火を
使う、煙を使う、、はやった。氷を使う、はまだやってない。。

ひらめきを大事にしていた。ひらめきを加えても狂言は揺るがな
いという確信があった。でも節度はあり、狂言の最中は解説をし
ており、盛り上げるところだけい字幕がしゃしゃりでていた。
ひとことしゃべると周りのスタッフが考える。
全く見たことがないものを見れるのがスタッフも楽しかった
アイディアの出所があるにしても、狂言とつきあわせることで
また違ったものになっていった。







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