今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ダイワハウス presents ロッシーニ・オペラ・フェスティバル日本公演 マホメット2世(Maometto II) 日時:2008年11月18日18:00-21:30(途中休憩あり) 劇場:Bunkamura オーチャードホール 料金:S席39000円(招待券でみさせていただきました) 座席:1階30列23番(1階かなり後方センターブロック) 指揮:アルベルト・ゼッダ(Alberto Zedda) 演出:ミヒャエル・ハンペ(Michael Hampe) 出演: マホメット2世(バス)・・・ロレンツォ・レガッツォ(Lorenzo Regazzo) アンナ(ソプラノ)・・・マリーナ・レベカ(Marina Rebeka) パオロ・エリッソ(テノール)・・・フランチェスコ・メーリ(Francesco Meli) カルボ(メゾ・ソプラノ)・・・アーダー・アレヴィ (Hadar Halevy) コンドゥルミエーロ(テノール)・・・エンリーコ・イヴィッリア(Enrico Lviglia) セリモ(テノール)(テノール)・・・コジモ・パノッツオ(Cosimo Panozzo) 合唱:プラハ室内合唱団(Coro da Camera di Praga) 管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ(Orchestra Haydn di Bolzano e Trento) 劇場内ほぼ満員。後方センターブロックの座席で声も舞台も比較的見やすいのですが、30列目はさすがに遠い。 舞台照明がくらいのと相まって、キャストの顔を見るためには双眼鏡が必須でした。1階客の平均年齢は60歳くらい? 私より若そうな者は数えるくらいしかいません。この日は公演初日なせいかVIPがこられているようです。小泉元首相が 1階席の真ん中に座っておられました。小泉元首相を生で拝見したのは初めて、なるほど華がありますね。役者デビュー しても受けるでしょう。 さて開演です。舞台装置は比較的シンプル、男性が30にん、女性が20人といったところでしょうか。 主要キャスト以外はほとんど動かず、装置の一部と化していました。これを絵画的な構図で美しいと思うか、たってるだ けで何もしてないのでつまらないと思うか、意見がわかれるところでしょうね。殺陣もダンスもそもそも人の動きがほとん どありません。 この作品は城壁都市を攻め落とそうとして、ほとんど成功していたのに女に目がくらんで墓穴を掘った男と、惚れられた のをよいことにやりたい放題やって鼻をあかした悪女の物語でした。なんかイスラムへの偏見はいりまくりな脚本に見え ますが、まあ攻められた側のイタリア歌劇ならやむを得ないというところでしょうか。パオロが都市の総督、パオロの娘 がアンナ、アンナの許婿がカルボ、アンナに惚れたのがマホメット2世という関係です。アンナは姿を偽って偵察していた マホメット2世と相思相愛の仲だったのに、正体が明かされると一転して拒絶、そこで結婚すれば全員助かり、みんな ハッピーという筋書きだと思うんですが。。。 パオロのテナーは空気を切り裂くような鋭さで、聞いていて心地よく大変素晴らしい。許婿は最初ミスターレディなの かと思いましたよ(汗)ヒロインのソプラノは、出だしの寝室で嘆いているところはこれからどうなるんだろう?という感じだっ たのですけれど、後半にいくにつれて尻上がりに迫力がでてきました。この声もすごいです。 イスラム軍のきらきらしたコスチュームと三日月刀はなかなかかっこいい。マホメット2世はバスでどうも演奏に負けてい る感じがして、カリスマ性が見えなかったのは残念。砦が陥落してヒロインが捕まるところで1幕が終わり。 2幕はハーレムの中から始まりました。ハーレムの衣装はきれいなんだけど大道具はなんだかしょぼいです。引っ越し 公演はいつもこんなものなのでしょうか?マホメット2世はアンナを口説こうとして、とうとう王と同じ権限をもつ指輪を アンナに貸し与えてしまいます。そしてもちろんばっちり裏切られて権利を濫用されてしまうわけですね。 墓場で父と会ったアンナは、墓場で許婿と結婚させてもらった上に、例の指輪を渡して皆を逃がしてしまいます。そし て自分は自殺。マホメットはいいとこなしw大勢がでてくる場面の合唱はさすがに迫力満点でした。 本拠地でみると装置はもっと豪華になるのでしょうか?ちょっと行ってみたい気も。。 PR |
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