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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~
劇場:東京建物Brillia HALL
日時:2020年9月24日17:30-20:20(途中休憩あり)
料金:10500円
座席:3階A列31番(3階最前列右手ブロック通路側)
音楽・編曲・作詞:ポール・ゴードン
編曲:ブラッド・ハーク
翻訳・訳詞:今井麻緒子
脚本・演出:ジョン・ケアード
装置・衣裳:ディヴィッド・ファーリー
音楽監督・歌唱指導:山口琇也
照明:中川隆一
音響:本間俊哉
ヘアメイク:宮内宏明
舞台監督:宇佐美雅人
演出助手:末永千寿子
プロデューサー:小嶋麻倫子
出演:
  ジャーヴィス・ペンドルトン:井上芳雄
  ジルーシャ・アボット:坂本真綾

Brillia HALL三階は初めての経験、とても高くて真上から見下ろす
ような雰囲気でかなり怖い。シアターオーブといい勝負の怖さ。
舞台下手にバンド、上手奥に書斎、前方にトランクがいくつもあって
小道具となるのはクリエと同じ。ただしクリエよりだいぶ広い。
ウィロー農場では書斎本棚後ろが明るくなってあたかも窓のよう、
本棚を通して外がみえました。
比較的広い舞台なのに(だから?)照明は当人たちにのみスポット
であたるシーンがほとんど。舞台が全般的に暗いのです。なので
双眼鏡を使わないと(使っても?)キャストの表情が見えづらい。
時折床に照明で木漏れ日模様があるのははっきり見えました。
再演のこの舞台、ふたりの歌と掛け合いは以前にもまして心を打ち
ます。やな奴、でもう泣けてしまいました。
ジャービスぼっちゃまがもじもじしてるのがかわいい。前からこんなに
おどおどしてましたっけ?ジルーシャは一段と貫禄がついたみたい。
大地にしっかりたって、まわりを蹴散らせるような迫力。初演のCDを
飽きるほど聴いているのですが、色々変更ありますよね。けなげな
ヒロイン見てるだけでもうもらい泣き。ジャービスのプロポーズシーン
からもう泣き続け。ダディの正体明かされるシーンでは、周り中の客席
ですすり泣きが聞こえましたよ。
カーテンコールでは3階席まで全員総立ち!まさしく凱旋公演!
しかしこの劇場はふたりミュージカルを見るには大きすぎます。
せめて2階でみたかった。

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題名:ビリーエリオット
劇場:赤坂ACT
日時:2020年9月19日12:00-15:00(途中休憩あり)
料金:S席14000円
座席:1階K列21番
【翻訳】 常田景子
【訳詞】 高橋亜子
【振付補】 前田清実
【音楽監督補】 鎮守めぐみ
【照明補】 大島祐夫
【音響補】 山本浩ー
【衣裳補】 阿部朱美
【ヘアメイク補】 柴崎尚子
【擬闘】 栗原直樹
【演出助手】 西 祐子 伴・眞里子 坪井彰宏
【舞台監督】 徳永泰子
【技術監督】 清水重光
出演:
 ビリー:利田太一
 お父さん:益岡 徹
 ウィルキンソン先生:安蘭けい
 おばあちゃん:阿知波悟美
 トニー(兄):中井智彦
 オールダー・ビリー:大貫勇輔
 マイケル:菊田歩夢

とてもみやすい席、ど真ん中でちょっと舞台を見下ろす感じ。
オープニングシーンの映画で泣けてしまいます。
いまの世相となにかオーバーラップしているのを感じたのかも。
そしてスト権確立シーンでまた泣いて、飲んだくれのダメンズ
爺さんの物語で泣けました。お母さんの手紙では客席周囲から
すすり泣き多数。募金を募るところでまた泣けた。
ビリーは手足がすくっと伸びて、拗ねた顔がこの状況にぴったり。
ビリーのピルエットは美しい。女装シーンのタップは楽しいし、
アングリーダンスは本当に怒りが伝わってくる。
ビリーとても身軽。バレエ女子たち愛嬌があってかわいい。
父ちゃんの歌がちょっと物足りない、あっさり?
大人ビリーとのダンスは幻想的、ほんと良く動きますわ。
そして奥様たちと言葉が通じない、というのは無理がありますね。
エレクトリシティ、中の人の気持ちがそのまま出てきているのでは
ないかと思うくらい説得力あり。
カーテンコールのダンスはいつもながら楽しい。
かなり泣いた3時間、カタルシスでした。
久々の大型ミュージカル、こういうのがもっとはじまってほしい
これってばりっと反政府なのによくプロダクションできましたね、
と改めて思いましたよ。

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題名:ミュージカル『Fly By Night~君がいた』
劇場:シアタートラム
日時:2020年9月2日14:00-16:35(途中休憩あり)
料金:9000円
座席:C-14(2列目センターブロック右端)
日本語上演台本・訳詞・演出:板垣恭一 
音楽監督:桑原まこ
出演:内藤大希  青野紗穂 万里紗 遠山裕介 内田紳一郎 福井晶一 原田優一
原案:キム・ロゼンストック
脚本・作詞・作曲:ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック
翻訳:工藤紅
音楽監督:桑原まこ
美術:乘峯雅寛
照明:三澤裕史(あかり組)
音響:戸田雄樹(エディスグローヴ)
衣裳:風戸ますみ(東宝舞台)
振付・ステージング:当銀大輔
ヘアメイク:竹節嘉恵(shuhari beaute)
演出助手:明羽美姫
舞台監督:齋藤英明(Roots)、大友圭一郎
イタリア語指導:三戸大久
演奏:桑原まこ(Pf)、成尾憲治(Gt)、堀井慶一(Ba)、長良祐一(Dr)
PV:https://youtu.be/QY7pevoBgSE
Story:
1964年11月9日。母の葬儀を終えたハロルド(内藤大希)とその父・マックラム(福井晶一)。ハロルドは遺品の中にギターを見つけ「母さんはギターを弾いていたの?」と驚きつつ、形見として持ち帰ることにする。一方すっかり気落ちしたマックラムは、妻が大好きだった「椿姫」のレコードを聞きながら毎日を無為に過ごすようになる。
ちょうど同じ頃、人口1000人ほどの田舎町サウス・ダコタで暮らしていたダフネ(青野紗穂)は、女優を目指してニューヨークに行くことを決意。姉のミリアム(万里紗)に一人では心もとないからと泣きつき、母を説得。姉妹は一緒にニューヨークで暮らすことになる。行動的なダフネは洋服店で働きながらオーディションを受ける日々を過ごすが、あるとき、店の近くのサンドイッチ屋で働いていたハロルドと出会い恋に落ちる。ミリアムは星や宇宙が大好きな内気な女性。そんな彼女が唯一他人と繋がれるのは、カフェでウェイトレスをしているとき。ある日、ダフネがオーディション会場で若手劇作家のジョーイ(遠山裕介)に見初められ、新作ミュージカルの主役に抜擢される。その稽古に明け暮れるうちハロルドとすれ違い始めるダフネ。ミリアムは、突然現れた占い師(原田優一)に未来を予言されるが、その中に出てきた恋人の条件に合致するのはなんとハロルド。彼女は自身の気持ちに戸惑い田舎へ逃げ帰ってしまう。 サンドイッチ屋のオーナー・クラブル(内田紳一郎)は今日も、優柔不断なハロルドに発破をかけている。
孤独を募らせたマックラムはある決心をする。
そして 1965年11月9日、ニューヨーク大停電が起きた。
ハロルド:サンドイッチ屋で働く青年。母親を亡くしたばかり。サンドイッチ屋で働く以外の人生を見つけたいと悩んでいる。
ダフネ:サウス・ダコタの田舎町から女優を目指してニューヨークにやってきた野心的な女の子。
ミリアム:ダフネの姉。内気で信心深く星を眺めるのが好きな素朴な女の子。
ジョーイ:ニューヨーク生まれニューヨーク育ちの若手劇作家。名門一家の中で自分は落ちこぼれだと感じている。
クラブル:ハロルドが務めるサンドイッチ屋のオーナー。若い頃は空軍で航空管制官をやっていたらしい。
マックラム:ハロルドの父。最愛の妻を亡くし心の拠り所を探している。
ナレーター:物語の時間軸を動かす。あらゆる瞬間に突如出現する。

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1列目は空席としていたので実質最前列でした。
そして最前列の観客は全員フェイスシールド着用をお願いされました。私も装着。
左右にバンド4人。ドラム前には透明なスクリーンあり。
椅子とテーブルそして電話が小道具。後ろには三日月。
場面ごとにちょっとした大道具がキャストの手によって動いてきます。

ナレーターすごい!時間を前後に動かし、そして占い師やお母さんをはじめとする
さまざまな役柄に一瞬にして変身!ナレーター見るためだけにこの舞台を見ても
いいくらいの活躍ぶり!!
基本はボーイミーツガールのおはなし。ダフネはめんどくさい野心家の女の子、
そして胸、、ミリアムは内気でかわいい。ジョーイはちょっとへん、押し出しよし。
マックラムは渋くて聞かせてくれます。二幕で妻とのオペラデートの独白で落涙。
1幕終わりでは妹と婚約しているにもかかわらず、姉と心が通じ合って△関係発生!
さあどうなる?と思いきや、ミリアムは田舎へひっこんで修羅場を避けます。でも
思いは募るばかり、その脇でダフネとジョーイがいい感じ。。。
クライマックスは大停電による変化、空にはきらめく星、マックラムは自殺が不成功、
グラブルは昔の滑走路管制を道路で再現、ダフネとジョーイは開演初日がキャンセル
(で全日程キャンセルに)、そしてハロルドとミリアムは期せずして長時間一緒に
いられたあげくに、ミリアムが事故で昇天。結果として△関係は解消。
典型的な小劇場ミュージカルでしたが、△関係の絡まりが円満解決してたはずなのに
ハッピーエンドに行かないエンディングになんだかもやもや。そしてあの劇中劇
ミュージカルは本当に上演するつもりだったのか???
もうちょいカタルシスを感じさせてほしかったですね。

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題名:キャッツ
劇場:キャッツ・シアター(東京 大井町)
日時:2020年8月19日13:10-15:50(途中休憩あり)
料金:11000円
座席:S席6列目82番(実質2列目だいぶ右寄り)
劇団:劇団四季
出演:
グリザベラ 織笠里佳子
ジェリーロラム=グリドルボーン 小野実咲季
ジェニエニドッツ 花田菜美子
ランペルティーザ 片岡英子
ディミータ 松山育恵
ボンバルリーナ 渡辺智佳
シラバブ 松尾 優
タントミール 間辺朋美
ジェミマ 円野つくし
ヴィクトリア 関野ひとみ
カッサンドラ 山田祐里子
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 藤田光之
マンカストラップ 加藤 迪
ラム・タム・タガー 上川一哉
ミストフェリーズ 草場有輝
マンゴジェリー 肥田晃哉
スキンブルシャンクス 田邊祐真
コリコパット 押田 柊
ランパスキャット 分部惇平
カーバケッティ 大山五十和
ギルバート 高野佳基
マキャヴィティ 文永 傑
タンブルブルータス 田極 翼

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この劇場では客席会話禁止がなかったので、開演前の騒めきがありました。
ジェリクルキャッツが流れてくると心がウキウキ。客席にはいると
巨大ゴミ又ゴミ。自分自身が小さくなっていく気がしますね。
回転席は販売せず、後方は完全に空いているので5割程度の入り?
私が座った席はだいぶ右寄りなので、舞台中央前方はほとんど真横
からみる形となりました。
回転席が空席といえども、空のまま回転するのです。
ゴミでデコレーションされた異世界で飛び跳ねる猫たちを見ている
だけで癒されます。大人数(大猫数?)での群舞はやっぱり良い。
ゴキブリのタップ、泥棒猫たちのデュオがわーくわくしましたよ。
爺さん芝居猫アスパラガスの歌でじんわりと泣け、その後の
グロールタイガーへの早変わりでドキドキ。
メモリーは心にしみました。キャッツは本当にハレの日のミュージカル
なんだと思います。こういう祝祭がいまの日本にはもっと必要でしょう。

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題名:メイビー、ハッピーエンディング
劇場:シアタークリエ
日時:2020年8月16日12:30-14:20
料金:10800円
座席:11列10番(センターブロック左寄り通路すぐ前)
作:ウィル・アロンソン&ヒュー・パーク
翻訳・訳詞・演出:上田一豪
音楽監督:小澤時史
美術:柴田隆弘
照明:中川隆一
音響:高橋秀雄
衣裳:ヤマモトヒロコ
出演:
  オリバー:浦井健治
  クレア(Wキャスト):中川翔子
  ジェームズ(Wキャスト):斉藤慎二(ジャングルポケット)
STORY:20××年、ヘルパーロボットが活躍する時代。郊外にひっそりと佇む、主人を失った旧型ロボット達の専用アパートで、ヘルパーロボット3のオリバーは大好きなレコードと雑誌に囲まれて植木鉢と共に毎日規則正しく暮らしていた。ある日、向かいの部屋に住むヘルパーロボット5のクレアが充電コンセントを貸してほしいと訪ねて来る。同じヘルパーロボットながら考え方が正反対で溌溂としたクレアに振り回されるオリバーだが、2人は徐々に交流を深めていく。ロボットにはプログラミングされていないはずの感情に戸惑いながらも、お互いへの気持ちを育むオリバーとクレアだったが―。


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満員。
舞台真ん中に丸い台、その上にソファ、テーブル、棚、衣紋掛け、たんす
そして後ろに窓。客席はほとんど女性を想定していたのですが、男性もいない
わけではないくらい。
主人に捨てられて余生を暮らすロボットたちが住んでいるアパートの物語。
もう何もすることがなく、保守部品も製造打ち切りになり、毎日を暮らしながら
動作停止を待つばかり、という状態の主人公オリバーのところに向かいに
住んでいるクレアが押しかけてきます。おしかけたとたん電池切れ、ドアの前で
固まるクレアがかわいい。クレアの方がバージョンが新しいのですが、耐久性が低く、
寿命が短いらしい。オリバーの方がバージョン古くてぽんこつ、クレアの方は物理
的にぽんこつ、ということで余命はどちらもさほどない状況。オリバーのぽんこつ
ぶりを浦井さんは見事に表現していました。
中川クレアはかわいい、演技もばっちり!泣かせてくれます。予想していたより
歌もよかったのですが、高音がちょっと苦しそう。ジェームズ、というかその他大勢
役の斉藤さんは、歌に演技に早変わりに大活躍、いやーすごいです。お疲れ様。
一緒にソウルから済州島まで旅をしてその間にプログラムされていないはずの
恋愛感情が芽生えてしまい、一時はラブラブになるけれど死期(機能停止時期?)が
近づくにつれてそれが重く感じられ、出会った後の記憶を消去することに。
でもまた会って、、、というおはなし。ぽんこつ同志の恋心、死期が近い切ない思い
でじんわり泣けてきました。
このオリバー、浦井さんのはまり役になるかも。再演ある?



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