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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:天鵝湖新版(Swanlake)
日時:2004年3月13日19:30-21:45(途中休憩あり)
劇場:北京展覧館劇場(Beijing)
料金:480元(約6500円)
座席:22列5番(22列目センター付近)
劇団:中央芭蕾舞団(National Ballet Of China, http://www.ballet.org.cn/)


さて昨日劇場についたら何もやってなかったSwanLakeです。中国語では題名の
ような書き方をするようです。ホテルにはいっているツアー会社のスタッフに
お願いして正しい劇場を調べてもらいました。現地ツアーを予約して、「『た
だいま』の『ま』は伸ばすのか短いのか」等という日本語についてひとしきり
話をしてお友達になった後で問い合わせをお願いするという涙ぐましい努力を
しました(^^;)教えてもらった劇場は「北京展覧館」となっています。地下鉄の
駅から展覧館まで徒歩10分、展覧館の目の前まで行くとまたしてもCLOSED!でも
横道の方に現金を握りしめたいかにもダフ屋くさい人たちがたっています。さ
すがにその人たちに道を聞くのはためらわれたので(そもそも言葉通じないし)
その道をはいっていってみることにしました。歩いていくとなんとなく胡散くさ
げな人たちが増加してきます。とうとう「バレエ?」と声をかけられました。
この方向で正しいことを確信して歩いていくと巨大な展覧館を裏に回って駐車
場を抜けたところに展覧館劇場がありました。
チケットを購入して19時過ぎに劇場まで歩いていても同じ方向に歩く人がほとん
どいません。この手のショーには開演前から周りで何か特別な雰囲気があるもの
ですが、本当に上演されるのか?といった気分。でも駐車場は満員、劇場前は人
がいて一安心。劇場内にもポスターや掲示はまったくなく、ちらしを張ってある
くらいです。突然の劇場変更でディスプレイが間に合わなかったのでしょう(?_?)
売っているパンフレットもぺらぺらの見開きで5元、うーん昨日のTURANDOTと
は大違いだ。ちなみにTURANDOTではダフ屋見かけませんでした。
客席は1フロアのみ、作ったままのコンクリートに椅子をつくりつけた感じで少
し寒々とした雰囲気です。椅子自体は新しいものでした。外部から見た劇場の
風景は円形だったのですが、内部もそのまま円形で、円の一部を切り取って舞
台をくっつけた形状でした。前後が40列、きっと左右も同じくらいあるでしょ
う。左右の両端は見づらいだろうなあと思っていたらやはりそこには客は少な
かったです。ここも中央から右が奇数、左が偶数の客席番号でした。チケット
の最高価格は680元、一番安い席で180元でした。これってTURANDOTより高いの
ですね。びっくり。

さてこのSWANLAKEは「新版」ということでした。どこか新しい演出がなされて
いるのでしょう。後で見つけた中央芭蕾舞団のWebには次のように書かれていま
した。

---ここから引用---
Swan Lake is undoubtedly the most popular of all classical ballets.
It is also the solid foundation, which the Russian ballet artist
Pyotr Gusev laid for the Chinese Ballet. It brings special
memories to various generations of ballet artists and dancers
of China. In 2003, choreographers of the National Ballet
of China staged a new version of Swan Lake.
Through their explorations, the Chinese ballet artists show
their own interpretation of this classical ballet.
---ここまで引用---

私はSWANLAKEといえばマシューボーン版しか見たことがありません。新版とい
うからには悪魔=王子でSWANがいたぶられてる、とか、悪魔=SWANで王子がも
て遊ばれているとか、実は全ては姫の夢の中だったとか、あらぬ妄想を抱いて
舞台に向かってました。SWANを見た直後の感想は、SWANて筋肉がなくても美し
いのね!(だいぶゆがんだ見方してます)群舞がそろうのが美しい。個々の動
きは男性のほうが力強くメリハリが効いています。でも24羽の白鳥がそろって
動く姿はきれい。王子はそれなりに重力を無視してくれてたのですが、SWANの
方はいまひとつ。。でもスピンはきれいでした。ダンサーの中でもっとも重力
から解き放たれていたのが宮廷道化師。ちょっと背が低いのでこの役になった
のでしょうが、王子やってほしかったような気がします。悪魔も身が軽い上に
力強い、悪いやつが強いの原則?にのっとっているようです。いかにも何か悪
さをしそう。惜しいのは停止時の白鳥の首、群舞では比較的そろっているのに、
首がいろいろな角度になっちゃってました。それにしても中央から見れて良かっ
た。これは中央から見る振り付けなんですねえ。
背景には動画が多用されていました。SWAN登場では球体の中に視線が入っていき、
そこで水面が表示され、本物の白鳥がみえてました。

4羽のところでひとり手拍子をしだしたものがいて、まわりからたしなめられて
もやめない(^^;;)さすがに耳障りですねえ。時々ストロボがたかれてるのにも
閉口、二幕にはいって後ろから私の前に移ってきた女性二人連れはデジタルカ
メラを堂々と構えて前のめりになって撮影、体がじゃまな上にディスプレイが
まぶしい(涙)見かねたおばさんにまぶしさを注意された後は座席をいれかわっ
て、、でもまだ光っていたのです。うーんなんといいましょうか。。

それにしても女性のSWANLAKEもいいものですね。ABTで見てみたい。

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