今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:TOMMY 日時:2007年3月17日17:30-19:35(途中休憩あり) 劇場:東京文化会館 料金:S席12000円 座席:1階M列25番 作:ビート・タウンゼント/デス・マカナフ 音楽:The Who 演出:いのうえひでのり(劇団☆新感線) 振付:川崎悦子 訳詞:湯川れい子/右近健一(劇団☆新感線) 翻訳:薛珠麗 出演:中川晃教 高岡早紀 パク・トンハ ソムン・タク ROLLY 右近健一 (劇団☆新感線) 村木よし子 (劇団☆新感線) 斉藤レイ 山崎ちか 演出と主演めあてに見に行きました。 電飾でほとんどの背景が処理されます。 なんだか歌いまくりの歌謡ショーでした。 期待していた新感線ていすとが感じられません。。 一直線に物語が進んでいって、ふらがない。 クレーンでピンボール台ごと客席上空まで持ってくるシーンは迫力。 PR ![]() 題名:ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 日時:2007年2月17日18:05-19:45 劇場:新宿FACE 料金:7800円 座席:3列目12番(3列目センター) 作:ジョン・キャメロン・ミッチェル 作詞・作曲:スティーヴン・トラスク 上演台本・演出:鈴木勝秀 翻訳:北丸雄二 音楽監督:前嶋康明 美術:二村周作 照明:原田 保 音響:山本浩一 振付:夏貴陽子 衣裳:三浦将起 ヘアメイク:西岡和彦 演出助手:金子紘子 舞台監督:林 和宏 プロデューサー:村田篤史 出演: ヘドウィグ:山本耕史 イツァーク:中村中 会場は歌舞伎町のどまんなかのビル7階でそこにいくための エレベータが長蛇の列。場内は満員。大部分が女性、20―50歳くらい? 満員のせいか息苦しい状態、しかも暑い。なんだか霧がかかっているような。。。 舞台は背景と天井に落書きのような図柄、背景の手前にメッシュ状の 電飾システムが配置されていました。これで歌の物語や歌詞などを みせたのでした。 ヘドウィグは客席後方からマントを羽織った姿で登場。 マントの裏側には" Yankee Go Home With Me" 銀と青のラメ入りアイシャドーに真っ赤な口紅。 ポスターに登場している姿とほぼ同じ。 山本耕史さんをこれほど間近にみたのは初めて? 彼は目を見開くと三白眼になるんですね。知らなかった。 時々するヘニャヘニャな顔に凄い落差があっておもしろい。 凛々しい顔立ちでかっこよくロックしてくれます。 イツァークの中村中さんは初めて聞きましたが、とてもよい声。 二人のデュエットはなかなか素晴らしい。 しかし語りは日本語で歌は英語というのはちょっと中途半端な感じ。 英語の歌詞を背景に出すにいたってはますますなんだかなあと。 エンディング近くの彼氏との別れの回顧シーンではヘドウィグは泣いて ました。山本ヘドウィグはなんだかいいところのお坊ちゃまがちょっと やんちゃやってますという感じにみえちゃいました。どろどろしたところ が少ないといいますか、まあこういうヘドもありなんだとおもいますが。 最後に脱いでしまってパンツとタイツのみになるんですが、山本耕史さん て以前がもうちょい脂肪すくなかったような気が。。。肩から二の腕に かけての筋肉はいい感じなんですが、全体的に丸くなってませんか? ![]() ![]() 題名:??? ????? (ミュージカルどん底) 日時:2007年2月3日19:30-21:30 劇場: ???? (ヨルリングックザング) 料金:30000WON 座席:4列目中央 原作:ゴーリキー著「どん底」(「インスパイアされた」レベルの原作?) 主役はダブルキャストになっていました。 大学路の地下鉄4番出口から門をはいって20m程度いったところで、最初の角 を右に曲がってちょっといったところの左側のビルの地下にあります。 定員200人強の劇場に客は30人程度、劇場中央に縦に通路が1本、客席は足元が 凄く狭い構造になっていました。今回は半年ものロングラン、第11回韓国ミュー ジカル音楽賞受賞だったので、当時はさぞかし混んでいたのでしょう。 オリジナルキャストで見たかったかも。 舞台はうらぶれた飲み屋、そこにいるのは飲み屋のマダムに亭主に、伯爵夫妻、 それにダンサー。舞台の後にギターとベースがたてかけてあり、演奏者がひとり、 舞台の右端にはピアノ。演奏は生演奏+テープのようでした。 オープニングはカウンターでマダムが歌い、ダンサーが踊ります。 そこに戻ってくるペペル。ペペルは皆に歓待されています。 実はペペルは伯爵夫人とできているのでした。そこに職をさがして飛び込んで くるナターシャ、ナターシャがくることで皆がちょっとずつ変わり始めます。 ナターシャを口説くペペル、でもナターシャはなびきません。 マダムの娘は持病を抱えて外出もあまりできません。 彼女はアル中のおじさんをつれて外出中に事故で死亡。 ペペルと伯爵夫人の関係が伯爵にばれて揉みあいになり、伯爵の持っていた ナイフでペペルは伯爵を殺してしまいます。逃亡を勧めるみんな、ペペルは 逃げ出しますが、、、、 各人が歌い上げる見せ場が違和感無く筋書きにはいりこんでいます。 曲も良い上に皆歌い上げる!惜しむらくは小さな劇場なのにマイクを使ってしまって いること。これが肉声だったらもっと感動できたでしょう。 見終わった後に感じたことは「なんてよく出来た脚本に、力のある演技!!」 言葉はわからないのに、粗筋はもとより人間関係や感情の移り変わりまではっきり 手にとるようにわかりました。この舞台は台詞で物語が進むにも関わらず、 台詞というものが舞台の一部しか構成していないということを非常にはっきり 分からせてくれます。これほどの作品は今までにありませんでした。非常に濃密な 空間を体験した気分です。 ![]() ![]()
題名:ロミオとジュリエット
日時:2007年2月3日15:00-17:50(途中休憩あり) 劇場:世宗文化会館大ホール(ソウル) 料金:R席150000WON 座席:1階B-80(左ブロック7列目通路から右4つめ) 当日購入。VIP席が1席だけ、しかもどまんなかに残っていたのですが、 20万ウォンと聞いて値段に負けました。劇場ロビーには主役二人の 切り抜き等身大写真がおかれ、撮影スポットとなっていました。 1階席は両端と最後方を除いて満員。割引があるだろうとはいえ、 この価格でこれだけの動員は根強い人気があるようですね。 オープニングは、舞台全面にきらめく星々。その中を歩くヒロインの シルエット、もう掴みはおっけー。壁と天井の全面に星がついていたようです。 対立する両家のコスチュームは赤と青に分かれており、わかりやすい。 赤と青で格闘する若者たち、殺陣としてみるとちょっと雑? 主要キャストはうたいまくり、アンサンブルは踊りまくるという分業が なされていました。20人を超えるキャストが舞台全面を走り回ります。 ぴちぴちの太もも、無酸素運動系の筋肉が美しい。スポットがあたって いるところ以外でもしっかりダンスがなされているところは舞台を かっちりさせてます。とにかく動きつづけるキャストたちの体力がすごい。 女性はガーターベルトの下にニーパッドをつけています。 美しい動きというよりはダイナミック、それでいて見得を切った時は 迫力満点。フランス語で歌い上げられて、ダンスがあると次に期待 するのは曲芸(^^;) シルクトソレイユの導入部分を見てる気分に思わず なったりして。。 仮面舞踏会で出会うロミオとジュリエット、これが美男美女の組み合わせで これだけで客は呼べそうな気配。ロミオにまとわりついて蠢く灰色の女、 どうやらこれが死神らしいのですが、この動きがまた鋭い。 主要キャストは皆イケメンか美女でビジュアル的には問題なし。 美声と美しい場面を堪能しました。 カーテンコールでは客が舞台近くまで押し寄せていました。 そしてアンコールの歌はロミジュリ、そしてロミオを含むイケメントリオ。 イケメントリオのお兄さんたちは、順番に舞台の右から左まで走り回って 愛想を振り撒き、押し寄せる観客たちにハイタッチ。場内すごい盛り上がり となっていました。皆カメラや携帯を取り出してばしばし撮影していたの ですが、これほどまで撮影が制止されてない状態を見たのは初めて。 これなら受けるかも。 とにかくよく出来たプロダクションです。問題はチケットの価格、 舞台マニアの方々に対してならば問題なく薦められるのですが、 普通の人にはこの価格だとダメなんじゃないかなあ。 ![]() 題名:スウィーニー・トッド 日時:2007年1月20日13:00-16:00(途中休憩あり) 劇場:日生劇場 料金:S席12600円 座席:1階B列17番(2列目センターブロック、左から3番) 演出・振付:宮本亜門 翻訳・訳詞:橋本邦彦 音楽監督:山下康介 指揮: 西野 淳 美術: 松井るみ 照明: 中川隆一 音響: 大坪正仁 衣裳: 前田文子 歌唱指導: 北川潤・泉忠道 ヘアメイク: 馮啓孝 演出助手: 伊藤和美 舞台監督: 二瓶剛雄 出演:(公式Webより) スウィーニー・トッド:市村正親 彼を冤罪に陥れた人々への復讐を誓う床屋 ミセス・ラヴェット:大竹しのぶ トッドの床屋の大家のパイ屋。スウィーニーの秘密を知る。 乞食女:キムラ緑子 狂ったように不吉な言葉を撒き散らす。 ジョアンナ:ソニン トッドの娘。ターピンに養育されている。アンソニーと恋に落ちる。 アンソニー:城田優 流刑地から脱出したトッドの命を救った若い船乗り。 ターピン:立川三貴 かつてトッドの妻に横恋慕し、彼を無実の罪に陥れた判事。 ビードル:斉藤暁 ターピンの片腕の小役人。トッドの正体を疑う。 トバイアス:武田真治 ピレリの助手。少し頭が弱い。ロベットを慕う。 アンサンブル: 阿部裕、大須賀ひでき、岡田誠、越智則英、小関明久、さけもとあきら、 中西勝之、水野栄治、山田展弘、秋園美緒、北澤装子、菅原さおり、高橋桂、 福麻むつ美、三木麻衣子、山崎ちか やはり大人数の生オケはいいなあ。ブロードウェイでの キャストによる演奏も味があるものだったけれど、テーマ ソングはやはりフルオーケストラで聴きたい。曲はとにかくすばらしい。 舞台は地下室をイメージした模様?パイプが左右と天井あたり にぐねぐねまわっています。真ん中に大きな焼却炉らしきもの。 客層は年配女性が多いみたい。やはり市村さんおめあてなのでしょうか? オープニングからどんよりと暗い雰囲気満開。 アンサンブルは全て目の周りが暗い死人のようなメイクです。 オープニング最後の市村さんの独唱はさすがの迫力、なんですが なんか別の舞台がだぶってみえるような、なんだろう? この芝居は主要人物が少ないのでミニマルな演出でやろうと思えばすごく 小さく出来てしまいます。今回の演出では全員がそれなりの衣装を着て、左 右の階段、真ん中のパイ屋兼床屋(ぐるぐる回る)、そして巨大オーブン(焼却炉? 場所は随時動く)で場面転換していました。床屋でばっさり首掻っ切ったあとに パン屋の調理場まで死体を運ぶのに、まるでサンダーバードのように椅子がまっすぐに なって穴に落ちていってました。 大竹さん登場して歌うと、、、うーん、なんというか、、、 でもブロードウェイのリバイバル版でもミセスラヴェットはそんなにうまい声では なかったからこれもありなのかなあ。台詞シーンでは一人舞台みたいなもの、 毒婦を見事に演じておりました。でもやっぱり微妙だなあ>大竹しのぶ 思いのほか良かったのはドバイアスの武田真治とジョアンナのソニン。 ドバイアスの頭が少々軽くて純情な役がすがすがしく痛々しい。ソニンは意外?と 音域広いのですね。へーよく声出てるなあと思ってチラシを見てキャストを確認して びっくり。ソニンならば鍛えてある筋肉も見たかったなあと。。 ターピン、ビードルの悪役コンビはちゃんと悪者悪者していて見ていて小気味良い。 乞食女は実はかつてのトッドの妻だったのですが、その妻のときと乞食女のときの 落差がすごいぞ>キムラ緑子 よくもまあこんな題材でミュージカルを作ったものだなあとあらためて思いましたよ。 筋書きを改めて読めば突っ込みどころ満載なのですが、これが実話を元にしたという ところがなんともはや。荒筋を言うと、復讐のための殺人を犯し、その死体処理に 人肉をパイにいれて売ってしまう手段を行ううちに、手段と目的が入れ替わって金を 稼ぐために人肉を調達するようになるという物語(あれ、ちょっと違うか) 最後は復讐を無事遂げるのですが、間違ってかつての妻を殺してしまい自分も自害して 果ててしまいます。 ソンドハイムらしく最後の最後まで救いがなく、どんよりしたまま劇場から帰路に つきました。 |
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