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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:七世松本幸四郎襲名百年日生劇場十二月歌舞伎公演12/25(日)昼の部
日時:2011年12月25日11:00-14:30(途中休憩あり)
劇場:日生劇場
料金:招待券(一等席15000円、二等席6500円)
座席:GC階A列54番(中二階右手)
番組:
一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)
               佐藤忠信  染五郎
               横川覚範  海老蔵
                      ○
                源義経  亀三郎
                静御前  春 猿
     塩梅よしのお勘実は呉羽の内侍  笑三郎
              番場の忠太  猿 弥
             小柴入道浄雲  錦 吾
           忠信女房小車の霊  高麗蔵


二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)
         伯母真柴実は茨木童子  松 緑
              渡辺源次綱  海老蔵
                      ○
              家臣宇源太  亀 寿
              太刀持音若  梅 丸
               士卒仙藤  亀三郎
               士卒軍藤  市 蔵
               士卒運藤  高麗蔵

解説:
歌舞伎をはじめ、日本初のオペラや翻訳劇にも出演した近代の
名優、七世松本幸四郎(1870~1949)。そして、明治44年(1911)、
その年に開場した帝国劇場において七世幸四郎の襲名披露興行
を行いました。その襲名から百年目にあたる今年、それを記念
して、七世幸四郎の曾孫である三人を中心とした顔合わせによ
り上演します。演目は、いずれも七世幸四郎ゆかりの作品です。
どうぞご期待ください。

昼の部一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)
 京都の堀川御所。源義経が奥州へ落ち延びた後、廃墟の館に
隠れ住むのは、義経の影武者として働く佐藤忠信。この忠信の
命を狙うのは、梶原景高と内通する舅の小柴浄雲。浄雲は、碁
盤を枕にうたた寝する忠信のもとへ忍び入るが、忠信の亡き妻・
小車の亡霊が現れ、父の行いを窘める。一方、目覚めた忠信は、
危険を察知し、義経所用の鎧を身につける。やがて、大勢の捕
手に取り囲まれた忠信。
そこへ横川覚範が現れ、忠信に勝負を挑み、ふたりは闘い始め
るが...
 碁盤を片手に差し上げて闘う忠信の姿が盛岡山車などでも有
名な『碁盤忠信』は、七世幸四郎襲名披露狂言でした。今回は、
それ以来、実に百年ぶりの復活上演となります。



二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)
 平安時代。源頼光に仕える渡辺綱は、羅生門に鬼退治に出か
け、鬼の片腕を切り取って帰ってきた。だが、鬼が腕を取り返
しに来るので、陰陽師から物忌みを命じられた綱は、館に籠も
り物忌みを執り行っている。そこへ伯母の真柴がはるばると訪
ねて来る。綱は対面を断るが、真柴が綱の無情を嘆き悲しむの
で、仕方なく伯母を招き入れる。綱から羅生門での武勇伝を聞
いた真柴は、やがて、鬼の腕を見たいと言い始め...
 茨木童子の伝説を題材に、河竹黙阿弥作の松羽目物の舞踊劇。
新古演劇十種のひとつです。前半は、伯母のクドキや左腕を隠
しながらの舞、後半は、本性を現した鬼と渡辺綱との大立廻り
や花道の引っ込みなど、見どころ満載の作品です。


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まずは百年ぶりの上演といわれる「碁盤忠信」
忠信の殺陣がめちゃかっこいい、出た途端に客席が
暑くなるのがわかりました、ざわざわざわざわとす
るのですね。アンサンブル(歌舞伎だとなんという
のでしょう?)の殺陣の軽業が美しい。
基本的には荒事なのですが、途中で霊がでてきて碁
盤上で敵に囲まれたのを暗示させるとか、三枚目を
踏んづけて、碁盤を掲げる見得があるとか、碁石を
投げて厄払いw 碁に関係づけているというもの。
舞台の最後に覚範が出てきて忠信と古風な立ち回り。
最後は、曾祖父さんの襲名興行だからここはひとま
ず収めて、後日戦おうということに。。。
なかなか珍しい荒事を堪能しました。

「茨木」は能仕立ての舞台。大道具はほとんどなく、
舞台後方に下座音楽がずらり。下手の出入り口が五色
の幕で覆われていて橋がかり変わりになっていました。
鬼の片腕を切り落とした男が、安倍晴明の助言により
忌みでひきこもっているところに訪れる恩師の老婆。
老婆にも片腕ありません。舞っている最中にもちらり
と腕がはいっている箱の方をみて、、、
じみーな会話劇?が続いた後で老婆が直接腕をみると
豹変(これはほんとに変化した、見事)して脱走、男
が追いかけて、、そこで気分転換の合い狂言がはいり
気分転換してそして、両方荒事に変身して見得を切る!
この最後の5分のためにじわじわと会話を耐え忍んで
続けていたという感じでしたね。

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