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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ものみなうたで終わる
日時:2012年1月15日14:00-15:22
劇場:シアターカイ
料金:1000円
座席:最前列みぎより

マイムと講釈とジャグリングの舞台ということで見にきて
みました。上演前には、原発再開反対のビデオが流れてい
たのでびっくり。

舞台上にはお茶箱による釈台。張り扇でお茶箱をばちっと
叩いて物語の開始!これは支配している1%の者たちにつ
いて、99%の者が革命を起こす、革命戯曲なのだそうで。
この戯曲が表している世相と今の世相がよく似ているので、
死者と生者による連帯が行える。。

この戯曲は日生劇場のこけら落とし作品であり、そのとき
は水谷八重子や仲代達也をはじめ総勢34人のキャストでやっ
たものを今回はなんと3人!
ひとしきり、物語の由来や現在と過去の縁を語った後、当
時の大道芸を想像するためにジャグリングパフォーマンス
へと。。
まずは、クラブ3本、それからボール3個ー7個、槍でデ
ビルスティックのパターン等。凄かったのはバランス芸、
槍の先にペットボトルの底を抜いたものを逆にさしておい
て、槍をヘッドバランスし、槍の先のペットボトルにボー
ルを投げ入れる!槍を3本繋いですごく高くした状態での
投げ入れは手に汗握りました。舞台の上では天井につかえ
てしまうため客席に降り、それでも足りず座り込んでのバ
ランスで天井ぎりぎりになったペットボトルに見事ストラ
イク!

それから作品解説のセッション。別の方が舞台に登場して
この作品と上演の歴史を語られました。これは日生劇場で
のこけら落としで演じられた大きな舞台だったが、不評で
不入り。
10年後に六本木の俳優座劇場で再演。鉄パイプでセット
を組んだ演出で、これは好評だった。スターたちと若者た
ちでは読みが違う
今回の公演で、34人のキャストが3人まで成り下がり、この
成り下がりが今日のテーマ。
これは世の中がまだ変わっていくぞという乱世の物語、大
衆のエネルギーが満ちあふれていた。歌舞伎とは傾く、非
暴力の戦いなのである。
キャストが入れ替わりまた講釈+マイムに戻って終了。

ポストトークではなく、ショーの中に舞台解説をいれこん
でしまう、というのは珍しい演出のような気がします。舞
台のメタ階層を壊すひとつの仕組み?。内容はさておき、
このやり方はありかもと思いましたよ。
なんだか不思議な空間体験でした。

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